ガンダムビルドブレイカーズ ReBreak   作:ウルトラゼロNEO

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夢中になれる場所

「ミスターと一緒に戦うのは初めてだね。どんな戦い方をするの?」

「どんなスタイルでもやれる自信はあるよ。中でも一番は正面からの突破だ! 真っ向勝負こそファイターの血が騒ぐからね!」

 

 今回、ツムギ達が行うミッションはHLV防衛ミッションだ。早速、HLVを防衛しながらもリンは初めてミッションを共にするミスターにその戦闘スタイルを尋ねると、後輩をサポートするのが趣味と語っていただけあって幅広い戦術を持ち合わせているようだ。

 

「へぇー……。ヘンテコなアバターにしては勇ましいじゃない。それならアタシもガンガン突っ込んでくよ! 正面突破なら負けないから!」

「はっはっは、勇ましいな! では見せてもらおうか、リン君の戦い方とやらを!」

 

 アフロにサングラス、おまけにアロハシャツと中々に奇抜な服装のミスターだが、使用するガンプラはジョニー・ライデン専用高機動型ゲルググのバックパックに可動式推進ユニットであるユニーバル・ブースター・ポッドを取り付けたミスター専用ガンプラの名を持つ堅実なガンプラであった。

 

 早速、その腕前を表すようにメガ・ガトリングガンの銃口が火を吹き、次々に敵NPC機に風穴を開けていく。そんなミスターに続くようにストライクブレイザーとフレールも戦果を上げていくのであった。

 

 ・・・

 

「……直撃させる!」

 

 一方でタオ、リリン、シーナの3人が行っているのは対人戦であった。相手のチームの1人は以前、アオバと共にミッションを行なっていたクロのノワールライダーの姿もある。

 

 ノワールライダーが放ったメガ・ガトリングガンの無数の弾丸をリリンが操るガンダムクレールは紙一重で避けながら反撃を試みる。リンのガンダムフレールの機体色を青色を基調にしたカラーリングを施しただけの違いでしかないが、リリンの実力もあってか中々の動きだ。

 

「よぉ〜く見ておけ、これが俺の推し、ストフリ名物のハイマットフルバーストよぉ!!」

 

 だがリリンが反撃に転じようとした瞬間、相手チームの1人であるシゲというプレイヤー名を持つ人物が高らかに言い放つと、ストライクフリーダムガンダムをベースに更なる機動力特化にカスタマイズされたアストレイ ブラックスターによるハイマットフルバーストが放たれ、反撃しようとしたのもあってリリンは眉を顰めながらでも回避行動に専念する。

 

「こ、こんな凄い人達もおったんか」

「ええ。しかも私達のようにクランを組んでいるわけではなく、即席によるもののようですね……。それなのにこれだけ連携が取れるとは」

 

 ノワールライダーとアストレイ ブラックスターの猛攻に戦慄しながらも諦めずタオは何とか反撃の糸口を探そうとする。そんなタオに同意しながらもシーナは相手の動きを冷静に分析するも……。

 

「いただくよッ!」

 

 相手チーム最後の1人、トールギスをベースにカスタマイズされたフランベルグがそれを操るダインというプレイヤーによってドッズランサーを構えて突撃してくる。しかしタオ達も防戦に徹するつもりはない。少しずつ反撃のタイミングを掴みはじめ、戦闘は拮抗するのであった。

 

 ・・・

 

「やるじゃない、ミスター! こんなに迷いなく正面から戦えるなんて中々出来る事じゃないよ!」

 

 一方、HLV防衛ミッションを進めるツムギ達。初めてミスターと共にミッションを行っている訳だが、その真っ向勝負ながらも迷いのない立ち回りにリンは純粋な賞賛を送る。

 

「お褒めに預かり光栄だね。リン君こそ素晴らしい突撃ぶりだ! しかしそれだけの元気があれば悩みなんてなさそうだね!」

「それ、アタシのこと遠回しに馬鹿って言ってるようなもんなんだけど!」

 

 リンを褒めているつもりなのだろうが、何気なしに放たれた無神経にも思えるミスターの発言に先程まで賞賛していたリンも一転して眉尻を吊り上げて食って掛かる。

 

「……悩み位、アタシにだってあるんだから」

 

 零れるように呟かれた小さな言葉。普段のリンから考えられないようなその態度に和やかだった雰囲気も僅かな緊張が走る。

 

