異世界転生したカール・マルクス 作:匿名
蒸気機関を作り、鉄道を再現し、物流を活性化する。
前世であるA地球の知識を持つ私にとって、それは文明発展の絶対的な最適解であり、歴史が証明した揺るぎない公式であるはずだった。
しかし、男爵家の嫡男としてこの領地の冷徹な現実に直面した今、その青写真がいかに現実から乖離していたかを痛感している。
私はあまりにもA地球の視点に囚われすぎて、このB地球が持つ固有の環境、経済、そして何よりも厳格な法制度を直視していなかったのだ。
我が男爵領は、一介の男爵家としては信じられないほど広大な領地を有している。
それはひとえに、我が家のご先祖さまが帝国の戦車競技で命がけの優勝を果たし、その恩賞として当時の空白地帯、すなわち大湿地帯を含む未開拓地への領有権承認を力業で勝ち取ったという歴史的経緯があるからだ。
だが、その栄光の裏には重い代償が残された。
先祖が人力と不屈の精神をもってしても開拓しきれなかった寒冷地と大湿地帯は、今や経済的な断絶地帯として横たわり、我が領の物流は絶望的なまでに細りきっている。
かつて敷設されていた簡易的な木製線路網は、干拓の経済的合理性が薄れるとともに朽ち果て、跡形もなく消え去った。
私は現状を打破すべく、領主である父に対し
「これほど物流が細くては、領地の運営に支障が出るのではないか」
と問いかけてみた。
しかし、父の答えはあまりにも淡々としたものだった。
「確かに憂慮すべき事態ではある。だが、そもそもあの湿地帯には人が住んでいない。人がいない場所に、莫大な資金を投じてまで道を拓く必要がどこにあるのだ」
私はその言葉に愕然としたが、同時に納得せざるを得なかった。私はA地球のイギリスにおける産業革命の歴史を無意識にそのまま適用しようとしていたのだ。しかし、B地球にはその前提条件が何ひとつ揃っていない。
まず、地下水排除と炭鉱需要の不在だ。
A地球において、トマス・ニューコメンが発明した大気圧蒸気機関は、炭鉱の底に溜まる地下水を汲み上げるために実用化された。だが、この技術が普及するためには、炭鉱そのものが莫大な利益を生むという前提が必要である。
炭鉱が必要とされる土地は、極めて内陸であるか、あるいは極度の寒冷地である。
だが、我が領を含むこの地域は、冬こそ暖炉を欠かせないものの、夏になれば十分に温暖な気候となる。
通年で莫大な燃料を消費するような大都市が存在しないのだ。
つまり、石炭に対する需要そのものが限定的であり、炭鉱開発を進める経済的動機が根本的に不足していたのだ。
そして次に、産業革命の歴史的条件との乖離である。
A地球のイギリスで石炭産業と運河網、そして鉄道が結びついたのには、以下の3つの絶対的な条件があった。
森林資源の枯渇に伴う高密度な燃料需要、つまるところイギリスを例にあげるなら大都市ロンドンなどで、調理や暖房のための代替燃料として石炭が必要不可欠だった。
安価な大量輸送ルートとしての運河網が鉄道に先立ち、重い石炭を運ぶための運河ができ、マンチェスターとロンドンを繋ぐ運河が整備されていた。
ブリッジウォーター運河によって利益を得られたという体験が運河網の発展を助けたのだ。
そしてイギリスの抱えた第三の課題は、湧水問題の深刻化というものだ。
浅い層の石炭を掘り尽くしたため、深く掘り進む必要があり、そこでの湧水問題を解決するために蒸気機関が不可欠となった。
翻って我が領を見れば、高密度な大都市はなく、燃料需要は森林からの薪で事足りている。
深い炭鉱を掘る需要もなければ、それを求める切実な市場もない。
重工業を必要とせず、軽工業で成り立っているのだ。
そしてその軽工業は水車によって成り立っている。
紡績から織機に至るまで機械があり、手工業は滅んでいる。
この男爵家において製造される製品は麻の衣服が主流であり、豊かな色彩と服飾文化が都市の経済を支えているのだ。
イギリスの産業革命期は蒸気機関によって内陸部への進出が発生し、その結果として都市が水辺から離れた。
