書くのははじめてですがよろしくお願いします。
第1問
藤「……本当にいいのかい?Fクラスで?」
文月学園学園長の藤堂カヲルは自分の目の前にいる少年にそう言った。
「ああ……ルールはルールだしな」
少年は興味がなさそうにそう言葉をかえす。
藤「だがこの成績表を見る限り(ペラッ)……アンタは前の学校でAクラス並の成績を取っているんだけどねぇ…」
藤堂カヲルは『成績表』と書かれた紙をめくりながら言った。
「確かにそうだが……俺には一つ証明したいことがあるんでな」
藤「……証明したいこと?」
「ああ」
そして少年は学園長の机を両手で力強く叩いてから…………言った、
「……学力が全てじゃないってことを……な」
少年が叩いた机の上にはこう書かれた紙があった。
『転校生、城之一零斗《ジョウノイチレイト》は学校校則に載っとりFクラスに配属とする』
城「はぁ……やっと学校挨拶が終わった……さすがに全科目を1日でテストするのはきつかったな……」
城之一零斗は学校へと続く坂道をゆっくりと下っていた。坂道の両端には満開の桜の木が咲き誇っている。
城「……ってかこれ全部読まねぇといけないのか………はぁ……」
零斗は紙袋に入っている大量の紙を見て溜め息をついた。この紙は先程文月学園でもらった学園資料だ。
城「だりぃなぁー……そういや家帰ったらお隣さんに挨拶しないとな」
まぁお菓子でいいよなぁー、なんてことを考える。
……っと、そうこうしてるうちに家に着いたようだ。
城「よっと(ガチャッ)」
鍵を開けて家の中に入る。
城「……独り暮らしに3LDKは広すぎると思うんだがなぁ……」
と、呟きながら買っておいたお菓子を取り、また外に出る。
城「さて左の家からいくか(ピンポ~ン)」
インターホンをならすと中からは~いとおばさんの声が聞こえた。
『(ガチャッ)あら?どちら様?』
城「こんばんは。昨日隣に引っ越してきた城之一です。よろしくお願いします。これどうぞ」
『あらぁ~、親切にありがとうねぇ。何か困ったことがあったらなんでも言ってね?』
城「はい、ありがとうございます」
『はーい、こちらころよろしくお願いね(ガチャッ)』
ーーーーこんな感じで会話が終わった。
城「親切な人だったなぁー……んじゃ次はっと……(ピンポーン)」
次は右側の家のインターホンを鳴らすが……………………反応がない。
城「……ん?留守か?」
零斗がもう一回インターホンを鳴らそうとしたときーーーー
「……あれ?どうしたの君?僕に用?」
ーーーーと、横から声をかけられた。零斗は右側を振り向く。
城「(俺と同じ位の歳か?)……あ、君がこの家の?」
「うん、そうだよ~」
相手は人懐っこそうな笑顔で笑った。
城「それなら……昨日隣に引っ越してきた城之一です。よろしく。よかったらこれーーーー」
「そっそんな高級な物っ、ぼっ僕にくれるのぉっ!?」
ーーーーどうぞ、と言おうとしたらいきなり彼は驚いた顔でそう言ってきた。
城「ま、まあ……そうだけど……それとそんなに高級じゃねぇぞ……?」
大きな声に驚きながら零斗は控え目に発言する。
「いや、最近塩水と砂糖水が主食だからそのカロリーがありそうなクッキーはすごい高級品だよっ!」
城「………………………………what?」
待て、今コイツは何て言った?
城「……し、塩水と砂糖水が主食!?」
「うん、最近新作のゲームが出てそれ買ったせいで今生活費0円だから塩と砂糖しか家にないんだよねー。……あ、でもちゃんと油も時々食べてるから大丈夫だよ♪」
いやいや大丈夫じゃないだろ。人間が塩水と砂糖水(と油少々)で生きていけるはずがない。……だいたい塩水も砂糖水も油も食べ物じゃなくて飲み物……いや、飲み物でもないだろっ!
城「……いろいろと突っ込み所が多いが……はいこれ」
「やったー!ありがとうっ!(これだけで1ヶ月ぐらいはカロリーが毎日摂取できるぞっ!)」
なんか変なこと考えているみたいだが気にしないでおこう(ちなみにクッキーは30枚入り)。
明「……あ!そういえば自己紹介がまだだったね。僕は吉井明久。父と母と姉が海外で働いてるから独り暮らしだよ。あとここの近くの文月学園の生徒なんだ~」
城「マジか!俺もその文月学園に明日から転校生として通うことになってんだよ」
明「へぇ~、そうなんだ!よろしくね城之一君!」
城「あぁ!よろしくな明久!」
零斗と明久はガッチリと硬い握手をした。
……かくして零斗は塩と砂糖(と油少々)で生きる謎の生命体、吉井明久と友達になった。
どうでしたか?
これからもぼちぼち書いていきます!