―――鉄の国から帰ってきて火影を本部に放り投げた後、すぐに家に帰った。それから約束通り多由也と恋人同士の営みを狂ったようにしまくった。途中で彼女が「もう…許して⁉」とか「死んじゃう⁉」とか何度も言っていた気がするが当分は家に帰れないことを考えると俺が満足するまで付き合ってもらった。隣には荒い息遣いでぐったりとした多由也。とても妖艶だった。続きをしようかなと思っていると火影から緊急招集がかかった。風呂にも入らず急いで本部に向かった。
ネジ「呼んだか?」
綱手「……お前風呂ぐらい入ってこい、凄い匂いだぞ。」
ネジ「うるせえな、彼女といいところだったんだよ。緊急だっつーから急いで来たんじゃねえか。独り身にはわからねえだろうけど。」
殴りかかってきたが避けた。
綱手「……はあ、まあいい。雲隠れにある忍連合本部から招集がかかった。お前に乗って連れていってもらうぞ。」
あとシカマルの親父さんのシカクさんにしがみついてもらって転生眼チャクラモードと魔人化して高速飛行で忍連合本部へ向かった。到着した。
ネジ「はい到着。後は好きにしろ。俺は妙なチャクラを感知したから返り討ちにしてくる。」
綱手「どんな奴だ?」
ネジ「大蛇丸と…部下の…ええと何だっけ、ああそうだ。薬師カブトだ。あいつを組み合わせたようなチャクラ。それと暁の奴。大蛇丸はもしかしたらうちはサスケに殺られちゃったのかね?だとしたら笑えるぞ。」
綱手「油断するなよ。」
ネジ「お前に言われたくねえんだよ。」
そう言い残して飛び去った。
シカク「……大丈夫ですかあいつは?」
綱手「実力なら木の葉最強だろう。信じるしかあるまい。行くぞ。」
海の上で奇妙な出で立ちをしているふたりに出会った。
ネジ「よう、薬師カブト…で合ってるよな?何だその恰好は?大蛇丸の遺伝子でも注入されたか?大蛇丸はどこ行ったんだよ。」
カブト「大蛇丸様はうちはサスケくんに倒されたよ。」
ネジ「あーそう、…⁉ くくく…⁉ あーはっはっはっは⁉ あははははははははははは⁉」
カブト「何が可笑しい…⁉」
ネジ「だって…⁉ 約2年半以上も大切に育てた新しい器に殺されたんだろ⁉ 間抜けすぎるだろ⁉ 笑うなって方が無理だぞ⁉ 伝説の三忍ってのも間抜け揃いだな⁉ あー…腹筋鍛えさせてもらって早々に悪いが死んでくれ。」
「おい! オイラを無視すんじゃねえ!」
ネジ「お前は暁の…生気が感じられねえけど死んだの? 誰に殺られたの?」
「うちはサスケだ⁉」
ネジ「あははははははははははは⁉ はあぁ…もう何だよあんな雑魚に殺られたのかよ、暁もピンキリだな。」
「オイラを馬鹿にするんじゃねえ⁉」
こいつは爆発物を操る能力のはずだ。それなら…
「食らえ⁉」
何かを投げた、咄嗟にトリックダウンで背後を取りヘルオンアースをブチ込んだ。塵が1箇所に集まって元の姿に戻る。乗っていた鳥は爆発したが。とりあえず暁の奴は無視することに決めた。薬師カブトは海面を蛇の如く素早く泳いでいる。進路上に五月雨幻影剣をばら撒いて動きを止める。チャクラを最大まで活性化させて陸上と同じように動けるまで身体能力を高める。エアトリックで接近してから十字に居合斬りで分割した。海に浸かりながら様子を窺う。やはり脱皮してきた。新しい体も細切れにした。ドライブとオーバードライブで更に細かくした。ついでにヘルオンアースをブッ放して塵も残さず消し去った。暁の奴を追った。相変わらず鳥に乗って移動している。エアトリックで接近してまたヘルオンアースをブチ込んだ。また塵が集まって元に戻る。
「さっきのと今の爆発…オイラにもできるのか…?」
ネジ「うーん…無理だろうな。これは日向一族の中でも特にチャクラコントロールが得意な者にしか出来ないだろう。」
「そうか…無理か…オイラの負けだ…。」