しかし工業地帯=都市という図式が崩れていない世界であるB地球において、都市とはすなわち、加工と流通の拠点なのだ。
前提条件が全く異なる以上、私が蒸気機関という高度な機械を導入する必然性がどこにも存在しなかったのだ。
そもそも、風車を回せば簡単に水が抜けるほど、この沼地は甘いものではない。
過去の調査によれば、現存している大湿地帯の大部分は水深が腰の高さ、すなわち1m近くに達する。
並大抵の努力で水を抜くことができるなら、とっくの昔に干拓は完了していたはずだ。
ご先祖さまは確かに、執念とも言える馬力で浅瀬の大部分を水抜きし、辛うじて耕作可能な土地へと変えた。
しかし、それ以上の深部へ進むには限界があった。我が領には、命の危険を冒してまで湿地帯に入植しなければならないほどの人口過剰や住宅難は起きていない。
さらに悪いことに、冬に降る冷たい雨が水位を押し上げ、毎年少しずつ沼地を押し広げようとする。
これまでの努力は、その拡大を最小限に食い止め、保全するだけで精一杯だったのだ。
かつて、この沼地から泥炭を掘り出して燃料とする事業が行われていた。
しかし、作業しやすい浅瀬の泥炭はご先祖さまの時代に完全に取り尽くされてしまった。
さらに決定的な追い打ちとなったのが、近隣の方伯領における高品質な石炭の発見である。
泥炭は石炭に比べ、火力が弱く、煙や特有の悪臭がひどい。
より効率的な石炭が市場に流通し始めたことで、命がけでぬかるんだ奥地から泥炭を掘り出す事業は、完全に不採算となった。
先祖は経済合理性の観点から、これ以上の開発は男爵家を破滅させると判断し、素早く撤退したのだ。
その結果、開発が放棄された沼地はますます嫌悪され、人が寄り付かない場所と化した。
大湿地帯は、有機物が腐敗して発生するガスにより、鼻が曲がるどころではない強烈な悪臭を放っている。
そのような過酷な環境で、平民の労働者に線路の敷設や維持を行わせるのは不可能に近い。悪環境によって病気が蔓延し、作業効率は極限まで低下する。
かつて先祖が敷いた木製の簡易軌道、つまるところトロッコによる交通網も、この湿気と水によって車輪を転がす木枠があっという間に腐り果てた。
木酢液に浸す、あるいは火で燻すといった当時の最先端の防腐処理では、沼地の圧倒的な水分量に対抗できなかったのだ。レールの維持費が得られる利益を上回ったとき、事業としての寿命は尽きたのである。
この地で働く労働者、すなわち平民の大多数は文字が読めない。文盲の人々に対し、近代的な技術や運行管理、あるいは安全衛生の概念を啓蒙することがどれほど困難であるかは、A地球の歴史が証明している。
例えばA地球のフランス革命期において、識字率の低さは情報伝達の致命的な障害となり、多くの綿密な計画が筒抜けになり、あるいは誤解によって瓦解した。
B地球の平民たちも同様である。
彼らに対して、
なぜこの技術が必要なのか
どうして運行スケジュールを守る手順を省いてはいけないのか
などを論理的に説明しても、理解を得るには途方もない時間と教育コストが必要になる。
結果を伴わない省力化というのは単なる怠惰というか、怠惰を超えた破壊工作に等しい。
文字が読めない労働者を動かし、物資を運ぶ手段として、家畜にトロッコを引かせる方式は、この低い識字率の社会においては極めて優れた方法だった。
馬はぬかるんだ沼地では踏ん張りが効かない。だが、レールの下に幅広の板材を敷き詰めることで、馬の足場を確保し、重さを分散させることができる。
これはかつての祖先がやったことだ。
しかし、この板材もまた、水に浸かり続ければ数ヶ月と持たずに腐敗する。
板が腐ればレールが歪み、脱線を引き起こすため、常に監視と交換を続けなければならない。
大多数の労働者が文盲である以上、彼らに精密な検査を期待することはできず、結果として常に領主直属の監視役を配置せざるを得ず、運営コストをさらに押し上げていた。
どこからどう考えても、この沼地を完全に干拓し、近代的な交通網を敷くことは不可能なのだ。
