GATE 国防軍 彼の地にて〝最高〟とともに戦えり   作:びよんど

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ジェノスの活躍、こんなふうに脚色されてるって話です。


第九話 英雄譚

 

 

「避難民の大半は近隣の身内のところへ行くか、どこかの街か村に避難するそうです」

 

「街ったって知り合いとかいないんでしょ?……これからの生活大丈夫かなぁ」

 

 

コダ村の村民のうち、その身の処し方は大きく分けて三つあった。

 

まず一つ目は、近隣に住まう知り合いや親戚を頼る者。

 

これはかなりの幸運の持ち主と言える。

知り合いや親戚の保証や支援を得て、住処を確保し、職を得る機会があるからだ。

 

二つ目は、親戚や知る者もない土地で避難生活を送る者。

これが大多数である。

 

身寄りもなく、誰からも助けを得られない場所で、住む場所と職をどうやって得るか考えるだけで難しい。

 

明日への不安はどれほどのものか。

だが、生き残ることが出来ただけでも良かったと不安を押し殺し、皆それぞれの幸運が更に続くことを祈りつつ各地へと散っていったのである。

 

去り際に、国防軍の隊員達のあまりのお人好しぶりにあいつらあんなんでやっていけるのかと避難民達は苦笑していたが、あくまで余談である。

 

そして三つ目は―――

 

 

「……残りは、子供や老人、妊婦や青年など何か理由があって私達と一緒に行きたいと希望した人達ばかりですわ。あわせて35人、どうしましょう?」

 

「ん〜、村長に聞いてみようか」

 

 

……イタミら国防軍に付いていくという選択肢だった。

 

正体不明の武装集団に付いていくという選択肢は、それこそ深淵に飛び込むに似た心境だったに違いない。

 

下手をすると身ぐるみを剥がされた上で奴隷に売り払われるという結末もあり得る。

 

だがしかし、どうしてもイタミ達に付いていきたい理由が彼彼女らにはあった。

 

国防軍の護衛やキングの献身的な働きにより、誰一人として欠けることなく生存できた避難民達であったが、それは嫌な見方をすれば自然な形での()()()()が出来なかったことを意味する。

 

大きな街や村など近くになく、ただひたすら逃避行していたがために食糧など増えようはずもない。

 

……脱落者がいれば、あるいは食糧もそこまで減らずに済んだのかもしれないが、上記の通り誰一人として欠けていないため、腹を空かせた避難民達の胃袋の中へどんどん消えていく有り様。

 

水不足は、キングが手ずから創造し避難民一人ひとりに配布した〝水が無限に湧き出る魔法瓶〟によって解消されたが、食糧そのものの配布はされなかった。

 

命は助けるが、自活できる余裕があるのなら手出しはしないというキングのシビアな価値観の一端に触れた避難民達は、これ以上の施しは罰当たりだと自らに言い聞かせてひたすら逃避行してきた。

 

しかし、それにも限界が訪れる。

 

もはや明日の分の食糧すらない一家が続出する中、彼らはある重大な決断を下すこととなった。

 

 

「へ?……神に委ねる?」

 

「お前さん達が義侠心と慈悲に富んだ者であることはよく理解しておる。そのお前さん達から見れば儂らは薄情者と言えよう。だがな、儂らは自分とその家族の世話をするだけで精一杯なんじゃよ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……理解してくれ、救ってくれたことには感謝しとる」

 

 

ある者は、可愛らしい我が子を。

 

ある者は、敬愛する年老いた母親を。

 

ある者は、愛する我が妻を。

 

ある者は、自慢の一人息子を。

 

自らの人生に寄り添ってくれた、かけがえのない大切な人を口減らしのために泣く泣く差し出す者達を、イタミ達はとてもじゃないが責めることは出来なかった。

 

勿論、そうでない者もいる。

例えばキング達に並々ならぬ興味を抱いた魔導師カトーとその弟子とか、エムロイ神殿の神官とか、色々だ。

 