何かを悟ったような満足したような表情をしながら暁の奴は自ら塵になって消えた。薬師カブトのチャクラ反応もない。だがこれで終わったとは思えない。きっと何らかの方法で生きているだろう。確信めいたものを感じた。とりあえず忍連合本部に帰還した。
綱手「どうだった?」
ネジ「薬師カブトは大蛇丸の遺伝子でも注入したのか知らねえけど体質が奴そっくりだったぞ。脱皮までしたけど細切れにして塵も残さず片付けたけどきっと生きてるなありゃあ。あと暁の奴は穢土転生とかいう術で蘇ったらしいけど俺の技を2回ほど食らったら満足そうな表情で塵になって消えた、以上。」
綱手「穢土転生か…厄介だな。」
ネジ「歴代の五大国の各影も敵になったりするんじゃねえか?」
綱手「そう見ていいだろう。それから…敵の戦力が大まかに判明した。総勢10万もの兵隊がいるとのことだ。その内のほとんどが陸路を通るだろう。お前と…バージルといったか…ふたりで陸路の軍勢を始末してほしい。出来るか?」
ネジ「いいぞ。味方の被害を気にして暴れるのも性に合わねえしバージルも喜ぶだろ。」
シカク「……念を押して言うぞ。総勢10万の内のほとんどだぞ。わかってるのか?」
ネジ「しつけえよ。雑魚が何億、何兆集まろうが片っ端から肉片にするだけだ。文句あるか?」
転生眼チャクラモードと魔人化してからシカマルの親父を睨む。
シカク「いや…お前のその力なら大丈夫だろう…。」
綱手「……それからお前には特攻隊長として忍連合軍の前で軽く演説してもらうぞ。態度には気をつけろよ。」
ネジ「お前と一緒にすんな。」
綱手&シカク「「……。」」
そう言い残して忍連合軍が結集する現場へ向かった。高台に上った。物凄い人数の忍の集団が出来ていたが中には諍いを起こしている者もいる。仕方ないだろう。敵同士だった者も大勢いるはずだ。鉢金を外し深呼吸する。とりあえず景気良く元気良く挨拶することから始めた。
ネジ「皆さん‼ こんにちは‼」
「……こんにちは…。」
ネジ「皆さん‼ こんにちは‼」
「「「……こんにちは。」」」
ネジ「皆さん‼ こんにちは‼」
「「「「「こんにちは‼」」」」」
ネジ「ありがとうございます‼ 俺の名は日向ネジと申します‼ 忍連合の特攻隊長を任されました‼ 木の葉の日向一族の分家の者です‼ よろしくお願いします‼」
「もう知ってます‼」
「風影様を救っていただいてありがとうございます‼」
「雷影様からも物凄い良い評判ですよ‼」
ネジ「ありがとうございます‼ 今日は皆さんに大事な話を聞いていただきたいと思い‼ この場に立たせていただきました‼ 俺にとってのかつての日向宗家は忌まわしい存在でした‼ 宗家の機嫌次第で自分の命が左右されると思うと悔しくて仕方ありませんでした‼ ですが‼ ある男と出会い‼ 鍛えてもらい‼ 強くなりました‼ その頃には宗家への恐怖は消えていました‼ その男を失望させたくない‼ それだけ考えました‼ 宗家の当主様は約束してくださいました‼ 俺がもっと強くなって‼ 成長して‼ 生き延びた時に‼ 宗家と分家の垣根を取り払い‼ 次期当主に推薦してくださると‼ 今の俺には恋人もいます‼ とっても幸せです‼ ですが‼ この幸せな生活が脅かされようとしています‼ 『力こそが全てを制する』とは言いません‼ ですが‼ 力がなくては己の身すら守れません‼ 友人‼ 恋人‼ 仲間‼ 家族すら‼ 皆さん‼ 今は里の垣根もございません‼ ひとつの忍の連合であり‼ 同じ部隊の仲間です‼ どうか‼ 皆さんの手を取り合って‼ ひとつの力になり‼ 暁を打倒しようではありませんか‼ どうか‼ お願いします‼」
深くお辞儀をした。頼む…俺の想いが届いてほしいと祈った。大歓声が湧いた。
「恋人さんとお幸せにー‼」
「絶対生き延びて当主になってくれよー‼」
「木の葉が羨ましいぜー‼」
と言った言葉もいただいた。
