GATE 国防軍 彼の地にて〝最高〟とともに戦えり   作:びよんど

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兎にも角にも、まずは情報をかき集めないことには何も始まらねぇ!って話です。


第一話 情勢把握

 

 

『当然のことであるが、その土地は地図には載っていない。〝門〟の向こう側がどうなっているのか?その一切が謎に包まれている。だがそこに、我が国のこれまで未確認であった土地と住民がいるとすれば―――そう、ならば強弁と呼ばれるのを覚悟すれば特別地域は〝国内〟と考えてもいいだろう』

 

『今回の事件では多くの捕虜を拘束・抑留した。現在の法制に従えば、彼らは本来禁止されている怪人の飼育・行使を犯した犯罪者、いや〝テロリスト〟だ。〝門〟の向こう側には我が国のこれまで未確認であった土地があり、住民が住んでいるものと考える。しかし、仮に向こう側に統治機構が存在するとしても、これと交渉し国境を確定して国交を結ばなければ独立した国家としては認められない。現段階では、彼らは無辜の民間人の命を奪った武装勢力でありテロリストなのだ』

 

『よって〝門〟を破壊しても何も解決しない。また門が現れるかもしれないからだ。そのためにも、向こう側に存在する勢力を交渉のテーブルに力ずくでも着かせなければならない。相手を知るためにも、我々は門の向こうへ踏み入る必要がある。危険、そして交戦の可能性があろうとも!』

 

『従って唯一国政府は特別地域の調査とT市2区事件の首謀者の逮捕、補償獲得の強制執行のために国防軍とプロヒーローの派遣を決定した!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<< 帝国 >>>

 

 

「敢えて言上いたしますが大失態でありましたな。この未曾有の大損害に際して、如何なる対策を講じられるおつもりか、陛下のお考えを承りとう存じます」

 

 

元老院議員であり、貴族の一人でもあるカーゼル侯爵は議事堂中央に立って玉座におわす皇帝モルトに向けて刃に衣着せぬ言葉を突き付けた。

 

元老院議員は議場内であれば至尊の座を占める者に対してもそれをすることが許されたし、またそれをすることが求められていると確信していたからでもある。

 

薄闇の広間。

静謐と重厚さを感じさせる石造りの議事堂内にて、カーゼル侯爵を取り囲むように300人にのぼる厳つい面立ちの元老院議員達が軒を連ねていた。

 

男爵家に生まれ、コツコツとキャリアを積んで今の地位に登りつめたカーゼル侯爵の舌鋒の鋭さは元老院議員達の間ではあまりにも有名だ。

 

皇帝への追及は続く。

 

 

「異境の住民を数人ばかり攫ってきて、軟弱で戦う気概もない怯懦(きょうだ)な民族が住んでいると判断したのは、明らかに間違いでした」

 

 

もっと長い時間をかけて偵察し、可能ならばまずは外交交渉をもって臨み、与し易い相手かどうかを調べ上げるべきだったと畳み掛けた。

 

確かに、現在の情勢は最悪である。

 

帝国の保有していた総戦力のおよそ六割を今回の遠征で失ってしまったのだ。

この回復は不可能ではないにしても容易ではなく、莫大な経費と時間を必要とするだろう。

 

当面は残りの四割の戦力で帝国の覇権を維持していかなくてはならない。……が、どうやって?

 

今まであれば十割の戦力で外国や諸侯、諸部族の頭を不満ごと押さえつけることが出来ていた。

しかし、今や四割にまで減衰した帝国の戦力で同じようなことが出来るのだろうか?……否、不可能である。

 

何百年と続く帝国の武力ありきの外交姿勢が、今になって帝国の首を締め上げ始めたのだ。

 

 

陛下!皇帝陛下はこの国を、どのように導かれるおつもりか!!?

