居住空間に、奇妙な静けさが落ちていた。
負傷者の荒い呼吸。
油の滴る音。
どこかで軋む古い配管。
そのすべてが、やけに遠い。
佐藤は椅子に座ったまま、面の内側に映る表示を眺めていた。
複数の反応。
だが、そのうちの一つだけが異様だった。
大きい。
熱量ではない。
質量でもない。
説明しがたい圧のようなものが、記号の一点に宿っている。
他の反応が、その一点を中心に動いていた。
「……へえ」
佐藤は楽しげに呟く。
ノーランドが振り向く。
「なんだ?」
佐藤は答えない。
その瞬間だった。
施設全体が震えた。
天井の粉塵が一斉に落ちる。
入口側の配管が、外から何かに叩き潰されたようにへしゃげた。
轟音。
鉄板が内側へ吹き飛ぶ。
新入りたちが一斉に身構える。
ロイスだけは半歩下がり、射線を確保した。
暗い通路の奥。
何もいない。
だが、空間だけが歪んでいた。
透明な何かが、そこに立っている。
二メートルを超える長身。
分厚い肩。
常識外れの密度を感じさせる輪郭。
佐藤には見えていた。
亜人の目には、透明化の膜越しに黒い異形の姿がはっきり浮かぶ。
「でかいな」
次の瞬間、そいつが消えた。
否。
速すぎて、見失った。
ノーランドの横にいた男の首が宙を舞う。
一拍遅れて血柱。
誰も撃てない。
どこにいるのか分からない。
銃声だけが遅れて乱発され、壁と機械へ穴を穿つ。
再び振動。
今度は天井近く。
一人が持ち上げられ、叩きつけられ、動かなくなる。
「散れ!!」
ノーランドが怒鳴る。
ようやく全員が散開する。
ロイスは物陰へ飛び込み、冷静に周囲を観察していた。
佐藤だけは立ち上がり、入口を見る。
そこにいた。
透明化が一瞬揺らぎ、姿が滲む。
歴戦の傷だらけの装甲。
他個体よりさらに巨大な体躯。
無駄のない筋肉。
肩には砲門。
右腕にのみ、長い刃。
左腕は籠手のみ。
そして腰や胸元には、夥しい戦利品。
頭蓋。牙。骨片。金属片。
殺した数だけ飾ったような存在だった。
空気そのものが、格の違いを告げている。
ノーランドの顔色が変わった。
「……嘘だろ」
長く生き残った男が、初めて本気で怯えた声だった。
佐藤は笑う。
「これが一番強いのか」
怪物が、ゆっくりと面を佐藤へ向ける。
こちらを見た。
佐藤が被っているマスク。
奪った籠手。
腰の戦利品。
理解したのだ。
仲間を殺した者が誰かを。
低い唸り声。
それは怒りではない。
歓喜だった。
強者が、戦う価値のある獲物を見つけた時の声。
佐藤はナイフを抜く。
左腕の刃を展開する。
「いい顔するじゃないか」
次の瞬間、肩砲が発光した。
居住空間での戦いが、始まる。
青白い閃光が、居住空間を昼へ変えた。
肩砲の一撃。
佐藤は横へ飛ぶ。
さっきまで座っていた椅子ごと背後の壁が吹き飛び、鉄片と火花が室内を薙いだ。
遅れて爆風。
人間たちは床へ伏せ、怒号を上げる。
ロイスは即座に遮蔽物の裏へ潜り込み、ノーランドは怒鳴りながら別通路へ走った。
戦場から人間が消える。
残ったのは、二つの異形だけだった。
佐藤は着地と同時に駆ける。
近づかなければ話にならない。
だが相手もそれを知っている。
透明化が走る。
巨体が掻き消えた。
「いいね」
佐藤は笑う。
亜人の目には、完全には消えていない。
空気の膜の奥に、黒い輪郭がある。
右へ。
速い。
佐藤が振り向いた瞬間、横薙ぎの一閃。
右腕の刃。
佐藤は咄嗟に左腕のガントレットで受ける。
火花。
衝撃。
鉄骨へ身体ごと叩きつけられ、肺の空気が潰れた。
「……っ!」
重い。
以前の個体とは比べものにならない。
