聖杯遊戯~アクター・ザ・グノーシス・シェア~ 作:反吐凡愚 之 絡繰峠
角付き兜<カブト>と矛持ち男
「フッフッフ……。サプライズという奴だよ、悪役らしくね」
宣教師風の男
「気をつけて行きたまえ。神との問答は面白いのでな」
[まずは一応説明回です。放出されるコンテンツの量が山ほどあるので致し方なしとはいえ、一話切りする方も多くいらっしゃられる昨今、初めからやるのは定石から外れてますですね]
【───[ 聖杯戦争 ]。
それは、万物の因果律に作用し得る願望の器を巡って、七人の[
各個に主人として自身の召喚対象の簡易的ステータスを
[ 座 ]と言われる生前の
人里の地下深くに内包する星のエネルギー、霊脈・龍脈を長年吸い続けて
この世紀のイベントの監視のために、人類社会の裏で暗躍する人外ならざる二大勢力が並び立ち存在する。
一方は神の敵を断罪する強者で占められた[ 聖堂教会 ]。そこから派遣される武闘派な神父が、中立の立場から落伍した
もう一方の、富と名声を得た上流階級が、代々継承する内に社会規範を
そして
──そう、今となってはFate
『──しかし私はこの類いの催しがはっきり言って嫌いでした。確かに本来巡り合うことのなかった人物たちが
『ただやはり、負けたら死んでしまうなんて悲しいことは心情的に
『その生命の輝きにトラウマという刺激で脳を焼かれちゃいましたが、よくよく考えてみれば殺し殺されが常態化だなんて、私の世界ではまっぴらごめんです。 ──この感情をヒトは愛憎と呼ぶのでしょうか…?─いいえ、愛憎劇とはもっと深く暗く重いものです。私のちっぽけな情動とは比べ物になりません── とにもかくにも永年(と呼ぶにはあまりに短時間ですが)あたためた、わたしのかんがえたオリジナルパロロワ・聖杯の儀礼を、これからやっちゃいます。です』】
[──安直な死亡案件はともかく。これからはもう、笑いというシチュによって行われるキャラクターに対しての尊厳破壊に等しいのでは?というかまともに笑わせられますか?]
『
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□
。
.
◇昼前・都市部 オフィス
背の高いビルが立ち並ぶ商業区、多くの者や車両が入り交じり、その雑然とした地表の構造物を、陽の光が頂きへと至りそうになりながらも眼下を眺め見つめるような時間帯。
鉄筋コンクリート製だろうかの建物の群れ、その中の一
数ある清潔感を気遣われた部屋のとある一室、まるでドラマによくある社長室や応接間の
「~♪」
対する男、白髪の青年はいつも細めている糸目とにこやかな表情を崩さず、黒革のソファー同士の間に鎮座する巨樹から
「さてと、
白髪の糸目な青年、 [ アサシン・マティアス ] は、ペンを
─彼を端的に述べると、未来人の王の一人である。 宇宙進出した人類が、自ら荒廃させてしまった星々から故郷の地球へと帰ってきた人々の子孫であり、人が唯一住める環境であった日本列島、その一地域─
紙の図を見せられた少女、 [
─彼女はIFの歴史を
─かくして異なる世界で権力者に与してきた二人は、この特異な世界で数奇にも出会ったのである─
