何もかも間違ってるナイトレイン   作:エアは恐らく貧乳異論は認める

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書く気が湧いたので書きました。

細かい設定は後書きに書きます。


2話

 

「さんざんだ・・・」

 

追跡者はそう口から言葉を溢しつつ円卓のある部屋に戻って来た。

 

よくよく見てみるとこの場もかなり異質な空間だと分かる。

 

朽ちた部屋に大きい円卓とそこに並べられた10個の椅子、そして、なによりも目を惹くのはいっそゾッとする迄の温かさを感じさせる光

 

(なんて、きれいなのだろうか)

 

追跡者は無性にその光に触れたくなった。

 

「貴公、気持ちも分かるがまだ病み上がりだ。まだ安静にしていてくれ」

 

「!」

 

しかし、声が掛かり気を取り戻す。

 

声の主は罰の悪そうな声で言う。

 

「驚かせてすまないな、貴公が記憶を失ったと聞いて来たんだ」

 

「いや、こちらもすまなかった。お前・・・いや、貴公は?」

 

追跡者も礼をかけてくれる相手には礼で返す、それ位の良識はある。

一瞬、言葉も満足に交わさなかった者達が浮かんだが彼女らは例外だ。

 

「本当に忘れてしまったんだな」

 

彼は少しの寂しさを滲ませた声を上げる。

心なしか兜に付いている飾りも萎びている様に見える。

 

「すま「貴公は謝る事などないぞ」・・・」

 

守護者は追跡者言葉を制し、言う。

 

「俺は「守護者」だ。まぁ、盾自体は俺一人守るのが限界なんだがなウワッハハハ」

 

守護者は太陽の描かれた盾を取り出して見せ、少し皮肉げに、しかし朗々と笑う。

 

(良い人だ・・・)

 

追跡者はそんな姿を見てこんな事を思いつつ、さっきまでの2人との落差に少し泣きそうになった。

 

「俺は、追跡者と言うらしい。守護者殿よろしくお願い致します。」

 

「あぁ、此方こそな」

 

相手に名乗らせたのだ、自分も騎士として名乗り返さねばならない。

なんなら相手に先に名乗らせたのでかなり不敬である。

 

「追跡者殿、今は「隠者」殿、「鉄の目」殿、「無頼漢」殿が出撃しているのだ。少し待っていて欲しい。」

 

守護者は申し訳無さそうに言った。

 

「いや、特に大丈夫なんだが・・・出撃とは?」

 

「まさか、レディ殿はそれすらも説明していないのか!?」

 

「夜と夜渡りについて少し教えてもらったくらいだな」

 

「巫女殿、ガサツな所もあると思っていたが、そこまでか・・・仕方がない、それはな・・・」

 

守護者は追跡者に様々な事を教えてくれた。

 

夜の王の事、戦いの事、今は「獣」完全に倒され、追跡者は「獣」との戦いで記憶を失った事などを・・・

 

「あのクソアマ、ほとんど何も教えてねぇじゃねえか・・・」

 

「まぁまぁ、レディ殿にも色々あるだろうからな」

 

追跡者はレディに対しての怒りが抑えきれない所まで来ていた。

本当にロクな説明も無しにほっぽった事が判明したので仕方がないと内心守護者も同意していた。

 

ボガァン

 

「そう言われるのは心外だね、守護者ならば説明してくれるだろうと言う信頼だよ」

 

「「!!」」

 

気付くと後ろにレディが立っていた。

 

・・・後ろに拳の跡が付いた壁が見える気がするが二人は全力で無視を決めた。

 

レディは一呼吸置いて告げた。

 

「3名が帰還した。入れ替わりに執行者、追跡者、守護者で「爵」の夜へ侵攻せよ、との事だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




実はもう当作の円卓では「輪郭」までは最低一回は倒しています。

当作では夜の王は個別に「夜」を持っていて、夜の王本体を中心として広がっています。
3日目に戦う夜の王達は基本コピーです。

倒せば倒す程、夜の王本体に近づいて行き、その分、夜の深みが増して敵が強くなります。
これがゲームでの「深き夜」です。

カンストレベルでの夜の王本体を倒す事で、その夜はようやく明けます。

常夜個体についてはまた今度。

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