遊戯王オリカ・オリテーマシナリオ   作:めすがき

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 平和に村で暮らしていた子悪魔たち。

 しかし、そんな子悪魔たちの平穏は永くは続かなかった。

 ある日、たまたまサーカスを見に陸に上がったエンヴィメイドの面々。彼女らの視線に、子悪魔たちの村がふと映り込んでしまったのだ。

 色とりどりに咲き誇る花々。小鳥たちは歌い、動物たちがほのぼのと暮らしている。小さいながらも、透き通ったが光る美しい湖。そこを中心に広がる風景は、エンヴィメイドらの心を打った。

 そして、彼女らの中に1つの感情が芽生える。

 微笑みを湛え、子悪魔たちに近づいたカルタシアスが猫なで声でおねだりをする。

「ねぇ。この場所キレイだね。だからさ、私たちにちょうだい?」

 子悪魔たちは当然のように拒否をした。ここは私たちの村なのだと。

 殲滅が始まった。

 片や「古悪魔」を夢見るだけで、日々をのほほんと生きる「子悪魔」。

 片や邪智暴虐唯我独尊強欲無慈悲で名を馳せる「嫉妬の人魚」。

 力量差は歴然である。

 為す術も無く、蹴散らされた。

 此処から先、子悪魔たちはちりじりとなる。子悪魔たちの絆を引き裂くが如く。

 たまたま水汲みに行っていたことで、エンヴィメイドたちに気付かれることなく1人取り残されてしまった、ルルラン。

 行き掛けの駄賃と言わんばかりに、クラウンへと売り払われた、ハラファ。

 大都市で衣装代として売られたアルフェス。

 魔道学園都市に実験動物として引き渡された、マーリン。

 帰り道に食事代として売り払われたサフィアラ。

 そして、運悪く1人逃げ切れてしまったことで、以後罪悪感に心を苛まれ、スラムで懊悩と暮らすこととなるミシリア。

これは、1人取り残され、絶望に明け暮れることになったルルランの物語。



崩壊世界物語 子悪魔編5 エクス・マキナ

 

「あ、あああ……」

 

 ルルランの手から、水瓶が滑り落ちる。割れた水瓶から水が溢れだすのと同じ様に、ルルランの瞳からも大量の涙が溢れてきた。

 

 ルルランの眼前には、焼き払われ、跡形も無くなった村の姿が広がって居た。

 つい先程まで暮らしていた家はもう何処にもなく、あるのは廃材だけだった。

 たった20分。水を汲みに村を離れていただけで。

 

 ルルランの絶望は計り知れないものだった。大粒の涙を溢しながら、必死に村の跡を駆け回った。

 けれども、そこに仲間の姿は無かった。ハラファも、アルフェスも、マーリンも、サフィアラも、ミシリアも。誰1人としてここには居なかった。

 

 ふと、ルルランの足が止まった。村の外れ、薪置き場のそばに、ミシリアの魔力の気配を感じた。

 

 咄嗟に駆け寄るも、そこにミシリアの姿は無かった。有るのは1つのメッセージだけ。

 

『エンヴィメイドが来た。村から逃げて』

 

 ルルランはすぐさま村から逃げ出した。いろいろ留まって考えたいことはあった。何があったんだろうとか、みんなは無事なのかとか、なんでそんな怖いもの(エンヴィメイド)が来たのかとか、なんで私たちがこんな目に合わなきゃいけないのかとか。

 

 でも、それよりも先に逃げた。何よりも信頼している仲間が、親友が、ここから逃げてと言っているのだから。

 

 

 

 

 逃げて、逃げて逃げて。当てもなく走って、数日かけてたどり着いたのは、隣国の国境だった。

 

 自分以外の人類を見かけたルルランは、疲労も相まって倒れてしまう。

 

 ルルランのボロボロな姿を見た機械兵は、その様相と年齢から、ただ事ではないのだろうと察し、ルルランを医務室へと運び込んだ。

 

 機械兵たちが、人類と機械の構造の差に苦労しながら懸命に治療を行ったことで、ルルランは目を覚まし、自身が解る限りの事のあらましを機械兵たちへと語った。

 事情を聞いた機械兵は、行く当ても無いのならと、ルルランを国へと招き入れた。

 