振り返りもせずに去って行く村長の無責任ぶりには流石に思うところがあるものの、イタミやキングは、いくつもの視線が自分達に向けられていることに気が付く。

 

これより、自分達の処遇の一切はイタミ達に委ねられることとなるのだ。

不安げに見つめるのも無理のない話であった。

 

その中には、興味深そうな面白ずくな色に染まった黒ゴス少女の瞳もあったが。

 

 

「……俺個人としては、受け入れる準備は出来ています。イタミさんはどうしますか?」

 

「あれ、そうです?……ま、いっか。大丈夫、まかせておきなって!」

 

 

イタミのサムズアップと無邪気な笑みを見て、ようやく心底安堵した避難民達。

 

 

「全員乗車!……アルヌスに帰投する!」

 

 

車に乗り切れなかったキングやジェノスは、夕焼けに照らされながらダッシュで車と並走することとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炎龍が()()された。

 

そんな話を聞くと、誰もが嘘だろうと疑う。

 

単騎よく龍を征す龍殺し(ドラゴンスレイヤー)が登場するのは、御伽噺の中だけというのが常識だからだ。

 

徒手で地熊を倒す、水牛を倒す、このくらいは鍛えようによってはあり得るかもしれない。

……が、鷲獅子(グリフォン)剣歯虎(サーベルタイガー)、更には毫象(マンモス)を素手で倒すというのはどうあっても無理がある。

 

これと同じくらいの理由で、古代龍と相対することは自殺行為と考えられていた。

 

魔法の甲冑と武器で身を固めた騎士の一団だろうと、更には魔導師や神官、エルフ弓兵や精霊使いの支援を得ようとも、古代龍を倒すのは絶対不可能。

 

それがこの世界の常識だった。

 

だからこそ人々はその存在を災厄と同義として受け止めていたのだ。

 

だがしかし、討伐されたという噂が、一箇所だけでなく様々な方面から伝わってくると、人々はどうにか信じるようになった。

信じても良いという気になった、とも言える。

 

ただし、噂には尾ひれ羽ひれがつくものだ。

もしかすると事実かもしれない。……けど、炎龍というのは間違いではないか?と考えたのである。

 

炎龍の活動期は50年ほど先と言われていたし、そもそも古代龍を倒せるような存在を想像することはどうにも難しかったのだ。

 

だから現れたのは古代龍たる炎龍ではなく、それに劣る大型の亜龍(例えば無肢竜の類)ないし新生龍だったのではないか、という考えが説得力をもって迎えられた。

 

とはいえ、亜龍であっても齢を重ねたものは古代龍並に大きくなるし、新生龍だって飛龍などよりは遥かに大きく危険なのだ。

 

従ってそれを討伐したとなれば〝龍殺し〟に匹敵する戦功と言っても良く、避難民を誰一人として死なせなかったという事実も、よくぞやったものだと受け止められた。

 

この世界で〝死〟とはそういうものなのだ。

 

森の中に迷い込んでも死、川岸で遊んでいてうっかり落ちても死、これらは本人の不注意かあるいは運命とされている。

 

平和も安全も当然ではない。

 

だからこそ、人としての力量をもって追いすがる死……ドラゴンの形状をした天災を振り払った者の功績を人々は讃える。

 

そして誰もが、その偉大なる勇者ってのは誰なんだ?と関心を抱くのだ。

 

 

「緑の斑服を着た正体不明のヒト種の傭兵団……騎士ノーマ、どう思われますか?」

 

 

宮廷では侍従武官の地位を持つ女性准騎士ハミルトン・ウノ・ローが、街のあちこちで耳にした噂について、先輩たる同僚に論評を求めた。

 

多くの客で賑わう居酒屋の一角を、数人の騎士と従者達が占領している。

 

