ガンダムビルドブレイカーズ ReBreak   作:ウルトラゼロNEO

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ブレイザー

 クラン・ブレイカーズのクランルームにはツムギをはじめとしたクランメンバーとアータルとライム、そしてモニターにはカドマツの姿が映し出されていた。

 

《悪いな。例によってまだ公になっていない情報でな》

「いえ、それで何かあったのですか?」

 

 アータルによって移動したツムギ。アータルを通して呼び出したのはカドマツであったようだ。

 

《実はGBVの反応が検出された》

 

 カドマツから齎された情報にアータルやライムを除く、その場のメンバーは驚きで目を見開く。GBVはカオスを打ち倒した時、他ならぬカオスによってワクチンプログラムが流されたはずだ。疑問が疑問を呼ぶなか、カドマツは説明を続けるのであった。

 

 ・・・

 

「えーっと……どういうこと?」

 

 ブレイズに引っ張られたナギサ。それを追ってきたソフィーとヒマリはとあるミッションステージにいた。というのも何かから逃げるようにミッションに飛び込んだブレイズはそのままナギサ達をミッションメンバーにして強引に出撃してしまったのだ。

 

「っていうか、そのガンプラ……どういうこと?」

 

 色々と疑問はあるが、ソフィーはブレイズが使用しているガンプラを見やる。カラーリングこそ違うもののそれはまさにツムギが駆るブレイズブレイカーその物だったのだ。穢れなき純白のカラーリングに染められたそのガンプラの名前はブレイズガンダムブレイカー・リリィ。ブレイズという名前だけではなく、ブレイズブレイカーを使用するブレイズに疑問が尽きなかった。

 

「んー……まあ別に説明してもいーんだけどぉ……」

 

 ブレイズブレイカー・リリィのコックピットでブレイズは言葉を濁らせる。だが隠し立てしても仕方ないと思ったのか、やがて意を決して説明しようとするがアラートが鳴り響く。どうやら元々のミッションで用意されたNPCが出現して襲いかかってきたようだ。

 

「しょうがない。話は後で聞くから!」

 

 一先ず目の前の敵に意識を向けるナギサ達。敵に攻撃される中でゆっくりと話など出来ないだろう。

 

 バリアブルロッドライフルを駆使して舞い上がるナギサのエアリアルはかつてのエアリアルソアーではなかった。両肩には装甲が追加され、臀部にはGNライフルビッドが配置されている。エアリアルソアーをベースに更に発展を遂げたナギサの新しいエアリアルの名はガンダムエアリアル バウンドレスブレイカーだ。

 

「ナギちゃんもガンダムブレイカーになったんだね!」

「どっちかって言うと、あんなに強くなりたいって思って付けただけなんだけどね」

 

 ガンダムエアリアル バウンドレスブレイカー。捉えようによってはガンダムブレイカーの名とも思える。ヒマリの指摘にナギサは気恥ずかしそうにしながらもガンダムブレイカー達を意識して名付けた事を明かす。

 

「……ふぅん。じゃあ見せてもらおうじゃん。その力」

 

 ブレイズブレイカー・リリィは2丁のビームライフルを駆使して次々に敵機体を撃ち抜き、スーパードラグーンを展開して殆どの火器を用いてのフルバーストを放つと敵機体を蹂躙する。その見た目だけではなく、その性能もブレイズブレイカーと遜色ないようだ。第2陣のBB(バウンドレスブレイカー)敵機体達が現れるなか、ブレイズはナギサに声をかける。

 

「よーし、じゃあ行くよ! エアリアル!」

 

 言われずともとばかりに展開している敵機体群を見据えたナギサはエアリアルBB(バウンドレスブレイカー)に声をかけるとエスカッションのガンビットとGNライフルビットを展開しながら一気に飛び出していく。

 

 GNライフルビットで敵機体達を牽制しつつバリアブルロッドライフルと光の翼を展開しながら一気に近接戦の距離へと持ち込んだエアリアルBBは勢いを殺さず、そのまま飛び蹴りを浴びせると、それを土台に他の機体へ向けて宙返りをして素早く引き抜いたビームサーベルで切り裂く。

 

「ナギ子の奴、どんどん強くなってんじゃん」

 