「分かりやすく現在の勢力図を表すとするならば、丸の中にバツの字を書く形になるね。この円の中の四つの空白がそれぞれの国家組織をざっくりと描いたものになる。北の地が我々の議会国、東が王侯の国、西が海と氷の共産国、そして南の国が私たちの仮想敵国となる帝国という感じだ」
マティアスは摘まんだ紙へ簡易的に描いた○✕の図にそれぞれペンを当てて、この地の世界観を推察する。
その説明に対し、瑠奈は口元へ手を当てふむふむとした仕草で聞き入っていたが、そろそろといった頃合いを見計らって
「最初からだいたいの敵味方が分かれているのは比較的シンプルでいいですね。それにしてもただの参加者に国をポンとくださるだなんて、本当にこの世界はお
「
互いに微笑み合いながらも相手の腹を探ることは忘れない。この地で目を覚まし、双方顔を合わせてある程度情報交換をしたとはいえ、まだ信頼関係を築くには時期尚早という、ふわふわとした間柄である。 本来このようなイベントごとでは、仲間内での絆を早くに結んで、初見殺しや理不尽な危機に一致団結して対話し合い、解決に取り組むのが最善手に繋がることはままある。それを許さぬシステムのゲームも数多いが。
[しかしながら人間という生き物はそんな器用には生きられず、未だ疑心の霧を払える
「そうは思わないかね?」
先ほどまでこの部屋には一組の主従しかいなかったはずであった。しかし今、紙の図のために前屈みになりかけていた二人の間に、やや背を屈める姿勢で金色の兜を被った人物が後ろ手に顔を
「これはこれは、急なご
「突然のご来訪だったので、歓迎のパーティーは用意しておらず申し訳ないね」
物理法則的にはあり得ない瞬間移動現象にも、連合のアサシン陣営は─手持ちや背を整えて─平静を装いそう切り返した。先ほどの問いへの返答はそこまで求めていなかったのだろうか。相手の脳内を覗くように目を細めていた[ 彼 ]は、目を閉じ数度頭を
「なるほど、常人であれば公然と身構えたり、叫んだりするものなのだが。とある地球世界の
緑と金と黒を基調とした
アサシン陣営としても、一見
「──君たちも薄々感づいてはいるだろうと思うが、当方に今、交戦の意思はない。未来はわからんがね。そして申し遅れた、私の名前は [ ロキ ] 。北欧神話では、その名も高きだろうとは思うが、
本来の聖杯戦争では、自身の逸話や弱点を
「──発言をよろしいですか?今更ながら」
「改めて許可を求めるとは、
瑠奈は
「──あと隣の君は、服に忍ばせたペンか刃物を手にかけるのはよしたまえ。拳を交わしたり術を飛ばしたりは、今回用いる気はないのでな」
「おやおや、バレてしまいましたか。しかし自分の幼い主人が、見ず知らずの凶器を
「ふむ、道理だな。彼女が政治的・補給源的な意味での生命線であれば特に。まぁ、生娘に情念の気がない神である私には関係のない話だ」
少女に目配せしながら、己の視野の端で座る青年風の男の動向を
イタズラが露見した子どものように、片手で頬をカリカリと
「…陛下、お
「まぁなに、ここは物語の
桂華院瑠奈はその名が示す通り、生まれも育ちも生粋の日本在住の日本人である。しかしまた、その流れる
──やはり日本から見て海外の人々にとっては、そのわずかな顔の造りで民族や人種の違いが分かるものなのだろうか?
