異世界不倫理教育講座   作:はい。

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第一話

「アァ~、世の中ってホントチョレ~」

 

 ケタケタ笑いながらフェンは言った。

 

 フェンはスラム街一の大きさを誇るカジノから出てきたところだった。ピンッ、と指先で白金貨を宙に弾く。それを恨めしそうな目で見てくる周囲の視線に、フェンは愉悦感を感じていた。

 

 しかし、周囲の人間たちはフェンを襲おうとはしない。何故なら彼がもの凄く強いことをよく分かっているからだった。

 

「ンン~、ここまで調子よくいっちゃうと、ナンダか退屈だよなァ~。張り合いがないっての? ライバルがいないってカンジ? ほら、やっぱり少年漫画にも主人公クンには同じくらいの強さのライバルが必要じゃん? まァ、オレが少年漫画の主人公ってガラじゃないのは確かだが、それでも立ち位置的には間違ってなさそうだし? 金も女も思うがママになっちまったからなァ……。権力や地位には興味ないし、次に欲しいのはやっぱりオレを脅かす存在だな」

 

 フェンは勉強は出来ないが、俗に言う地頭がいいタイプであった。要領が良く、手先も器用。それに加えて器量も良いわけだから、トントン拍子でここまで来た。

 

 彼は権力者が異性に弱いことをよく知っていた。人が権力を持ちたがる理由はどの時代も一つである。女にモテたい。これに限る。つまり、逆説的に、モテない人間が権力に縋ろうとするのだ。そのことをフェンはよく理解していた。だから、女を堕とし、言いなりにしてから、スラムの権力者を潰していった。

 

 潰す、と言っても真正面から殴り込んだわけではない。フェンはそういう汗臭い努力が嫌いだった。

 

 努力は嫌いではない。むしろ努力する人間を見るのは好きだ。努力して、歯を食いしばって、泥を啜って、あと一歩で報われるというところで、背中から軽く押してやる。崖の方へ。それが最高に気持ちいい。

 

「まァ、悪党ってのは腕っぷしだけじゃ二流だよなァ。頭使って、相手の弱いトコを突いて、勝った後に『いやァ、偶然だったなァ』って顔できて一流。ンで、負けたヤツが勝手に自滅したと思い込んでくれたら超一流ってワケ」

 

 誰に聞かせるでもなく、フェンは上機嫌に講釈を垂れた。このスラムでフェンに逆らう者はいない。正確に言えば、逆らいたい者はいくらでもいる。フェンを殺せば名が上がる。金も手に入る。女も寄ってくる。そんな欲望を抱いた馬鹿どもは、これまで何人もいた。そして今は、だいたい膝が逆に曲がっている。あるいは、歯が三本しかない。あるいは、フェンを見ると勝手に泡を吹いて倒れる。

 

「いやァ、オレってば罪深いねェ。生きてるだけで教育になっちまう。悪の教材として優秀すぎる」

 

 フェンは鼻歌交じりに裏路地へ入った。表通りはカジノ帰りの酔っ払いで騒がしい。金の匂い、酒の匂い、香水の匂い、負け犬の汗の匂い。どれも嫌いではなかったが、勝った直後のフェンは静かな場所で白金貨を眺めるのが好きだった。手の中で、白金貨が月明かりを弾く。

 

「美しいねェ。人の心を狂わせる輝きだ。こいつ一枚で親友は裏切るし、恋人は泣くし、親兄弟だって売れる。神サマよりよっぽど信仰されてんじゃねェの?」

 

 そう言って、フェンはもう一度白金貨を弾いた。ピン、と澄んだ音がした。白金貨が夜空へ舞う。落ちてくる。

 

 フェンはそれを受け止める――はずだった。

 

「……ア?」

 

 手のひらに、何もない。

 白金貨が消えていた。

 

 フェンは数秒、己の空っぽの手を見つめた。

 それから、ゆっくりと首を横へ向ける。

 

 路地の影。そこに、小さな子供が立っていた。歳は五つか六つか。スラムの子供にしては妙に白い肌。ぼさぼさの銀髪が肩のあたりで絡まり、破れた外套をずるずる引きずっている。足は裸足。膝は擦り傷だらけ。そして、その小さな手の中に、フェンの白金貨があった。

 

「…………」

 

 子供は無言だった。

 大きな灰色の瞳で、じっとフェンを見上げている。

 

「オイ」

「…………」

「それ、オレの」

「…………」

「聞こえてる? オレの。今、オレがこう、ピンッてやったヤツ。分かる? 返そうねェ。良い子だから」

 

 子供は白金貨を見下ろした。

 それから、フェンを見た。

 そして、白金貨を口に入れようとした。

 

「食うなァ!」

 

