―――黒髪の長髪の男が現れた。誰かから聞いた。『うちはマダラ』と。うちはマダラが高台から下りる。俺とバージルも部隊の前に出る。
ネジ「バージル、どうする? ひとりでやる?」
バージル「少しは楽しめそうだ。」
ネジ「じゃあ俺は後方支援で。」
マダラ「ひとりで俺の相手をするのか? 舐められたものだ…。」
ネジ「うちは一族だから大したことねえだろ、どうせ。」
マダラ「ほざいたな⁉ 小僧⁉」
マダラが印を結ぶ、すかさずバージルが両腕を斬り落とす。
マダラ「ぐっ⁉」
瞳の紋様が変わる。須佐能乎とかいう奴を出した。バージルのフォローをすることにした。両指先にチャクラを集中させる。1段階…2段階…エアトリックで間合いを詰めて3段階目に入った直後に両貫手を刺しこんでヘルオンアースをブチ込んだ。塵になって消える。ついでに五月雨幻影剣で拘束した。動きが止まっている間、マダラはバージルにされるがままだった。細切れになるが元に戻る。そのまま後退する。上から巨大なチャクラ反応。見上げると隕石が落ちようとしていた。すぐにチャクラを両掌に集中させる。
ネジ「皆さん下がってください‼」
チャクラを溜めながら飛行して隕石の正面に浮かぶ。3段階目…4段階目⁉ この瞬間に両手を突き出しチャクラ砲を撃った。
ネジ「破ああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉」
隕石を覆うほどの巨大なチャクラを放ち隕石を2個まとめて塵と化して消した。
マダラ「馬鹿な…⁉ 奴は人間か…⁉」
バージル「よそ見している場合か?」
バージルがマダラの背後を取り首を撥ねた。動きが止まる。その隙に斬り上げと斬り下ろしの凄まじいラッシュを見せた。全身が塵になる。それでも元に戻るが飽きてきたのか右腕に魔力を溜めて至近距離からヘルオンアースをブチ込んだ。だがしぶとくまた元に戻る。後退する。
マダラ「ぐうっ⁉ 木遁 樹海降誕⁉」
ネジ「バージル、その刀の秘奥義って連発出来る?」
バージル「連発は無理だな、いずれ隙が出来る。」
ネジ「じゃあ俺が頑張る。金輪転生爆。」
リーチを伸ばしまくったチャクラ剣で迫ってくる巨大な樹木を斬り刻む。奥にいるうちはマダラともうひとりの男ごと。ふたりが飛び掛かってくる。返り討ちにしようかと考えていると雷影様と火影が現れた。そして水影様も。時空間忍術というやつだろうか。ここに五影が結集した。良い雰囲気になっているが俺たちの邪魔しないで本部にいてほしかったなあと内心愚痴った。うちはマダラが新たに術を使った。巨大な花が咲き乱れる。絶刀で片っ端から斬り刻んだ。花粉に気をつけろという火影の声が聞こえた。もう遅い。出来るだけ呼吸せずに行動した。うちはマダラが須佐能乎と共に現れた。またそれかとため息をつきながらヘルオンアースをブチ込んだ。塵になって消える。
マダラ「厄介な小僧だな。」
ネジ「気づくのが遅ぇよ。」
マダラ「だったらこれはどうだ?」
樹木が一斉にうちはマダラの姿に増える。約40体といったところか。5体ずつ各影を囲む。俺とバージルも囲まれる。
マダラ「卑怯とは言うまいな。」
ネジ「言わねえよ。」
密かに溜めておいたチャクラを地面に叩きつける。ヘルオンアースを放ち分身のうちはマダラを塵にする。バージルも同じようにやった。
ネジ「バージル‼ 救援に向かってくれ‼」
無言で頷いた。エアトリックで接近して疾走居合&ドライブでうちはマダラの分身共を斬り裂く。途中から須佐能乎の姿に変わった。面倒なので円陣幻影剣を展開しながら絶刀で分身共をバラバラにした。各影の救出には成功した。これから反撃開始―――といきたかったがうちはマダラが巨大な須佐能乎を発現させた。そして一太刀で五影はやられた。金輪転生爆でも使おうかと思ったがその前にうちはマダラは背を向けて走り去った。つまりは逃げられたということだ。頭に血が昇った。急用が出来たのか俺とバージル如きいつでも殺せると舐めてるのかはわからんが許せなかった。深呼吸した。今は五影の救助が先だ。特に火影は酷い状態だった。大木に挟まれて上半身と下半身が千切れている。それでも生きているのはあいつの口寄せ妖怪による治癒力によるものだろうか。あいつを助けるのは癪だが一応火影なので優先的に助けることにした。大木を切断してどかす。下半身やら腸やら諸々を集めて繋げてからチャクラを送り込んだ。瞼が開く。