一撃一撃が、事故の質量だった。
追撃。
肩砲が至近距離で向く。
佐藤は転がる。
床が爆ぜ、熱で頬の皮が焼ける。
そのまま低姿勢から飛び込み、ナイフを腹部へ突き立てる。
硬い。
浅い。
筋肉と装甲で止まる。
返しの左拳。
まともに顔面へ入り、佐藤の頭が横へ弾けた。
歯が飛ぶ。
視界が白く染まる。
それでも佐藤は笑っていた。
「いいパンチだ」
蹴り上げ。
宙へ浮く。
そこへ追うように右腕の刃が走る。
胸を狙った刺突。
佐藤は空中で身を捻り、脇腹を裂かれるだけで済ませる。
着地。
血が床へ落ちる。
再生は始まっている。
だが間に合わない。
怪物は休まない。
連撃。
右から斬る。
左から殴る。
砲門で牽制し、間合いを潰す。
理にかなっている。
強者の戦い方だった。
佐藤は二度、三度と吹き飛ばされる。
肋骨が折れ、肩が外れ、膝が砕ける。
そのたびに起き上がる。
そのたびにまた潰される。
ノーランドが遠くで叫んでいた。
聞こえない。
佐藤の視界には、目の前の怪物しかいない。
「……最高だな」
立ち上がる。
口から血を垂らしながら。
相手が初めて止まる。
理解できないものを見るように、わずかに首を傾げた。
佐藤はピストルを抜いた。
相手へではない。
自分の顎下へ向ける。
引き金。
破裂音。
頭部が砕け、佐藤の身体が崩れる。
怪物が一歩近づく。
確認の歩み。
数秒後。
死体が痙攣し、骨が戻り、肉が盛り上がる。
佐藤が立ち上がる。
顔面が再構築されながら笑っていた。
「二回戦だ」
今度は佐藤から踏み込む。
透明化。
姿を消し、低く走る。
相手の側面。
膝裏へナイフ。
浅い。
だが僅かに体勢が揺れた。
そこへ左腕のガントレット刃を伸ばし、首筋を狙う。
読まれていた。
怪物の右腕が振り下ろされる。
凄まじい速度。
佐藤は避けきれない。
受けるしかない。
左腕を上げる。
次の瞬間。
金属が悲鳴を上げた。
リストブレードが、ガントレットごと佐藤の左前腕へ食い込む。
骨ごと断裂。
腕が宙を舞った。
奪った装備ごと、佐藤の左腕が床へ転がる。
血が噴水のように噴き出す。
一拍遅れて激痛。
それでも佐藤は後退しながら笑った。
「……そう来るか」
怪物は切り落とした腕を見下ろし、ゆっくりと佐藤へ向き直る。
右腕の刃先から、血が滴っていた。
血が床へ広がっていく。
切り落とされた左腕。
転がるガントレット。
火花を散らす断面。
それでも佐藤は笑っていた。
「はは……いいね」
痛みで顔が歪むことすらない。
むしろ楽しそうだった。
失った左腕の付け根から血を撒きながら、佐藤は片手でナイフを回す。
目の前の怪物は理解できないという沈黙を保っている。
腕を断たれた獲物が、なぜ笑うのか。
その一瞬の観察。
佐藤は踏み込んだ。
片腕だけで。
速さも力も足りない。
だが躊躇がない。
喉元を狙う直線の刺突。
怪物は左手でその手首を掴んだ。
万力。
骨が軋む。
佐藤はなお笑う。
「捕まえたつもり?」
次の瞬間、巨体の膝が佐藤の腹へ突き上がる。
内臓が揺れ、身体がくの字に折れた。
そのまま持ち上げられる。
片手で。
まるで子供の玩具だった。
佐藤の足が宙で揺れる。
それでも口元だけは吊り上がっている。
「景色がいいね」
怪物は何も言わない。
ただ、佐藤を振り向きざまに投げた。
凄まじい速度で飛ぶ身体。
背中から古い鉄柵を突き破り、その先の作業区画へ叩き込まれる。
そこにあったのは、採掘施設の旧式掘削機だった。
巨大な回転刃。
鈍く唸りながら、今なお動いている。
老朽化しながらも止まらない機械。