それでは、なぜこの男爵領はこれほど非効率な物流のままで存続できているのか。
この帝国は、端から端まで移動するのに馬車で2ヶ月かかるほどの広大な版図を持っている。
だが、その広大さを、高度に発達した地方分権と官僚制が何とか支えてしまっているのだ。
実際に、我が男爵領から方伯領までは馬車で1日の距離にあり、外敵の憂いが非常に強い土地ではあるが、
公文書などの情報の伝達や最低限の通商は駅伝制によって十分に機能している。
印刷革命が起きているため、公文書や書類を大量に刷ることは容易だ。
しかし、それは文盲の労働者が文学を楽しむ余地を生むものではなく、むしろ行政手続きをより複雑にし、膨大な種類の書類を必要とさせる結果を招いた。
税金の納付証明、通行許可証、土地の登記簿など、官僚制を維持するために馬車は何千枚もの書類を運んでいる。
帝国において最も重要な経済的イベントは、3年毎に行われる帝国銀行の決算審査である。帝国銀行は各地から徴収された税金を源泉として、各領地に資金を貸し付けている。
貴族であっても、借りたお金を放蕩に使うことは許されず、領地運営に必要な投資額だけを慎重に借金しなければならない。そして、この融資限度額、つまるところ信用枠を決定する最大の要素こそが、各領主が所有する価値ある土地の面積なのだ。
この価値ある土地という部分が大問題である。
冬の雨による沼地の拡大は、単に嫌な臭いが広がるという問題ではない。
それは、我が男爵家の担保である価値ある土地が物理的に縮小していることを意味し、次回の決算において融資枠が大幅に削減されるリスクを孕んでいる。
つまり、この沼地の拡大を止めることこそが、男爵家の経済的信用を守るための緊急の課題なのだ。
しかし早急に対応すべき状況であるということを伝えたとて父は動かない。
それはなぜか?
私は冷静さを取り戻すべく、この帝国の法体系を脳裏に浮かべた。いずれ領地を継承する嫡男として、私は現行の法律を誰よりも正確に把握していなければならない。
だが、学べば学ぶほど、その法体系がいかに強固で、私の改革を拒んでいるかが浮き彫りになる。
この世界にモンテスキューはいない。三権分立などという概念は存在せず、領内における司法権、裁判権、警察権はすべて領主が独占している。
では、領主が勝手に法律を変えられるかと言えば、答えは否である。
帝国における唯一の立法機関は帝国議会であると帝国基本法および帝国憲章によって厳格に定められている。
貴族であっても、皇帝の欽定憲法を上回る独自の法律を作ることは決して許されないのだ。
我が父は帝国議会の議員であり、私もまた、いずれは世襲によってその議席を継ぐことになる。
だが、現在の私には何の立法権もない。領主の立法権を独立させようという提案は、帝国憲章に対する重大な違憲行為であり、論理的に考えて成立し得ない。
法とは、憲法の明文化された基準に完全に準拠していなければならないのだ。
この帝国の立憲主義という概念は正当性及び蓋然性においてA地球のプロイセンを上回る。
頭の裏を流れるように、帝国基本法の具体的な条文が私の思考を規定する。
§ 領内における民事および刑事の裁判権は、領主がこれを行う。領主の判決は領内における最高裁判決としての効力を持ち、帝国基本法に違反しない限り、いかなる機関もこれを覆すことはできない。
§ 領主は、その領内において独自に租税を賦課し、徴収する権利を有する。また、領内の資源開発および通商の規制、領内の整備に関わる一切の権限は領主に帰属する。
この条文は一見、領主に対して絶対的な権力を与えているように見える。だが、それは同時に領主ではない者には、1ミリの権限も存在しないという冷酷な宣言でもある。
自明のことだが、現在の領主は父であり、継承者である私ではない。法的に、私には領内の土地を動かすことも、予算を使うことも認められていない。
私に実権というものは、憲法上においても、法律上においても、存在しないのだ。
父はなぜ動かないのか。それはひとえに、何とかなってしまっているからだ!
