ガンダムビルドブレイカーズ ReBreak 作:ウルトラゼロNEO
《バトルトーナメントは一回戦の全試合が終了し、勝ち残ったチームは二回戦へ駒を進めています》
奏海高校チームとのバトルから数日。GBBBBではいよいよ二回戦のアナウンスをレコとミスター・ガンプラがGBBBBニュースを通じて配信していた。
《一回戦ではどの試合でも、熱い戦いが繰り広げられていましたね!》
《そうだね! だがまだまだバトルトーナメントは始まったばかりさ! 一回戦以上の熱い戦いを期待しているよ! 》
《引き続き私も応援していますから、皆さん頑張ってくださいね!》
ミスター・ガンプラの言うようにまだ一回戦が終わったばかりだ。これからバトルトーナメントはどんどん盛り上がっていく事だろうか。ミスター・ガンプラとレコのエールと共にGBBBBニュースを締め括るのであった。
・・・
「ミスターの言う通り、バトルトーナメントは始まったばかり……。何か起こるか分からへんな」
バトルトーナメント二回戦が目前と迫る中、先程のGBBBBニュースをクラン・ブレイカーズ全員が視聴していた。待ち受けるであろう激闘に向けてタオは神妙な面持ちを見せる。
「でも、僕らは強豪チームに勝ってるし、どんな事があっても平気や! このままの勢いでドンドン勝っていこ!」
「そうだな。どんなヤツが出てこようが、今の俺等の敵じゃ──」
とはいえ、実力派の奏海高校チームに勝てたことがバネになっているのだろう。自信にあふれるタオにマシマが頷きながら、話していると……。
「──それはどうでしょうか、マシマさん」
ふとその言葉を遮るように声をかけられる。見てみればそこにはユーキの姿があった。
「……誰だっけ? すまねぇ、男の顔は覚えてられなくてよ」
「ええっ!? またそれですか!?」
が、いつもの調子でとぼけ始めるマシマ。相変わらずのその様子にユーキは大きく驚いてしまっている。
「ハハハ、ホントにからかい甲斐のある奴だな! それはそうとこのタイミングで俺達のところに来たってことは……」
「はい。二回戦の対戦相手としてご挨拶しておこうと思って」
ユーキの反応が面白いのだろう。昔からこの2人がどういう付き合い方をしていたのか分かるやり取りの中、マシマはスッと目を細めて、わざわざユーキが訪ねてきた理由を聞いてみると、どうやら二回戦の相手は目の前のユーキを含めたニシワキエンジニアリングのようだ。以前もマシマがニシワキエンジニアリングのバトルトーナメントへの参加を口にしていたが、何の因縁か再びニシワキエンジニアリングとぶつかる事になった。
「皆さん、お久しぶりです。一回戦を拝見しましたが、前に戦った時よりも遥かに強くなっていますね」
「あっ、やっぱり分かりますか!? 今、僕らに波がキテるんですよ!」
相変わらず律儀に挨拶をしてくれるユーキ。奏海高校チームとのバトルも見ていたようで、クラン・ブレイカーズの成長を褒めると、タオはすぐに調子に乗ってしまう。
「タオ、チョーシに乗り過ぎだよ……」
「ですがクラン戦の時に比べて、実力も精神面でも成長しているのは確かですよ」
タオはすぐに調子に乗ってしまうのが玉に瑕だ。呆れるリンだが、シーナは事実としてクラン・ブレイカーズの成長を認める。寧ろクラン戦が成長する良い切っ掛けになったのかもしれない。
「……って、わけだ。こいつ等はまだ若いし、気ぃ抜いてるとお前らもすぐに抜かされるぜ」
「そうはいきませんよ。今回はシード枠での出場ですし、僕達も前の敗北から腕を上げていますから、今日はリベンジさせてもらいます」
ユーキに発破をかけるようなマシマだが、ユーキ自身も今日に至るまでに強くなろうと努力してきたのだろう。不敵な笑みを見せる。
「それでは、挨拶はここまでにして……。試合、楽しみにしています」
そう言って踵を翻して立ち去っていくユーキ。これ以上の言葉は必要ない。お互いの成長は後はバトルでぶつけ合うだけだ。
「リベンジか……。だったら、俺が出ないと話は始まらねぇよな。後は……」
「ハイハイハーイ! アタシも出たーい!」
因縁のあるニシワキエンジニアリングともなれば、マシマが出るのに異論はないだろう。残りのメンバーを選出しようとした瞬間、元気よくリンが手を挙げて主張する。
「おっ、やる気じゃねぇか、リンちゃん! 急にどうしたんだ?」
「アタシ、もっと強くなりたいの。だからプロチームと戦ってみたい!」
元々明るく元気なタイプのリンだが、ここまで参加に名乗りを上げてくるとは。どうやらリンの中で強くなりたいという想いが日増しに強くなっているのだろう。客観的に見ても、今のリンの実力ならばニシワキエンジニアリングが相手でも後れを取ることはないだろう。リンの参加が決定する。
「となると、残り1人は……」
「俺も行きますよ。またニシワキエンジニアリングの皆さんとバトル出来るんですから」
残り1人は誰にするか。とはいえマシマはもう候補を絞っているのだろう。ツムギに視線を向けた瞬間、乗り気にツムギも参加を決意する。クラン・ブレイカーズでおいて、その実力はツムギとマシマがツートップだ。問題ないだろう。
「やっぱお前だよな。これで決まりだ! それじゃあ行こうぜ!」
マシマもツムギならば安心して背中を任せられるのだろう。こうしてツムギ、リン、そしてマシマによる二度目のニシワキエンジニアリング戦が始まろうとしていた。
8/21はバニーの日。小話にバニーイラストが見たいのは(7月末まで)
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