店はそれなりに汚く、テーブルとテーブルの間は狭い。

怒鳴るようにして声を出さなければ隣に座る者にすら声が届かない。

 

そんな喧騒の中で騎士や従者達が肩をぶつけ合うほどに身を寄せて料理に手を伸ばし、酒杯を口に運んでいる。

 

見ると、コダ村から来たという臨時雇いの女給が、盆を手にあちこちに酒を運んでいた。

 

彼女は注文を取り、料理を運んだ席で、求められるままに見てきたことを語り、幾ばくかのチップを受け取っていた。

 

ひげを清潔に切り揃えた騎士ノーマ・コ・イグルは、忌々しそうに苦い表情をした。

 

端的に言って、こんな粗野で汚らしい場所で飯を食べていること自体おかしい、自分はもうちょっと特別扱いされてもいいはずなのにこの姫殿下ときたら……という不満から来るものであった。

 

ノーマは女給に手を振り酒の追加を注文すると、この状況を苦とも思っていない様子の後輩を見て、小さく嘆息した。

 

ハミルトンはノーマが返答するのを無邪気な顔をして待っている。

仕方なく応えてやることにした。

 

 

「ハミルトン、これだけ多くの避難民が言うのだから嘘ではなかろう。……だが、炎龍というのは(いささ)か信じがたいな」

 

「私は、信じてもいいような気になっています」

 

「ホントだよ騎士さん達。……炎龍だったよあいつは。この目で見たんだ、間違いないよ」

 

「ハッハッハ、私は騙されないぞ。女給」

 

 

古代龍や新生龍、無肢竜、翼竜などをひっくるめてドラゴンと呼称するから、何かと間違ったんだろうという態度でノーマは応えた。

 

この態度には、女給も口を尖らせた。

 

 

「まぁまぁ。私は信じるから、良かったらその斑服の人達のこと詳しく教えてくれない?」

 

 

そう言って数枚の銅貨を渡したハミルトン。

チップとしては破格の額である。

 

 

「ありがとうよ、若い騎士さん。……じゃ、とっときのを披露するよ」

 

 

女給はそう言うと、話し始めた。

 

 

「コダ村から逃げる私らを助けてくれた人は1()6()()、女が二人いたよ」

 

 

女給の声は、騎士達だけでなくその外側にまで届いた。

 

いつの間にか居酒屋は静かになっていた。

 

女給、メリザが村でのことや、緑の人達に女性がいたことを話したのはこの店では初めてだったから誰も彼もが聞き入っていたのだ。

 

 

「女はどんな姿だった?」

 

「フンッ、男ってのは皆それだねぇ。……まぁいいや、背の高い女がいたね。日中は兜を被っていてよく見えないんだけど、野宿の時にチラと見えたよ。馬のしっぽみたいに束ねてるのを解いた時、あたいは女ながら惚れたねぇ。カラスの濡れ羽色って言うのかい?艶の入った黒髪がとっても綺麗でさ。どうしたらあんな色艶になるのか、言葉が通じるんだったら教えてもらいたかったよ。体つきもほっそりとしていてね、異国風の美女ってのはああいうのを言うんだろうね」

 

 

異国風の美女(クロカワ)を妄想し、男達は色めきだった。

 

 

「ほぅ、で、もう一人は?」

 

「ありゃあ猫みたいな女だったね。小柄でさ、髪は栗色で男みたいに短くしてた。元気な娘で、面倒見もよくって子供達は懐いていたね。それと腕っぷしが凄くて男連中は結構怖がってたね。ウチの亭主がモルの旦那と喧嘩をおっぱじめた時、やってきて足をびゅんと目にも止まらない速さで振り回して、大の男二人をあっという間にのしちまったんだ……」

 

 

周囲の男達は、瞬く間に興味をなくしていく。

 

ある種の白けた空気が場を支配してしまった。

 

どうにも彼女(クリバヤシ)の話は、とりわけ男共には人気がないようだったが、更に言葉を続けると態度がひっくり返ることとなる。

 

