神工義肢持ちの魔法少女の幼馴染   作:紡縁永遠

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慣れていないので、違和感があるかもしれません


狂情協会

 「じゃあ、私達は、魔法少女は、魔女なの?」

 「少し違うね魔女になるだけで今は魔女じゃない、魔女から人に戻す方法なんて今までなかったんだけど、まさかそんな方法があるなんてね」

 

 悪びれる様子もなくそう言い切ったインキュベータの頭を俺は掴む。

 

 「言いたいことはいろいろあるけどさ、もともと俺はお前を信用していなかったわけだし。でもさ、お前はマミを、いや、マミだけじゃない、数多の少女の想いを、意思を!願いを!踏みにじったんだ!聞かれてないからだと?ふざけるな!錯誤としか言いようがない!クーリングオフすら受け付けてないんだろ?郷に入っては郷に従えという言葉もある。どんな目的であろうと、契約という時点で不平等であっちゃいけないんだよ!」

 「やはりボク達にはわからないことだね」

 「だろうな、感情があったほうが、幾らかマシだよ」

 

 十三王がマシに見えたことは初めてだよ。アイツラは陰湿ではあるが、それはそれとしてやることなすこと真っすぐしてるからな。フェムトなんて、何かするたびにテレビ回線ジャックしてご丁寧に説明をくれるのだ。ある意味として対応しやすい。けどこいつは違う、知られたくないならしゃべらなければいい、嘘をつかないけど事実を話さない。ただし聞かれたことには事実を話す。ヒントゼロですべて理解しとは無理な話だ。

 

 「知り合いのマッドサイエンティストに頼みたいくらいだよ」

 「そんな人げがいるのかい?」

 「そりゃな、ガキの思考で御業は神だ、お前にも感情が生まれるかもしれんな」

 

 偏執王アリギュラ、レオさんといっしょに恋バナを十七時間もやったな、幼馴染と妹の話をして乗り切った俺達はその時は五体満足で解放された。懐かしいドグ・ハマーに質問攻めされたっけな、何で二回も拘束されていて五体満足なのかって、知らねぇよそんなもん、超常存在は基本的に気まぐれなんだよ。

 

 「あの…」

 「起きたか、」

 「はいっ……ある程度自分がどうなっていたかはわかるのですが……」

 「じゃあ魔女だったことも?」

 

 起きた少女に対して容赦のない質問をする暁美、ショック受けてるマミいるんだぞ、もう少しビブラートに包んでだな。それにいくら理解していても、直に言われるのとじゃまた別だろう。

 

 「はい、ただあまり詳しくは覚えていないのです。チーズケーキを願ったくらいしか」

 「なるほどねぇ」

 

 パソコン片手に、話しているとマミが寄りかかってくる。甘えモードに入ったな。再開してからできたモード、この状態のマミは引っ剥がすことができない、なぜなら魔法でリボンを出して腕に絡めて、自分も掴んでくるのだから。

 インキュベータはどうしたって?ぶん投げたうえで燃やしておきました。

 

 「っと、よし、百江なぎさでいいよな?」

 「はいなのです!百江なぎさと言うのです」

 「それでなんだけど、君はしばらくこの家にいてもらう。先ほど神廻組に顔効きの警察に頼んで個性改ざんしてもらう約束を取り付けた、詳しい自己紹介を頼む」

 「百江なぎさ、11歳小学六年生、10月12日が誕生日*1なのです」

 「オッケー……これで明日には百江なぎさは戸籍にも実在することになった。小学校の方は来週からになる」

 「わかったのです!」

 

 元気がいいな、無邪気だ。それはそれとして腕が疲れてきた。事業見回りと日々の魔女狩り、それらを二人でこなすのは流石にきつい、さらにここから小学生が増えるのか、対応できるのかな。するしかないか。

 ちなみに服はまどかのお下がりを貰うこととなった。あとで挨拶に行かないと。神廻組の事業は結構ギリギリの事業をやってるからな。夜の仕事が多いのでそっちは一人で回している。H・Lで慣れたのが原因の一つだ。最初はテンパっていたが風俗わキャバクラが薬取引現場だった場合、義眼で覗いて裸体だろうがなんだろうがカチカチにいれる。これを一週間し続けたらそりゃ感覚もバグる。

