アンダーボスはキヴォトスへ   作:ただの紅茶好き

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14スレ目

422:システム

配信が開始されました

 

423:名無しの転生者

ん?配信?突然やな

 

424:名無しの転生者

なんかおかしくね?イッチ配信するときはだいたいそういう流れの時だけだし

 

425:名無しの転生者

まぁイッチが珍しくそういうタイミングじゃない時に起動したのかもしれないし1回様子見よう

 

426:名無しの転生者

そうやな。ちなみに怖いからライブ画面開いて無いんだけどどんな感じなん?

 

427:名無しの転生者

見た感じ白い部屋にいるっぽい。なんか部屋の真ん中に置いてるっぽい?けどよく分からん

 

428:名無しの転生者

見た感じ射影機かなんかかな?

 

429:名無しの転生者

うーんもう少し近づいてくれたら分かるかも?

 

430:名無しの転生者

まぁただこんな場所にある時点でろくなもんではないだろ

 

431:名無しの転生者

それはそう

 


 

 アルクが落下し終え地面に着地するとそこは白い正方形の部屋であった。周囲を見渡してみるが罠のたぐいはなさそうだとアルクは判断する。

 

 出口はないかと部屋の中を探していると部屋の中心に何かが置かれていることに気づいたアルクはそれに近づいてみる。

 

「なんだコレ?射影機か?にしてはカメラのパーツ以外付いてないが…」

 

 アルクがそう呟きながらソレを確認している。大きさは一般的な射影機と同じようなサイズで、配色は部屋と同じような白色、箱の先と思しき場所には映像を映し出すためのカメラのようなパーツがついているがソレ以外には特にパーツが取り付けられておらずテープなどをいれるような場所もついていないように見えた。

 更に詳しく見てみれば箱の側面と推測できる場所にはT−09−68−Zと刻まれているのを見つけた。

 

「これ幻想体*1の識別番号か?えーっと末尾にアルファベット付いてるからロボトミの時の分類法則に合わせると…Tはトラウマ、09はツール型、シリアルナンバーは68だから68番目の幻想体か?でZだからZAYIN*2だな」

 

 アルクがそのようなことを呟きながら身体を屈めていると不意にその幻想体に手が当たる。アルクが咄嗟に手を離すがその幻想体は機械音のようなものをたてながら起動し始める。

 カメラから光のようなものが点灯し部屋の壁に映像を映し出す。そこにはただノイズが映っているだけであった。

 

「…もしかしてこれ、コイツに触れてた時間に応じて何かが映るのか?」

 

 アルクはそう考察し、恐る恐る幻想体に10秒ほど触れてみる。アルクが手を離すと再び機械音のようなものが鳴り、灰色の無音の映像が流れ出す。

 

 その映像にアルクは見覚えがあった。ソレはちょうどアルクがキヴォトスに転移することとなったワープ列車に乗れという指令を人差し指の伝令が持ってきていた時の映像である。周囲にいた2〜3人の部下が怒りをあらわにし、武器に手をかけるがアルクがソレを静止し、何かを確認すると伝令がソレを肯定の意志を示すとアルクは伝令を帰したところで映像が終わり再びノイズだけ流れ続ける。

 

「懐かしいなこれ。たしかこのときの伝令にあの指令は親指を顎で使おうとしてるわけではないんだよな?って確認したんだったかな?アイツどうなったんだろ」

 

 アルクがそんなことを考えながら今度は1分ほど触れてから手を離すとアルクが通ってきた穴から数人の叫び声のようなものが聞こえるとアルクは咄嗟にそちらの方に走る。

 

 アルクが穴の下に到着すると同時に先生たちが穴から落下してくる。落下してきた全員を支えるようにアルクが下で抱きかかえる。

 

「あっぶねぇ!?大丈夫か?」

 

「ありがとう…私は大丈夫だよ…みんなは?」

 

 先生が全員の無事を確認すると背後から音のようなものが聞こえ、振り返って見ると先程の幻想体が新しい映像を映し出していた。先生たちはその映像を不思議そうに眺めていたがアルクだけはその映像を見た瞬間顔色が悪くなってきていた。

 

 そこに映っていたのは過去のアルク自身であった。

*1
プロムン作品に出てくる怪物などを指す言葉。Lobotomy Corporationではアブノーマリティと表記される

*2
プロムン作品におけるアブノーマリティ(幻想体)のランク分けに使われるランクの一つ。もっとも低いランク

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