ガンダムビルドブレイカーズ ReBreak 作:ウルトラゼロNEO
「相手は強そうだけど、気持ちで負けちゃ駄目だからね」
「せ、せやね。相手が有名やからって、ビビってもうたわ……。僕らだっていっぱいバトルして成長してきたんや! その全部をぶつけていかんとね!」
クラン・ブレイカーズと奏海高校チームのバトルの舞台となったのは市街地ステージ。有名どころである奏海高校チームに対してリンが檄を飛ばすと、タオも緊張を振り払いながらもバトルに集中する。
「良いこと言うじゃん! 任せてくれたみんなの為にも負けられない!」
このバトルにあたって快く送り出してくれたリリン達。あの温かい応援の言葉はリンだけではなく、ツムギやタオに今も胸に温もりを与えてくれている。その想いを噛みしめているとアラートが鳴り響く。
「ノリで参加しちゃったけど、やるからには優勝を目指すよ!」
奏海高校チームのお出ましだ。サナが操るのストライクフリーダムガンダムをベースにパーフェクトストライクガンダムを彷彿とさせるカスタマイズを施したガンダムパーフェクトストライクフリーダムだ。
「行くぞ、2人とも。俺達の最強を証明する時だ」
トウマのガンプラはガンダムデスサイズヘルをベースに死神とは真逆の天使を思わせる意匠が施された純白のガンプラ、ガンダムリヴランスヘブン。
「ふっ、その言葉も懐かしいな!」
そしてガンダムブレイカーエストレーモの制作に影響を与えたリュウセイのガンダムヘリオス。太陽神の名を持つそのガンダムはデスティニーガンダムやフリーダムガンダム、ガンダムダブルエックスなど様々なガンダムの要素を組み込んだガンプラであった。そんな奏海高校チームを相手にクラン・ブレイカーズは戦闘を始める。
・・・
「そう言えばユウヒさん、なにを言いかけていたんですか?」
クラン・ブレイカーズと奏海高校チームのバトルが始まり、既に激戦となっている。どちらが勝つかまだ判断の尽かない状況のなか、観戦していたタツヤは先程のユウヒの言葉の続きを聞いてみる。
「イチヤから聞いた話なんだけどね。昔、GBフェスタってイベントがあったんだ。そこで当時、決勝戦の相手であり、全米大会で優勝したイチヤを恨んだマハラ・ケンタロウって人が無差別ハッキング事件を起こしたんだ。そこでイチヤ達と一緒に戦ったのがあの奏海高校チームだって事を思い出してね」
「そんな事が……」
かつてアマミヤ・イチヤを狙って起きた事件。事件そのものは無事解決したが、その解決に一役買ったのがあの奏海高校チームだったようだ。憧れの先輩達がまさかガンダムブレイカーの先輩とも縁があったことにタツヤ達は驚いている。
・・・
「つ、強い……」
奏海高校チームは一筋縄ではいかなかった。そう簡単に勝てる相手ではない事は分かっていたが、被弾率の高い状況にリンは苦虫を噛み潰したように呟く。
「……同じ事を言わせてもらう」
だが、それは奏海高校チームも同じように思っていたようだ。決して侮っていた訳ではない。しかしまさに拮抗した実力にトウマの表情に油断はなく、鋭く見据える。
「だが!」
ビームランスを構えたリヴランスヘブンが突撃してくる。これで確実にフレールを仕留めるつもりだろう。
しかしその寸前でストライクブレイザーがフレールとの間に割り込み、鍔迫り合いとなる。どちらも作り込まれたガンプラであり、性能はどちらも劣っていない。
数秒の鍔迫り合いのなか、ストライクブレイザーを押し退けてリヴランスヘブンは胸部のメガソニック砲を放とうとする。避けるには間に合わず、防ぐにもタダでは済まないだろう。
「なにっ!?」
しかしツムギの表情に焦りはなかった。今、まさにメガソニック砲が放たれた瞬間、下方から高速のビームがリヴランスヘブンに直撃したのだ。
フレールによるヴェスバーの援護。お陰でリヴランスヘブンに一瞬の隙ができた。その瞬間を見逃さず、覚醒したストライクブレイザーはすれ違いざまにリヴランスヘブンを撃破する。
「……覚醒、か」
ヘリオスとPストライクフリーダムを相手に何とか凌いでいたタオSDカスタムだが、ヘリオスのパルマフィオキーナの射撃を受けて大きく吹き飛んでしまう。撃破には至っていないものの、リュウセイはそれよりも覚醒したストライクブレイザーを見やる。
かつてGBフェスタで起きた事件。あの時、四つ足の悪魔を駆る首謀者との戦いの中、絶対的な危機に陥った。その危機を破壊し、勝利への道を創造した破壊者が現れた。
──リミットガンダムブレイカー。
アマミヤ・イチヤが駆る神速のガンダムブレイカー。覚醒の赤き輝きを纏い、それまでの状況から一転、逆転への流れを作り出したのだ。
「何とでもなるはずだッ!」