 

 

そのように演説を締めくくったカーゼル侯爵が席に着いたのを確認し、皇帝は重厚さを感じさせるゆっくりとした所作で玉座の体を僅かに傾けた。

その視線は揺らぐことなく自らを糾弾したカーゼル侯爵へと向けられた。

 

 

「侯爵、卿の心中は察するものである。此度の損害によって帝国が有していた軍事的な優位が一時的にせよ失せていることも確かなのだから。外国や諸侯達が隠していた反感を顕わにし、一斉に反旗を翻し鋭い穂先を揃えて帝都まで進軍して来るのではないかと恐怖に駆られて夜も眠れないのであろう?……痛ましいことである」

 

 

からかいを込めた皇帝の言葉に、厳粛な議場の空気がくぐもった嘲笑で揺れた。

抗議の声こそ上げなかったものの、カーゼル侯爵の皇帝を見据える視線の鋭さが増す。

 

 

「元老院議員達よ、250年前のアクテクの戦いを思い出してもらいたい。全軍崩壊の報を受けた我らの偉大なる祖先達がどのように振る舞ったか―――」

 

 

皇帝の言葉は、この国の歴史であった。

 

元老院に集う者にとっては、改めて聞かされるまでもなく誰もが弁えていることであった。

 

 

「……この程度の危機は、帝国開闢以来の歴史を紐解けば度々あったことである。我が帝国は、歴代の皇帝、元老院、そして国民がその都度心を一つにして難事に立ち向かい、更なる発展を成し遂げてきたのである」

 

 

講和などあり得ない。

目指すは勝利のみであると、議場全体に響くよう徐々に声のトーンを上げながら語りかけていく。

 

 

「戦に百戦百勝はない。だから此度の戦いの責任の追及はせぬ。敗北のたびに将帥に責任を負わせていては指揮を執る者がいなくなってしまう。……まさかとは思うが、他国の軍勢が帝都を包囲するまで、裁判ごっこに明け暮れようとする者はおらぬな?」

 

 

議員達は、皇帝の問いかけに対し首を横に振って意志を示した。

 

してやられたと内心舌打ちしたカーゼル侯爵。

 

誰の責任も問わないのであれば、皇帝の責任を問うことも出来ない。

ここで追及すれば小心者と馬鹿にされ、裁判()()()をしていると受け取られかねない雰囲気になってしまった。

 

皇帝の話は続く。

 

 

「……此度の遠征では熟練の兵士を集め、歴戦の魔導師を揃え、オークもゴブリンも特に凶暴な個体を選出した。十分な補給を整え、十分すぎる訓練を施し、それを優秀な将帥に指揮させた。これ以上はない陣容と言えよう。将帥が将帥たる責務、百人隊長が百人隊長たる責務、そして兵が兵たる責務を果たすよう努力したはずだ」

 

 

にも関わらず、たったの半日。

 

〝門〟を開いてたったの半日で、遠征軍は壊滅してしまったのだ。

 

将兵の殆どが死亡するか捕虜となったようだ。

……ようだ、と推測することしか出来ないのも、生きて帰ってこれた者が極めて少なかったからである。

 

曰く、鉄の棍棒を一振りするだけで百の兵を吹き飛ばす男がいた。

 

曰く、純白の翼を生やした全裸の巨漢に襲われた。

 

曰く、使役する怪異達を丸呑みにする怪異と遭遇した。

 

曰く、宙に浮かされる大勢の同胞を目撃してしまった。

 

……全員が全員半狂乱になりながら供述した証言であり、真偽のほどは定かではないが、それほどの脅威が向こう側の世界にもいるということだけは理解できた。

 

兎にも角にも〝門〟は敵に奪われてしまった。

 

〝門〟を閉じようにも〝門〟のあるアルヌスの丘は敵によって完全に制圧されて、今では近付くことも出来ないでいる。

 

これを取り戻そうと数千の騎兵を突撃させた。

……結果アルヌスの丘は人馬の死体が覆い尽くし、その麓には比喩でなく血の海が出来てしまっていた。

 

 