佐藤の身体は、その中心へ吸い込まれた。
「おお――」
笑ったまま。
回転刃が脚を砕く。
骨が弾ける。
腰が裂ける。
胴体が千切れ、肋骨が花のように散る。
顔面が砕け、歯と眼球が鉄壁へ飛び散る。
肉片が霧になって舞う。
腕がもげ、脊椎がねじ切れ、頭蓋が粉砕される。
一瞬で、佐藤という人体は原形を失った。
床一面に赤い泥が広がる。
掘削機はなお回り続ける。
室内が静まり返る。
ノーランドも、ロイスも、誰も声を出せない。
あまりに徹底した破壊だった。
怪物はゆっくり歩み寄る。
機械の前で止まり、血煙の向こうを見つめる。
完全な死。
そう判断した、その時だった。
作業区画の端。
先ほど切り落とされ、床へ転がっていた左腕――ガントレット付きの腕が、ぴくりと痙攣した。
指が動く。
次に肘が跳ねる。
断面から黒い粒子が滲み、肉が盛り上がる。
骨が伸びる。
筋が這う。
肩が形成され、胸郭がせり上がる。
腹部。
首。
顔面。
右腕。
脚。
まるで左腕から人間が生えてくるように、佐藤の全身が再構築されていく。
怪物が初めて、その再生へ視線を奪われた。
その一瞬。
再生しきる寸前の佐藤が跳んだ。
まだ皮膚の戻り切っていない裸同然の身体。
だが笑顔だけは完成している。
「はははッ!」
着地と同時に左腕の刃が展開。
金属音とともに、ガントレットのリストブレードが怪物の脇腹へ深く突き刺さる。
完全な不意打ちだった。
巨体が初めて後退する。
黒い血が飛び散る。
佐藤は刃をねじ込みながら、顔を間近まで寄せる。
「見てる場合じゃないだろ」
そのまま右手で落ちていたナイフを拾い上げ、喉元へ連続で突き立てる。
一撃。
二撃。
三撃。
怪物の左拳が振り抜かれ、佐藤の顔面が潰れる。
頭蓋が歪み、歯が飛び、身体ごと吹き飛ぶ。
だが宙を舞いながらも、佐藤は笑っていた。
「最高だ……!」
佐藤の身体が鉄床へ叩きつけられる。
頭蓋の潰れた顔面が、落下の途中でもう戻り始めていた。
歯が生え直る。
眼窩が埋まる。
砕けた頬骨が音を立てて噛み合う。
それでも佐藤は笑っている。
「いい反応だ……!」
怪物はもう油断しなかった。
右腕の刃を引き、左腕の籠手へ即座に手を走らせる。
装置が展開する。
小さな円盤状の機器が射出された。
佐藤が起き上がるより早く、それは空中で開く。
四方へ広がる金属節。
次の瞬間――
電気網。
青白い閃光をまとった網が、佐藤の全身へ覆い被さった。
「おっ」
触れた瞬間、数万ボルト級の衝撃が走る。
筋肉が痙攣し、身体が跳ねる。
だが佐藤の目は、苦痛より先に構造を見ていた。
網ではない。
細い。
一本一本が刃物じみた鋭さを持つ、切断用の糸だ。
電撃は拘束のため。
本命は、締め上げながら肉へ食い込ませること。
「なるほど……そういう道具か」
ワイヤーが首へ。
脇へ。
腹へ。
腿へ。
締まるたび、皮膚が裂け、糸が肉へ沈んでいく。
普通の相手なら、暴れるほど自分から切れていく。
怪物はゆっくり近づく。
今度は殺さない。
未知の獲物。
何度死んでも戻る異常個体。
四肢を切り分け、運ぶつもりだった。
ノーランドが息を呑む。
ロイスは物陰から微動だにしない。
佐藤だけが、床へ押しつけられたまま笑っていた。
「いいね……理解した」
そして、自分から動いた。
全身に力を入れ、わざと身を捩る。
糸がさらに深くめり込む。
肩まで。
肋骨の隙間まで。
腹筋を裂いて内側まで。
血が噴く。
ノーランドが意図を察して佐藤を撃つ
破裂音。
後頭部が弾け、身体が沈黙する。
怪物が一瞬止まる。
理解不能。
今度こそ完全に死んだのか?
