ガンダムビルドブレイカーズ ReBreak   作:ウルトラゼロNEO

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先達として

 

「今日の配信は~……あらかじめ募集したみんなのカスタマイズガンプラを観ていくよー!」

 

 今日も今日とてナギサは配信をしていた。名前が売れていき、配信者として名前も少しずつ売れてきている。そんな今日の配信テーマはGBBBBプレイヤーが丹精込めて作成したカスタマイズガンプラを取り上げていくようだ。

 

「そうだね。アオバさんのブルーディスティニーエクストラもNT-1をエグザムの素体にしたらってコンセプトだったけ」

「うん。ガンプラを扱う人だけそのカスタマイズの方向性は無限大だからね。お姉さんも気になるなぁ」

 

 今日の配信は相方のソフィーだけではなく、アオバの姿もあった。ナギサを除き、ソフィーもアオバも自分好みのガンプラをカスタマイズしている。だからこそ自分以外のセンスが光るカスタマイズガンプラは純粋に興味があるのだろう。

 

「1人目は~……ダインさんのフランベルグだね!」

「“他の誰になんと言われようと、カッコいいは通用するのさ”……。話を聞いてるとこの人の中の格好良さを表現してるみたいだね」

 

 ナギサがワイプに出したのはかつてタオ達とも戦ったダインのフランベルグの戦闘を映した映像だった。フランベルグはダインの中のカッコいいを表現したガンプラだ。どことなく騎士を思わせるガンプラだが、タクティクスアームズを用いた力強く堂々たる姿を映しており、ソフィーも感心した様子でフランベルグを見ている。

 

「続いては~……シゲさんのアストレイ ブラックスター!」

「シゲさんの推し機体であるストフリと本人の得意な高速戦闘を掛け合わせた高速戦闘特化機……っていう事だね。名前がアストレイなのは置いといて、その武装構成を見ても仲間として戦えば心強いし、バトル相手になった際は厄介だろうね」

 

 続いてナギサが表示させたのはツムギとも交戦経験があるシゲのガンプラであるアストレイ ブラックスターであった。ツムギ自身も経験した事がアストレイ ブラックスターの機動力は侮る事は出来ない。アオバのバトルを想定した考えを話す。

 

「次。クロさんのノワールライダー」

「私も一緒にミッションしたことがあるよ。ペイルライダーを元にどんな相手だろうと勝つをコンセプトにしてるみたいだね、全体的に高水準のステータスを獲得しているどんな状況でも柔軟に対応できる良いガンプラだね」

 

 ソフィーが次のカスタマイズガンプラを表示させる。それは以前、アオバも共に共闘したクロのノワールライダーであった。あの時の記憶があるからかアオバもノワールライダーを説明をしつつその出来を褒める。

 

「私もいつか自分だけのガンプラを表現してみたいなぁー。次はどんなガンプラかな!」

「ん……。次は……」

 

 ざっと三機のガンプラを観ていた訳だが、既にナギサも色々と刺激を受けているようだ。その言葉に良い兆候だと微笑みながらソフィーは次のガンプラを表示させる。

 

 ・・・

 

(……改めて見ても良いガンプラばかりだな)

 

 タオ達との会議を終えたツムギ。何気なしにロビー広場に出てみて近くに腰かけながらナギサ達の配信を観ていた。ツムギもカスタマイズガンプラの数々に触れて刺激を受けているのだろう。その笑みには高揚感を感じさせる。

 

(……今の俺が新しくガンプラを作ったら、どんなガンプラになるのかな)

 

 ストライクブレイザーはユウヒと共に作り上げたガンプラだ。あれからGBBBBプレイヤーとしての経験を積み、先程の会議内でもガンプラについても触れていた。改めて今の経験を踏まえた自分ならどのようなガンプラを作成するか考えていると……。

 

「──おっ、君か。やはり今日はリン君と一緒ではなかったんだね」

 

 ミスターに出くわし声をかけられた。配信の視聴を中断してミスターを見やる。相変わらず明るいミスターだが、その言葉の中にあるリンは出会ってすらいない。精々、先程までタオとリリンと一緒にいた位だ。

 

「リン……ですか?」

「いや、さっきリン君と会ったんだけど……“ミスター! アタシ、武者修行してくる! ”って気合を入れていたんだよ。まったく……迷ったら突っ走るところが似ているね」

 

 思わず首を傾げてしまうツムギ。その反応からリンと会っていない事を察したのだろう。どうやらリンは更に腕を磨こうと武者修行と称して特訓に励んでいるようだ。若々しさを感じるリンの行動にミスターはついつい苦笑してしまう。

 

「ミスターにですか?」

「そうそう、私も昔……って違う違う! 私ではない! 君の事だよ。目的に向かって一直線に突き進むところなんか特にね。だからこそチームメイトととして上手くやれているのかもしれないな」

 

 ミスターの言葉足らずだったのか、似ていると言われてもピンと来ず、首を傾げてしまうツムギにミスター自身も思い当たるところがあったようだが、今回はツムギを指していたようだ。

 

「兎に角、君も負けじと励みたまえ!」

「そうですね。じゃあ俺もちょっとミッションに行こうかな」

「それなら丁度いい。私も共に行かせてくれないか? 少し話したい事もあってね」

 

 気を取り直してツムギを激励を送るミスター。その快活な言葉もあってツムギも笑みを見せながらミッションカウンターに目をやると、ミスターはツムギに何か用があったようだ。

 

「良いですよ。ミスターさんとはあまり出撃する機会はありませんでしたしね」

「ありがとう! では早速行こうか。ハッハッハ、腕が鳴るなぁ!」

 

 フランクで馴染みやすいミスターではあるが、共にミッションに参加したのは一度しかない。寧ろ望むところだとばかりに承諾すると、意気揚々とミスターはツムギと出撃していくのであった。

 

 ・・・

 

「そういえば君とミッションに行くのは初めてだね」

「そうですね。大体のミッションはスリーマンセルで臨むことが多いですから」

 

 ツムギとミスターが臨むのはHLV防衛ミッションであった。直近で言えばリンと共にミッションに行ったが、そもそもミスターとミッションに出たのは一度きりだし、大概のミッションは3人で臨むことが多い。

 

「まあ、話は道すがらという事で今は純粋にミッションを楽しもうじゃないか!」

 

 ミスターの話したい事というのが何なのかは分からないが、焦らずとも何れ聞ける事だろう。早速、ツムギはミスターとのHLV防衛ミッションへ臨む。

 

「行こう、ブレイザー!」

 

 HLVを狙う敵NPC機が出現してくる。我先にと銃口を向けてくるNPC機達に対応すべくツムギの呼びかけと共にストライクブレイザーは飛び出して相手を迎撃していく。

 

(我ながら余計なお節介だと思うけどね……)

 

 既にNPC機達との戦闘を始めたストライクブレイザーの背中を見ながらミスター専用ゲルググも戦闘に参加していく。その中でミスターはふと自嘲気味に笑みを漏らすのであった……。

小話に水着イラストが見たい組み合わせは(6月末まで)

  • ナギサ&ソフィー
  • ナギサ&ユカ
  • ユカ&シオン
  • ソフィー&シオン
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