ハイスクールD×D 蒼白なる器   作:小説のシメサバさん

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未知との遭遇って話

前回のあらすじ:風呂…良いよね…

若干短いですがそんじゃ本編どうぞ。


探索×遭遇

side少女

 

私は今非常に悩んでいた。どれぐらい悩んでいるかと言うとエベレストの十分の一くらいには悩んでいた。仕方がないだろう。

昨日の夜、化け物に襲われて死ぬかと思ったらなんか小さくて不思議なヤツに出会って、そのちっこいのが家が無いらしいからうちに来るかと提案したらすぐに承諾したので連れて帰り、疲労困憊で帰宅したらちっこいのが部屋の中を歩き回り、浴室に入った時にそこが風呂だと伝えたら発狂したかの様に踊り狂ったりしていた。アイツは風呂が好きなんだと思う。

 

だが、問題はここからだった。学校だ。今日は平日の朝6時くらい。アイツは棚にあった雑誌を読み漁っていた様だった。文字が読めるのだろうか。

そのアイツが問題なのだ。最近の失踪事件のせいで部活がないといえかなりの長時間アイツを家に1人留守番させなきゃいけない。こんな珍しい見た目だ。下手して近所の人なんかに見られたらUMAなんて噂されるかもしれない。

それは絶対に避けたい。特別なんかじゃなくて良いから平穏に生きたいのだ。とは言えこのアパートは駒王学園から結構離れているのでそろそろ登校しなければならない。

取り敢えず言葉は伝わるようなので釘を刺しておく。

 

「いい?誰かが部屋をノックしても入れちゃダメ。あと勝手に近所を歩き回るのもダメだよ。」

 

アイツはかなりショックだったのか憂鬱な雰囲気が漂ってきた。頼むからせめて歩き回るのは夜中にしてほしい。

アイツは渋々了承してくれたようで首を縦に振っていた。よし、コレならなんとかなる。

ひとまず問題が解決したことにより、ちょっとだけ清々しい気持ちで私は家を出た。

 

少女side out

 

 

side器

 

なんと言うことだ。器は驚愕した。此処は自分の生きたハロウネストとは全く違う場所だった。家主が持っていた色とりどりの書類を見てもハロウネストなんて言葉は一切載っていなかった。

滅んだとしてもかつては栄華を極めた国だ。それが一切知られていないと言うことは考えられることは一つ。自分は全く違う世界に来てしまったのではないかと言うことだ。

見たことのない植物、見たことのない種族、見たことのない建造物たち。そう自覚するには余りにも状況証拠が多かった。

 

家主はどうやらガッコウと言う場所に行っているらしい。なんでも将来職につくために必要なんだとか。長時間も一箇所に拘束されるなんてあんまりではないのかと器は考えた。

しかし此処では自分はかなり異質な存在のはず。家主も言っていたが他の背の高い者たちは自分を見てどう考えるかは余りにも不確定要素が多すぎる。

だが、探索してみたいと言うのも事実。器は悩みに悩んだ末こう結論付けた。

 

バレなきゃ犯罪じゃないんですよと*1

 

そう考えたら探索者の行動は早い。部屋にあった窓を開けるとその隙間からアパートの裏手に降りる。塀に隠れているので万が一に見られることもない。降りた瞬間に黒い毛の生えた生き物と目が合ったが問題はない。

何処ぞの蛇のようにしばらくの間スニーキングを行なっていた探索者は街の中でも一際広そうな建物を見つけた。

大きな門のようなものがある。金属製の柵のようなものによって閉じられているがおそらく此処が入り口だろう。何やら門の横に文字がある。

【駒王学園】…と書いてある。はて、どこかで聞いた覚えのある言葉だが忘れてしまった。忘れたならそれはどうでもいいことだと取り敢えず結論づけた探索者は意気揚々としかし人目につかないようにとこっそり塀を飛び越え侵入した。

 

器side out

 

 

side少女

 

「あ“あ“あ“づがれだぁ…」

 

授業も終わり今は昼休み。わたしは絶賛死にかけていた。その姿はまさにゾンビ。

全身の力が入らないしめちゃくちゃ眠い。そうやって死にかけていると友人の玲奈(れいな)が話しかけてくる。

 

「うっわゾンビがおる。聖水かけなきゃ…(使命感)」

 

「それで疲れが取れるんならはやくかけてよぉ…こちとら色々ありすぎて疲労困憊なんだよぉ…」

 

「取り敢えずぽまえの体力がミジンカスなのは理解したわ。」

 

「ミジンカスて。ミジンコに失礼だと思わんのかい。」

 

「まじか、自己肯定感もミジンカスだった。」

 

「ミジンカスミジンカスうるへー。さっさと飯の時間じゃい。」

 

私は今非常に疲れていた。昨日の分の疲労が一気にきた感じだご飯を食べてエネルギー補給しなければわたしは干からびて死ぬだろう。

やはり冷凍食品は手軽に使えるから弁当と相性がいい。目の前の友人の弁当はどれどれ…まじかっ唐揚げが5個も入ってやがる。

 

「わたしのちくわあげるから唐揚げ一個ちょうだーい。「断る。」なにっ。」

 

「ぽまえのちくわなど所詮は魚肉。駄菓子菓子わたしの唐揚げは鶏肉。ぽまえのちくわが取り入る隙間なんざ最初からないんですわよ。」

「ぽまえはせいぜい魚肉と野菜ばっか食って健康になればいいのだ。」

 

「ツンデレな悪役かな?」

 

そんな脳みそが溶けた会話を繰り広げながらわたしはちくわの穴を覗きながらお茶を飲んで校庭を見た瞬間だった。

ブーーーーーーーーーーッ!?!???!?ゲホッオエッ!

 

「ギャー!?現役JKの吹き出したお茶が目に!目がぁぁぁっ!!」ゴロゴロ

 

お前も現役JKだろうがと思いながら両目を抑えながら床を転げ回っている友人を無視しもう一度ちくわの穴から校庭を見る。*2

再び自らの目に映ったのはまさかのあのちびっ子。校庭の隅っこで草むらに紛れて歩いていた。あいつもどこからかの視線にに気づいたのかすぐに物陰に隠れた。

何故?どうして?どうやって?そんな疑問が降っては消えてを繰り返す。だが、ひとつだけ言えることがある。

 

 

「帰ったら瞬獄殺*3打ち込んでやる…」

 

 

そんなJKにあるまじきわたしの発言を聞き顔面をお茶で濡らしながら何かを察した様な顔をした玲奈(れいな)の顔が何故かアホっぽく見えて面白かったことは秘密だ。

取り敢えずあのちびっ子は帰ったらトバすのは確定したことなのでこれ以上考え続ける必要はない。

今日くらいは平和でいたかった少女であった。

 

 

*1
nyrkさん並み感

*2
何故にもう一度ちくわから見るのか。コレガワカラナイ。

*3
ストリートファイトに登場する豪鬼というキャラの必殺技




皆さんはお茶を飲みながらちくわの穴を覗かない様にしましょう。
ん?この後器はどうなったって?そりゃあもう……ちなみに少女の一発は仮面が2枚割れるぐらいに衝撃が強かったらしいです。
感想、評価してくれてもいいんですよ…?チラッチラッ
してくれたら作者のモチベが天元突破サバンラガンになります。

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