 こうして、ルルランのエクス・マキナでの日々が幕を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{機働国家|エクス・マキナ}の{子悪魔|りとるでびる}・ルルラン

攻0/守0・悪魔族・闇属性・レベル1・効果

 

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:手札からこのカードを捨てて発動できる。デッキから「エクス・マキナ」魔法カード1枚を手札に加える。その後、手札を1枚選んでデッキに戻す。自分フィールドに「{古悪魔|エルダーデーモン}」モンスターが存在する場合、代わりに「りとるでびる」魔法カード1枚を手札に加えることができる。

②:自分フィールドに機械族または悪魔族モンスターが存在する場合に発動できる。墓地からこのカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはレベル9になる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族・悪魔族以外のモンスターの効果を発動できない。

③:自分フィールドの「{子悪魔|りとるでびる}」モンスターが相手の効果で破壊された場合に発動する。自分フィールドの「{子悪魔|りとるでびる}」モンスターを全て破壊する。

 

{機働国家|エクス・マキナ}の警邏

攻2800/守2000・機械族・闇属性・レベル9・効果

 

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:手札のこのカードを相手に見せ、自分の墓地の「エクス・マキナ」モンスター1体を対象として発動できる。そのカードとこのカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚した「エクス・マキナ」モンスターのレベルは9になる。

②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。自分の墓地から「エクス・マキナ」カード1枚を手札に加える。

③:このカードをX素材とするXモンスターは以下の効果を得る。

●1ターンに1度相手が発動した魔法カードの効果を無効にし破壊する。

 

{機働国家|エクス・マキナ}の憲兵

攻2700/守2400・機械族・闇属性・レベル9・効果

 

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分メインフェイズに発動できる。デッキから「エクス・マキナ」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

②:自分メインフェイズに、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。その効果を無効にし破壊する。

③:このカードをXとするXモンスターは以下の効果を得る。

●このカードの攻撃力は相手のフィールドのモンスターの数×300アップする。

 

{機働国家|エクス・マキナ}の衛兵

攻2500/守2800・機械族・闇属性・レベル9・効果

 

このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:相手フィールドにモンスターが存在する場合、または自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

②:自分・相手ターンに発動できる。「エクス・マキナ」Xモンスター1体を自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

③:このカードをX素材とするXモンスターは以下の効果を得る。

●このカードは相手の効果の対象にならない。

 

{機働国家|エクス・マキナ}の兵士

攻2200/守3000・機械族・闇属性・レベル9・効果

 

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分のフィールド・墓地に「エクス・マキナ」カードが存在する場合に発動できる。カードを手札から特殊召喚する。

②:自分メインフェイズに発動できる。デッキから「エクス・マキナ」モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

③:このカードをX素材とするXモンスターは以下の効果を得る。

●このカードの攻撃力はフィールドのモンスターの数×200アップする。

 

{機働兵器|デウス・エクス・マキナ}・ゼノフレーム

攻2500/守2000・X・機械族・闇属性・ランク9・効果

 

レベル9モンスター2体以上

このカードは自分フィールドのXモンスター以外の「エクス・マキナ」モンスターの上に重ねてX召喚できる。

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「エクス・マキナ」カード1枚を手札に加える。

②:自分メインフェイズに発動できる。手札・墓地から「エクス・マキナ」モンスター1体を特殊召喚する。

 

{機働機構|エクス・マキナ}・イデアプロトコル

攻2000/守2000・X・機械族・闇属性・ランク9・効果

 

レベル9モンスター×2体以上

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドの全ての「エクス・マキナ」モンスターの攻撃力はお互いのフィールドのモンスターの数×100アップする。

②:このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。デッキから「エクス・マキナ」モンスター3体を効果を無効にして特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、ターン終了時に破壊される。

③:自分・相手のバトルフェイズに相手が効果を発動した時に発動できる。その効果を無効にする。その後、お互いのフィールドのカード1枚を選び自分フィールドのXモンスター1体のX素材とする。

 

{機働機関|デウス・エクス・マキナ}・アークシステム

攻1500/守3000・X・機械族・闇属性・ランク9・効果

 