 フェンは瞬時に距離を詰め、子供の手首を掴んだ。子供はびくりともしない。ただ、無表情のままフェンを見上げる。怖がっている様子もない。泣きもしない。抵抗もしない。その反応に、フェンは少しだけ眉をひそめた。スラムの子供なら、殴られる前に逃げる。逃げられないなら泣く。泣いて駄目なら噛みつく。噛みついても駄目なら、最後は目玉を狙う。それが普通だ。

 

 だが、この子供はただ見ている。

 まるで、フェンという生き物を観察しているみたいに。

 

「……ナンダお前。新手の魔物か?」

「…………」

「無口キャラかァ? いるよなァ、こういう何考えてるか分かんねェタイプ。人気出るヤツ。オレは苦手だが」

 

 フェンが白金貨を取り返すと、子供の視線がその動きだけを追った。

 その目は、金に執着している目ではなかった。

 ただ、光るものが珍しい。

 そういう目だった。

 

「チッ。つまんねェ盗み方しやがって。欲で盗ったならまだ可愛げがあンのに」

 

 フェンは白金貨を懐にしまい、子供の額を指で軽く弾いた。

 

 こつん。

 

 子供は一歩後ろへ下がった。

 そして、じっとフェンを見た。

 

「イイか、チビ。人のモンを盗る時はなァ、まず相手を見ろ。相手が強いか弱いか。取り返しに来るか諦めるか。あと、盗った後の逃げ道。これ大事。お前、今のは最悪だ。百点満点中、三点」

「…………」

「三点は、その無駄に堂々とした態度にやる。悪党にはハッタリが必要だからな」

 

 フェンはそこで、ふと黙った。

 自分は今、何をしているのか。

 白金貨を盗もうとした薄汚い子供に、盗みの心得を教えている。

 普通なら蹴って終わりだ。

 

 だが。

 

 フェンは子供を見た。無表情。無言。恐怖心なし。欲も薄い。けれど、フェンの手元から白金貨を抜き取った手際は悪くなかった。少なくとも、周囲の大人たちは誰も気づかなかった。

 

「……へェ」

 

 フェンの口角が、ゆっくり上がる。

 

「お前、才能あンじゃん」

 

 その時だった。

 

「おいおい、フェンの兄貴じゃねェか」

 

 路地の奥から、三人の男が現れた。薄汚れた革鎧。酒臭い息。腰には安物の短剣。いかにもスラムの雑魚です、という見た目をした男たちだった。フェンは目だけを向ける。

 

「誰?」

「ひでェなァ。昨日、カジノで同じ卓にいたろ」

「あァ、負けて泣いてたヤツらか」

「泣いてねェよ!」

「鼻水出てたぞ」

「出てねェ!」

 

 男たちは顔を赤くしたが、フェンに殴りかかるほど馬鹿ではなかった。

 その視線が、フェンの足元にいる子供へ向く。

 

「そのガキ、兄貴の知り合いで?」

「今さっきオレの金を盗んだ天才候補」

「へェ。じゃあ、もう兄貴のモンってわけじゃねェんだ?」

 

 男の一人がにやりと笑った。

 フェンは肩をすくめる。

 

「違う違う。拾うかどうか検討中」

「なら、俺らにくれよ。そのガキ、さっきパン屋から盗んで逃げやがったんだ。俺らが捕まえて礼金もらう予定でよォ」

「パン屋から?」

 

 フェンは子供を見下ろした。

 子供は相変わらず無言である。

 フェンの視線が、子供の外套の内側へ向いた。

 そこには、硬くなった黒パンが一つ抱え込まれていた。

 

「……お前、腹減ってんの?」

「…………」

 

 子供は答えない。

 けれど、黒パンを抱く手に少しだけ力が入った。

 それを見て、フェンは大きくため息をついた。

 

「あァ~、駄目だ駄目だ。全然駄目。失格」

 

 子供が首をかしげる。

 

「いいか、チビ。腹が減ったから盗むってのは三流だ。理由が切実すぎる。周りが同情しちまうだろ。悪事ってのはなァ、もっとくだらねェ理由でやるから美しいんだよ。ムカついたから盗む。退屈だから騙す。相手の顔が気に食わねェから台無しにする。そういう余裕が大事なワケ」

「兄貴、何の話してんだ?」

「教育」

「は?」

 

 フェンは三人の男を指さした。

 

「教材その一。チンピラ三匹」

「誰が教材だコラ」

「今からこのチビに、悪党として大事なことを教える」

 

 フェンは子供の肩に手を置いた。

 子供はフェンを見上げる。

 

「第一講。強いヤツの後ろに立つな。弱いヤツの前には立て」

「……?」

「つまりな」

 

 フェンはにやりと笑った。

 

「利用できるヤツは利用しろってことだ」

 

 男たちが動いた。

 短剣を抜く。

 狭い路地に、刃物の鈍い光が走る。

 