ネジ「ありがとうございます‼ ご清聴ありがとうございました‼」
正面と左右斜め前にそれぞれお辞儀をして飛び降りた。
「いい演説だったぞ。」
ネジ「バージル…聞いてたの? お恥ずかしい…。」
バージル「恥ずかしがることはあるまい。本当にいい演説だった。」
ネジ「思ったことを言っただけだよ。それに…バージルの親父さんと一緒に戦った人間も俺たちと同じ気持ちだったのかなって思って。」
バージル「……そうだな、そうかもしれん。」
ネジ「それじゃさっさと最前線に行こう。雑魚共は地中に潜って移動してるらしいから俺が地面ほじくって奴ら引っ張り出すから地上に出た奴らの後始末は頼める?出来るだけ後方からの援護はするつもりだけど。」
バージル「俺の心配はせず攻撃していいぞ。適当に避ける。」
ネジ「良かった。じゃあ遠慮なく新術試させてもらうからね。乗ってく?」
バージル「ああ。」
お馴染みの転生眼チャクラモードと魔人化してバージルが背中に乗る。俺は上機嫌で最前線へと向かった。雑魚共の大量のチャクラ反応から一定の距離を取る。そして術を唱える。
ネジ「銀輪転生爆。」
大太刀を形作っていたチャクラの数珠が回転を始め巨大な竜巻となり地面を抉る。雑魚共が竜巻に巻き込まれ打ち上げられていく。
バージル「それでは行ってくる。」
ネジ「いってらっしゃい。」
俺も雑魚共が潜んでいる位置と同じ高さの場所まで移動してもうひとつの新術を試した。
ネジ「金輪転生爆。」
チャクラの数珠が戻ってきて長大なチャクラの剣となる。雑魚共の最後尾まで届くように調整してから斬り払い、薙ぎ払い、バージルの刀の高速連斬を真似した。何万いたのか知らないがすぐに生命反応があっさり消えていった。未だに竜巻に打ち上げられて空中を飛ばされているのが最後だった。高速飛行して空中居合斬りでとどめを刺そうとしたところに、いきなり空間を裂いた斬撃が現れて雑魚をバラバラにした。バージルの元へ戻る。
ネジ「もう終わったよ。」
バージル「もう終わりか? 呆気ないな。」
ネジ「お楽しみはこれからだよ、たぶん。」
火影からもらった通信機で本部ヘ伝達する。
ネジ「えーもしもし、特攻隊長の日向ネジですけど。最前線の雑魚共は1匹残らず駆除しました。」
「何⁉ もうやったのか⁉」
ネジ「はい、地中に潜ってるのも含めて新術試して細切れにして、今のところ生命反応は感知していないので全部始末しました。」
「……わかった。次は海路の奴らを始末してほしい。急いで向かってくれ。」
ネジ「了解しました。」
通信を切った。
ネジ「次は海路ルートの奴らを退治してほしいって。乗って。」
無言でバージルが乗り北東へ向かった。感知能力によると奴らはまだ上陸していない。先にバージルを海辺に下ろして俺は海中に潜った。再び
ネジ「金輪転生爆。」
長大なチャクラ剣で何度も斬り払った。大量のチャクラが消えるが僅かに残っている奴らがいる。恐らく穢土転生で蘇った奴らだろう。急いで海辺へ移動して待機中の皆さんに向かって叫んだ。
ネジ「恐らく穢土転生で蘇った奴らが襲ってきます‼ 皆さん気をつけてください‼」
「わかった‼」
「ありがとうございます‼」
「流石は日向ネジさん‼」
一礼した。照れ臭かった。ミラージュエッジを手にして後ろに引いてチャクラを集中させる。奴らが上陸するまでチャクラを集中したまま待った。顔が見えた。父上だった。迷わず回転しながらミラージュエッジを薙ぎ払った。瞬時にチャクラを集中して逆回転に斬り払う。巨大な✕印のチャクラの斬撃となって奴らを塵にしていった。感情は動かなかった。 再生しているがドライブ&オーバードライブで細切れにしてから後方に思いっきりブン投げ続けた。
ネジ「封印術の皆さん‼ お願いします‼」
ひと際チャクラの大きなふたりが現れる。
