パチンカス正妻戦争の勝者が、今決まる……!!
※ほんへとは違う世界線の話ダヨ
【外伝】負けてイライラした時には自分の好きな香水の匂いを嗅げばアンガーマネジメントができる(できない)
「負ーけた、負ーけーたー。台の中の玉はー。いついつ出やる。玉尽きた瞬間ー。左右のジジイがぶち当てたー。パチ屋の養分だーれー」
O☆RE☆!!!!
許さねぇ、許さねぇぞクソジジイ……
組んだ足が俺の足に当たってんだよ……
明らかに風呂入ってないような臭ぇ臭いがぷんぷん香ってんだよ……
ただの負けならまだ分かる……(分からない)
でも、マナー悪い客が隣に座り、尚且つ万発ぶち当ててんのが許せねぇんだよ俺ァよォ……!!
生まれて初めて心の底から震え上がり涙を流すベジータみてぇに噛み締めながら、俺は夕陽と共に家へと帰る。
悪臭ジジイのせいで、
いや、本当は消え去っていないのかもしれない。
鼻の奥で悪臭がグルグルしてるッ!! だけかもしれない。
もう、何もかもが最悪だ。
帰りたい……
お家に帰りたいよ……(現在進行形で帰ってる)
すると、背後からプシュッと、香りの良い何かを吹きかけられた。その香りを吸い込むと、荒んだ心が奥底からじんわりと癒されていく。
「おやおや、トレーナーさん。また負けてしまったのですか?」
「う゛あ゛ぁ゛……シ゛ャ゛ー゛ニ゛ー゛……!!」ポロポロ
ジャーニーの姿を見た瞬間、俺は母親に泣きつく赤ん坊みたいに、彼女へと抱きついた。
「うふふっ、そんなに泣かないでください。ほら、一緒に帰りましょう?」
「う゛ん゛……」
ジャーニーに手を引かれながら、俺はトボトボと歩き出す。
「私が言った台、ダメだったんですか?」
「ううん……抽選で普通にクソ番号引いて、座れなかった……」
「それはそれは……さぞお辛かったでしょう……」
ジャーニーは俺の手を優しく撫でながら、ぴたりと体を寄せてくる。
「明日は305番と451番の台が調子が良さそうです。次こそは座れると良いですね」
「……いや、明日は行かないよ」
「おや? それはどうして?」
「明日はジャーニーと外出したい気分なんだ……ダメ、かな……?」
「っ!!!! ……いえ、大丈夫です♪ それでは明日に備えて、早く帰りましょう♪ 今日のご飯は、トレーナーさんが大好きなカツ丼ですよ♪」
「やったぜ」
ジャーニーとのお出かけに加えて、好物まで確定。
さっきまでの最悪な気分なんてすっかり吹き飛んで、俺は上機嫌で足を進める。
パチで負けても、俺にはジャーニーがいる。
その事実だけで、俺はこの世の誰よりも勝ち組なのだ。
「あれ? てか、なんでジャーニーも俺の家に行こうとしてるの? ジャーニー、寮暮らしだよね??」
「外泊届は提出済みです。それに、担当ウマ娘が担当トレーナーの家に行くのは普通のことですよ♪」
「あっそっかぁ……」(洗脳済み)
ギリ1000文字届いた……
勝者:ドリームジャーニー
えぇ、そうです。
俺の最推しウマ娘はドリームジャーニーですが何か????