町はずれの魔女の結界
風見野との境界線に立つ廃工場にあるその結界の中には
図書館のような風景が広がっていた。
その中に入った6人の先頭に立つのは玲華であった。
「ん?ゥワ!?これファンデーションか?」
玲華が見つけたのは有名企業のファンデーションであった…血痕がびっしりついた
「この付き方だと腕から腹のあたりか、まあこの感じなら生きてんな。」
「よかった。」
「でも近くにはいねぇな。」
「確かに感知できないな、”一般魔法”の方は」
玲華の発言に5人は後ずさる
「そういや私の魔法の解説はしてなかったね、あたしの魔法は自分の命を代償に奇跡を起こす魔法さ。」
玲華の指パッチンと共に周りにあった本棚が吹き飛び、秋のような風景が姿を現した。
「あ~いたいた、やっぱりあいつらか。」
玲華はそういうと走り出した
”サクッ”カサッ”サクッ””サクッ”カサッ”サクッ”
そんな軽快な音の先にいたのは
「おい、ももこまた年下巻き込んで魔女狩り遠征か、てめぇ。」
「玲華…久しぶり、ってかあんたも似たようなもんでしょ!?」
「バレたか。それでこれは誰の落し物かしら?」
玲華がファンデーションを掲げると…
「ア、っそれ私の!?」
蒼髪の魔法少女…水波レナが前のめりになり手を伸ばしたところ
「はいっがっつり抑えたよ~じっとしててね~」
玲華がその手をつかみレナの服の裂けているところに手を当て回復魔法を入れ込む
「あれ?痛くない?!」
「そりゃね、回復魔法だから」
全員がマジかよというような顔をした。
普通なら回復魔法を使ってもしばらくは痛みが残り、腕が持っていかれると本当に痛い
「まあとりあえず後でスターバックスでもおごってやるからそこでじっとしてな。」
そういい手を嚙み血がポタポタと垂らす
血だまりが玲華を中心として広がる血が結晶化し玲華の周囲を囲む
「死神…それが私だ私だけが泥をかぶればいい、そんなこと言ってた時期もあったっけな。」
そして…”カチッ”その音にひかれて魔女が現れt…血の槍が魔女を突き刺したこれほどの出オチがあっただろうか
しかし魔女はまだ動いていた
その魔女のもとに銃弾が二発飛んでくる
「デザートイーグル二発...痛くないとは言わせないよ」
少しよろめいたが魔女は依然動いている
「まったく命は芸術だって言っていた奴がいたけど命も考えようだな
さあ、お前の罪を数えるんだね。」
盛大なるサムズダウンそれに呼応し魔女を血が包み込む
血がはじけ魔女が爆発四散した、その時の玲華はうっすらと嗤っていたという。