ループ No.8   作:暴食と色欲の権化

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Complacency is the enemy.


歯車に挟まる異物

通路にぽつんと立って呆然とした表情で固まっている俺

その原因は奥にいるタイルと同化しているヒトガタであった

 

こっわ、、、近づきたくないんだけど、

だがそのまま硬直していても何も起きるわけがなく

行動を起こすことに決めた小学生の頭で思いつく候補は3つ、

1つ目、相手が動かないことを祈り走り抜ける

2つ目、反対側へ逃げる

3つ目、意思疎通を図る

、、、3つ目は論外である、1と2で迷い結果的に1にすることに決めた

だがその決断の意味はすぐに無くなる

 

少し近づき走り出そうと足に力を込めた瞬間、そのタイルのヒトガタはバケモノの姿に変わり、こちらにすごい勢いで走ってくる

これには本能で2番目、逃げることを選択し後ろへ振り向き全力疾走する

少し近づいたとはいえ元から結構な距離があったので捕まることはなく角を曲がる、その瞬間走っている音が消え失せた

少年の頭に疑問が浮かぶ

角から頭だけを覗かせる、すると先程までいたあのカイブツは綺麗さっぱり消えている、恐怖はまだ残っているが居なくなったのなら少しは安心だ

そう思い角から頭以外もだし進んでいく、この時見ていなかったが戻ったあとの出口は2番になっていた、まぁすぐ戻ったせいでZEROへと逆戻りしちゃったのだが

そのまま次の通路へ進むすると横に白髪のおっさんがいる

なんか喋ってるっぽく口パクしているが何もおとは聞こえない

俺はすぐに離れ通路の端へ背中合わせで縮こまる

 

おっさんは手をかざして何かをしようとしているようだが何も起きない、

おっさんがなにか諦めたような仕草をしたあと懐から剣を出す、もうその時点でびっくり!普通の剣じゃなくてそれこそ仮面ライダーに出てくるような色合いの剣

そいつが懐から出した剣を振り回すと通路に破損箇所がうまれる

おっさんが破損箇所へとドンドンと剣で切り込んでいくが全然先が見えない

それにイライラしたような顔でなにか球体のものを出し剣の凹みへとはめる

そして回し剣を2つに分けた瞬間変身した

一瞬聞こえたのがパニッシュ、どういう意味なのかは普通に無知なので分からないし変身したということに感動して頭をほかのことに使うこと自体嫌だった

ここが仮面ライダーの世界だと!俺もなれるかもしれない、可能性があるんだと!もうルンルンだよね

まぁ変身してすぐ必殺技っぽいの出して削りきったらしい、巻き込まれないよう端っこで縮こまっていたがこっちも影響を受けたらしく

削られていく度、全体にヒビが入っていき空間がどんどん壊れ、

完璧に崩壊した瞬間

頭が重くなっていくように意識が落ちた、

 

 

 

夢から醒める

あれが夢であったことに気づきあの怪物、そして男の仮面ライダーが何なのかと思考を巡らせながら今日の日付を確認する

祝日、、ひとまず安心である今日は午後から塾なので準備を始め、、ようとする時手の中に違和感を感じた

丸っこい何かが俺の手の中に収まっていた、しかも3つ

それに気づいた途端持てなくなり床に落ちる

普通ならカランや、コロンとなるはずなのにそのたまからは小さめの音量で『ハイド』『スタンド』『』

と鳴り続ける

、、、これ仮面ライダーの変身アイテムみたいなので見たぞ?

親が死んだあとに始まった仮面ライダーがこんなのを使っていた覚えがある、オタク友達数人から「最近面白くなったから見ようぜ!」と誘われていた時に見せてもらったので記憶には残っている

ただその時は引越しの疲れとか新生活の不安でいっぱいいっぱいなのであまりしっかりと聞いていなかったのだが

聞いておくべきだったなこれ

とりあえずもう塾の時間になってしまうので準備を終えこのカプセルは、、まぁ親に見つかったら言及が怖いし持っていくことにしよう

ということでバックの小ポケットにみっつとも入れておき、うごかないよう小さなぬいぐるみでパンパンにしておく

靴を履き、玄関から出て自転車で塾の場所へと向かう

 

塾ではヘッドホンをつけ英語のリスニングだったりをした

今日はなぜか塾長に呼ばれたので塾長室へ向かう

すいませんと言いながらノックをし中へはいる、すぐに見えたのはダンディなおじさんと呼べるぐらいの見た目の人だった

話された内容は結構分かりずらかった

要約すると俺は本部?というとこへ行くらしい、これ馬鹿だからとかじゃないよな、大丈夫だよな!まぁ学校とかどうなるかと聞いてみたら「大丈夫だこちらで手は回してある」とか言ってたわ、思わずえっ?てなったよね

あと君はコードナントカの保険だーとかなんとか言っててちょっと意味わかんなかったが、まぁ仮面ライダーの力を持ってる俺なら楽勝でしょ!

 

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