【TS】自作武器使い女体化娘、男の娘嫁と爆速で添い遂げようとする。 作:秘密の豚園
うっふぅん。頭空っぽにして見てぇん。
楽しんでェん。
そうだ。忙しくなる。結婚に、子育て、大学進学。
「俺達の子供は皆、大学まで行かせよッ!…よしッ!俺、頑張っちゃうぞぉッ!年子を30年続けよ!」
俺は、困惑の顔を見せるサクハに愛を叫んだ。
窓の枠に足をかけて、眼下のサクハに指を指す。動くたびに俺から香る甘い匂いと、踊る髪が、戻れない変容を物語っていた。
「なッ…。何言ってッ…。あ!?お、お前ッ!?ユウちゃんッ!?さ、咲いたのかよ………。」
【咲く】
女体化現象が起こった人間を指すときの比喩を、サクハが口に出す。
「やっと気づいたのッ!?遅すぎッ!!」
そうだよ、咲いたんだよ。サクハ。
「発言のキモさで気づいたよ!このバカタレッ!」
雨で濡れた顔がさらにサクハの可愛さを加速させる。
「今、俺と家庭を築きたいって言ったッ!?」
「女の子になったってのに、キモさは据え置きなのかよぉ…。」
頭を抱えながら、俺の嫁、サクハが俯いた。いや、旦那なのか?…でも、可愛いから嫁みたいなもんか。
「そうだよッ!俺はもう女の子ッ!…だから、普通の恋愛も、結婚も、生活も、全部サクハにあげられるッ!さ、式も挙げようっ!俺の部屋でさッ!」
表面上で取り繕って、付け足した様な女性としての記号だけじゃない。本当の女の子。女性としての苦しみも、その機能も、そして愉悦も全部俺のモノだ。
俺は、学習机の上に置かれた100均のプラスチックケースを開けると、自作の改造ヨーヨーを取り出した。本体側面から液体のりが染み出るようになっていて、1㎏ないような、軽いものならコイツで回収できる。しかも、小雨程度なら粘着力は死なない。
ウェポン名は、【
俺の自作道具【羅波矢《らなみや》ウェポン】の一つだ。
俺は手の中で、ヨーヨーを転がし、遊ばせて、狙いを定める。
「また、変な小道具出してきた…。」
サクハが呆れ顔を俺に見せる。そんな困り顔、今から俺が快楽に沈めてあげるんだけどね。
「この間はこれ使って、職員室のカギを借りパクしたよ。ま、グレーよ。グレー。ちゃんと返したし、セーフ、セーフ。」
「なッ…。このバカタレッ!真っ黒だよッ!」
「え!?」
俺は、服の胸元を引っ張って、シャツの中で膨らんだそれを覗き込んだ。
「純情ピンクだけどッ!」
「おまッ…。もぉ!ねぇ!そういうのやめろよォッ!ねぇ!女の子なんだぞッ!男の精神性で、女の子の体をそんな風に扱うなよッ!!」
頬を紅く染めるサクハが、手で目を覆う。そんな怒りも呆れも、俺に向けられたものだと思うと、こちらの頬も紅くなる。
そう。俺はサクハのその狼狽えが見たかった。
「ふふ…。隙ありッ!」
俺は左手の薬指に、糸の輪を通すとサクハに向かって投げつけた。
ヨーヨーが水音と共に、雨と風を切りながら、空を飛ぶ。
「何考えてッ…!」
サクハが思わず身を屈めた。
でも、俺の狙いは本体じゃない。嫁をキズモノに出来るかって話だよ。
俺の狙い通り、【
「も~らいッ!」
「ちょ!返せよッ!」
「返してほしかったら、俺の部屋までおいで~!結婚式だよッ!サクハッ!」
俺は、二階から縄梯子を降ろすと、パジャマをはだけさせて胸元を少し曝け出した。
「あ、玄関から入ってきたら、【
【玩具はチープに爆ぜる】は火薬の入ったカプセルトイを指す【羅波矢ウェポン】だ。昔、サクハの前でも実演したから、きっと危険性は分かってるはず。
でもお生憎、今は在庫切れなんだ。設置なんてしてないし、もし使ったとしても親から大目玉を喰らうだけ。
ま、俺のブラフにサクハが食いついてきてくれたら、良いんだけど。
「さぁ、愛も友情も駆け引きも、千秋楽だよッ!」
困惑と、怒りと、照れで震えるサクハを、俺は潤んだ目で見つめた。
そう、結婚なんだ。
もう、過程を愉しんではいられない。
こんな可愛い奴、何が何でもモノにしなきゃ。
俺達が昔なぞった儀式で、普通と過去への回帰を果たそう。
俺は布団乾燥機を最大にすると、再度布団に潜り込んだ。
昔、お前の家に泊まった時、同じ布団の中に潜り込んで、同じ空気を、吐息を共有しあったあの日。
あの頃の熱のまま、人生を彩ろう。
「完成っ!女体化娘布団洞窟ッ!」
俺は、布団の中で叫んだ。さぁ、早く来て、サクハ。
「いっぱい、愛してあげるから。」
俺の呟きに返すように、怒号が飛んできた。
「…この…救いようのないドアホがッ!!」
梯子に足をかける音、荒い息遣い。
引っかかったんだね、サクハ。
お前のそういうところ、大好き。
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次回、サクハ視点です。
主人公をイカれさせすぎた為、バランスを取ります。
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