【未完】そのトレーナー、パチンカスにつき   作:ぽこちー

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シリアス→ラヴミー♡ラヴユー♡→シリアス→シリアスと、シリアスを続けて書いてしまった代償として、本来のギャグ小説の書き方を忘れてしまった……

そこで、本来のギャグ小説を書くために、私はとある漫画を手に取りました。

その漫画のタイトルは……





“ボボボーボ・ボーボボ”





欲ゆえに人は苦しまねばならぬっ!!欲ゆえに人は悲しまねばならぬっ!!

 

 

「はあああぁ……」

 

 

 『欲』というのは、生きていく上で切っても切り離せない、いわば呪いのようなものだ。

 

 食欲。

 性欲。

 睡眠欲。

 

 そして、パチンコ欲。

 

 これらの人間の四代欲求は人が人たる所以でもある。

 

 

「三代欲求ね。パチンコ欲なんてパチンカスしか持ってない、欲の中でも最上級のカス欲求だからね」

 

 

「ふううぅ……」

 

 

 俺がパチンコで勝てない理由はただ一つ。

 それは、俺が持つ欲目だ。

 ハンドルを持つ手。

 強く握ろうが、弱く握ろうが、どっちにしろ勝ちたいっていうのは欲。

 万発出したい、1kでもいいから捲りたいっていうのも欲。

 俺がこの欲目を捨てない限り、パチンコでは勝てないんだ。

 

 

『お前のパチンコの打ち方。欲を捨ててねぇどころか、どっちつかずの打ち方。打ちに行くか、行かないか。パチンコを卒業するのか。いつまで迷ってるつもりだ……おめぇの力は、こんなモンじゃねぇだろ……』

 

 

 俺の心の中の房州さんが呟く。

 

 いつまで中途半端で打ってんだと。

 

 だがら、俺は決めた。

 

 俺は、今日ここで、欲を、捨てる……!!

 

 

 

 

「ふんっ! はっ! はあああっ!!」ナカ!!ヒダリヨ!ミギヨ!

 

 

 

 

 

「ねぇ、ミラクル。あれ、何?」

 

 

「あれは、闘神演舞だよ。ああやってよく分からない武を舞って、神拳勝舞をためてるんだ」

 

 

「しんけんしょうぶ?」

 

 

「そう、神拳勝舞。あれをどれだけ貯められるかによって、勝ち負けが大きく左右するんだ」

 

 

「へぇ〜……ちょっと何言ってるか分からない」

 

 

 この身に眉毛を宿す。

 

 ただひたすら歩き続ける眉毛ではない。

 

 何度も舞い、何度も強敵(とも)を倒し、何度も勝利を手にする眉毛をこの身に。

 

 

『怠惰を求めて勤勉に行き着く……それが、真の博打打ちって奴だぜ……』

 

 

 そうだよな、房州さん……

 

 何事も勤勉に……

 

 そして、欲を捨てるんだ……

 

 それが、勝利への最大の近道なのさ……!!

 

 

「勝利って言ってる時点で欲捨てきれてないよね? というか、さっきから言ってる房州さんって誰?」

 

 

「房州さんというのはね、テイオー。終戦混乱期の新宿界隈の雀荘でその名を轟かせた玄人だよ」

 

 

「ばいにん??」

 

 

「そう、玄人。簡単に言うと、イカサマをして麻雀で勝つプロさ」

 

 

「イカサマって……そんなのダメじゃん」

 

 

「でもね、テイオー。イカサマも立派な技の一つなんだ。そもそもイカサマを見抜けない方が悪いんだよ」

 

 

「ねぇミラクル。今、ウマ娘にあるまじき発言をしたって気がついてる? 外でそれ言ったら大炎上待ったなしだよ?」

 

 

 心が——落ち着く——

 

 視界に入るもの全てが、輝いて見える——

 

 そうか、房州さん——

 

 これが、無我の境地——

 

 

 

 

 

 

ピカァァァァァァァァッッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

「うわわっ!?!? トレーナーから緑色のオーラが!?!?」

 

 

「すごいよ、テイオー……あれが、『百錬自得の極み』『才気煥発の極み』に続く無我の奥にある最後の開かずの扉……」

 

 

 

 

 

 

 

「天衣無縫の極み!!」

 

 

 

 

 

 

 

You still have lots more to work on…(まだまだだね)

 

 

「なんかすんごい流暢な英語を喋ってる!?!?」

 

 

Nobody beats me in Pachinko(パチンコでは誰にも負けない)

 

 

「全然欲捨てられてないっ!? 無欲どころか欲まみれになってるよっ!! 欲の塊みたいになっちゃってるよっ!!」

 

 

「房州さん?? 百錬自得?? 才気煥発?? 天衣無縫??」

 

 

「あぁ、アルダン。これらは、『哲也-雀聖と呼ばれた男』と『テニスの王子様』ていう漫画のネタでね……」

 

 

「あぁ、ミラクルはボクと同じ常識人枠だと思ってたのに、実際はトレーナーと同じ狂人枠だった……」

 

 

 今なら、何でもできる気がする———

 

 なぁ、そうだろ? 房州さん。

 

 

『あぁそうだな、坊や……明日は晴れるかなぁ……』

 

 

 きっと晴れるぜ、房州さん———!!

 

 

「なるほど……麻雀の漫画とテニスの漫画なんですね……」

 

 

「うん。とっても面白いからおすすめだよ。おれ全巻持ってるから、明日、実家に帰って持ってくるよ」

 

 

「本当ですか!? 楽しみです♪」

 

 

「ねぇ、2人とも。トレーナー行っちゃったけど。欲に塗れたままパチンコ打ちに行っちゃったけど……って聞いてないし」

 

 

 笑ってよEverybody♪♪

 だって笑うしかない♪♪

 

 

「笑えないよ……もういいや、ボクもう知ーらない♪♪」

 

 





トレーナーとゴルシがターフの上で、


「アタシはゴルシちゃんルールでデッキからカードを3枚引くぜ!!」

「なら俺はサイドをブレイクするぜ。当然、シールドトリガーは発動しない。俺はラッキートリガーしか知らないからな」

「なんだとっ!? それは自殺行為だっ!!」

「さらに俺は、冷蔵庫から虫除けスプレーを取り出し、マイホの周りに味の素を撒く。これにより、俺についていたボンビーがキングボンビーへと進化する」

「自分から借金を倍増させるだとっ!? だがそんなことはさせねぇぜ!! アタシは、アタシのトレーナーの右靴下をと両手袋をポン酢漬けにしてアンタの借金をチャラにさせる!!」

「くそっ!! これではメジロカードローン倍プッシュコンボが使えない……だが……」

「今後アタシは三角頭巾無しで掃除をしなきゃならねぇ……加えて、マックイーンの高級お菓子とアタシのトレーナーの毛根が犠牲になっちまったけどな……」

「だが、俺には奥の手がある……!!」

「三角フラスコと黒板消しクリーナーか!?!? だがなんの!! カップラーメンと麦茶!!」

「ヒカ◯ンコンボか!? くそっ、間に合えっ! 縄跳び!!」
 

「「タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ!!!!」」



という話を書いていたのですが、途中で正気に戻ったのでこのような話になりました。
安心してください。
私はデュエリストです。
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