とりあえずプロローグは全部のせます。
ヒロイン募集は年明けまでです。
12:31:23:59までですー。
そんな事があったのが4年程前だ。
今俺は、狐と一緒に山の麓の中学校に通っている。
最初は通うのに、本当に1時間半程かかっていたが、今は45分くらいで通える様になった。
時期的に進学先を考える時期なのだが、ここはガチの田舎。
一番近い高校は20km以上先だ。
通える気がしない。
電車は通ってないし、バスも1時間に1本くれば良いほうだ。
通える気がしない。
しかも同級生の殆どは家業である農家を継ぐため、高校に行くのは俺と狐ぐらいだ。
因みに今は、買い出しの帰りだ。
「なぁ、狐」
「何ですか?鼬」
「狐はさ、IS学園行くんだろ?」
「はい、少し世界を見てこようと思います。自分の実力がどれくらい通じるのか知りたいので」
(狐に勝てる様な奴がいるとは思えないけどな)
ハッキリ言うと、狐は俺より師匠に鍛えてもらった期間が長いから、俺では手も足も出ない程強い。
いや、熊を正拳突きだけで仕留める女子ってどーよ。
八極拳と空手混ぜてんじゃねぇよ。マジで二の打ちいらずじゃないか。
「鼬はどうするつもり何ですか」
「………………まだ決めてないな。可能であれば狐について行きたいんだけど」
「ISは男には反応しません。それにIS学園は………」
「女の園だろ?流石にそれはキツイ」
「鼬の顔なら、違和感無いと思いますが」
「やめてください。顔については触れないで下さい」
どうやら俺の身体はホルモンバランスが本格的に崩れていたようで、俺の顔はどんどん中性的になって行き、身長も160から伸びない。
何も知らない人が見たら女に見える。
腹筋はバッキバキに割れてるけどね。
因みに狐は腹筋割れてない。
狐曰く「身体を上手に使えるなら筋肉なんて必要ありません」だそうだ。
「時間は有限です。早く決めないと、全てに乗り遅れますよ」
「分かってるよ。何処か寮付きの高校でも探さないとな」
「私も鼬も、学力は充分足りていますので県内でも県外でも行けると思いますが」
「それはそうなんだけど」
やはり場所が悪い。
全てが遠いのだ。
「早く帰りましょう。私はお腹が空きました」
「はいはい」
その数ヶ月後、推薦入試が終わって帰って来た時に【男性初のIS搭乗者】が見つかったというニュースを見て、師匠が驚いていた。
その後の事は、まぁもう一人動かせる男が見つかったと言っておこう。
家を出て行く時、師匠から髪飾りを貰った。
いつか役に立つ物らしい。
「………まさかこんな事になるなんて想像もしていなかった」
月明かり差し込む書庫で師匠は呟く。
「IS………、2度と関わることは無いと思っていたのだが」
「まさか、こんな形で関わる事になろうとは」
思い出すは過去の状景。
助ける事の出来なかった多くの人間。
血だらけの戦場。
あと一歩届かなかった命。
「………」
目の前には二つの結晶。
片方は白く、もう片方は黒く。
鈍く光る。
半分しかない二つの結晶が、片割れを求めて鈍く輝いている。
「まだ………………早いか」
結晶を仕舞う。
次でプロローグはラストです。