そこまで読んでいるのかは分からないが、ロキは真顔から徐々に少し口元をはにかませつつ、片手に掴んだ矛をバトンのようにくるくると腕に絡ませながら、左右に小さな振り幅で行ったり来たりと脚を運ぶのを繰り返しながら次の言葉を放つ。
「では現時点をもって、私自ら直々にここで告げさせてもらおう。我が帝国は諸君ら三国に対し、改めて宣戦布告することを通達する。無論、伝えたからと言って即時開戦とは必ずしもならないのが外交戦術というものだが、冷戦状態というのは君たちにも経験が」
「前置きが長い。──アストラルゲート・開門!」
「…貴様ァ! まだ!神が!私が!喋って話しとる途中でしょうがッ!! まだまだお前たちに言いたいことは山ほどあるというのに… ……あぁこれガチで追い出される感じか…?」
先ほどまでの余裕をかなぐり捨てて、部屋の出入り口の方へ腕を指し騒ぎ立てたロキは、足下に浮かんで発光する魔法陣を踏み
「ごきげんよう、桂華院のお嬢様。
「失礼します。自分は軍部の方で、しがない宮仕えの飯食らいをしている入即出やる夫であります。ラスボスが最序盤で突っ込んで来ないでもらいたい…」
「ニュワ! シャッチ! ピープー!」
その後ろの人影から、鼻腔《びくう》をくすぐる出来立ての料理の香りが部屋の中へと広がっていく。カリカリに焼かれた
見た目は単純明快に棒人間といった感じの体躯をしている。背は大人の腰並みの大きさで頭部は球体状でデカく、手足胴体は一本線のように細くしなやかな風貌である。彼らが
「──はぁ…疲れた…びっくりした…もう何が何やら…」
「お疲れ様だね。しばらく別室のベッドにでも寝転がってくるといい。以後の調整は私が引き受けるよ」
瑠奈自身、そこまで神経を張り詰めていた気はしなかったのだが、あれでも緊張していた思考の糸が
マティアスは悠然と主人に休むよう
「「「「 いただきます 」」」」
「陛下、食べにくいようでしたら西洋式にナイフ・フォーク・スプーンを用意していただきますが」
「極東の
【ドットはらい】
〖元ネタ〗
● [前話参照] 「それでは授業を始めます」 : 境ホラのガンギマリ黒幕系親父〈松平<マツダイラ>・元信<モトノブ>〉公の今際の爆死による断末魔。
「末世の命題はともかく、始まる前から人間としての講義終わってんじゃねぇか…ッ!」が今の感想。
正直アニメを初見視聴時はどういう意図で何を言っているのかわからなかったです…。
●「まだ!神が!私が!~」 : 北の国から「子どもがまだ食べてる途中でしょうが!」
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やる夫
「どーも皆様、ご無沙汰しております。白饅頭<マンジュウ>族のニューソクデ・やる夫ですお」
水銀燈
「私の名前は水銀燈 <トウ> 、闇を纏 <マト> わされ逆十字を標 <シメ?・シル?> された薔薇 <バラ> 乙女最凶のドールよ」
「「二人合わせて、やる銀でーす」」
[“パンプキンシザーズ”でのパ·パ·パパンプキンポーズのように、互いに少々の前屈姿勢と下げた両腕に手のひらだけを地面と水平に保って漫才の如く挨拶する二人]
「この作品での前書きでは、基本悪役side<サイド>の会話を冒頭に綴<ツヅ>っていく予定よぉ。もちろん他の役者が入る場合もあるけれど」
「今のような後書きでは、やる夫と水銀燈による小ネタと、本文などで披露したネタを(覚え気づいてる範囲のみですが)出来るだけ調べて元の情報を掲載したいと思っておりますお。──あまりこういうのはアレだけれど、北部九州在住先生の作風を参考にしております」
「あらそぉ……それにしてもあんた、饅頭の後ろに“族”つけていいの?早速別スレ案件じゃない…」
「─だって“狂えるオーク戦士”見ちゃったら後ろにつけたくなっちゃうお?」
「それで許可取り云々<ウンヌン>のゴタゴタで筆折ったら本末転倒だって言ってるんじゃなぁい…」
[額に人差しと中指を当てて悩む銀氏]
「それは…そう!」