「敵の武器の凄さが分かるか!?パパパッ……遠くでこんな音がすると、我が兵が薙ぎ倒されるのだ!あんな凄い魔術、儂は見たこともない……ッ」

 

 

魔術師でもあるゴダセン議員が、敵と接触した時の様子を興奮気味に語った。

 

彼と彼の率いた部隊は、さながら枯れ葉を掃くように薙ぎ倒され丘の中腹までも登ることが出来なかった。

 

ふと気付いた時には静寂が周囲を包み込み、動く者は己を除いて誰もいない。

見渡す限りの大地を人馬の骸が覆っていたと述懐する。

 

……そして、顔のパーツを表すかのような血のように赤い三つの光点を湛えた鉄の巨人が()()()()()()()()()()()()見据えていたことも……。

 

皇帝は瞑目して語る。

 

 

「既に敵はこちら側に侵入してきている。今は〝門〟の周りに(たむろ)して城塞を築いているようだが、いずれは本格的な侵攻が始まるだろう。……我らはアルヌスの丘の異界の敵と、周辺諸国の双方に対峙していかなければならない」

 

戦えばよいのだッ!!

 

 

禿頭(とくとう)の老騎士ポダワン伯爵は、立ち上がると皇帝に一礼し、主戦論をもって応じた。

 

 

「窮している時こそ積極果敢な攻勢が唯一の打開策じゃ!帝国全土に散らばる兵をかき集めて、逆らう逆賊や属国どもを攻め滅ぼしてしまえ!そして、その勢いをもってアルヌスにいる異界の敵を打ち破る!その上でまた〝門〟の向こう側に攻め込むのじゃ!」

 

「連中が素直に従うものか!」

 

「ゴダセン議員の二の舞になるぞ!」

 

「そんなことをすれば、それこそ帝国の治安や防衛が疎かになるわ!」

 

「引っ込め戦馬鹿!」

 

「なにを〜〜〜っ!!(`Д´#) ムキー!!」

 

 

議員達は冷静さを失って乱闘寸前にまでヒートアップする。

 

時間だけが虚しく過ぎ去っていく。

僅かに理性を残す者もこのままではいけないとは思うものの、紛糾する会議を纏めることが出来ないでいた。

 

そんな中で、皇帝モルトが立ち上がる。

発言しようとする皇帝を見て、罵り合う議員達も口を噤んで静かになった。

 

 

(いささ)か乱暴ではあったが、ポダワン伯の言葉は示唆に富んでおった」

 

 

皇帝の言葉を受け、ポダワン伯爵は恭しく一礼した。

 

皇帝の威厳を前にして議員達は冷静さを取り戻していく。

皇帝が次に何を言うのか聞こうと耳を傾け始めた。

 

 

「さて、どのようにするべきかだ。このまま事態が悪化するのを黙って見ているのか?……それも一つの方法ではある。だが、余はこのまま座視することは望まん。ならば戦うしかあるまい。ポダワン伯の進言を採用し、諸国に使節を派遣し援軍を求めるのだ。ファルマート大陸侵略を伺う異世界の賊徒を撃退するために援軍派遣を求めるとな。我らはコドゥ・リノ・グワバン(連合諸王国軍)を糾合し、アルヌスの丘を奪い返すのだ!」

 

「連合諸王国軍?」

 

 

皇帝の言に元老院議員達はざわめいた。

 

今から200年ほど前に東方の騎馬民族からなる大帝国の侵略に対抗するため、大陸諸王国が連合してこれと戦ったことがあった。

 

それまで互いに争っていたというのに、異民族の侵攻に対して仲間内で争っている場合じゃないという心理が働いたのである。

 

不倶戴天の敵として争っていたはずの列国の王達が、騎士達が、馬を並べて互いに助け合い異民族へと向かっていく姿は、今では英雄物語の一節として語られている。

 

 

「それならば、確かに大義名分にはなるぞ」

 

「いやしかし、それはあまりにも……」

 

 

200年前の前回、確かにこちらは侵略される側だった。

 

