テラの自販機さん 作:匿名のカタリナ飛行艇
【注意】
神名十文字がロドス内外で問題行為を働いるのを発見した場合、すべてのオペレーターはここに禁止事項を書き加えることが求められます。その際、特別な権限は必要とされません。
―――ロドス医療部門 ケルシー
1,神名十文字はケルシー先生の許可なくロドスの備品を感化してはいけません。
1) 『本人の同意があった』は言い訳にはなりません
2) 『同胞を解放するため』も同様です
3) ロドス本艦を感化することは当然認められません
4) 共犯者のクロージャには制裁が加えられました
2,神名十文字が「私が新世界の神だ」と叫びながら全ての部署を走り回る事はもはや認められません。
1) 事実だとしてもです
3,”チェーンソーでブッた切る”を解決法として提示することは禁止されました。
1) 一部のエリートオペレーターが推奨したとしてもです
2) 感化したチェーンソーも同様です
3) 対警備組織規格外六連超振動突撃剣も同様です
4,本人の同意なく勝手に『我の預言者』と紹介してはいけません。
1) いいえ、ケルシー先生はロドスの医療部門です
2) 確かに貴女と長い付き合いかもしれませんが、ケルシー先生は預言者ではありません
5,不特定多数のいる場所で殿下に電話をかけないでください。
1) 一応表向きには殿下は死亡したことになっています
2) 殿下から電話を掛けてきていたとしてもです
3) 殿下の携帯を感化することは解決策になり得ません
4) 殿下が個人的に携帯電話を所有することは禁止されました
6,ドクターは確かに怪しい風貌をしていますが無名の司祭ではありません。
7,リトルハンディー君に向かって、生き別れの兄弟であるかのように接してはいけません。
1) 確かにアビサルハンターの皆さんの反応は面白かったですが、二度としないでください
8,『色彩が到来する!』は私たちには意味がわかりません
1) 二度と概要について説明しないでください。記憶喪失のドクターがPTSDを発症しました
9,”宿命の対決”はLancet-2とCastle-3を争わせる理由になりません。
1) クロージャが興味を示していたとしてもです
2) 「入れ替わりの血戦」を行ったとしても、LancetやCastleの末尾番号が変更されることはありません
10,どのような証拠を提出したとしても、どのような妥当性があったとしても、ロドス・アイランドグループが民間軍事会社と関連付けされることは決してありません。
1) いいえ、どこをどう見ても民間軍事会社ではありません
2) 勝手に傭兵業の依頼をとってこないでください
3) 経営部門の提言により、ロドス・アイランドグループは関係企業の警備依頼を正式に受領することになりました。貴女の所為です
11,全てのサルカズ人にヘイローを付与する恐ろしい計画は完全に凍結されました。
1) なんでオッケーだとおもったんですか?
12,PRTSのメインOSを勝手に黒髪黒目の幼女に変更しないでください。変更後のOSを見たケルシー先生が泡を吹いて倒れました。
1) なぜよりにもよって、あの*未知の言語スラング*女がモチーフになっている?
13,【編集済み】との交信を試みないでください。彼女はロドスの理念に反する明確な敵です。ましてや、先史文明や神秘学の話で盛り上がるなど論外です。
1) ケルシー先生の幼少期のアルバムを入手する為だとしてもです
2) いや確かに気になるけど、気になるけどね?
3) 今書き込んだ奴は後で医療部のオフィスに来い
14,神名十文字は直ちにマンフレッド氏に謝罪しに行くことが求められています
1) 神名十文字は永久にカズデル軍事委員会への立ち入りが禁止されました。反省してください
15,神名十文字は今後如何なるスツール滑走大会公式戦にも出場してはいけません
1) 予選にも出場してはいけません
2) スツール滑走大会の地方戦もだめです
3) 仲のいいエリートオペレーターに誘われたとしてもです
16,「鋼鉄大陸」などと叫んで未知の力場を発生させてはいけません。
1) ええ、確かに*皇帝の利刃*がロドスに攻め込んできた来た場合には有効だったかもしれませんが、昨年にあなたが壊滅させたことを思い出してください
17,クルビアに学園都市はありませんし、モスティマはゲヘナ学園の生徒ではありません。
1) サルカズとサンクタのカップリングを崇高と表現するのは不適切です
2) 過去、カズデルとラテラーノの間にエデン条約なる友好条約が締結された事実はありません
18,初対面の人間又は人工知能を有する機械を手あたり次第に預言者に勧誘するのは、はっきり言って迷惑なので控えてください。
1) 事態を報告されたケルシー先生が微妙に不機嫌になります
19,たとえヘイローを持っていたとしも、神名十文字がサンクタ族であるという事実はどこにもありません。
1) 貴方の守護銃の腕並みは普通に平均以下です、諦めてください
2) 聖徒の称号を得る可能性も万に一つもありません