 もちろんマミにはさせていない。当たり前だ。

 

 「ねぇ、明日風見野に行くのだけれど付き合ってくれる?」

 「幸い今日は金曜日だ。それはいいが……まどか、さやか、悪いがこっちでなぎさと遊んでやってくれ、多分重めのやつだ、あとマミもいろいろあるしな」

 

 すでに寝ているマミ、心労が限界に達したのだろう、制服だけ脱がしてベッドに……離れる気がしないんだけど。

 

 「なぎさ、抱き枕のかわりに」

 「それは嫌なのです、一緒に寝ればいいのでは?」

 「……」

 「さすがにそれは……」

 「結局か……」

 「「「え?!」」」

 

 三つの声が重なるが甘えモードのマミは基本こんな感じである。一回目は芸術品の贋作を量産していた魔女と戦った日の夜だった。

 なぎさの部屋は和室になったが文句は言わず、それでも怖いということで、俺、マミ、なぎさの順に川の字で寝ることにした。寝ているうちにリボンがほどけるので、そのうちに準備をするとしよう。一応書き置きも残しておかないとな。

 翌日土曜日、風見野に歩いて向かう。

 

 「ふぁ…で、風見野の何処に行くんだ?」

 「とある魔法少女に協力を要請するのよ」

 「まだいたのか」

 「ええ、佐倉杏子、マミに次ぐ実力者よある意味として、正義のヒーローではなく、損得で戦う魔法少女よ」

 「そりゃ精神もしっかりしてそうだな」

 

 しかし佐倉か、一緒でないことを祈ろうか。まさか神廻組が潰れている間に、一家身中を図ったとはね。

 暁美についていくこと数分そこには廃れた協会があった、この場所は俺もよく知っている。そう、佐倉杏子は神廻組に金を無心に来た家の子供だったのだ。

 

 「世界は狭いという画像も狭いとはね」

 「やっぱり同じだったのね」

 「そうだな、この教会は宗教以外の教えにも手を出し始めた。別に間違ってるわけでも度が過ぎてるわけでもない、ただ、少し耳を傾ければ届く程度の当たり前のことだ。まぁそれでも宗教が絡む以上胡散臭いのはどうしても感じてしまう。そこから人が離れていって金がはいらなくなり、借金をしに来たというわけだ」

 「そう……」

 

 なるほど一家身中でも魔法少女なら逃げることも可能可なら、説得をどうするかだよな、一応佐倉家の借用書は持ってきたが、家族を担保にしたのはここの神父だしその辺は仕方ないと考えるか。あまりやりたくないんだよな、親の借金を子に担がせるって、でも借用書にはそう書いてあるし、死んでいるのなら、子に返してもらうしかない。飛んだ場合は捕まえて船に乗っけるけどね。

 

 「おい、何やってる!」

 「あら、当たりね」

 「だな、」

 「なにがだ?というか誰だ」

 

 赤い髪をポニーテールにした少女、新聞に書いてあったが現在中学二年生、ともに死んだことになっているためおそらく学校には通っていない。ここは暁美に任せるか。

 暁美は髪を後ろにかき上げながら指輪を見せる。

 

 「これを見てわからない?」

 「アンタ、魔法少女か、それでなんだ、縄張り争いにでも来たのか?」

 「違うわよ、この一ヶ月の間に見滝原にワルプルギスの夜が現れるから協力してほしいのよ」

 「伝説の存在じゃなかったんだな、でもいやだ、彼処にはマミがいるだろ」

 「今はマミが動けないから言っているのよ、その間の魔女狩りはあなたの自由にしていいから」

 「ふ〜ん、まぁそれでいいけどさ、そっちの男はなんだよ。魔法少女について知っているのはいいとして、なんで連れてきた」

 

 さすがに気になるよな、でも気からたら答えないわけには行かないし、俺が戦えることを抜きにしても、これはけじめである。カバンから一枚、紙を取り出して見せる。もちろん佐倉家の借用書だ。

 

