ガンダムビルドブレイカーズ ReBreak   作:ウルトラゼロNEO

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GBBBBに咲く姉妹愛

 

「新しいミッション、見繕ってきたよー」

「こないだ言うてた面白そうなミッションの話?」

 

 後日、GBBBBではミサがミッションカウンターから受注したミッションを引っ提げてクラン・ブレイカーズの元へやってきていた。このタイミングでミサが受けたミッションというのもあり、タオは先日のミサの話を思い出す。

 

「そうそう。このタイミングでやるにはピッタリだと思うんだよねー!」

「お姉ちゃん、何かやけにはしゃいでるよね。不安だなぁ……」

「だいじょーぶ! 私の目に間違いはないって。皆の絆を深めてチームワークを高めるのに最適なミッションなんだから!」

 

 ただミッションを受けるだけではなく、今のクランに合わせた選出だったらしい。とはいえ、いつにも増してテンションの高いミサにリンは不安がってしまうが、ミサは堂々と胸を張る。

 

「……絆を深める、ですか?」

「昔のシミュレータにあったのと似たようなミッションが実装されててさ。私もこれでチームのみんなと仲良くなったな〜って懐かしくなっちゃって。それもあって、オススメしようかと思ったわけ」

 

 今の段階でも十分絆は深めているようにも思えるが、ミサからすると昔を思い出すこともあるミッションであった為、それで勧めてくれたようだ。

 

「そいつはいいな。俺もお嬢とますます絆を深めていきたいもんだせ。どうだいらここは俺とお嬢の2人で……」

「アナタとの関係は今のままにしておきたいですね。それは兎も角、誰が参加するのでしょう?」

 

 乗り気のマシマは早速、シーナに声をかけるが軽くあしらわれて肩を落とす。そんなマシマを他所にシーナはミッションの参加メンバーを尋ねる。

 

「まず、私は行くとして……後はツムギとリンがピッタリだと思うんだよね!」

「な、なんでアタシとツムギなの!?」

 

 言い出したミサの参加は確定として、残るメンバーはツムギとリンを指名する。先日のやりとりもあってか、リンは明らかに狼狽えていると……。

 

「そりゃあ、ねぇ……」

「リンの言う通り、不安になってきたな……」

 

 意味ありげにツムギとリンを交互に見やるミサに何を企んでいるのだろうと困ったように肩を竦める。

 

「私は応援するよ! がんばれ、リン!」

「そんなんじゃないって! 余計なお世話……って、何言わせるの!?」

「やれやれ、素直じゃないんだから」

 

 何やらヒソヒソと会話しているが、その手振り身振りからどうにも騒がしいリンとミサ。そんな2人を尻目にタオはニヤニヤと笑みを浮かべながらツムギの傍に歩み寄ると……。

 

「ミサさんも粋なことしてくれるやん。ツムギも隅に置けんなぁ」

「そう言うのじゃないよ。俺たちはあくまで仲間だし」

「またまた。とぼけることないで」

 

 肘でツムギを小突くタオ。リンとミサの会話からツムギも何となくどういう内容かは想像がついているようで否定するが、完全にからかうモードに入っているタオはニヤニヤとした笑みを絶やさない。

 

「ほらほら、ミッションに出発するよ!」

「全くお姉ちゃんったら……」

 

 善は急げとばかりにミッションへの出発を始めようとするミサに呆れながらリンはツムギを見やる。

 

「言っとくけど、別にそう言うんじゃないから! 勘違いしないでよね!」

「おお、ベタベタなツンデレや……」

 

 頬を染めながらツンデレのテンプレートのようなセリフを吐くリンにタオは思ったまま口にしてしまうと……。

 

「う、うるさい! 違うって言ってるでしょ! ほら、出発するよ!」

「分かってるよ。頑張っていこう」

 

 何とか誤魔化そうとしながら、ツムギに声をかけるリン。しかし先ほどから騒がしいリンとは違い、ツムギはずっと落ち着いている。

 

(……ツムギって妙なところで女の子慣れしてるんだよね。振り返ってみると、ツムギの女の子の知り合いって結構いるかも)

 

 だからかリンは少しだけそんなツムギに苛立つ。しかし思い返してみれば、積極的なナギサをはじめ、ツムギは異性の知り合いが多くいる。リンは知る由もないが流石に現在、ナギサとソフィーの2人と半同棲状態ともなれば少なからずツムギも意識はしてしまうが、それでも基本的に女性に対して妙に小慣れている印象を受ける。

 

(……負けられないんだから!)

 

 それがリンの心をモヤモヤさせる。それを振り払うようにリンはミサとツムギと共に出撃していくのであった。

 

 ・・・

 

「昔のシミュレータに似たミッション、って言ってたけど、どんな感じなの?」

 

 月面基地のミッションステージに出撃したブレイズブレイカー達。ふとリンはこのミッションを受注した張本人であるミサに尋ねる。

 

「チームワークが試される、ってとこかな。このミッションをクリアすれば、メンバーの仲もより親密になれる……なーんて」

「また、そーいうこと言って! もうイイってば、その話は!」

 

 含みを持たしたミサの言葉に流石にしつこかったか、リンは少し怒ったように話す。

 

「ゴメンゴメン。ちょっとしつこかったかな。まあでも、リンには後悔してほしくないって気持ちもあるからさ」

「え、どういうこと?」

「あぁ、気にしないで。何にせよ、メンバーの力を試されるってトコもあるから、これをクリアすればクランの実力アップにも繋がるよ」

 

 リンを怒らせては元も子もない。とはいえ姉としてリンわ想う気持ちは本物なのだろう。ピンときていないリンを誤魔化しつつ、目の前のミッションに集中するよう促す。

 

「よーし、じゃあ全力でクリアを目指そう。行くよ、ツムギ!」

「勿論! 今の俺達はそう簡単には止められないよ!」

 

 リンもツムギも目の前の出来事には全霊をもってぶつかっていく性分だ。話もそこそこに笑みを浮かべながら全力で目の前に現れたNPCに向かっていく。

 

「ふふっ、昔を思い出すなぁ」

 

 そんなツムギ達を見ながらミサはふと笑みを見せる。目の前のミッションに全力でぶつかっていくその様は姿形は違えど、かつてのミサ、そしてアマミヤ・イチヤの姿が重なって見えたのだ。

 

「私も負けられないよね!」

 

 早速、戦闘を始めたツムギ達。ブレイズブレイカーとリン・カーネーションのコンビネーションによって次々と敵NPC機が撃破されていく。その姿に焚きつかれながらアザレアブレイジングもまた戦闘に参加していくのであった。

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