綱手「……お前が私を助けるとは意外だな…。」
ネジ「いちいち足引っ張るんじゃねえよ。うちはマダラに逃げられただろうが。頭に来てしょうがねえんだよ今の俺は。あの野郎絶対に許さねえ。」
綱手「それは…済まなかったな…。」
ネジ「もう大丈夫か? 大丈夫だよな? じゃあ他の影様を救助するから後はどうにかしろ。」
そう告げて四影様にチャクラを送り込んだ後、バージルと共にうちはマダラを追いかけた。追いかけた先は…見たこともない巨大な怪物がいた。これが話に聞いた十尾というやつだろうか。そんなことはどうでもいい。十尾に呑気に乗って見物決め込んでいるうちはマダラに突っ込んだ。
ネジ「うちはマダラ‼ てめえ俺を無視して逃げやがって‼ 遺言の準備でもしろやこの野郎‼」
大太刀サイズに縮めた金輪転生爆を居合で斬り払う。巨大なうちわみたいな物体で受けようとするが腕力では俺の方が強い。うちわごと弾いてうちはマダラの体勢が崩れる。バージルの真似をして1度納刀してから居合の斬り上げと手首を返しての斬り下ろしを何度もやった。細切れにした。大きなチャクラ反応。さっきのようにサイズが大きくなった須佐能乎が現れた。
ネジ「また塵にしてやるよ。」
五月雨幻影剣で動きを止めつつ両指先にチャクラを込める。焦らず待った。4段階に達した瞬間貫手を刺しこんでヘルオンアースをブチ込んだ。また塵になる。
マダラ「この須佐能乎でも駄目か…。」
ネジ「どの須佐能乎でも無駄だよ馬鹿野郎。無駄なことしやがって。」
本来ならもうひとりの攻撃をすり抜けまくる奴の相手もしたかったが、穢土転生体のうちはマダラを放っておけない。攻撃する暇も与えず細切れにする必要があった。意思が通じたのかバージルがそっちの攻撃に回ってくれた。バージルの攻撃もすり抜けまくるがいずれ隙が出来るはずだ。それがいつなのかはわからないが。いつの間にか忍連合軍が集結している。とりあえず一旦退いた。土遁で陥没させ同じく土遁で石灰で埋め尽くし水遁と火遁で固める。十尾の動きを封じたと思いきや奴が暴れて姿を変える。高濃度のチャクラ反応…口からチャクラの塊を放出する。チャクラ砲で撃ち落とした。激しい爆発が起きる。その後何度もチャクラの塊を飛ばしたがその度に迎撃した。軌道から見てどうやら本部を狙っていたらしい。危ない所だった。その後、細い手のようなものが生えて幻影剣の比でない豪雨のような尖った木を飛ばしてきた。木の出元まで移動してチャクラ砲で薙ぎ払った。攻撃が止むまで続けた。これ以上の攻撃は無駄だと悟ったのか木を飛ばすのを止めて口を大きく開けた。高濃度のチャクラ反応…黒いチャクラが口の前に溜まっていく。十尾の前に立つ。
ネジ「神羅天征‼」
思いっきりチャクラの塊を十尾の中に押し込む。十尾の体内で暴発する。懲りずにまたチャクラを口の前で集中していく。チャクラが溜まり切った頃を見計らってまた神羅天征で押し込んだ。また暴発する。十尾が叫ぶ。暴風が吹き荒れ洪水が起こり雷が落ち、文字通りの天変地異を引き起こした。急いで空に飛んで
ネジ「万象天引‼」
出来る限りの災害を俺の元へ集めた。俺の周りは滅茶苦茶になっているがまた神羅天征で十尾にお返しした。十尾が悲鳴を上げる。そこに覚えのあるチャクラの持ち主を含めて4人の穢土転生体が集まった。どうやら歴代の火影らしい。あっという間に封印術を施して十尾の動きを封じた。また十尾がチャクラを圧縮させて放つが結界に跳ね返されて自分が食らう。懲りねえ奴だなと呆れた。初代様の分身が結界に入口を開けてくださってそこから忍連合が攻め入った。十尾から人型サイズの小型の分裂体が湧き出てくる。先陣は俺が斬ることにした。大太刀にチャクラを集中しながらエアトリックを駆使して分裂体の前に出る。
ネジ「皆さん下がってください‼」
忍連合が後退する。絶刀で細切れにする。それでもまた分裂体が出てくる。今度はデカい。バージルが俺に続いた。デカい分裂体を細切れにする。更にデカい分裂体が湧き出てくる。ヘルオンアースで塵にした。いつの間にかカカシと戦っていた男が姿を現している。十尾が奴に吸い込まれていく。どうやら人柱力とやらになったようだ。的が小さくなった分こっちの方がやりやすい。バージルが奴の背後に回る。