ネジ「バージル‼ 合わせろ‼」
バージル「任せろ。」
交差するように疾走居合をふたりに斬りつける。直後にドライブで追撃、また疾走居合&ドライブ。トリックアップからの五連兜割り。バージルも合わせてくれた。細切れにした。後方にブン投げた。封印術班の方々がしっかりと包帯でグルグル巻きにして何らかの札を貼って封印が完成した。辺りが静かになる。チャクラ反応も…ない。
「……凄いっすね。あの金角銀角もあっという間にバラバラにするなんて…。」
ネジ「有名人なんですか?」
「昔、雲隠れの中で九尾が暴れた時に飲み込まれたらしいっすけど、体内で九尾の肉を食った影響で九尾のチャクラを宿したっつー化物みたいなもんっすよ。それをあんなにあっさり…⁉」
ネジ「いえいえ、俺なんてまだまだ小僧ですよ。ねえ、バージル?」
バージル「まだ小僧だがまだまだ強くなる余地はあると思うぞ。自信を持て。」
ネジ「そうか? じゃあ少しは堂々としてみる。あ、本部に連絡してもいいですか?」
「……どうぞ。」
ネジ「失礼します。えーもしもし、特攻隊長の日向ネジですけど。海路ルートの雑魚共も穢土転生で蘇った奴らも一緒に始末しました。次はどこへ行けばいいですか?」
「我愛羅率いる第4部隊の現場に謎の大きなチャクラ4体が現れた⁉ 援軍に向かってくれ⁉」
ネジ「了解しました。」
通信を切る。
ネジ「次は大きめのチャクラ4体が現れたって。今度こそ楽しめそうだぞ、バージル。」
バージル「お前の言う通りになればいいがな。」
いつものモードと魔人化してバージルが乗る。
ネジ「それでは皆さんお気をつけて! 行ってきます!」
「ご武運を祈ってるっす。」
さて移動…と思っていたら海上に巨大で禍々しい出で立ちの動く像が現れた。かなり強そうだ。実験台になってもらうことした。空中で両手にチャクラを集中しまくる。1段階…2段階…チャクラが点滅する。3段階目…点滅した瞬間に両手を突き出してチャクラを解き放った。
ネジ「破ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉」
像の上半身を包むほどの極太のチャクラ砲を撃った。上半身が塵と化す。そのまま下半身も始末しようとしたが消えた。ふと覚えのあるチャクラを感じて振り向く。
ネジ「よう、お前は…ええと…名前はいいや。何しに来たんだ?」
「外道魔像を無力化するとは…敵にするには惜しい奴だ。」
ネジ「降伏する気になった?」
「調子に乗るなよ…⁉」
奴も消えた。さて我愛羅の部隊に合流しようかと思いきや気になるチャクラが点在しているのを感知した。あそこは…医療部隊がいる場所だ。急行した。姿形にチャクラまで擬態しているが殺意や敵意までは隠せていない。
ネジ「バージル、手分けして擬態してる奴らを始末するぞ。お前ならわかるだろ?」
バージル「無論だ。」
縦横無尽に駆け巡って擬態してる奴らを始末した。最後の1匹を始末し終える頃にはすっかり夜が明けようとしていた。急いで我愛羅の部隊に合流に向かった。4体のチャクラ…ゆっくり歩いていく。その度に我愛羅の部隊は後退していく。そろそろ攻め時だろう。トリックダウンで背後を取り4人纏めて大太刀で居合で斬り払った。手首を返し薙ぎ払い、また斬り払う。バージルの高速連斬の真似をした。五月雨幻影剣で動きを止めつつ斬りまくった。バラバラの細切れになる。
ネジ「我愛羅‼ 封印術を頼む‼」
我愛羅「わかった!」
我愛羅の砂が巨大な三角の山を作りそれぞれを閉じ込めた。札を貼ってどうやら封印は成功したらしい。チャクラ反応あり。さっき仕留めた奴らの内のひとりに似ている。いつの間にか逃げられたらしい。高台の上でどうやら穢土転生で蘇った誰かを増援でひとり呼ばれてしまったようだ。縦に置かれた棺桶のようなものが開く。誰かが呟いた。
「うちは…マダラ‼」