 

「体つきは凄かったね。さっき言ったように小柄なんだけど、胸が牛並みに突き出ていてね。あたいはハッキリ言って嫉妬したよ。そのくせ腰は細く締まってるのが許せないね。顔は綺麗と言うよりは可愛いって感じでさ」

 

「「「「 おおっ! 」」」」

 

「チッ……ま、そういうワケで色々とあったけど、あたいらは何とか誰一人として欠けることなく進んでいたのさ。だけどね、あいつがやって来たのさ」

 

 

炎龍。

 

直にお目にかかるのは初めてであったが、出来ることなら一生遭いたくはなかったドラゴンの形をした天災。

 

あの脅威に睨まれた時の恐怖ときたらなかった。

 

もう駄目だ、助からない。

 

その巨大で鋭利な鉤爪を突きつけられた瞬間、メリザの脳裏を走馬灯が過ぎった。

 

 

「ところがさ、鉄の鬼人がやってきたんだ」

 

 

メリザは淡々とした口調で語った。

 

 

「掌から凄まじい爆熱を放って炎龍を吹っ飛ばし、お返しと言わんばかりに炎龍が吐いた炎からあたいらを庇うために身代わりになっても、どういうワケか傷一つ負ってなかった。ありゃあどういう理屈か分からないけど、とにかくあの光景を見ただけであたいは分かったのさ。この人なら炎龍にすら勝てるってね」

 

 

メリザの喋り口調に、徐々に熱が帯び始めていた。

 

その戦いぶりは、メリザをしてあまりにも衝撃的で前代未聞なものであったのだ。

 

 

「金髪の若者って感じでね、でも普通の男と違って体が鉄で出来てるのかってくらい人の肌感って奴を感じなかった。でもあたいは一目見てピンと来たのさ。この男には普通の男共にはない情熱があるってね。それを証拠に、その戦いぶりは文字通り熱気あふれるものだったよ」

 

 

メリザは、口から唾を飛ばしながら語った。

 

ひとっ飛びで炎龍の顔面に迫り、目にも止まらぬ攻撃で炎龍の顔面を大きくひしゃげさせたこと。

 

反撃に転じようとする炎龍めがけて、見てるこちらの目が潰れそうになるほどの光を発生させたこと。

 

光に目を潰された炎龍の懐に潜り込み、頑強極まる鱗の上から何度も何度も刃物を突き刺し、臓物を噴出させるほどの致命傷を与えたこと。

 

 

「これにはたまらず逃げ出す炎龍。……が、しかし、緑の人達も決して負けてなかったね。しっぽを巻いて逃げる炎龍の翼に〝鉄の逸物〟を叩き込んだのさ!」

 

「……て、鉄の逸物?」

 

「あたいらが勝手にそう呼んでるだけさ。ちなみに呪文もしっかり聞いたよ。コホウノ・アゼンカクニとか言ってた。とんでもない音とともにその片翼をボキッ!……根本から引きちぎっちまったのさ!」

 

 

それこそ、無敵を誇った炎龍の、敗北という名の〝死〟を決定づけた瞬間であった。

 

 

「如何に炎龍と言えど片翼をもがれちゃ空なんて飛べやしない。地に落ちる炎龍に鉄槌を下すかのように、いつの間にか地上で待ち構えていた鉄の鬼人がその両手を祈るように重ねたと思ったら、その体が青い光に包まれたのさ!」

 

「「「「 ………! 」」」」

 

 

そしていよいよ、物語は終幕を迎える。

 

 

「刹那、時間が止まった。……そう錯覚するほどの青い光、いや、あれは〝力〟の塊だったのかもしれないね。とにかく極太の光の柱が炎龍のガラ空きの胴体に突き刺さってジュポン!……誇張じゃなくそんな音が響いた直後、炎龍の胴体だけをくり抜くように光の柱が立ち昇り、それはやがて天にまで届いちまったのさ……」