 次の瞬間、三人は地面に転がっていた。

 

 ひとりは壁に頭から突っ込んでいる。

 ひとりは自分の短剣でズボンの裾を縫い留められている。

 ひとりはフェンの蹴りを腹に受け、声も出せずにえびのように丸まっていた。

 

 フェンは欠伸をした。

 

「はい、終了」

「ぅ、ぐ……」

「遅い、弱い、臭い。お前ら三拍子揃ってんなァ。逆に才能あるよ」

 

 フェンはしゃがみ込み、転がっている男の懐を探った。銅貨が数枚、粗悪な酒瓶、干からびた肉片。

 

「シケてんなァ」

 

 フェンは銅貨を摘まみ、子供へ見せた。

 

「見ろ、チビ。弱いヤツから奪っても儲からない。悪党は獲物を選べ。ここ大事。試験に出るぞ」

「…………」

 

 子供は無言で頷いた。

 

「お、頷いた。分かってんのか分かってねェのか分かんねェけど、まァいい」

 

 フェンは銅貨を男の額に一枚置いた。

 

「授業料としてこれは返してやる。感謝しろ」

「ど、どっちが……悪党だ……」

「オレ」

 

 即答だった。

 フェンは立ち上がる。

 その背後で、子供が黒パンを両手で持ち上げた。

 そして、倒れている男の一人の口元へ差し出した。

 

「……ア?」

 

 フェンの顔から笑みが消えた。

 

「おい。何してる」

「…………」

 

 子供は黒パンを差し出したまま動かない。男は困惑しながらも、空腹には勝てなかったのか、震える口でパンにかじりつこうとした。フェンは素早く黒パンを奪い取った。

 

「駄目だ駄目だ駄目だ! お前、今の流れで何で食わせようとしてんの? こいつらお前を捕まえようとしてたヤツらだぞ? 敵! 敵なの! 敵にパンをあげるな!」

「…………」

 

 子供はフェンを見た。

 その瞳には、ほんの少しだけ疑問が浮かんでいるように見えた。

 フェンは頭を抱える。

 

「あァ~……これは重症だわ。善性が骨まで染み込んでやがる。スラムでどうやって生きてきたんだ、お前」

 

 子供は答えない。

 代わりに、自分の腹を小さく鳴らした。

 

 ぐぅ。

 

 路地に、間の抜けた音が響く。

 

 フェンは黙った。

 子供も黙った。

 男たちも黙った。

 

 しばしの沈黙の後、フェンは顔をそむけた。

 

「……チッ」

 

 黒パンを半分に割る。

 硬すぎて、割るというより砕けた。

 フェンは大きい方を子供に投げる。

 子供は両手で受け取った。

 

「勘違いすんなよ。これは慈悲じゃねェ。投資だ。将来、お前が立派な悪党になって、オレを楽しませる存在になるかもしれねェから、その前払いだ。分かるな?」

「…………」

「分かれよ。そこは」

 

 子供は黒パンをじっと見つめた。

 そして、小さい方――フェンの手に残っている欠片を指さした。

 

「何だよ。オレにも食えって?」

「…………」

「いらねェよ。そんな石みてェなパン」

「…………」

「見るな。そんな目で見るな。オレは食わねェ。絶対食わねェからな」

 

 数秒後。

 フェンは黒パンを噛んでいた。

 

「硬ッ。何これ。パン? 武器じゃなくて?」

 

 子供は無表情のまま、自分の分を小さくかじった。

 その頬が、ほんの少しだけ緩んだ。

 本当に、ほんの少しだけ。

 だがフェンはそれを見逃さなかった。

 

「……お前、笑えるんだな」

「…………」

「いや、笑っただろ今。口角がこう、ミリ単位で上がったぞ。オレくらいの観察眼がなきゃ見逃してたね」

 

 子供は黒パンを飲み込むと、フェンの袖をつまんだ。

 

「ア?」

「…………」

 

 子供は路地の奥を指さした。そこには、崩れかけた木箱と布切れを組み合わせた、巣のような寝床があった。人が住んでいるというより、捨てられたものが偶然人の形に集まったような場所。フェンは顔をしかめる。

 

「お前、あそこに住んでんの?」

「…………」

「親は?」

「…………」

「兄弟は?」

「…………」

「名前は?」

「…………」

「喋れねェのか?」

 

 子供は少し考えるように瞬きをした。

 それから、地面にしゃがみ込む。

 小さな指で、泥の上に何かを書いた。

 文字は歪んでいたが、読めないほどではない。

 

 ――リィリ。

 

「リィリ?」

 

 子供は頷いた。

 

「へェ。名前はあるのか」

 

