降格回避√カイザーの野望   作:ハヤモ

30 / 32
前書き
感想、意見などいつもありがとうございます
中には厳しい意見もあり、それを否定できない己の甘さに気付かされる事暫しな事も…己の軽率な見切り発車や、文才の皆無さに忸怩する想いです
※一部書き直して、比較対象は自動車ではなく列車同士という事にしました


黒幕は?

 

 

「普通の壁を作っていれば、こんな面倒にはならなかったんだよ。 そもそも大人達が好き勝手に作って争ってる事に、なんでおじさん達が付き合わなきゃならんのかねぇ」

 

「大きな防砂堤は砂嵐対策として必要だったかに思えます。 その予算の捻出に、鉄道車両の1種という形をとったのも面白い判断です……でもハイランダーまで巻き込むなんて。 他の鉄道の基準を持ち出されても……」

 

「難しい事は分からないけど。 皆を引き連れて襲撃するのは駄目?」

 

「「駄目」」「ですよー?」

 

 

議会の帰り道。

ホシノ、ノノミ、シロコはブツブツと文句を言いながらも次の議会をどうするか考える。

 

向こうはキヴォトスの路線、電車を扱ってきた組織であり、実績も重ねてきた信頼ある大人ども。

故に安全という言葉は一見、正当性の塊にしか聞こえない殺し文句であり、これを覆すのは至難の業に思われた。

 

しかし、向こうが一方的に絡んできた今回の件……色々オカシイのも事実。

ハイランダーだけが鉄道業界の全てではなく、ネフティスのように他にも鉄道を運営している組織はあって、多少互換性はあっても基準は異なっている。

レールの上を走る乗り物でも、それぞれに技術も業務も違えば、安全基準も異なり、そもそも管轄からして違うのだ。

野球やソフトボールのルールを、同じ球技だろと無理矢理サッカーやバスケに持ち込むくらい意味不明なのである。

長年「車」という言葉に晒されて変になった老犬が、形ばかりの地位を悪用し「車」と名が付くなら自分達の私物だと思考が混濁、モノに出来ると勘違いしたのかも知れない。

 

そんな痴◯老◯なルールが、一夜にして更新なんて横暴、誰が認めようか。

現場職員も「は?」と思った筈だ。

だけど悲しいかな、老犬の奴隷と化した上司で固められた現場の空気の中では、己の生活を脅かしてまで反論する勇気がある筈もない。

ましてや、赤の組織/会社の「特殊車両」などという趣味趣向の改造車カテゴリかと思わす言葉の羅列に付き合う者はいなかった。

 

それにしても、という前置きも付くが。

連邦生徒会の安全室も絡んだとはいえ、大きな利権を持つハイランダーにケチをつけるとは、リスクがデカ過ぎる。

回り回って損害を被るとは思わなかったのか。

それとも被害を被る事になっても、市民ら下々が受けるから自分達は関係ない、余興に過ぎないとでも?

 

こんな真似をして、一体誰が得をするのか?

ただアクセルとブレーキを間違えた者共による事故に過ぎないのか?

 

誰かが書いた雑なシナリオ、そのレールの上を無理矢理走らされているような奇妙な感覚も否めない。

 

 

「とにかく次までに新しいやり方を考えないと。 一緒にいたハイランダーの人達は頼もしいけど、アビドスの問題だからね」

 

「私も身内が見ている手前、頑張ります⭐︎」

 

「んっ。 もし負けそうになったら相手を襲う」

 

「やめようねシロコちゃん!?」

 

「そんな物理的に盤上をひっくり返しても、心象が悪くなるだけですよー?」

 

 

見込みが無くても、和気藹々なアビドス組。

理事も期待はしていないが、必勝のカードをハイランダーの方に持たせている以上は案じていない。

それよりも、悪意ある大人との戦いを通して成長してくれたら、それで良い。

 

議会の俎上で終わるだけの、形ばかりの勝ち負け、プライドを賭けたゲームで終われない。

裏で暗躍する敵や組織の存在がチラチラする以上、これらを何とかしないと、また似たような事態が発生するかも知れない。

しかし主犯、数、目的など確たる証拠もなく、想像の域を全く出ない。

 