「けど、ここにいたら余計なこと考えなくても良いでしょ?」

「……すまない。余計な詮索をしてしまったようだ」

 

 やはり人間である以上、多かれ少なかれ悩みはあるものだろう。だがGBBBBにいる間はそれを忘れられる。快活なミスターも打って変わって、非礼を詫びるがリンは別に良いってと特に気にしてはいないようで話のやり取りを聞いていたツムギも安心したように笑みを漏らす。

 

「さあ、この先もガンガン行くよ! ついて来て!」

 

 湿った空気を振り払うようにフレールは突撃していく。こういう時のリンのその持ち前の性格は頼もしさを感じるものだ。リンの勇ましい発言に続くようにツムギとミスターもその後を追う。

 

(……成程ね)

 

 次々と敵NPC機を撃破しながら、ミスターはふとフレールをモニター越しに見つめる。それはまるで親類が見守るかのように。その内心に零したその言葉はミスターにしか分からなかった。

 

 ・・・

 

「やった~! ミッション大成功! ミスターとも息ぴったりだったね、初めて組んだミッションとは思えないくらい!」

「そうだね。こちらの動きを読んで立ち回りしてくれていたのを感じたし、頼もしかったしありがたかったです!」

 

 その後、HLV防衛ミッションを無事にクリアしたツムギ達はクラン・ブレイカーズのマイハンガーへ戻ってきていた。先程のミッション内容を振り返り、満足のいく内容だったようでリンとツムギは笑みを交わしながらミスターを見やる。

 

「……ああ。感謝するよ! お陰で私も楽しい時間を過ごせた!」

 

 無邪気な2人の笑みを向けられ、ミスターも頬が緩むように笑顔を見せる。途中、微妙な空気こそ流れたが、それを上塗りするほど充実感のあるミッションであった。

 

「ふぇー……。手強かったなぁ」

「ええ。ですがとても実りのある戦いでした」

 

 するとツムギ達とは別れて、対人戦を行っていたタオ達もマイハンガーへ帰還してきた。クロを筆頭に実力のあるプレイヤーとのバトルは緊張感を伴うものだったのだろう。緊張を吐き出すように脱力するタオにシーナは充実した表情を見せる。リリンも心なしか同様なようでタオ達も良い時間を過ごせたようだ。

 

「そういえばツムギ、メッセンジャーで言ってたブレイザーっての出てこなかったね」

 

 タオ達と合流しながらお互いのミッション内容を共有するように談笑していると、ふとリンは以前、アオバとの戦闘データと共にメッセンジャーで共有されたブレイザーの存在に触れる。

 

「……俺にも良く分からないんだよね。運営にも一応、報告はしたんだけど問題はないって言われてさ」

「覚醒したガンプラが赤い光を纏うのは映像じゃよく見るけど、僕も青い光ってのは初めてやなぁ」

 

 バグの可能性も考慮してアオバとの戦闘後、ログアウトしてから運営に報告したがその返答は問題ないという内容。運営がそう言うのであれば変に控える必要はないだろうが、それにしてもとタオは映像で見せられたあの不可思議な青い光について首を傾げる。

 

「……」

 

 ふとツムギはマイハンガーへ格納されているストライクブレイザーを見上げるリリンの姿が目に留まる。普段、何を考えているのか読みづらいリリンだが、今は何か探るかのようにジッと視線を逸らさずにストライクブレイザーを見ているのだ。

 

≪……≫

 

 そして同様にストライクブレイザーからもリリンを見つめ返しているような気がした。

 

「リリン、どうしたの?」

「……なんでもない」

 

 不思議な性格のリリンだが、あそこまでストライクブレイザーを見つめるのは何か理由でもあったのだろうか。ツムギは声をかけるも、それまで考えていた思考を振り払うように首を横に振ったリリンはツムギ達の輪に入る。

 

「さて、君達のクランとの親睦を深められて本当に良かった! また共にミッションに行ける日を楽しみにしているよ!」

 

 今日の出来事を締めくくるようにミスターは高らかに話すと、1人先にログアウトしていく。その姿を見送りながらもツムギ達は多少の談笑の後、各々ログアウトしていくのであった。




