メガミさんの日常   作:電動ガン

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作ろう美プラ。

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ようこそ新しい家族。

暗がりの部屋。徹夜でK社のプラモデル。メガミデバイスを組み立てること10時間。昔の、ただのフィギュアだった頃のメガミデバイスならばもっと簡単に組み立てられた。それが極小の自動で稼働するボディに加え、AIを搭載する頭部。表情の変化するフェイスパーツなど自立稼働するシステムが加わった結果。初心者お断り、玄人の苦労買いの超絶技巧プラモデルと化した。して、このマスター。その激ムズキットを10時間で組み立て、AI起動まで持っていくとんでもない化け物であった。

 

「よし、出来た・・・・・・」

 

「マスター出来た〜?もう寝よ〜」

 

「zzz・・・」

 

「見てよケイちゃんなんて自分で充電して寝てるから。」

 

「だけどなぁ。ようやっと新作のメガミ手に入れたんだからさぁ予約なんて戦争だったんだぞ?」

 

「まぁマスターのそのメガミ愛は今に始まった事じゃないけどさぁ。」

 

「仕事も休みだし。早くAI起動まで持って行きたいんだよね。」

 

メガミのAIは完全にランダム。同じ個性のメガミは1体たりとも存在しない・・・・・・とはK社の言葉である。

 

「ロコはもう寝な。俺は風呂入ってくる。」

 

「うい〜一応シリコンオイル差してから寝る〜」

 

マスターと呼ばれた男はパッケージに組み立てたメガミ、PUNI⭐︎MOFU マオを収納して風呂に入りに行く。それをBULLET KNIGHT エクソシスト WIDOWのロコが覗き込む。

 

「ふ〜んこれが新しい子か〜なんか、マスターの性癖どうなってんのって感じ。」

 

「うう〜ん」

 

「やばケイ起きる。起こすとめんどくさいから私も寝よ。」

 

WISM・ソルジャースカウトのケイを起こさぬ様に忍び足で自分の充電ドックに座るとロコはメガミ専用の充電ドックに座り、寝る体制に入った。

 

「むにゃ。」

 

「zzz・・・」

 

眠りに付くとすぐに充電ランプが付いた。メガミの充電は1日忘れたくらいではなんとも無いのだが、AIのデフラグが必要なのでそれを睡眠という形で行っている。K社はこれを毎日行えば処理が早くなってバトルに強いと言っているがバトルを行う者はあんまりいなかった。

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

昼間まで寝てスッキリのマスター。メガミ達も起きてきた。マスターは早速組み立てたメガミをメガ赤外線通信でPCに接続し、AIの起動をしようとしていた。

 

「どんな子だろうね〜」

 

「暴れん坊だと困るのですけれど。」

 

「ロコ、ケイはどんな子だと良い?」

 

「うーん。元気な子だと良いなぁ。そうしたら遊べるでしょ?」

 

「私は冷静な子だと良いですね。」

 

「ははは。まぁ起動してみないとわからないからな。」

 

様々なデータをインストールし、性格データをロードする。

 

「さて、名前か。ロコ、名前どんなのが良い?」

 

「えっとね〜新作の子なんでしょ?アカリとか?」

 

「ケイは?」

 

「そうですね・・・・・・リンクとかどうでしょう。」

 

「うーんしっくりこないな・・・・・・」

 

「むぅ。考えてあげたのに〜」

 

「撃っていいですか?」

 

「出来ねぇだろ。そう怒んなよ。」

 

画面に名前入力の欄が出たまま考える。PUNI⭐︎MOFU マオはAI起動前なので微動だにしない。それをロコとケイはほっぺを突いたり、足を持ち上げたりしている。

 

「よし!決めた!名前はスイにしよう。」

 

「お〜。」

 

「ぱちぱち。」

 

「スイに決定・・・・・・よし起動のローディングになった。」

 

そしてローディングが終わるとスイの起動を確認、するが目を覚まさない。何か手順を間違ったかと思ったが。メガミが目を覚ます時間は個人差があるなと思い出す。それを意にしないロコとケイはスイの充電ドックから起こしたり腕を持ち上げたりとやりたい放題している。

 

「ん・・・・・・」

 

「あ、起きた。」

 

「おはようございます。」

 

「ひゃわあああああああああ!!!!」

 

「うるさ。」

 

「うーん。」

 

起動したスイは好き放題されていた2人からかくれるように充電ドックの裏に隠れる。

 

「おーい。大丈夫ー?」

 

「私達は家族ですよ。」

 

「ぴぃぃぃぃいいいい!!!!」

 

マスターはハズレ性格と頭を過るが性格にハズレなど無いと気を引き締める。

 

「スイ、おはよう。」

 

「ぴ!お、おはようございます、マスター・・・・・・」

 

「大丈夫かい?」

 

「は、はい。」

 

恐る恐る出てきたスイはロコとケイに露骨に怯えながら頭を下げた。

 

「す、スイ、です。よ、よろしくお願いします・・・・・・」

 

「よろしく〜」

 

「よろしくお願いします。」

 

「う、うちって。バトル、するんですか〜〜〜!!!」

 

「うん。うちはたまにシミュレーションバトルをファイトマネー目当てでやるくらいだな。」

 

「じ、ジオラマバトルは?」

 

「ジオラマバトルは隣町に行かないといけないしあんまりかな。」

 

「そうですか・・・・・・」

 

マスターはふと思った。この子はもしかしてバトル特化型の性格かもしれないと・・・・・・偶にあるのだ。K社はメガミバトルのデータを何故か取りたがっており、ゲームセンターやホビーショップにジオラマ筐体と呼ばれるジオラマフィールドを設置し、メガミ本体を使用したジオラマバトルやスキャンしたデータを使ってクラウドフィールドと呼ばれる仮想空間でバトルするシミュレーションバトルを用いてK社はこのバトルフィールドを利用したメガミバトルを行いデータ提供すると内容によって高校生の1日分のバイト代くらいの報奨金を出してくれるという高待遇にするくらいバトルデータを欲しがっている。それだけじゃなくメガミのAIにも細工をしてあるのだ。メガミのAIは大小あるにせよバトルをしたがる性格が現れることがあるのだ。これによりK社は武器を生産しようとしているなどの噂が立ち株価が下落した。ただK社はバトルデータはAIの洗練に使用するのだ主張しているが聞いてる者はあまりいない。それよりも可愛くて動くメガミを愛でる者が多数なので株価は下落しても売上は落ちていなかったりする。

 

「(どうする・・・・・・こういうタイプは定期的にバトル、それも実機を動かすジオラマバトルをしないと癇癪を起こす可能性がある・・・・・・人間を傷付けたりはプログラムでブロックされているしメガミの攻撃なんて派手だけど大した威力では無いから・・・・・・)」

 

「うひひ・・・・・・」

 

「マスターこの子危ない子じゃない?」

 

「大丈夫でしょうか。」

 

「まぁまぁケイとロコも仲良くしてね。」

 

「はーい。」

 

「わかりました。」

 

とりあえずはだ。しばらくはうちに慣れてもらって細かい動作チェックをして行こう。AIの成長具合を確かめなくてはならないし。メガミを新しく迎えたらやる事はいっぱいある。ひとつずつ熟して行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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