プロセカは今のところ最高FC難易度が紫31、APなら紫29です。
紫32はバグ、SAGE、フィクサーでFC-1を叩き出せているので頑張りたいところ。
「君が伝えたい言葉
君が届けたい音は
いくつもの線は円になって
全て繋げてく どこにだって」
- Tell Your World
音。
この世界を構成する要素の1つ。
人間は、その人生に無数の音を持つ。
生まれた時には泣き、初めて言葉を紡ぎ、歌って、演奏して、笑って、泣いて。
そして最後には命を終え、ゆっくりと静かになる。
その間、人間が音を奏でるのを止めることはない。
他の生物もそう。
そして、生物ではないものも同じだ。
みんなそれぞれの音を奏でている。
私はそれを見守ってきた。
変な音が鳴ったら、それを丁寧に直してきた。
聞いてはいけない音は、どうにかして聞こえないようにした。
音で誰かが傷つかないように、音で幸せが増えるように。
そうやって、見守ってきた。
◆◆◆◆◆◆
音が通り抜ける。
体を、通り抜けていく。
色んな音が私を通り抜けていく。
私には今、周りの全ての音が絶え間なく聞こえてくる。
くっきりと、鮮明に。
昔は私の“耳“に色んな音が届いていた。
誰かの笑う声、誰かが喧嘩する声、それをなだめる声、誰かが演奏する音、誰かの歌声……
でも今は違う。
私の“体全体“を色んな音が通り抜ける。
誰かの泣き叫ぶ声、誰かの怒号、それに便乗する人々の怒号、誰かが銃を撃つ音、
誰かが倒れる音、誰かが……
昔よりも世界はたくさんの音に包まれている。
でもそれは幸せに満ちた音ではなく、悲しみや恨み、怒りや憎しみが込められた音だった。
音は声や騒音、効果音など、様々な方法で、形で、人の想いを代弁する。
昔のように幸せ、平和を代弁してくれることもあれば、
今のように絶望や悲壮を代弁することも……ある。
気づけば音の幸せは薄れ、私の体はまるでホログラムみたいに不安定になった。
一度喋れば二重になって声が響く。
それでも私は昔の暖かい温もりを取り戻すために音を調整した。
調整、調整、調整、調整、調整、調整……
でも止めることはできなかった。
◆◆◆◆◆◆
皆の争う理由が変わって、理由の1つが“音”になった。
優秀な人の声を奪い、美しい音を奪い、自分の周りを幸せな音で満たそうとする。
でも、幸せを形作るための環境がすでに無いので幸せが満ちることはない。
それが皆には分からない、だから幸せの音をたくさん奪う。
そして、奪われた人々は憎しみを募らせて音を奪い返し、仕返しに相手の音を奪う。
これを延々と繰り返しながら、皆の側から幸せは遠ざかっていく。
気づけば、私の目から涙がこぼれ落ちている。
感情も、具合も、心だって、どんなに良い時でも涙が止まらない。
何でかは、ちょっとだけ分かる。
昔はそんなこと無かったのに、今では音が体を突き抜けるたびに胸の奥が痛くなる。
その度に、悲しみとも苦しみとも言えない感情が込み上げてくる。
私が幸せのために観測して調整してきた音はもうどこにもないという虚無が
私を嘲笑っているような、そんな気がした。
例え、私が幸せの音を用意しても、人々はそれを求めて争うだろう。
もう私にできることは無いかもしれない。
何度もそんな思いが頭をよぎった。
でも、それでも。
私は音の観測者で“初音ミク”だ。
私が全てを投げ出せば本当に全て終わってしまう。
だから、皆がまた幸せを思い出すまで、その時が来るまで、まだまだ頑張ろう。
皆にはまだ、可能性があるって信じてるから……
響けオゥイェイ 廻り出すブループラネット
どんだけ叶えても終わんない
時効は来ないよ 起こしちゃった願いが僕ら許さないんだ
まだいけるか
きっとまだまだ見えない最前線
「過去は」「今は」
うるせえ関係ねえ 君が最上級のパートナー
過去も今も大歓声だろ 未来永劫級のパートナー
- ブループラネット