非常に憂いるべき事なのだが、労働者に対する時間の搾取によってありとあらゆる公共事業は成り立っている。
領内の道路の維持よりも沼地の拡大に伴う限度額の引き下げが顕著な影響を齎すため、父は道路整備よりも沼地に対処することを優先している。
農民反乱が起きないようになっている理由というのは武力の独占にあるが、これはあまりにひどい。
男爵家において警察の大部分は、軍事教練の指導者を方伯から招聘して、訓練された人物である。
つまるところ専門家の指導者を招聘しているために資金の流出が起きており、炭鉱も河川も平坦な土地も有する方伯が、この男爵家を搾取する構造ができている。
まあこの領地に住む平民にとって最も苦しいのはそういうことではなく、強制労働……賦役だろう。
もしそれが暴力革命によって是正されてしまえば私も等しく、ギロチンもしくは絞首台に並ぶことになるのだが。
これを防ぐ警察が、おそらく足りていない。
反乱が起きればほぼ全ての人間が加わることになるだろうし、そうなれば防ぐ方法が本当にない。
武力の外注という大問題が起きてはいるが、まあこの領地は方伯の後背地であるが為に、侵攻されたりはしないだろうという楽観をしなければそもそも何も始まらない。
一旦、この問題も棚の上に上げておくとする。
さて、近隣の領主たる子爵は歩車分離という概念が道路に存在した。
しかしこの男爵家においてありとあらゆる道路において馬車が通る道は歩行者の存在する道と分離されていない。
絶望的。あまりに、絶望的であるが、私はここに活路を見出す。
柵だ。柵を立てれば歩車分離の最初の歩みになるだろうし、もし反乱が起きたとしても……この柵は領主がやってくれた事なのだから反乱は辞めようと言ってくれる可能性が、0ではない。
0ではないけど、柵を立てるのにもお金がかかる。
堂々巡りだ。
どうにも私は冷静じゃない。
まず、蒸気機関車もしくは鉄道の普及というのは最良。長期目標にすべきだ。
目指すべき短期目標……が多すぎる!
もはやどうしたらいいのか分からん。
私は嫡出子だし、なにより長男で、そして成人している。
つまり法律上では何時でも継承が可能なわけだ。
良し、もう下手に手を出すのは辞めておいた方がいいと言うのがこの思索で分かった。
農民の成果物たる麻が都市で服として加工され、剰余価値の創造を行う都市の住人は、原材料を搾り取っているのだ。
しかし、しかしだ。
この剰余価値の創造は、大雑把に言うと都市の加工工場でしかできない。
服ひとつ、たかが服ひとつと侮るなかれ。
私にとって服は救世主になりうるかもしれない。
服飾、つまるところ染色や織物の創造というのは求められる市場があるからこそ発展する。
A地球もB地球も同じだが、まあ敢えて言うと、 人間は衣食住満たされていると必ず自らの自己発現をする。
ではこの自己発現とは何なのか?