トウマが撃墜されてしまった状況のなか、タオSDカスタムに加えてストライクブレイザーとフレールとの激しい戦闘が行われる。覚醒の力を纏ったストライクブレイザーの一つ一つの攻撃は非常に重い。対してリュウセイは覚醒を使えない。だがそれで諦めるつもりはない。
「くっ!?」
ストライクブレイザーとヘリオスが激しい剣戟を繰り広げる。だが経験の差が出てしまったのか、ヘリオスのビームソードがストライクブレイザーの左腕を切り落とし、そのままストライクブレイザーを蹴り飛ばす。
「パーフェクトフルバーストォッ……!」
「ヘリオスセスセットキャノン……ッ!」
ストライクブレイザーはまだ体勢を立て直していない。タオSDカスタムやフレールとの距離も十分にある。Pストライクフリーダムとヘリオスは自身の火器類を全て駆使したまさに必殺の一撃を放とうとする。
「「シューット!!」」
圧倒的な高火力の全問斉射攻撃が放たれる。その全てを飲み込まんばかりの攻撃がストライクブレイザーに迫り、流石のツムギも撃墜を覚悟するが……。
「「ツムギッ!」」
何とタオSDカスタムとフレールがストライクブレイザーの前に躍り出て、守ろうとしたのだ。
「僕だってもう逃げへんッ!」
「アタシだっていつまでも守られてる訳じゃないんだから!」
しかしその攻撃はヘリオスとPストライクフリーダムが誇る必殺の一撃。タオとリンの強い意志とは裏腹にタオSDカスタムとフレールの機体は既に限界に達していた。
《──!》
「……分かってるッ! 後は任せてくれ、2人とも!」
しかしそれでもストライクブレイザーが体勢を立て直す一瞬の時間は稼げた。何かを促すようなブレイザーの気配を感じながら、ストライクブレイザーは大きく飛び上がるのと同時にタオSDカスタムとフレールは砲撃に飲み込まれて撃破されてしまう。
「あっ!?」
飛び上がったストライクブレイザーはブレイザーの力も発現させると、ビームサーベルを突き出し、さながら稲妻のような苛烈さとスピードでフルバースト中で隙だらけのPストライクフリーダム目掛けて突っ込み、その機体を貫く。
「凄いな、君はッ!」
「俺だけじゃありません!」
遂に一対一の状況になった。再びストライクブレイザーとヘリオスの接近戦が始まるなか、覚醒だけではないその力を見せられたリュウセイは楽しそうにツムギを称えると、ツムギも笑みを見せながらも否定する。
「タオとリン、そしてブレイザーがいなかったら俺はもうやられていた。だからこそ証明します、俺達の最強を!」
ツムギだけがクラン・ブレイカーズで抜け出ている訳ではない。多くの経験をしてチーム全体が強くなったのだ。その想いを表すように放たれた一撃がヘリオスの胴体を深々と傷つける。
同時にストライクブレイザーはガンバレルを解き放つ。オールレンジ攻撃か? 否、四基のガンバレルをそのまま速度を乗せてヘリオスに突撃させたのだ。質量を持った突撃を受けてヘリオスも大きく損傷するが、ストライクブレイザーは矢継ぎ早にガンランチャーと収束火線ライフルを放ち、ガンバレルを破壊し、更にダメージを与える。
「いっけぇえーっ!」
覚醒の赤き輝きとブレイザーの蒼き輝きをビームサーベルに乗せて、大きく吹き飛んだヘリオス目掛けて投擲する。その一閃は一瞬でヘリオスに迫り、そのコックピットを貫いて撃破するのであった……。
ナギサ&ソフィー(水着)
ナギサ「GBBBBのアップデートで水辺エリアが解放されたんだったら楽しまないとねー」
ソフィー「まあ、動画のネタにはなるかもね」
ナギサ「じゃあ早速、楽しんで行こうか!」
【挿絵表示】
ソフィー「ん……。そういう訳だから、今日は手伝ってもらうよ」
ナギサ「手伝うって言ってもナギサさんたちと一緒に楽しんでくれれば良いよー」
8/21はバニーの日。小話にバニーイラストが見たいのは(7月末まで)
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ナギサ
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ソフィー
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ユカ
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アオバ
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シオン
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セレナ