カタリナイトさんからいただきました。

キャラクター名 志葉 繁(しば しげる)
アバター名 シゲ
男性の17歳。黒髪で腰まで伸びた髪を一本に纏めている。アロハシャツを着ており首元にサングラスを引っ掛けている。
マルチをメインに潜っている。誰かと楽しく遊ぶのが好きで色んなプレイヤーと知り合いになっており顔が広い。
声がデカいが不快にならない不思議な子。よく笑う陽気な性格。一人称は俺だがたまにシゲちゃんと言う。他者を〇〇ちゃんと呼ぶ。実はそれなりの金持ち坊ちゃん。なお金銭感覚は普通。
ガンプラ名 アストレイ ブラックスター
元にしたガンプラ ストライクフリーダムガンダム

RIGHT LONG RANGE WEAPON ドッズガン
LEFT LONG RANGE WEAPON 専用ショットガン
RIGHT CLOSE RANGE WEAPON ドッズランサー
LEFT CLOSE RANGE WEAPON  ビーム・サーベル(ユニコーン)
HEAD アストレイレッドドラゴン
BODY ストライクフリーダムガンダム
RIGHT ARM デスティニーガンダム
LEFT ARM デスティニーガンダム
LEGS ストライクフリーダムガンダム
BACKPACK フリーダムガンダム
SHIELD エピオンEW版
BUILDERS PARTS
太陽炉(バックパックのスラスターに被さる様に設置)
コンバットナイフ(腰の後ろに設置)
チークガード(頭部左右に設置)
地上用スラスター(左右の腰部分に設置)
ブレードアンテナ(頭部のV字アンテナの真ん中に設置)

カラーリングは黒を基本に装甲の隙間などに金を入れている。アンテナやビームブーメランは濃紺。

シゲの推し機体であるストフリと本人の得意な高速戦闘を掛け合わせた高速戦闘特化機。縦横無尽にステージを飛び回りストフリ名物なフルバーストを叩き込むロマン機体。太陽炉を搭載しているのでいざという時はトランザムでの超高速戦闘で短期決着を狙う。一撃離脱戦法が基本だが時折、鞭やサーベルによる攻撃を仕掛ける。ストフリを好むシゲだが本人が射撃を苦手としており大雑把に打っても当たりやすい装備を基本としている。命中率は悪くはないが微妙である。徐々にだが改善してはいる。元機体がストフリなのに名前がアストレイなのは単純にそれが似合ってたから。推しへの愛は何処に


トライデントさんからいただきました。

キャラクター名 桜田明日夜(サクラダ・アスヤ)
アバター名はダイン。格好はザフト軍緑服。
20代の男。金髪のショート。黒い目。一人称は僕。
基本はソロで潜ってるが、素材集めやら何やらで誘われた際は、喜んで受け入れる。
騎士道とかは別に目指してないが「カッコいいよね、騎士」とか、要するにカッコいいのが好きな男。
他のプレイヤーからは「最カッコいいのレッドドラゴンとか、カレドヴルッフは使わないの?」と聞かれると、「別に僕自身は最カッコいい訳じゃないから」という、よく分からないファンムーブをし出す。でもソードフォームは使う。カッコいいから。

ガンプラ名 フランベルグ
元にしたガンプラ トールギス
RIGHT LONG RANGE WEAPON ダイダルバズーカ
LEFT LONG RANGE WEAPON ザスタバ・スティグマト RFW-99
RIGHT CLOSE RANGE WEAPON ドッズランサー
LEFT CLOSE RANGE WEAPON スクリュー・ウェッブ
HEAD バーザム
BODY ライトニングガンダム
RIGHT ARM トールギスIII Endless Waltz版
LEFT ARM ケルディムガンダム
LEGS リバウ
BACKPACK アストレイレッドフレーム改
SHIELD アンチビームシールド
BUILDERS PARTS
ABCマント
高感度センサー(バーザムの前頭部に乗っかる形)
ニーアーマー(左右)
大型マニピュレーター(右)
バルカンポッド
ビームピストル(腰の左右)

カラーリングはプリセットのリック・ディアスで統一。
バーザムやリバウやトールギスのパーツとか使って、ちょっとした騎士系のものを目指したが、最終的にタクティカルアームズの馬鹿デカソードで殴ってくる危険なヤツ。
小回りのきくバルカンやビームピストルとザスタバ・スティグマトやアローフォーム、フレキシブル・ビームガンで牽制したり、距離をとってのダイダルバズーカやメガキャノンの火力や、ドッズランサーとスクリュー・ウェッブで機動戦をしかけたりするのだが、最終的にはシールドビット貼ってソードフォームで突撃とかいう、古き良きエクバ戦法を仕掛ける。

素敵なキャラとガンプラ、ありがとうございます!
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