ガンダムビルドブレイカーズ ReBreak 作:ウルトラゼロNEO
バトルトーナメント
《GBBBBよ! 私は帰ってきたー!》
カドマツとのミッションから暫く。GBBBBのロビー広場ではレコによるGBBBBニュースが配信されていた。
《はーい、皆さんこんにちは! GBBBBのアイドル、レコでーす! 今日もミスターと一緒に最新情報をお伝えしまーす!》
《今日もよろしくぅ!》
GBBBBニュースお馴染みのレコ、そしてミスター・ガンプラの組み合わせはβ版から正式版になっても変わらずに配信していた。
《正式サービスが開始されて、GBBBBの盛り上がりもますますヒートアップしているね! どうだい、私とレコ君の間柄も正式なものとして……》
《私達には正式どころか、非公式なやり取りも一切ありませーん!》
β版から続く2人らしいやり取りも相変わらずだ。
《さてさて、本日のトピックスは勿論これ! バトルトーナメント開催です! βテストでの前回大会はトラブルによって決勝戦で中断になってしまいましたが、正式サービスの開始を経て、改めての開催となりましたー! 既に数々の有力チームがエントリーしています!》
バトルトーナメントの開催が正式に決まったのだ。高らかに伝えるレコにGBBBBプレイヤー達の視線は自然とGBBBBニュースに集まる。
《そんな中、今回の注目チームは……勿論、彼らだ!》
《はい! 皆さんも覚えていらっしゃる事でしょう! マイスター・アインのクラン、アルティメイトフォースゼロと決勝で戦ったあの奇跡のチーム、クラン・ブレイカーズのことを! 勿論、クラン・ブレイカーズもバトルトーナメントにエントリー済みです!》
ミスター・ガンプラによって発表される注目株。それはクラン・ブレイカーズであった。続くレコの説明もあるが、β版の頃から目覚ましい活躍を見せるクラン・ブレイカーズはいまやGBBBBでも名の知れたクランであった。
《無名ながら前回のトーナメントで決勝まで勝ち抜き、マイスターと互角に渡り合ったクラン・ブレイカーズ……。決着はつかなかったが、彼らの活躍には目を奪われたね。今回のトーナメントでも期待したいところだが……》
《無名でスタートした前回と異なり、今回は最初から有力チームとして厳しくマークされている筈! 当然、彼らと優勝を争ったアルティメイトフォースゼロも黙っていないでしょう!》
無名にも関わらず、破竹の勢いで駆け上がり、遂にはGBBBB絶対王者ともされるマイスターにまで挑んだクラン・ブレイカーズ。ミスター・ガンプラやレコではなくても、注目してしまうのは無理はない。
《彼ら以外にも多くのチームが挑んでくることだろう! 正式版のリリースにより、新たなプレイヤーが参戦したことで皆の腕が磨かれ、全体の実力が上がっているようだからね! どのチームが上に来てもおかしくはないと言えるね!》
《今回はどのような結果になるのか! GBBBBの真なる王者を決めるバトルトーナメント、いよいよ開催です!》
だが、警戒すべきはクラン・ブレイカーズだけではない。正式版のリリースによって次のクラン・ブレイカーズのようなチームが現れてもおかしくはないのだ。バトルトーナメントの期待を煽りながらミスター・ガンプラとレコのGBBBBニュースは配信を終えるのであった。
・・・
「良きバトルでしたわ」
そして始まったバトルトーナメント。予選を突破した強豪チームが競い合うなか、ベクルックスもその名を連ねていた。キマリスランスロット、セレネスノーヴァ、ブルーデスティニージャッジの3機は軽微な損傷のまま1戦目を制する。
・・・
「な、何とか勝てた……」
クラン・ブレイカーズも1戦目を制していた。タオSDカスタム、リン・カーネーション、チクラミーノセカンドによる巧みな連携によって勝利を手にしたものの、やはり簡単に勝てたわけではなかったのか、タオは安堵のため息をつく。
・・・
《アルティメイトフォースゼロ、1回戦突破ー!》
「やっぱりマイスター達は勝ち進んだか」
レコによって大々的にアルティメイトフォースゼロの初戦突破が報じられる。ロビー広場でそれを見ていたツムギはマイスター達の実力を知る分、相手には悪いがこの結果は予想の範囲内であった。
「私達、注目を集めているようですね。先程から視線を感じます」
「そりゃ、前回の決勝進出チームだからな。ちょっと前のニュースでも言われていたが、マークされるのは当然だ」
アルティメイトフォースゼロのバトルを観戦し終えたクラン・ブレイカーズ。ふとシーナは周囲から向けられる視線の多さに気付くと、マシマはかつてプロだったのもあってか、こういった視線も慣れっこなのか、いつもの様子で答える。