 フェンは腕を組み、リィリと名乗った子供を見下ろした。拾う理由はない。子供など足手まといだ。食わせなければならない。寝床も必要だ。病気もする。泣く。騒ぐ。勝手に死ぬ。面倒の塊である。ましてや、こんな善性の強いガキ。悪党として育てるには、あまりに素材が悪い。

 

 けれど。

 フェンは思い出していた。

 

 自分の白金貨を、誰にも気づかれず掠め取った小さな手。男たちを前にしても怯えなかった灰色の瞳。敵にパンを分けようとした、絶望的なまでの善良さ。

 

「……クク」

 

 フェンは笑った。

 

「ハハ、ハハハハハ!」

 

 路地に、フェンの笑い声が響いた。

 リィリは黒パンを抱えたまま、首をかしげる。

 

「あァ、いいぜ。決めた」

 

 フェンはリィリの前にしゃがみ、視線を合わせた。

 

「リィリ。お前、今日からオレの弟子な」

「…………」

「拒否権? あるわけねェだろ。悪党に拾われるってのはそういうことだ」

 

 フェンはリィリの頭に手を置いた。

 ぼさぼさの銀髪は、見た目より柔らかかった。

 

「オレが直々に教えてやる。騙し方、奪い方、逃げ方、笑い方。善人が一生かけても知らねェ、世の中の裏側ってヤツをな」

「…………」

「そしていつか、お前をこのスラムで一番性格の悪い女にしてやる」

 

 リィリはじっとフェンを見ていた。

 やがて、小さく頷く。

 フェンは満足げに笑った。

 

「よォし。じゃあ第一話の締めとして、最初の課題だ」

 

 フェンは倒れているチンピラたちを指さした。

 

「こいつらから、金目の物を全部奪え」

 

 リィリは頷いた。

 そして、とてとてと男たちに近づく。

 フェンは腕を組み、師匠らしく見守った。

 リィリはまず、男の懐から銅貨を取り出した。

 

「そうそう」

 

 次に、酒瓶を取り出した。

 

「まァ売れるな」

 

 干からびた肉片も取り出した。

 

「それは捨てろ。腹壊す」

 

 最後にリィリは、男の額に置かれていた銅貨を拾った。

 そして、それを男の手の中に戻した。

 

「何でだよ!」

 

 フェンの絶叫が路地に響いた。

 リィリは不思議そうに振り返る。

 

「違う! 戻すな! 奪えって言っただろ! 何で一枚だけ返すんだよ!」

「…………」

 

 リィリは地面に文字を書いた。

 ――さっき、もらった。

 

「授業料って言っただろうが! あれは皮肉! 悪党ジョーク!」

「…………」

 

 リィリはまた首をかしげた。

 フェンはこめかみを押さえた。

 

「……前途多難すぎる」

 

 だが、その口元は笑っていた。

 

 面倒だ。

 間違いなく面倒だ。

 

 けれど、退屈はしなさそうだった。

 

「まァいい。今日は合格だ」

 

 フェンはリィリの手から銅貨と酒瓶を取り上げ、代わりに白金貨を一瞬だけ見せた。

 リィリの瞳が、月明かりのようにきらりと光る。

 

「欲しいか?」

「…………」

 

 リィリは頷いた。

 

「なら覚えろ。欲しいモンは、欲しいって顔した瞬間に負けだ」

 

 フェンは白金貨を懐にしまう。

 

「笑って隠せ。泣いて誤魔化せ。相手に譲ったフリして、最後に全部持ってけ。それが悪党だ」

 

 リィリはじっとフェンを見た。

 それから、ほんの少しだけ口角を上げた。

 今度は、フェンにもはっきり分かった。

 

「……いい顔すンじゃねェか」

 

 フェンは立ち上がり、リィリへ手を差し出す。

 

「行くぞ、弟子一号。まずは風呂だ。臭ェ悪党は三流だからな」

 

 リィリはその手を見つめた。

 少し迷ってから、小さな手を重ねる。

 フェンは鼻で笑った。

 

「勘違いすんなよ。手を繋ぐのは逃げられねェようにするためだ。保護とか、そういう気持ち悪いモンじゃねェからな」

「…………」

 

 リィリは頷いた。

 そして、フェンの手をぎゅっと握った。

 フェンは一瞬だけ固まる。

 それから顔をそむけ、面倒くさそうに歩き出した。

 

「……力加減を覚えろ、馬鹿弟子」

 

 夜のスラム街。

 金と暴力と嘘でできた街の片隅で、こうして一つの講座が開講した。

 

 講師は、やさぐれた悪党。

 生徒は、無口で無垢な幼子。

 第一講義の題目は――。

 

「不倫理教育その一。奪う時は、返すな」

 

 リィリは小さく頷いた。

 そして、歩きながらそっと、フェンの懐から白金貨を抜き取った。

 フェンが気づいたのは、三歩後だった。

 

「返せェ!」

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