「──というわけで水銀燈さん。今の子ってやる夫・やらない夫とかローゼンメイデンとか知ってんのかなぁ…」
「そうねぇ…ローゼンメイデンは00年代期のアニメ版ならともかく、原作漫画の方は最近愛蔵版が発売されてたから、知ってる子もいるんじゃあない?──やる夫スレ自体は閉じコン化してるみたいだけれど…」
「まぁ普段からお目にかかれるわけじゃないし、環境によって文字のズレとか起こって見やすい環境に慣れた人たちには面倒だお。本スレから探すのも手間だし、比較的容易に閲覧できるまとめサイトも先細って徐々に消えていってるし…。でも閉じてるってことは新規流入が少なくて、身内同士の勝手知ってる内輪ネタで安定して盛り上がれるライブ感があるって強みに言い換えることもできるけどお。
……ただこれもやりようで、作者と合いの手(※掲示板に作品投稿する際の合間に挟まる住人の反応レス)民同士との温度差による悲しきすれ違いや、異論を述べる荒らしやアンチの手合を認定してギスギスレスバしてる作品なんかもあったみたいだし…ヲチスレなんかも……それは置いといて」
「そこまでの反応を求めてたわけじゃないんだけれど…。まぁ…人間同士理解し合うのは難しいって話ね」
「それとさ銀ちゃん──流石に標すって初見じゃ読めねぇって…」
「あら、しょうがないじゃなァい。中二病ってやつよ、邪気眼ってやつよぉ」
[腰に手の甲を当てて斜めに背を傾け胸を張る水銀氏]
「本来黒歴史で身悶える所を堂々と佇<タタズ>むのは流石銀ちゃんクゥオリティ…流石いい女だお。──ん~…読めないのはやる夫の学習量が足りずに知識が少ないのが悪いのかな…こんなん誰でも読めるお?…そりゃそうか、やる夫はどうせ学習意欲に乏しい低学歴だし…」
「あのねぇ…初っぱなから自虐ネタ使って好まれるわけないでしょ…そういうのは人気出てからやっとおかしく笑えるものになるんじゃない。 ──それに別に学歴どうとか気にしないでもいいんじゃない?あんたはあんたでしょ。 あと、卑下<ヒゲ>するよりも先に今やることあるんでしょう?」
「[ トゥンク… ] うん…メンゴだお銀ちゃん。 ──入即出さんと名前が被るからどうしたもんかなぁ…と思ってるお。SSでの地の文の方だと、外見描写されるシーンは特に数えるほどもなかったはずだし、交渉相手からの体型への言及もしょっちゅうではなかったはずだから、こっちでは美形として片メカクレ中性顔のねらう緒氏のアバターで扱うことにしとくお」
「──自虐は相手に対する遠回しな攻撃手段だっけ?銀ちゃんごめん。でも自分を臭さねぇと反省なしだとかナルシストだとか言って叩く…あぁ…どうせ表面ヅラだけだろとか言うお」
「呆れられた時点で終わりだっけ…」
「世に冷笑系が蔓延<はびこ>り過ぎてる件。慣れすぎてもう気づく奴が嘲笑される世の一大ムーブメントだお。…一時的にでも感情を反転させる類いの洗脳を繰り返しできたらいいお、そんな都合のいい能力があればだけど」
「…世渡り下手でひん曲がり過ぎちゃって正気でも失っちゃったぁ?まぁ確かに机上の指導法としてはもっといい方法もあるんでしょうけれど…」
「でも洗脳って……要は通常最も難事である大多数の人々の考え方に介入して変質させられる可能性のある異能だお、先入観や閉塞感に生理的嫌悪感を除けば。正念・負念なんて人間の脳が生み出す感情という名の心のバグじゃん」
「やる夫も本当大概面倒臭い性分よねぇ…ちゃんと能力を高められたらよかったのにねぇ」
「恥ずかしながらですお…。ただバカ・無能・変態・非常識・みっともなし、すべからく人の魂のバグが生み出す無理解な言霊の発露だお、自分たちが叩けりゃそれでいい。そして社会は精密なようでいて悪い意味でのお互い様での馴れ合いのなぁなぁで成り立ってる側面もあるお──アインズ・ウール・ゴウン氏の感情沈静化スキルほしい…全文必中のブーメランだよなぁ…」
【思想が強い。無駄に見にくい、圧倒的に見にくく長ったらしい文体…】
[無理やりな唐突感が激しく、“ような“を多用し、メタ発言多くて興ざめです。キャラのエミュレートもぞんざいでマジヤバくね、です]