「あんまり注目されると緊張するなぁ。前回の戦績のお陰で予選免除になったのはええんやけど……」
「だらしないな。もっと気合入れてよね。この大会はリリンの為でもあるんだから! アタシ達も全力で盛り上げて、リリンに熱い想いを届けなきゃ!」
「ああ。勿論、分かっとるって」
初戦突破したといえ、注目されるのは不慣れなのか、緊張した面持ちのタオにリンは発破をかける。元を辿ればこのバトルトーナメントはリリンの心に届くために考えたのが始まりだ。とはいえ、タオもそんな事は言われずとも分かっているので表情を引き締める。
「やあ」
そんなクラン・ブレイカーズに声をかけてきたのは先程、バトルを終えたマイスターであった。傍らにはライムとアータルの姿もあり、バトルを終えて戻ってきた道すがらクラン・ブレイカーズを見つけて声をかけに来てくれたのだろう。
「今回はそちらも予選免除となったのだな」
「強豪クランの仲間入り、か」
予選免除となったクラン・ブレイカーズ。その事について触れるアータルにライムは感慨深そうに話す。
「君達が積んできた実績からすれば、当然の評価と言うべきだろう。それは誇って良い。だがそれは挑む立場から挑まれる立場になったということだ。これまでとはまた違った戦いになるだろう……。君達は勝ち残る事が出来るかな?」
クラン・ブレイカーズの飛躍は喜ばしい反面、これからはより厳しく、そして激しい戦いが待っているはずだ。GBBBBの頂点に立つ者としてのマイスターの言葉には重みがあった。
「負ける事を考えて戦ってきた事なんてありません。俺達は進み続けて、そして何れマイスター達とも決着をつけてみせます」
「……良い返事だ。どうやらいらぬ心配をしていたようだ。君達と再び戦えること、楽しみにしているよ」
タオがマイスターの言葉に気圧される一方でツムギは一歩踏み出し、マイスター達を見据えながら迷いなく言い切る。その力強い言葉にマイスターはふと笑みをこぼしながらどこか安心した様子で、アータル達と共に立ち去っていく。
「ニュースでも言ってたけど……マイスターも、ウチのクランのこと気にしてるみたいだね」
「うん……。マイスターとの決着も、ついに」
立ち去っていくマイスター達の背中を眺めながらミサとリンは言葉を交わす。
「あれっ、通信……。カドマツさんから?」
そんな中、ふとリンに連絡が入る。誰だろうと思って見れば、相手はカドマツであった。
《よう、初戦突破おめでとさん。……ん? ミサも一緒か》
「カドマツ、どうかしたの?」
まずは労いの言葉をかけてくれるカドマツだが、モニター越しにリンの近くにミサがいることに気付き、ミサもリンが表示させているモニターに顔を覗き込む。
《緊張していないかどうか、様子を見ておこうと思ってな。色々な事情もあることだし、あれこれ考えちまうだろうが、今一番大事なのは楽しむことだ。お前達が全力でGBBBBを楽しんでいることを、リリンに伝えてやれ。俺から伝えることはそれぐらいだな。ま、頑張れよ》
リリンに想いを届ける。それは大事だが、そこだけに意識を向ける訳にはいかない。そもそもその想いを生み出すほどの熱量を目の前のバトルトーナメントにぶつけなければならないのだから。カドマツらしいアドバイスで連絡は終わる。
「……言いたいことだけ言って切っちゃった。ったく勝手なんだから。でもカドマツの言うとおりだね。今はみんな、楽しまなきゃ!」
カドマツの言葉はクラン・ブレイカーズ全員の心に残るものであったが、一方的に連絡を終えた事にミサは不満げながらも、最もなカドマツのアドバイスに同意しながらこれからのバトルトーナメントにより一層意識を向け、ツムギ達もその言葉に頷くのであった。
小話にハロウィン衣装が見たいのは(10月10日まで)
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ユウヒ
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ヒマリ
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ショウ
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ユカ
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アオバ