レベル9モンスター×3体以上

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分・相手ターンにこのカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールドのモンスターの元々の攻撃力の合計の半分アップする。

②:このカードが効果で墓地に送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。その後、自分の墓地のカード1枚を選んでこのカードのX素材にする。

③:相手が発動した罠カードの効果の発動を無効にし破壊する。この効果は1ターンにこのカードのX素材の数まで使用できる。

 

機働せし{機働兵器の神|デウス・エクス・マキナ}

攻3500/守3500・X・機械族・闇属性・レベル9・効果

 

レベル9モンスター3体以上

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードがフィールドに存在する限り、自分フィールドの「エクス・マキナ」Xモンスターは相手の効果を受けない。

②:自分・相手ターンにこのカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。ターンプレイヤーは2回バトルフェイズを行うことができる。この効果の発動後、ターン終了時までフィールドのモンスターは戦闘では破壊されない。

③:自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン相手はそのモンスターしか攻撃できず、攻撃可能な相手モンスターはそのモンスターを攻撃しなければならない。

 

{機剣帝|デウス・エクス・マキナ}の{古悪魔|エルダーデーモン}・ルルラン

攻2400/守1500・X・悪魔族・光属性・ランク9・効果

 

レベル9モンスター×2体以上

このカードは自分フィールドの「{古悪魔|エルダーデーモン}」モンスター1体の上に重ねてX召喚できる。

このカード名の④の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードは相手の効果を受けない。

②:このカードは通常の攻撃に加えて、このカードのX素材の数まで攻撃できる。

③:このカードの攻撃力は自分フィールドのモンスターの数×200アップする。

④:自分・相手ターンに発動できる。相手のフィールドの守備表示モンスター1体を選んでこのカードのX素材にする。

 

侵攻する{機働兵器|エクス・マキナ}

速攻魔法

 

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:バトルフェイズに発動できる。相手フィールドのモンスターの数まで自分の手札・デッキ・墓地から「エクス・マキナ」モンスターを特殊召喚する。その後、自分フィールドのモンスターを素材として「エクス・マキナ」Xモンスター1体のX召喚を行うことができる。

 

{機働兵器開発|エクス・マキナ・インベンション}

通常魔法

 

①:デッキから「エクス・マキナ」モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 

{機働兵器工房|エクス・マキナ・ファクトリー}

永続魔法

 

このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分メインフェイズに発動できる。デッキから「エクス・マキナ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。その後、手札を1枚選んで捨てる。

②:自分はレベル9モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくすことができる。

③:「エクス・マキナ」XモンスターがX召喚した場合に発動できる。自分の手札・墓地から「エクス・マキナ」モンスター1体を特殊召喚する。

 

{機働兵器量産工場|アーセナル・エクス・マキナ}

永続罠

 

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:相手が効果を発動した時に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。自分の墓地から「エクス・マキナ」モンスター1体を特殊召喚する。このターン自分はこの効果で特殊召喚した「エクス・マキナ」モンスターと同名のモンスターを「{機働兵器量産工場|エクス・マキナ・プロダクション}」の効果では特殊召喚できない。

②:相手が効果を発動した場合に発動できる。自分フィールドのモンスターを素材として、「エクス・マキナ」Xモンスター1体のX召喚を行う。

③:自分フィールドの「エクス・マキナ」Xモンスター1体を対象として発動できる。自分の墓地のカード1枚を選び、そのモンスターのX素材にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テーマ紹介

後攻から大型モンスターを特殊召喚しまくって、X召喚で相手を押し倒そう!というコンセプト。

 

ただ、現代の環境やオリカ環境ではそもそもこの手数では後手捲りを行うのは厳しく、パワーが足りない。

 

そして後攻の事ばかり考えて作成したため、仮に先行を取ったとしてもあまり強くない。なんとも中途半端なテーマになってしまった感じがする。

 

作成当時はパワー感に悩んでいたこともあり、まあこれはこれでとなったものの、今見返してみるともう少しやり用はあったんじゃないかという気もしてくる。

 

めすがきのオリカ環境での評価はカジュアル。中途半端ということは裏を返せば、弱いパワー同士でやりあうなら先行でも後攻でも戦えるということであり、良い面もあると言える。かもしれない。

 

 

 

 

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