 

「これはゲームか?」

 

 

理事はビジョンで見えた記憶を手掛かりに、ふと呟いてみるも、思考の闇に呑まれるばかりであった……。

 

 

 

───────────────────

 

 

 

いや本当、向こうはナニ様なのか。

取り敢えず、矛盾だらけの安全基準とやらを次回あたりスオウが指摘する筈。

そうなれば表面上、この勝負には勝つ。

 

向こうの提示する安全や比較が、向こうの基準の衝突テストだとデータ付きで知れたら、嘘や誤魔化しが露呈し、信頼は地の底に堕ちるであろう。

 

すんません、間違えましたーなどと言い訳し、議会を延長させ、欺瞞に満ちた改竄資料を持ち込む暇を与えないように手も回してある。

それも調停室や議員に対してのみならず、向こう側の奴……窓口の職員など、上に反感を抱いている者共にも手回し済。

今回の欺瞞の裏付けをさせる発言や、過酷な労働環境を内部告発という形で行わせ、メディアにも情報を流させる。

 

簡単な話、ニギニギさせた……金を……!

 

三権分立? 司法、立法、行政? 公正取引?

聞こえんなぁ!?

 

それすらも表面上。 愚民を誤魔化す為の欺瞞……この世は欺瞞に満ち溢れている!

金と権力で欺瞞に欺瞞を上書きし、世界はそれとなく回っているのだよ!(過激な偏見)

というか、連邦生徒会の汚職が酷いのに、ナニを今更という感じ。 大人も子供もお姉さんも汚い奴はマジで汚いし、割とご近所に沢山生息している事を学んで、どうぞ。

 

とにかくアビドス側の勝利は確定演出として、防砂堤車の建設や町に掛けた金は無駄にならずに済む。

 

 

「だが金だけで解決しない問題もある……」

 

 

プレジデントや連邦生徒会長といった、ワシより上の権力者が絡んでいない事を切に願う。

 

何よりゲマトリアとかいう、異形の探究者達なんかは特に。

連中、崇高にしか興味が無いようでいて、意に反する者には容赦しないからね?

ビジョンで見えたものだと、ベアトリーチェとかいう先生アンチなトラブルメーカーが『除名』されたし。

その意味では、地下生活者なんかも怪しいが……奴が攻めてくる理由が分からんし、そもそも封印か何かされていたかに記憶する。

 

そうでなくても、ワシがいらん世話をしたせいで、キーパーソンとなるユメの死はなくなったし、先んじるように、シェマタを軸にワシは活動している節もあり。

 

つまり、歴史? は変わってしまった可能性があるということ。

すると、未来を予測する事が難しく、地下生活者が絡む脅威がビジョン通りとなるか分からない。

勿論、脅威はない方が良い。 しかしその分、生徒達の成長が見込めなくなる?

平和なのがクロコやホシノ、先生にとって完全に良い事と言い切れるかは不明。

 

最悪、ワシの仕事が増える可能性も……。

 

 

「ワシに平穏が在らん事を」

 

 

面倒にはならんように、祈るばかりだな。




書き直しました。比較対象を列車同士にしたり、今回の話の中に、地下生活者は名前のみチラつかせ、でもほな違うか…という雰囲気にして終了。このまま大人vs生徒の図で終わるかも?

地下生活者など、何か話がとっ散らかっても、コイツのせいにすれば何でもあり…というキャラを出すのは軽率だったかも知れません。囚われの身的な感じで身動き取れない、取れても復興しているアビドスや、理事らに仕掛ける理由も不明だったりとgdgd感も否めず
伏線モドキがあるアピールも、人によっては余計な言い訳、ノイズに。不快な想いをした方、申し訳ありません
まだ確定生活者では無く、疑問に思っているだけですので、そのまま本章を終わらせてしまうかも知れません
読者の皆様を振り回す形となり、申し訳ありませんでした

感想や意見により、もしかしたら書き直すかも
感想など引き続き宜しくお願いします。励みになります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。