 

 

後に残ったのは、胴体だけが綺麗に無くなった無惨な炎龍の死骸のみ。

 

無敵を誇った炎龍の敗北、そして、炎龍に立ち向かった勇者の勝利によって物語は幕を閉じた。

 

人々は余韻に沈黙する。

 

 

「……鉄の鬼人()、鉄の逸物」

 

 

例えるにしても凄すぎる名称に、愕然としてしまった部分がないワケではない。

 

少しの沈黙を経て、騎士達は感想を交わし始めた。

 

居酒屋も次第に元の喧騒を取り戻していった。

 

 

「と、とにかく立派な者達です。異郷の傭兵団のようですが、それほどの腕前と心映えならば、是非にでも味方に迎えたいと思いますよ。いかがでしょう姫様?」

 

 

朱色の髪の女騎士、皇女ピニャ・コ・ラーダはいきなり話を振られ、囓りつこうとしていたマ・ヌガ肉(ソーセージみたいな物)を皿に置いて女給を呼び止めた。

 

 

「……妾は、無肢竜の翼を引きちぎった鉄のイチモツに興味がある。女、お前が見たという連中が所持していた武器は、鉄のイチモツ以外にもあったか?」

 

「ん〜、そういや鉄のような物で出来た杖で、はじけるような音とともに火を吹きながら炎龍を攻撃していたような……まぁあんまし効いてる様子はなかったけどね」

 

「それも鉄のイチモツとやらと同じものか?何かに似た形状はあるか?見たままに言え」

 

 

ニヤッと嫌らしそうな笑みを浮かべたメリザは、その場にいた男連中を見回す。

 

 

「フフッ、あんたみたいなのをカマトトって言うのさ。逸物はイチモツに決まってるだろうさ。……ま、良家のお嬢様には想像もつかないのかもしれないねぇ。でもね、男を知ってる女に尋ねりゃ誰だって口を揃えてこう言うよ。ありゃ、男連中の()()にそっくりだってね。もっとも、小脇に抱えるほどデカくて、黒くて、ぶっとい()()を持ってるような男は、ここらにゃあ居ないだろうけどね」

 

 

キシシと粗野に笑いながら、注文を取りに次のテーブルへと去っていったメリザ。

 

何のことだかよく分かっていないピニャの視線が、解説を求めてぐるりと男連中をめぐる。

 

だが、その場にいた男には応じようもなく、気まずそうに目を背けるのだった。

 

 

「フム……ハミルトン、お前確か婚約者がいたな」

 

「ブッ!!?……わっ、私は乙女です!あんなモノの話、口に出来るワケないじゃないですかッ!!」

 

「ほう、あんなモノか」

 

「……ぁ(/////////)」

 

 

気まずすぎる。

 

男連中の同情の視線を受けながら顔を真っ赤にさせたハミルトンは、どうにか話題を逸らせないかと必死になって頭を巡らし、再度女給のメリザを呼び寄せ、少しだけ気になっていたことを聞いてみることにした。

 

それはズバリ、炎龍は倒されたはずなんだから、もう村に戻っていても良いんじゃないの?という至極当然な疑問であった。

 

メリザは、それはもう明確に〝それを聞くんだ?〟と言わんばかりの嫌そうな表情を浮かべていた。

 

 

「……ま、いっか。どうせ誰かが言いふらすだろうし、秘密に出来ないことだしねぇ」

 

 

メリザの口から語られた英雄譚には、実は続きがあった。

 

……否、()()()()()()()()()と言うべきか。

 

 

「緑の人達から聞いた話だけどね、なんとあの炎龍は二体もいたのさ」

 

「「「「 ………はぁ? 」」」」

 

 

今度はハミルトンも加わり、その場にいた全員があり得ないとメリザに疑問符を投げかけた。

 




ジェノスのイチモツってことで、どんどん話がねじ曲がっていきます。

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