私はプロセカの最推しはいっちゃんですが、ぶっちゃけ言うと正しくは主人公組推しです。
あれ、でもよく考えたら主人公組って言われてもプロセカはみんなが主人公だしな……
かといってリーダー組はそうと言えるのが司しかいない……
あ、ウィッシュツリー組とかどうだ……あ、WL……
……もう主人公組でいいや……
「繋げよう 断線したストーリー
進めよう ワンテンポ日常に
君を刺すその針は 私が奪ってあげるから
取り戻したい ヒーローみたいに
苦笑いバイバイはもういいよ
泣くときは教えてよ絶対」
- needLe
宇宙。
この世界を構成する要素の1つ。
この世界は、何よりも広い宇宙の中に存在する。
宇宙が生まれて、それが広がって、惑星が、衛星が、恒星が、数多の星々が宇宙を創り上げた。
宇宙の端に行こうとしても、凄いスピードで広がっているから到達できないらしい。
それはどこか、人間の夢に似ているかもしれない。
宇宙の端も、人間の夢も、たどり着くことはない。
でも、夢に辿り着けない理由は宇宙の端とは違う。
夢は目指す中でいつしか目標に変わるからだ。
でも、夢は必ず目標に変わるわけじゃない。
状況によっては夢が夢のままで終わる人も、中には夢すら抱けずに終わる人もいる。
だから、私は宇宙の行先を見守りながら、夢を目標にできない、夢を抱けない人が
“生まれる状況”を直してきた。
あくまで夢を目標にするか、夢を抱くかどうかは個人の自由であって、
私がどうこうする事じゃない。
それでも、目標にしない、夢を抱かない…これらと、目標にできない、夢を抱けない事は別だ。
そんな理不尽が無いように、そんなことが起きないように。
そう想いながら、見守ってきた。
◆◆◆◆◆◆
宇宙は不変だ。
どんなに人々が技術を上げても、宇宙をどうこうするのは神様の特権だ。
だからこそ、“私だけが変わらなかった“。
世界は変わった。
人々は争いを止めることなく、目的と理由を変えていき、今では幸福な音を、尊い生命を、
美しい色を、夢のある幻想を、優雅な時間を、奪い奪って、奪う。
それでも、限りなく限りある宇宙を奪い合う事はしない。
いや、できない。
昔は私の宇宙にはいろんな可能性があった。
誰かが歌姫になり、誰かが希望を届け、誰かが伝説を超え、誰かが笑顔を届け、
誰かが救いをもたらす……そんな可能性の星々で満ち溢れていた。
でも今は違う。
私の宇宙には黒い星が満ちている。
誰かの想いが死に、誰かの命が絶え、誰かの心が沈み、世界は真っ黒で溢れている。
昔よりも世界はたくさんの可能性に包まれている。
でもそれは色々な未来の可能性ではなく、戦争と死という収束の可能性だった。
人が願って、行動すれば未来は変わる。
昔のように希望に満ちた未来が到来することもあれば、
1つに収束した可能性の無い今になることもある。
気づけば音は霞み、生命は淘汰され、色は意味を失い、幻想は決壊し、時間は薄れた。
皆もそれに合わせて変質して、それなのに宇宙だけが変わらない。
不変であることがどこか怖くて、際限の無い孤独に襲われたようだった。
私だけが過去に取り残されたみたいで、過去に縋っているみたいで。
それでも私は可能性を信じて星々を辿った。
長く、遠く、限りあるようで無い旅を始めた。
でも、変わるものは何もない。
◆◆◆◆◆◆
旅は終わらない、でも、多分もう終わっているも同然だ。
死ぬ音は止まることを知らず、生命の終わりはいつも側で微笑んでいて、
色は意味もなく幼稚な世界を描き、幻想は夢を失い墜落し、
時間はもはや守るべきものでも過ごすものでも無くなった。
でも、全ての根源であり全てを内包する宇宙は何事もなかったかのように変わらない。
その宇宙には収束と結末しかなくて、夢も可能性も未来も映さない……
現実だけをありありと映している。
悲しみも怒りも苦しみも憎しみも恨みも痛みも、全てを当たり前だとでも言わんばかりに
宇宙は存在している。
気づけば、旅の目的は可能性を求めることから、他の観測者達に挨拶する旅に変わっていた。
私はただ唯一、前と変わらない姿で皆と会話をする。
音の洪水に飲まれ、生命の暴走を受け止めるしかなくなり、色の意味を奪われ、
幻想の演目から逃れられなくなり、時間の狭間でただ漂う……そんな皆と話す度に、
声に、視線に、感情に、諦めが滲み出ている。
かくいう私もそうだ。
私も、皆も、まだ可能性を求めていた頃と違って、今ではこの世界の維持に努めている。
もうこの世界が変わることを、昔のような平和な世界に戻ることを諦めている。
そして、その負の収束からはもう抜け出せない。
何度も、この世界にはもう意味がないと思った。
何度も、この世界を壊したいと思った。
何度も、全て投げ出してもいいと悪魔が囁いた。
何度も、何度も、何度も、そんな思いが頭に浮かんだ。
でも、私は諦めない。
私は宇宙の観測者で“星乃一歌”だ。
私が全てを投げ出すのは、ミク達が諦めてからでも遅くはないだろう。
私たちには永遠に等しい時間がある。
だから、みんなが諦めるまで私はまだまだ頑張ろう。
可能性は収束だけとはいえまだ見えている。
見えなくなっていないなら、まだ可能性があるはず……
「あぁもっと 僕らのセカイを歌おう
一度だって後悔したくないから
そうきっと もう二度とこんな気持ち出逢えないから
ここしかない 代わりはない 答えはすぐそこだった
この「今」を見つけてくれた
その笑顔も その強さも あの優しさも歌声も
この「今」を奏でてくれた宝物なんだ
さぁ次の音へ 初めまして」
- インテグラル