ガンダムビルドブレイカーズ ReBreak 作:ウルトラゼロNEO
GBBBBの活動可能区域へと繋がるデータ空間。そこにはパンテラとリプレイスをはじめ、操られたガンプラ達による侵攻が迫っていた。
「……来た」
活動可能区域を背に三機のガンプラがパンテラ達を迎え撃つ為、出撃してきた。アキナはブレイカーMk-IIを筆頭にルーナBとブルーデスティニージャッジの姿を確認する。
「あれって確か始まりの……。だったら!」
ブレイカーMk-IIとそれを操るショウの存在は敵として見た場合、何よりも危険だと判断したのからリプレイスはすぐさま全てのGNファングを放ち、ブレイカーMk-IIに差し向ける。
「ショウさん!」
その狙いはすぐにショウ達にも伝わったのだろう。咄嗟に危険を伝えるアヤトだが、ショウは表情を揺り動かすことなく、ブレイカーMk-IIは更に加速して、GNファングの包囲網に飛び込んでいく。
流石のショウと言えど、被弾は免れないだろう。アヤトもアオバも、何より攻撃を仕掛けるアキナは確信していた。
「──えっ?」
しかし結果はどうだろうか。ブレイカーMk-IIはビームライフルを早撃ちしてGNファングを次々に落としているではないか。
「……確かにオールレンジ攻撃が厄介だ。しかしそれを行うのはCPU。正確な動きだからこそパターンは読みやすい」
ブレイカーMk-IIはビームライフルをトリガーを続けざまに引いてGNファングを落としていくと更に加速してリプレイスの懐に飛び込むとリプレイスが反応するよりも前にタックルを浴びせ、よろけたところを蹴り飛ばす。
しかしその背後には既に鉤爪のようにビームサーベルを装備したパンテラが突っ込んできていた。リプレイスに意識を向けていた為に対応が遅れてしまうのではないか。アヤトもアオバもそう思ったが……。
「気合がぼけているぞ、タツヤ君」
しかしブレイカーMk-IIはシールドを利用してパンテラの突撃を流したのだ。逆に背後をとられたパンテラはブレイカーMk-IIのバックパックの高出力ビームの直撃を受ける。
「何で……!? 相手は覚醒も使ってない30のおじさんなんだよ! 逆シャアのアムロよりも年上なんだよ!?」
「急に刺してくるのは止めてくれないか」
信じられないと言わんばかりに取り乱したような反応を見せるアキナだが、普段年齢自体は気にしないショウも逆襲のシャア本編のアムロ・レイより年上だと言われると微妙な反応を見せてしまう。
「だが年齢を重ねた分、小手先の力に頼らずとも戦いの幅は広がったな」
「馬鹿にしてッ!」
ショウにはこれまで戦ってきた経験がある。例え覚醒を使わずともいくらでもアキナを相手に渡り合える自負はあった。そんなショウの挑発ともとれる発言にアキナは怒りを露にしてリプレイスのトランザムを発動させる。
「うっ!?」
ブレイカーMk-IIはシールドから三連装ミサイルランチャーをリプレイスへ放つ。避けてすぐさまブレイカーMk-IIへ接近戦へ持ち込むつもりだったアキナ。しかし回避しようとしたタイミングでブレイカーMk-IIは放ったミサイルすべてにビームライフルの早撃ちを直撃させ、爆発させる。それによりリプレイスはトランザムによる加速もあって大きくよろめいてしまう。その隙をついてビームサーベルを引き抜いたブレイカーMk-IIはすれ違いざまにリプレイスの右腕を切断したのだ。
「何で……!? 私は強くなった筈なのに……。何で覚醒すら使わせられないの……!?」
「……アキナ」
ブレイカーMk-IIに、いや、ショウに手も足も出せずに取り乱し始めるアキナ。妹のそんな姿にアオバは見ていられないとばかりに視線を伏せるもすぐに顔をあげ、バックパックの高エネルギー長射程ビーム砲を展開すると、そのまま引き金を引き、ブレイカーMk-IIに気を取られ、錯乱していたアキナは気が付くのも遅れて直撃してしまう。
「お姉……!」
「……それで言い訳つくでしょ。帰って」
苛立ちの矛先がアオバに向けられるなか、アオバは高エネルギー長射程ビーム砲を構えたまま撤退を促す。
