IS 鼬   作:クロノ9696

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出番

「一夏、戦闘パターンは読めたか?」

「溜めて撃つの繰り返しだ!それ以外の攻撃は今のところない!」

「ねぇ、ちょっと…」

「分かった‼︎んじゃ、あの固定砲台を潰しにかかるぞ‼︎」

「了解!」

「私をスルーするな‼︎」

 

「溜め時間は!」

「だいたい20秒!シールドを簡単に壊す程の威力だ、お前も見ただろ!」

「ああ!観客席には撃たせないようにしないとな!」

「いや、観客席目掛けて撃つ時はシールドを破壊しない!威力を抑えているみたいだ!」

「……………何が目的なんだ。此処までやっていながら、誰も殺す気はないのか?」

「俺達の実力を測るため……………とか?」

「ありえるかもな!」

 

右手が動く、上空から狙うは地上の鼬達。

 

「……………鈴!狙われているぞ!」

「分かってるわよ!」

 

轟音の後、地面が焼け焦げる。

 

「左手はまだチャージ中。一度仕掛けてみるか」

 

鼬が上昇を開始する。

それと同時に、黒いISの左手が動く。

狙いは勿論鼬だ。

 

「鼬っ!」

「大丈夫だ!」

 

見たところチャージはまだ済んでいない。

更に加速する。

音はどんどん大きくなり、目の前に明確な死が迫るのを感じる。

発射数秒前といったところだ。

右手に持つ剣を強く握り締め、奴の左手の発射口に突き立てる。

 

 

「暴発しやがれ‼︎」

 

発射口には剣が刺さり、完全に発射口は塞がっているり。

それだけじゃない。

発射口に刺さった剣は発射口の奥にある配線を切り裂いて、配線の更に奥にあるエネルギーの増幅器まで届いていた。

 

そうすると何が起きるか。

言葉通り暴発する。

シールドを破壊する程の威力のエネルギーの塊が、発射されること無く爆発する。

 

 

そう、鼬の目の前で。

 

爆発音が轟き、大量の煙で視界が遮られる。

 

 

「……………っ⁉︎鈴、横に飛べ‼︎」

「えっ……?」

「早く‼︎」

「飛べばいいんでしょ飛べば!」

 

その直後、鈴のいた場所をレーザーが通り過ぎていった。

 

「嘘…………あの爆発を受けて無事なの⁉︎」

「…いや、無事ではなさそうだ」

 

煙が晴れる。

そこには左手を失い、左半身が所々壊れた黒いISがいた。

 

「……………鼬は何処だ⁉︎」

「…一夏、奴の足元を見なさい」

 

一夏は鈴に言われた方を向く。

鼬が居た。

煤にまみれてはいるが、何とか大丈夫そうだ。

 

だが、もう戦いに参加は出来ないだろう。

 

 

「鈴、行くぞ」

「ええ、あれだけダメージがあるなら負ける気しないわ(やっと出番が来たわ‼︎)」

 

敵の戦力は半減だ。

勝ち目は大いにあるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……………いてぇな)

(音がするな、何だまだ動いてんのか)

(絶対防御が発動したのかな、SEも殆ど切れてる)

(あーやだやだ、頭痛が止まらない。このまま痛みが続いたら、ストレスで禿げるな)

(うん、それは嫌だ。だからさぁ…)

 

「ちょっとぐらい力貸そうか」

 

 

……………返事は無い。

 

「いや、そもそも誰にかりるっていうんだよ」

 

乾いた笑が出てくる。

 

「ほら、零落白夜が決まった。勝負ありだね」

 

ほら、落ちてくるぞ……落ちて…ん?

 

「ちょっと待て!俺潰れちゃう!」

 

降ってくる。

黒いISが、機能停止し落ちてくる。

 

「……………あ、死んだ」

 

自分でも驚いた。

あんなに死ぬのは嫌なのに、死ぬと分かればこんなにあっさり諦められるのか。

 

痛いのは、嫌だな。

意識がおちる。

それが死を覚悟してか、それとも頭痛のせいかは分からない。

 

 

少なくとも、鼬は真近に迫る死を感じていた。

 

鈴が落ちてくるISを衝撃砲で吹き飛ばした事など、知る由もない。

 

 

 

 






鈴の出番?
そんなの口調が合ってる自信がつくまで少ないさ


仕方ないさ

ハピハピしたいにぃ☆
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