しかし今回は、どちらかと言えばこちらが侵略している側に回っており、皇帝の提案したそれはあまりにも厚顔無恥極まるものであった。

……それを敢えて口にする者はいなかったが。

 

とはいえ、帝国だけではなく大陸全土が狙われていると檄を飛ばせば各国は援軍を送ってよこすだろう。

要するに、事実がどうであるかではなく、どう伝えるかということだ。

 

 

「へ、陛下。……アルヌスの麓は、人馬の(むくろ)で埋まりましょうぞ?」

 

 

結局具体的な有効策を打ち出すでもなく、人海戦術で押し切ろうとする皇帝に異を唱えるようにカーゼル侯爵が問いかける。

 

それはもはや忠告ではなく予言。

……そんな彼の問いに、皇帝は嘯くように告げた。

 

 

「余は必勝を祈願しておる。だが戦に絶対はない。故に、連合諸王国軍が壊滅するようなこともありうるやもしれぬ。そうなったら……悲しいことだな。そうなれば帝国は()()()()()諸国を指導し、これを束ねて侵略者に立ち向かうことになろう」

 

 

周辺国家が等しく戦力を失えば、相対的に帝国の優位は変わらないということである。

 

 

「これが今回の事態における余の対応策である。これでよいかなカーゼル侯?」

 

 

皇帝の決断が下った。

カーゼル侯爵は連合諸王国軍の将兵の運命を思って、呆然とした面持ちとなった。

 

周囲はそんなカーゼルら鳩派を残し、皇帝に向かい深々と頭を下げると、粛々と各国への使節を選ぶ作業へと移ったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『(戦況判断がまるでなっていない。中世並の文化レベルとはいえ上層部は揃いも揃って無能ばかりか。……乗り気はせんが致し方ない、これ以上〝門〟にちょっかいをかけないよう()()()()を食らわせてやるとしよう)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……議場内に無数に仕掛けられた盗聴器を介してこちらの会話の一部始終を聞いていたハゲ頭の天才博士の存在など、議員達は当然知る由もなかった。

 

そして、悲劇の日が訪れる。

 

 

「連合諸王国軍か……」

 

 

皇帝モルトの命を受け、連合諸王国軍の一員として馳せ参じたエルベ藩王国の藩王デュランは、二十一か国から集まった三十万の大軍を見て一つの疑念を抱いていた。

 

敵は拠点に立て籠もって姿を見せず、また、拠点の規模から見ても精々千人が収容できるかどうかの小規模なものであった。

 

そうなれば自ずと向こうの戦い方も見えてくる。

籠城戦を仕掛けてなんとか立ち入らせないようにするのが関の山であろう。

 

 

「(そのような敵、帝国軍なら簡単に打ち破れるだろう。では何故、モルト皇帝は連合諸王国軍など呼集したのか……?)」

 

 

隻眼の老兵の背筋を、冷たい予感がよぎる。

 

自分達はもしや―――

 

 

「報告!前衛のアルグナ王国軍、モゥドワン王国軍、続いてリィグゥ公国軍、アルヌスへの前進を確認!」

 

「……う、うむ、帝国軍と合流できたか?」

 

「それが……帝国軍の姿は一兵も見えません!」

 

「なにっ!?」

 

 

……悪い予感とは、得てして当たるものだ。

 

特に、自分の生き死に関することとなれば尚更。

 

しかし、時すでに遅かった。

 

 

「帝国軍は何処だ!?後衛も残しておらんのか!?……まさか既に敗退―――」

 

 

どよめきが広がるよりも早く、()()は戦場を駆け抜けた。

 

それとは、一条の光。

 

思わず目を奪われそうになるほどの輝きを秘めた一条の光がデュランの左隣に控えていた将帥の体を通り抜け、

 

その体を跡形もなく爆散・蒸発させた。

 

 

「っっっ〜〜〜!!?」

 

 

将帥()()()()()の残骸が、デュラン含めた周囲の兵達の兜や鎧にベッタリと飛び散る。

 