「今のアキナは覚醒を使う人達にその力を使わせる事も出来ないよ。何だったら覚醒を使えない私にだって勝てないはず」
「そんな事ない! 今はたまたまやられただけで……ッ!」
GBVの力で強くなったアキナ。そう思っているからこそアオバの言葉を受け入れることなど出来なかった。
「……だから出直してきなよ。今度は私が相手をしてあげるから」
しかしモニター越しに見るアオバの目を今まで慣れ親しんだ姉とは思えない程、冷たかった。その目を見た瞬間、血の気が引いていくのを感じ、それ以上の反論が出来ないままリプレイスは撤退していくのであった。
・・・
「確かにタツヤ君が相手ならば、俺も厄介だが……」
一方、ブレイカーMk-IIはルーナBと共にパンテラと戦闘をしていた。以前は一撃でルーナBを葬ったパンテラ。確かにその操作技術と性能は驚異的だろう。しかしショウの表情に焦りはなかった。
「タツヤ君を操ったのは間違いだったな」
パンテラは計六本のビームサーベルを持ってブレイカーMk-IIに迫るが、ブレイカーMk-IIは損傷を軽微に留めつつも的確なタイミングで反撃し、逆にパンテラを追い込んでいた。
「彼の何よりの強さを活かせていないッ!」
ビームサーベルの剣戟の中で至近距離でバックパックの高出力ビームを放つブレイカーMk-II。追いつめられたパンテラは装甲を展開し、秘められたサイコフレームを展開する。切り札であるデストロイモードだ。
「タツ兄……!」
デストロイモードにより、サイコフレームが鮮やかに発光する。その姿にアヤトは苦々しい表情を見せるが……。
「……君も君だ。タツヤ君。君が身を粉にしてでも家族の為に頑張っていたあの精神はウイルス一つで弟達に刃を向けられるほど脆いものだったのか?」
性能を飛躍的に向上させたパンテラはブレイカーMk-IIとルーナBに迫る。しかしブレイカーMk-IIはすぐさまパンテラの前に躍り出ると、かぎ爪の如きその両腕を振舞われる前に自機の両腕で抑える。
「……ッ!?」
何とかブレイカーMk-IIを振りほどこうとするパンテラ。しかし次の瞬間、異変が起きた。パンテラではない。操られ、人形のようだったタツヤの表情が苦悶に満ちていたのだ。ブレイカーMk-IIのコックピット内ではショウの瞳が“虹色”に変化していたのだ。それも一瞬のことですぐにいつものブラウンの瞳に戻り、パンテラを蹴り飛ばす。
「ショウさん……今のは……」
「目覚ましをしてやった。後はタツヤ君がベッドから出てくる番だ」
蹴り飛ばされたパンテラのデストロイモードが解除される。だがパンテラに攻撃の意思を感じない。それどころか撤退していったではないか。先程の一瞬で何があったのだろうか、思わずアヤトが尋ねるなか、ショウはパンテラの後ろ姿を眺めながら呟く。
「2人とも、気は抜くな。ユカちゃん達がカルパッチョを撃破するまでここを死守する」
しかしまだ戦闘は終わったわけではない。タツヤとアキナがいなくなっただけで敵はまだいるのだ。ショウは素早くアヤトとアオバに指示を出すと、活動可能区域防衛に専念するのであった。
前回、ユカのガンプラのアセンを乗せ忘れたので
ガンプラ名 ガンダムバルバトスルプスレギーナ
元にしたガンプラ ガンダムバルバトスルプスレクス
RIGHT LONG RANGE WEAPON 専用ショットガン
LEFT LONG RANGE WEAPON 専用ショットガン(ストック付き)
CLOSE RANGE WEAPON 超大型メイス
HEAD ガンダムバルバトスルプスレクス
BODY ガンダムバルバトスルプスレクス
RIGHT ARM クロスボーンガンダムX-1 フルクロス
LEFT ARM クロスボーンガンダムX-1 フルクロス
LEGS イージスガンダム
BACKPACK ガンダムエピオン
BUILDERS PARTS テイルブレード(バックパック中央下部。ルプスレクスのテイルブレードのように尾を思わせる位置)
カラーリングはプリセットのガンダムバルバトス 第6形態カラー