その数秒後。
佐藤の死体が痙攣する。
再生開始。
砕けた頭部が戻る。
裂けた胸郭が閉じる。
千切れた筋肉が盛り上がる。
そして、肉へ深く埋まっていた鋭い糸が――巻き込まれた。
再構築される組織の圧力に呑まれ、異物として押し潰され、削り取られ、消えていく。
首に食い込んだ糸が消える。
腹を裂いていた糸が消える。
腿へ潜っていた糸が消える。
再生が進むほど、拘束具は存在を失っていった。
青白い火花が散り、電気網の節点が次々に沈黙する。
怪物が初めて半歩下がる。
佐藤が立ち上がる。
全身血まみれ。
皮膚は新しく、傷はない。
そして笑顔だけが、最初から完成していた。
足元には、機能を失った電気網の残骸。
佐藤は首を鳴らす。
「ありがとう」
左腕のガントレット刃を展開する。
金属音。
「助けられたね」
佐藤の言葉が終わるより早く、怪物は踏み込んでいた。
迷いのない突進。
巨体に似合わぬ速度で床を砕き、右腕の刃が一直線に佐藤の胸を狙う。
佐藤は笑う。
「せっかちだな」
左へ半歩。
致命線だけ外す。
刃は胸を逸れ、肩口を深く裂いた。
血が噴く。
だが佐藤は怯まない。
むしろ、その距離を待っていた。
至近。
手が届く。
佐藤は左腕を振るう。
奪った異形のガントレット。
伸びた刃。
狙うのは敵ではない。
自分の右肩だった。
一閃。
骨ごと断たれ、右腕が宙を舞う。
ノーランドが絶句する。
ロイスの目だけが鋭く細まる。
怪物が一瞬だけ止まった。
理解不能の行動。
だが佐藤にとっては違う。
これは思いつきではない。
窮地で初めて試す奇策でもない。
自分の死体や切断面を利用し、再生そのものを攻撃へ変える――佐藤が何度も使ってきた、慣れた手口だった。
「いつものやつだ」
右腕を失った身体で、佐藤は前へ出る。
噴き出す血を撒きながら、右肩の断面を怪物の腹部装甲へ押し当てた。
装甲の継ぎ目。
柔らかい箇所。
狙いは正確だった。
逃がさない。
怪物が左拳を振り上げる。
遅い。
佐藤はもう、ピストルを抜いていた。
自分の顎下へ銃口。
満面の笑み。
「付き合ってくれ」
引き金。
破裂音。
頭蓋が吹き飛び、佐藤の身体が怪物へもたれかかるように崩れる。
同時に、右肩の断面が脈動した。
黒い粒子が滲み、再生開始。
肩口から骨が伸びる。
鎖骨が走る。
筋肉が膨張する。
胸郭が押し広がる。
だが、その再生空間には怪物の腹部が存在していた。
異物を押し退けるように、佐藤の肉体が形成される。
装甲が軋む。
腹部へめり込んだ断面から、凄まじい圧力が内部へ食い込む。
怪物が初めて叫んだ。
低く、怒りと苦痛の咆哮。
腹の装甲が外側へ膨らみ、次の瞬間――破裂した。
肉と血が背中側へ噴き抜ける。
腹部中央に、拳大の穴。
そこから熱気と黒い血が噴き出す。
佐藤の死体が床へ崩れ落ちる。
怪物は数歩よろめき、腹を押さえる。
その眼前で。
床の死体が痙攣した。