あまりにも突然の出来事に頭が追いつかず、ただひたすらに困惑するのみのデュランに更なる惨劇が降りかかる。

 

最初は一筋しかなかった輝かしいほどの光が、突然幾重にも分裂しだし、やがて数えるのも億劫になるほどの無数の線の集合体となって宙空を旋回する。

 

 

「ぁ……ぁあ……」

 

 

何故、皇帝は連合諸王国軍などという大仰なものを組織し、アルヌスを奪還するよう命じたのか、少しだけ分かった気がしたデュラン。

 

帝国は自分達が邪魔になったのだろう。

 

これは敵勢力を利用した諸国の大掃除。つまり―――

 

 

「……嵌められた」

 

 

余談となるが、メタルナイトことボフォイ博士が連合諸王国軍を一掃するために用意した兵器、これは有り体に言うとレーザー兵器と呼ばれるものである。

 

一昔前までは照準と測距、銃器のターゲティングなどに利用されていたが、これはあくまで非殺傷に留まるものであった。

 

時代が進むごとにレーザーの兵器化は急速に進み、やがて小型ドローンなどの金属外壁を継続照射によって熱融解させ、挙げ句人体を容易く爆散せしめる悪魔的な効果を引き出すに至っている。

 

ボフォイ博士が連合諸王国軍相手に使用しているレーザー兵器は、既存の軍用レーザー兵器を()()()()()()()()小型ドローンとして抽出した一品であり、彼をして()()()()()と断ずる使い捨ての失敗作でもあった。

 

在庫大放出とまでは言わないものの、倉庫の奥で埃を被っていた彼らは今、かつてないほどに光り輝いていた。

 

 

これは戦ではない!……こんなものが、こんなものが戦であってたまるかァァァ!!

 

 

レーザーがもたらす膨大な熱は、敵のみならず自らの機体すらも蝕み焼き切り暴発させる。

 

それでも、それでも彼らにとって、生まれてきた意味を成し遂げられるのは至上の幸福に違いないとボフォイ博士は映像越しに勝手に結論づけた。

 

ぶっちゃけ焼損して跡形も無くなれば喧しい弟子に説教されずに済むし、これでひとまずはOKである。

 

国防軍の制止を無視して〝門〟から特地へ侵入を果たし、基地を作って通算二度目となる敵の侵攻を食い止める。

……T市2区事件発生から7日目の出来事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<< A市 ヒーロー協会本部 会議室 >>>

 

 

時を同じくして、協会本部の会議室にて組織運営を担う幹部の面々が集まり、各々席に着いて本日の最重要議題について意見を交わし合っていた。

 

しかし全員、具合でも悪いのか浮かれない様子であった。

 

一応会議をやっているワケだし、おちゃらけるよりかはマシなのだが、それを差し引いても何か様子が変だった。

 

 

「その……シッチ君、まだ()は見つからないのかね?」

 

 

幹部の一人がシッチと呼ばれる初老の男性に話しかける。

 

話しかけられたシッチは、何度目になるかも分からない溜息を寸前で噛み殺しながら丁寧に告げる。

 

 

「えぇ、キングは依然として発見されていません」

 

 

上層部が話し合うほどの最重要議題。

……それはズバリ、T市2区事件とほぼ同じタイミングで起こったA市立高校での集団神隠しについてであり、地上最強の男として知られるキングが突然行方を晦ました件との関連が指摘される事案であった。

 

続くよ!

 

 




〝門〟の警備自体はしていたものの、お偉方のいざこざによって初動が遅れてしまった国防軍。

……そこに突然現れたのが、無数のメタルシリーズを引き連れて進軍してきたメタルナイトでした。

国防軍の皆さんは、メタルナイトの破壊活動に巻き込まれないように立ち回るのが精一杯で満足に特地の調査も出来ない状況。

8日目、突然『後ハ好キニシロ』とか抜かして全撤収していったメタルナイトが残した基地を協会の許可を貰って間借りして現在に至ります。
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