ネジ「バージル‼」
バージル「行くぞ‼」
互いにディープスティンガーで挟み込んだ。
「ぐっ⁉ ががががっ⁉」
ガリガリとチャクラが削れていくのがわかる。バージルの方は止まったが五月雨幻影剣で拘束しつつ俺は削り続けた。奴の肉体が限界を迎える。千切れた。かろうじて十尾のチャクラでつなぎ合わせたが9体の尾獣が外に出る。倒れた男にとどめを刺そうとしたが地面から暁の…名前を知らないが黒い奴がはい出て男の体と融合する。そして何かの術を唱えた。今ならはっきり感知できる。ウチはマダラが生き返った。かつて木の葉を襲撃した奴が使ったのと同じ術だと理解した。そしてあれは…外道魔像とかいったか、あれが突然現れ尾獣たちを次々に引き寄せ中へ入れる。うちはマダラも現れた。
ネジ「今度はお前が十尾の人柱力か?」
マダラ「そうだ! お前では俺を倒せん!俺は謂わば完全なる不死…永久を手にしたのだ‼」
ネジ「ふーん…じゃあ試してみる。」
五月雨幻影剣で動きを止めつつ両手にチャクラを集中する。4段階…まだだ…俺の本気はこんなもんじゃない…5段階⁉ 瞬時にチャクラを放った。超巨大なチャクラ砲がうちはマダラを包む。その間も五月雨幻影剣で動きを止め続けた。マダラのチャクラ反応がなくなる。あるのは気化した十尾のチャクラのみ。ドライブで薙ぎ払った。チャクラが1箇所に集まる。やがて胴体が生まれ両腕両脚が生えて首から頭部も生える。
マダラ「どうだ! 俺は不死身だ! お前も見ただろう!」
ネジ「調子に乗るなよ。」
オーバードライブで薙ぎ払う。上半身と下半身が分かれたが上半身だけのまま空を飛び何らかの術を使う。眩しい光に包まれた。巨大な樹木が忍連合を次々と絡めとり樹木と一体化する。
ネジ「バージル…お前は何ともないの?」
バージル「悪魔だからな。」
ネジ「俺にも悪魔の血が混じってるからかな。」
マダラ「俺は地獄を天国へと変えた。もう理解しろ……全て終わったのだ」
「違ウ……マダラ オ前ハ救世主デモ無ク…………ソシテ終ワリデモ無イ」
「何故オ前ガオビトトハ違イ、全テヲ利用スル側ダト言イ切レル? 自分ダケガ違ウト思ウノハ烏滸ガマシクナイカ? マダラヨ」
マダラ「黒ゼツ…お前は何を言っている⁉ お前を作ったのは俺だ…! お前は俺の意志そのものなんだぞ!」
「ソコモ違ウ…オレノ意志ハ─────カグヤダ」
マダラの体が吸い込まれ黒ゼツとやらと一体化し膨張していく。そしてひとりの女が現れた。十尾を超えるチャクラの持ち主。クソ長い長髪に着物を着た両目に白眼を宿した色白の女。以前に俺に転生眼を授けてくれた男と関係があるのだろうか。とにかく体が反応した。あいつは倒すべき敵だと。急襲幻影剣で牽制した。空間に穴を開けて消える。背後にチャクラ反応、咄嗟にトリックアップでかわす。振り向くと開いた空間から手を伸ばす女が見えた。また消える。焦れったい。イライラしてきた。チャクラを集中させる。次に女が現れたら始末するつもりだった。女が全身を晒した。絶刀でバラバラにした。十尾のチャクラがつなぎ合わせる。バージルも合わせてくれた。またバラバラになる。すかさず飛んで空中でエネステ居合連斬をする。頭部から順に輪切りにする。女の背後ではバージルが女の下半身にエネステ流星脚をブッ込んでくれた。骨が砕ける音が聞こえる。繋ぎ合わせる間も与えず斬り続けた。十尾が顔を出す。万象天引で引き寄せた隕石を思いっきりぶつけた。5回ほど繰り返した。砕けた隕石が宙に舞う。俺のチャクラに干渉した物質は意のままに操れることに気づいた。隕石を操り女を閉じ込める。地上にある地面も利用してとにかく埋め尽くした。やがてチャクラの反応が消える。少々強引だが俺なりの封印術は成功した。いつの間にか尾獣たちが地上に居る。
バージル「終わったのか?」
ネジ「たぶんね。」
歴代火影たちが光に包まれ消える。六道仙人とやらが術を解いてくれたそうだ。さて後は…この無限月読とやらを解く方法だがナルトとサスケがお互いに印を結べば解けるそうだ。
サスケ「そうだな…だがまずは…この無限月読の中今の五影共を処刑する。」
ったくこいつはまた世話を焼かせやがる…と内心愚痴った。