頭部が再構築され、首が戻り、胸が膨らむ。
失われた右腕も肩から伸び直す。
佐藤が起き上がる。
全身血まみれ。
傷ひとつない笑顔。
「ははははは!」
腹に穴の空いた怪物を見て、子供のように笑う。
「やっぱりこれ、便利だな」
怪物は血を滴らせながら姿勢を低くする。
致命傷ではない。
だが理解した。
この獲物は、死体すら武器に変える。
腹部に穴を穿たれた怪物は、なお倒れなかった。
黒い血を滴らせながら、低く身構える。
右腕の刃は佐藤へ向いたまま。
肩砲も沈黙していない。
だが、その眼だけが変わっていた。
怒りでも驚愕でもない。
計算。
この場で続ければ勝てるか。
どれだけ損耗するか。
次に備えられるか。
狩人の目だった。
佐藤は笑いながら両手を広げる。
「どうした。まだやれるだろ?」
怪物は答えない。
左腕の籠手へ素早く触れる。
次の瞬間、室内へ閃光弾じみた白光が炸裂した。
ノーランドたちが目を覆う。
ロイスは即座に伏せる。
佐藤だけが、笑ったまま踏み込む。
「逃げる気か!」
だが一歩遅い。
白光の奥で透明化が起動する。
巨体の輪郭が揺らぎ、消える。
佐藤は音を追う。
床を蹴る重い一歩。
通路の鉄板が軋む。
遠ざかる気配。
「ははっ、賢いじゃないか」
佐藤は追おうとして、足を止めた。
逃げるなら逃げればいい。
また来る。
その確信があった。
◇
地上。
密林のさらに奥。
岩肌へ溶け込むように隠された黒い船体が、静かに口を開いた。
透明化を解いた怪物が内部へ入る。
腹部の穴からなお血が落ちる。
装甲の内側には肉片が覗き、呼吸のたびに裂傷が軋んだ。
それでも歩みは乱れない。
船内中央。
縦に並んだ治療ポッドの一基へ近づく。
蓋が自動で開く。
蒸気。
青白い液体。
怪物は武装を外し、無言でその中へ身を沈めた。
液体が傷口を包む。
腹部の穴へ無数の細線が入り込み、組織を縫合する。
砕けた内臓が再構築され、裂けた筋肉が閉じていく。
低い駆動音。
赤い計器表示。
怪物は目を閉じたまま、動かない。
治療と同時に、記録映像が再生される。
佐藤の戦い。
腕を切り落とす。
自殺する。
再生する。
笑う。
何度も。
何度も。
怪物の指が、わずかに動いた。
学習している。
次は同じ手を食わない。
再生の起点を断つ。
頭部だけでなく四肢を分断する。
拘束してから焼く。
狩人の思考だった。
◇
その頃、拠点では。
佐藤が壊れた椅子へ座り直し、血まみれの床で鼻歌を歌っていた。
ノーランドは信じられないものを見る顔で言う。
「……あれを退かせたのか」
佐藤は肩をすくめる。
「違うよ」
笑顔のまま、天井を見上げる。
「あれは帰って準備しに行っただけだ」
ロイスの視線が鋭くなる。
佐藤は楽しそうに続けた。
「次はもっと強くなるといいね」
その口元は、心底嬉しそうだった。
評価、お気に入り、感想待ってま〜す!
この作品、どれもまだ1個も無いってマジ?