もはやそれは言うまでもない。
他人からの承認である。
人は人との繋がりを持つ社会を形成している。その連隊は人が知性を持つ限り、消えることは決してない。
子爵家から染料を買っているが、まあこれは人間の欲求から生み出された健全な経済活動によるものだから良いのだ。
需要があるならもちろん商品になるし、それがこの領地の貴重な財源である服である。
内需で終わらずに輸出できるとは実に素晴らしいものであるのだが、この輸出を効率化したい。
子爵家から方伯領に向かうための主要街道は、この男爵家の沼地を迂回するように作られている。
舗装維持費用が重いっちゃ重いがこれは致し方が無い。
ここで重要なのは、我が領地において栄えている都市の形状だ。
一つは、主要街道にへばりつくように短冊状の敷地が伸びる長方形型都市。
もう一つは、水車動力という生命線を確保するため、河川に対して直角に細長く街区が伸びた魚の骨型都市。
これらは、我が領において極めて一般的な都市の様態である。
しかし、この二つが交わることで、最悪の渋滞を引き起こしている。
工場から製品を積んだ荷馬車が、細い支道から主要街道へと合流するたびに、直進する長距離の物流がその都度ブレーキを踏まされるのだ。
私の父が街道の舗装にどれだけ金を注ぎ込んでも、これでは物流の零細化を起こすのは必然ではないか、と思う。
この主要街道はありとあらゆる製品が交雑し、輸出と輸入の要であるがために整備の最優先事項として父は受け止めている。
煉瓦の舗装は未舗装路と比べて、数倍以上の速度の馬車を作る。
当然なから歩行者はそれに轢かれると骨折してその後に死ぬ。祈って奇跡でニョキニョキ失った手足が生えるような夢のような世界であったならば、どれほどよかったか。
沼地の拡大を抑え込める年と抑え込めていない年があるのは、この街道にどれだけお金を費やしたかによってほとんど決まる。
市民が轢き殺されるのは付加価値を生み出すはずだった人間が死ぬためダメだ。
つまりこの街道さえ効率化できれば沼地の整備まで一気に手が届くようになる夢のような話がある……ま、具体的にどうするかが分からんが。
とりあえず、この付加価値を生み出す人間の損失……つまるところ交通事故という死を避けなければならない。
まあ、細かいところは、私には分からないが。
おいおい決めていく事にしよう。
だがまず短期目標と長期目標が完成した。いや、完成したと言うにはまだ早いか。更新の余地はいくらでもあるが、とりあえず目標は立てられた。
私が目指すべき最初の一歩は、蒸気機関の図面を引くことではない。
我が偉大な、しかし耄碌した父が毎年浪費している街道の維持費と、交通事故による見えない損失を食い止めること。
そのために、まずはこの歪な都市に『柵』を立て、近代的な動線管理を敷く。
歩行者の権利など最早どうでも良い。都市の市民の平民たちには悪いが、まずは馬車最優先の柵を立てる。
その後に、じわじわと歩道については考えてみよう。家の移転というのは難しいが、壁際にへばりつくようにして歩けば良い。歩行者など二の次で良いのだ。
このままで良いと楽観視している父親には私に委任状を書いてもらう。
そうすれば、事後承認にさえできれば後はやりたい放題だ。まあ、あの手この手でそういうことは出来ないようにしてくるだろうが。
兎にも角にも実績が必要だ。ううむ、何から始めようか……
極彩の螺鈿花
特別な環境で育てることによって葉っぱの色が変化する花。
気温の変化で色を変えるが、短期間にころころ温度を変えると花の活力が失われる。
螺鈿にも似た鮮やかさを示す彩りは、B地球における服飾を根底から支える。
塩水に漬けることによって画一的な脱色が可能。
根っこと茎さえ生きていれば、葉はどれだけ採取しても大丈夫である。
しかし水を大量に吸い上げ、極めて多くの葉っぱを形成するため、豊富な水資源と安定した気候を併せ持つ土地でしか商品にできるほどの量を栽培できない。