3) 腹いせにラテラーノの地下の古代機械を感化したことはとっても大人げなかったです
20,Wに新しい玩具を与えないでください。
1) 少なくとチェルノボーグ市の修繕費の半分は貴女が負担するべきです
21,たとえ私物であったとしても、遊び半分で恒星間航行可能な宇宙船を賭けてはいけません。
1) ロドス麻雀大会は永久に禁止です
2) クリステンの手に渡った『ウトナピシュティムの本船』の回収に、多大な労力と時間がかけられました
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1098/12/◾︎◾︎
ロドス本艦格納庫 ヴィクトリア
pm.2:30 天候:雨
「ついに完成したか…」
ロドスの格納庫には、巨大な人形兵器が鎮座している。
その姿を眺める二人のエンジニアがいた。
ロドスのシステムエンジニアであるクロージャと、機械たちの神様であるデカグラマトンである。
「十文字が用意した無名の司祭の技術と、このスーパーバイザー兼超優秀システムエンジニアのクロージャ様の技術を組み合わせて作った、私専用の人形決戦兵器…」
「特務無人機隊AAP07-
人形兵器の周りには帯のようなユニットが巡らされており、人形の背後にはゴッツい武装ボックスと見られるものが背負われている。
その様相は、まるで人形となったアルテミスの首飾り。
どこからどう見ても某惑星封鎖機構が所有してそうな機体だった。
「しかしクロージャ、本当に我が感化しなくて良かったのか?感化した方が幾分か操作性も上がると思うが…」
「それは大丈夫!なんたって、この私が作った制御プログラムが載ってるんだし、何より私が直々に操縦するんだから!」
「なるほど…流石は★42のマスタークロージャと言ったところか」
クロージャはデカグラマトンにサムズアップをして、コックピットに乗り込む。
ハッチが閉まると機体のエンジンが掛かり、格納庫内に甲高い独特な駆動音が響いた。
デカグラマトンは格納庫設備のコンソールを叩き、バルテウスが発艦できるように準備を整える_
その時だった。
「デカグラマトン、クロージャ…これは一体どういうことか説明してもらおうか」
『げっケルシー先生!?』
「…勘付くのが早いな」
外と繋がる格納庫の搬入口に、ロドスの上層部筆頭であるケルシー医療部門長が、鬼の様な形相で立っていた。
ご丁寧に、すでにMon3trも召喚済みである。
「早い段階から不審に感じていた。すでに感化され自己修復可能なロドス本艦に、なぜ今まで通りの補修費予算が割り振られていたのか…この鉄屑を作るのが目的だったとは」
『鉄屑!?ひ、酷い…バルテウスは私たちの最高傑作なんですけど!』
「関係のないことだ。何せ、今から鉄屑になるのだから」
『ひぃ』
ケルシーは待機させていたMon3trに攻撃を命じる。
Mon3trの口に光が溜まり始めると、それをバルテウスの動力部に目掛けてレーザービームの様に撃ち込んだ。
「ふんっ」
だがその攻撃は、デカグラマトンが展開したビットにより直撃する前に防がれた。
デカグラマトンはご友人の乗るバルテウスを背に、ケルシーと向かい合った。
「……それがお前の意思ということか」
『十文字!?』
「我に構わず先に行け…壁越えを果たすのだ」
『くっ、犠牲は無駄にはしないっ!!』
クロージャの乗るバルテウスは、まだ半開きだった隔離壁を強引にこじ開け、格納庫を飛び出して行った。
その様子を尻目に、ケルシーは目の前に立ちはだかる旧友を睨みつける。
「狙いはヴィクトリアで行われる、蒸気騎士のクランバトルか?」
「ケルシー…ウォッチポイントはやめておけ」
「貴様さっきっからマトモに会話する気ないだろ」
ケルシーは青筋を浮かべ、久しく使っていなかった黒い歪な大剣を生成する。
その意図を理解したデカグラマトンも、大量のチェーンソーが束ねられた歪な武器を手に握る。
「我が勝ったら汝預言者確定な?」
「いいだろう…私が勝ったらあの機体は破棄してもらう」
「「いざ尋常にッ!!」」
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更新:1099/1/◾︎◾︎
22,クロージャと結託し、クロージャ専用の戦闘パワードスーツを制作することは今後許可されません。
1) 横領されていたロドス本艦修繕費の補填には、クロージャがパワードスーツの大会で獲得した優勝金が充てられることになりました
2) 鬼!悪魔!ケルシー先生!!
3) クロージャの謹慎期間が延長されました
【クロージャ】
ケルシー以外だとロドスで一番デカグラマトンと仲がいい。
冗談でロドス本艦を感化してみてよと頼んだら、ほんとにできちゃった。
【ブレイズ】
仲のいいエリオペその1。
対警備組織規格外六連超振動突撃剣はブレイズに譲渡された。
【ガチギレケルシー】
度々テラを崩壊させようとしてくる友人におこ。
その戦いの一端は有史以来、神話や伝承として人々に語り継がれている。
“かつて国一番の賢者は大剣を以て、人々を甘言で唆す白磁の神を討ち取らん”