 ナギサが得意とするのは近接戦なのだろう。まさに独壇場とばかりの活躍を見せるナギサに自分も敵を撃破しながらソフィーは嬉しそうに笑みを見せる。初心者の頃からのナギサを知っている分、感慨深いものがあるのだろう。

 

 それから暫くナギサ達の圧倒的な活躍によってどんどんミッションを進めていくのであった。

 

 ・・・

 

「へぇー。結構やるもんだ。驚いたよ」

「ナギサさんはやる女だからね。でも、ブレイズも強かったよ!」

 

 もうすぐミッションも終了するだろう。改めてブレイズはナギサとエアリアルBBの強さに感心していると、ナギサは調子に乗ったようにフフンと胸を張りながらもブレイズの強さも認める。

 

「んで、いい加減、教えてもらいたいもんだけど。ノセのブレイズブレイカーに影響受けたってよりまんまコピーしたような性能じゃん」

 

 ソフィーは改めてブレイズのブレイズブレイカー・リリィを見やる。チャンプとして名を馳せるツムギに憧れるGBBBBプレイヤーは珍しくない。アバターやガンプラを模したりするのは珍しくないだろう。しかしブレイズブレイカー・リリィはまさにツムギのブレイズブレイカーとカラーリング以外、何一つ変わらない性能に思えるのだ。それはツムギと共に戦ってきたナギサ達からすればすぐに分かってしまう程に。 

 

「まあ、そろそろいっかなぁ……」

 

 ブレイズも別に隠すようなことでもないのか、どこか面倒そうに話そうするなか、再びセンサーが反応する。何かと思い、見てみれば……。

 

「ストライクブレイザー!?」

 

 こちらに向かってくる機影。ナギサが確認してみれば、それは間違いなくツムギがかつて使っていたストライクブレイザーであったのだ。

 

「ってこと……ブレイザー……なの?」

 

 ストライクブレイザーはエアリアルBB達と向かい合うように降り立つ。ツムギからマイハンガーから姿を消したブレイザーとストライクブレイザーの話は聞いている。ともすれば目の前のストライクブレイザーはブレイザーが操っているのではないのだろうか。

 

「ブレイザーなんだよね!? そうでしょ! この1年……何して……ううん、何でノセのところに帰ってこないの!?」 

 

 改めてストライクブレイザーから感じる気配。それはかつて瓦礫に潰されそうになった時に助けてくれたブレイザーと同じ物だった。目の前のストライクブレイザーがブレイザーであると確信したナギサは問い詰めようとする。

 

《……》

 

 しかしブレイザーは答えることなく、ストライクブレイザーのツインアイはブレイズブレイカー・リリィに向けられる。

 

「ほんっっっと、しつっこいなぁ」

 

 飄々としていたブレイズはブレイザーに明確な怒りと不快感を示す。どうやら逃げていたのはブレイザーからだったようだ。

 

「1回、バラしてやんないと分かんないかなぁ!」

 

 するとブレイズブレイカー・リリィはビームライフルの銃口をストライクブレイザーに向けたのだ。

 

 緊迫した空気が流れる。見兼ねたナギサ達がブレイズを止めようとするも、その前にブレイズブレイカー・リリィは引き金を引いたのだ。

 

《……》

 

 最小限に機体を動かし回避するストライクブレイザー。少し考えるかのようにブレイズブレイカー・リリィを見つめていたストライクブレイザーだが、やがてビームライフルの銃口を向け、戦闘が始まってしまうのであった。




ブレイズブレイカー・リリィはブレイズブレイカーをゲーム内プリセットカラーのフルアーマー・ユニコーンガンダムカラーに変更したのをイメージしていただけると幸いです。

ガンプラ名 ガンダムエアリアル バウンドレスブレイカー
元にしたガンプラ ガンダムエアリアル

RIGHT LONG RANGE WEAPON バリアブルロッドライフル
CLOSE RANGE WEAPON ビームサーベル(エアリアル)

HEAD ガンダムエアリアル
BODY GQuuuuuuX
RIGHT ARM シャイニングガンダム
LEFT ARM シャイニングガンダム
LEGS ケルディムガンダムGNHW/R
BACKPACK V2ガンダム
SHIELD シールド(エアリアル)

BUILDERS PARTS チークガード×2(ヘッド2左右の位置)

機体色はゲームのプリセットにあるクスィーガンダムカラーで統一
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