 「俺の名は神廻四季、神廻組現組長として、アンタの親が残した借金を取り立てに来た」

 「はぁ?!どういうことだよ!」

 「そのままの意味だ、ああ、安心しろ活動していないここ三年の利子は無い」

 

 さすがに混乱したままだった。そりゃそうか、親が借金をしていていて、しかも三年も前につぶれたヤクザが取り立てに来てるんだから。でも、親がいなく、死んだことになり、学校似通っていないのなら、ホームレスというわけで、釣るための道具は幾らでもある。

 

 「借金?なんで?」

 「宗教、うまくいってなかっただろ、それで立ち行くほど世間は甘くないって話だ。それで金を求めてきたのがウチの神廻組ってわけ。返せるつもりだったんだろうな、実際定期的に金は振り込まれてた。一家身中するまではな」

 

 神廻組と金貸しは親と傘下の関係で作られているため、ある程度復興できるくらいのものだった。ほかの事業もだが、ルールは今までと変わらず、佐倉家は一家身中から見逃していたが、子供が生きているのなら話は別だ。

 

 「別に夜の方法の身体で払えってわけじゃない、魔法少女なんだろ?最近一人増えてな、育成とマミの復帰までの見滝原での魔女狩り、これがアンタが返す方法の一つだ。でもお前は義務教育を完遂していない。よって、見滝原中に通ってもらう。貸す金は増えるが、まぁ神廻組の活動停止期間分も払っていたから、そこを差し引いて、おお、よかったなプラマイゼロだ」

 「え?いや、」

 「早く決めろ、家無しでヤクザに追われるか、魔女狩りしながら将来設計をしていくか」

 「……わかった、ただ、グリーフシードはくれるんだよな?」

 「そこは別枠だ。安心してくれ」

 

 こうして、佐倉杏子を捕まえることに成功した。魔法少女も増え、家の手伝い要員も増えてプラスしかない。まぁ勉学ができればの話だがな、そろそろ帰らないとマミが寂しがるはずだから、置き手紙だけじゃ流石にな。

 

 「ここか…」

 「ああ、ただい「四季ぃぃぃぃぃ!!!ねぇ!本当に四季だよね!ねぇ!!いなくならないよね!なんでいなくなったの?ねぇ!」ま、マミ?!ちょっと待「なんで待たなくちゃだめなの?私はもう十分待ったわよ!」いったい何が…」

 

 家の扉を開けるとマミが飛び込んでくる。泣いていたようで目は腫れて、赤くなっている。あとから出てきた方はなぎさ、まどか、さやかの三人はげっそりとやつれている。いやなにがあったんだよ。

 

 「ねぇ!聞いてる?!ねぇ!」

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 私は四季の腕に寄りかかっり眠る。怖いからだ。自分が魔女に成るという事実と、そこから四季が離れてしまうのではないかという恐怖。今私が優先するのは四季とともにいること、その次に魔女討伐、その次がまどかさん達だ。

 四季の周囲は安心する、守ってくれる、離れないという事実があるからだ。それでも怖いときはリボンを腕に絡めたうえで抱きつく。そうやって寝ていたはずだったのに、朝起きたら四季はいなかった。

 ちょっとほむらと風見野行ってくる。

 そう書き置きを残して消えた。いつもなら抱きついたまま寝たときは私が起きるまではそばにいてくれる。朝ごはんとかは、血を使って用意している。それでもそばにいてくれたから私は大丈夫だったのに。

 遅れて起きたなぎさちゃんに話を聞くと、魔法少女を探しに行くと言っていたらしい。なんで?魔法少女なら私がいるのに、それになぎさちゃんだって、いや今まで魔女だったなぎさちゃんを戦わせるのは問題だ。それをわかっているから、でもなんで?魔法少女なら私と暁美さんがいるし、わざわざ暁美と風見野まで探しに行かなくてもいい。

 まさか私は捨てられたのかな、騙されて、泣きついて、使えない女は捨てるのかな?四季に限ってそんなことはしないはずよ、これは私の勝手な……妄想……でも、頼ってくれなかった。待っててくれなかった。なんで?なんでなんで?なんで待っててくれなかったの?頼ってくれなかったの?

 なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで、

 急激に溢れていく想い、今の私には四季がいないとだめみたいね。わかっていた。友達を失い、家族を失い、そんななか帰ってきた想い人、それなのになんで他の人と出かけてしまったのか、何で他の女を頼ったのか。

 

 「マミ?」

 「……」

 

 カタンっと門が開く音がする、帰ってきた?そう思って急いで外に出てそのなをさけぶ。

 

 「四季!……ぁれ?」

 「どうかしました?マミさん」

 「大丈夫なんですか?」

 「四季は?」

 「ほむらちゃんが風見野に行くのについていくって……」

 「そう、」

 

 そこにいたのはまどかさんとさやかさんだった。

 用意されていた朝食を食べる。いたって普通の味、いつもの味、なのに何か足りない。四季が足りない。ここには、私の想い人がいない。なんでかわからない、だんだんと三人の声が聞こえなくなる。

 

 「ねぇ、私は捨てられたの?」

 「え?」

 「私、役に立たないのかな、」

 「いや…」

 「私、四季の役に立てるように、負担を減らせるように、頑張ってきた。支えていきた。なのになんでここにいないの?私がやってきたことは全部無駄だったの?」

 

 ふらふらと立ち上がり四季の部屋に行く、この部屋はいい、何でかは詳しいことを後で聞くとして、この部屋は四季の血の匂いが充満している。多分何かやっていたんだと思う。普段四季が使っている布団を抱えながら、四季のことを考える。

 どうしたらここに戻ってくるのか、どうしたら振り向いてくれるのか、考えて考えて考えて考えて、それでも何もでない。当たり前よね、私は四季に甘え続けていんだもの、でもね、諦めたくはないのよ。

 

 「マミさん……」

 「何かしら?」

 「そのうち帰ってきますよ、それまでは私達が「駄目なの!四季じゃなきゃ嫌なの!今はまどかさんやさやかさん、なぎさちゃんが、近くにいても意味ないの!四季じゃなきゃ駄目なの!意味がないの!」

 

 意味もなく怒鳴る、三人はもう話しかけてこなかった。

 永遠にも近い時間が流れて、ふとタンスを開ける。そこにはボロボロになった、今の四季でも切れる大きさの和服があった。血で汚れている。心配をかけさせないために出さなかったんだと思う。それらを手に取り、自分の部屋にある裁縫箱を取り出す。一つくらいもらってもいいよね、他はしっかり直すんだし。

 丁寧に、確実に、傷が最初からなかったふうに縫い直していく。ボロボロすぎて治りそうもないものは、小さくまとめて、人形に変えていく。もちろん見た目は四季のものだ。

 すべて直して、人形が完成した。伸ばしている髪も、いつもの戦闘用の和服スーツも完璧に再現したものだ。材料が四季の血が滲んだ生地だからか、胸に抱えると少し落ち着く、でも足りない。私はいつまで待てばいいのかしら。

 そう思っていると、玄関の方から音がする、間違いない、歩幅呼吸音も、四季のものだ。

 

 「ああ、ただい「四季ぃぃぃぃぃ!!!ねぇ!本当に四季だよね!ねぇ!!いなくならないよね!なんでいなくなったの?ねぇ!」ま、マミ?!ちょっと待「なんで待たなくちゃだめなの?私はもう十分待ったわよ!」いったい何が…」

 

 矢継ぎ早に、四季に質問をする。抱きついたならこっちのもの、もう離さない、離れない、私は四季といる、誰を連れてこようが関係ない、四季は私のものだから。だから誰も手を出さないでね、周りにお願いをして、四季を連れて家にはいる。まずは朝一緒に起きれなかった分補うために、今度は四季が使っている布団に押し倒して一緒に眠る。ああ、やっぱり落ち着くなぁ。

*1
公式のものがないため、イメージアイコンのガーベラの誕生花から




マミの感情の箍が外れる!次は誰にしようか……
友達のせいというか、まどマギメインキャラ総勢25人のヤンデレを作れとの命令がくだりました。
魔法少女まどか☆マギカ、外伝マギアレコード、魔法少女おりこ☆マギカの三作品でございます
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