ハイスクールD×D〜刹那と獣と水銀と〜   作:Campus#R

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続きです。因みにこの話はマリィルート後、神咒神威神楽にて蓮(天魔・夜刀)の死亡直後とさせていただきますが、何せプレイしたのが大分前なので少々あやふやです。検索して確認しながらやりますが、細かい部分は目を瞑ってください。

あと少々ネタ入ってます。


プロローグ2

「何処だここ?」

 

「わからん。それより何故この顔触れなのだ?」

 

「ふむ。この空間、以前にも見たような。はてさて何処だったものかな?」

 

真っ暗な空間にいるのは『藤井蓮』『ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ』『メルクリウス』の三人。

 

「やあやあお久しぶり。と、言いたい所だけど状況全くわかんないだろうから、とりあえず君達の記憶を元に戻すね。」

 

「記憶…っ⁉︎」

 

膨大な情報に一瞬の頭痛が襲う。

 

「なるほどそういうことか。」

 

「だが存外不思議な感覚だな。急に記憶を取り戻すというのは。」

 

「これで先程の既知にも納得がいった。で?今度は何用かね『外なる者』の一人よ。我々は誰もここに呼ばれる覚えはないのだが?」

 

「混乱せずに納得してくれたようでよかったよ。今回呼んだのは少々頼み事をしたいからなんだ。」

 

「頼み事?」

 

「そうそう。

 

 

 

今から別の世界に転生してもらえない?」

 

「はぁ⁉︎」

 

「イマイチ納得いかんな。卿は前回、私達を本来の世界へ転生させた筈であろう?」

 

「獣殿の言う通りだ。確かに己自身の渇望を満たしはしたが、その後はそのままではなかったのかね?」

 

「うーん、本来ならね。けど、こっちのせいでちょっと…。」

 

「何が起きたんだ?」

 

「僕の部下が三人程勝手に転生させちゃってさ?そいつらをぶっ殺して来て欲しいんだ。」

 

「いやだ。」

 

「却下だ。」

 

「断る。」

 

「そう言わないで頼むよ。」

 

「元より卿らの問題であろう?卿らが修正すればいいではないか。こちらに持ち込んで欲しくはないな。」

 

「お願いだって。君達の渇望も満たせる世界だからさ?日常だって過ごせるし、全力出してもいいし、未知も見れて納得いく結末だって問題ないからさ?この通り。」

 

土下座までして頼み込む少年。その背中には哀愁が漂っている。

 

「……はぁ。どうせ死んだ身だ。確かに今の世界でそのまま生きれば俺の望んだ刹那が手に入るだろうが、条件付きで行ってもいいかなとは思ってる。」

 

「私も条件次第では構わんよ。」

 

「ツァラトゥストラや獣殿と同じだな。」

 

「本当かい⁉︎もちろん頼んでるのはこちらだ。ある程度の要求は飲むよ。」

 

「じゃあ俺から。戦うのは構わないが最低限で、必ず最終的に俺の望む刹那を過ごさせてくれ」

 

「あー前者は難しいかも。君達が転生するのは所謂主人公って奴だから。けど後者は約束しよう。必ずそうする。」

 

「うーん…まぁいいかな。」

 

「では私はこの転生が終わったら卿と戦いたい。『外なる者』なら全力を出しても大丈夫なはずだからな。片手間に転生などが出来るのだ。想像もつかん程強いだろう?」

 

「なるほど君らしい。オッケー。僕に加えてもう一人呼んでおくよ。」

 

「楽しみにしておこう。」

 

「では私か。女神も一緒に転生させてくれ。」

 

「なっ⁉︎」

 

「やれやれ。」

 

蓮は驚き、ラインハルトは呆れる。

 

「あーそう来たか。まぁ君が『唯一愛した既知』だからねぇ、してあげたいのは山々なんだけど君達みたいに完全にとはいかないかな?」

 

「というと?」

 

「今回の転生自体特別なものだからね。だから完全にいかなくていいなら可能だよ。」

 

「具体的には?」

 

「人としての本質は似通っているけど、いままでの記憶、経験なんかは消えるし、性格なんかはは本人とは違うってこと。」

 

「それこそ構わない。彼女が彼女である事に変わりはないんだろう?」

 

「それはもちろん。なら君の条件はそれにさせてもらうよ。」

 

こうして三人が転生する事に決まった。だが、

 

「なぁ『外なる者』の一人さん?なんで俺達は転生したんだ?」

 

兼ねてより疑問だったのだろう。藤井蓮は自分達を転生させた理由を聞いた。

 

「それは産まれる所を間違えた君達を救済しようと「そこがわからない。」…どういう?」

 

「俺達を転生させる前にあんた言ったよな?『否定すればさっきの世界へ逆戻り。そのまま死んで、本来の世界でない所で永遠に満たされない願いを抱きながら、輪廻の輪を繰り返すことになる』って。よくよく考えればおかしいんだよ。」

 

「何故だい?」

 

「そのまま放置できるなら放置すればいいだろ?死に際に願う奴なんてそれこそ五万といるのに、なんで俺達の願いを聞き入れ転生させたか。産まれる場所を間違えた為の救済以外に何かあるような気がしてならない。その辺どうだ?」

 

「……ふふっ。以外と鋭いんだね藤井君は。気になるなら話しておこうか。

人っていうのは魂がある、これは聖遺物を持ち、その力を使っていた君達なら理解できると思う。この魂、人によって大きさや総量なんかが異なるんだ。そしてその大きさは必ずその世界にあった大きさになっているんだ。だけど君達の魂の大きさはあの世界に置いておくには大き過ぎた、というよりも異質過ぎた。例えるなら『容器』を『世界』、『魂』を『ビー玉』とすると、『君達』は完全に異物である『爆弾』みたいなものさ。」

 

「なるほどな。ビー玉だけ入れてある容器に爆弾を放り込めば、容器ごと破裂する。それと一緒で私達がいると元々の世界は崩壊していた、というところか。」

 

「話が早くて助かるよ。転生前にああは言ったけど、実際の所転生してもらわないとこっちが危なかったんだよね。いつ君達が世界を崩壊させるかヒヤヒヤしてたんだから。因みにこれから君達が行く世界は前の世界と同じ、三人同時に流出使ってぶつかっても大丈夫なレベルだから安心してね。これでいいかい?」

 

「ああ納得いった。ありがとう。」

 

「いやいや。このくらい問題ないよ。

さて、疑問も解消したところで今回の転生についての確認だ。君達にどうにかして欲しい転生者は三人。彼らの処遇は君達に任せるよ。味方に引き入れてもいいし、問答無用で殺しても構わない。けど性格最悪な奴らばっかりだから引き入れれる可能性は低いとだけは断言しとくよ。後、彼らは特典と呼ばれる異能の力を三つずつ保持している。割と強力な物ばかりだから気をつけて欲しい。」

 

「異能の力か。ならば私も少しは満足できそうだ。」

 

「ブレないねぇ。流石は獣殿と言った所かな?君達の記憶は5歳になるまで封印しておくからそのつもりで。…よし。これで転生の準備は整ったよ。」

 

そして透け始める三人の体。

 

「新しい人生を存分に満喫してね。」

 

その言葉を最後に三人は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これでよし。後は彼らにプレゼントを送っておくだけだ。あー楽しいなぁ。好きなように出来るって。」

 

楽しそうに黒い笑みを浮かべる少年。

何処かで上司の悲鳴が聞こえた気がしたが、知ったこっちゃない。

 

 

 

 

 

 

 




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