手毬って妹属性だよな?じゃあ兄ちゃんがいたっていいよなぁ!!   作:AFGYT

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遅刻してしまい申し訳ございません
リアルとHIFで時間が取れず書き溜めていたデータも消え…絶望を乗り越え、恥ずかしながら帰ってまいりました

先に宣言しておきます、私が予告通りに投稿したら世界が滅びると思って下さい。けど、月一くらいで投稿しようとは思ってます。
私が世界の命運を握ったところで、本編どぞ


5話 思わぬ客人

「えー、今日の授業はここで終わります。…ああ、月村くん学園長が呼んでたよ。昼ごはんを食べた後でいいから学園長室へ行きなさい。」

 

燐羽さんのプロデュースに成功して数日後、プロデューサー科の講義が終わった後、先生からそう告げられた。学園長に呼び出される事をした覚えはないが。

俺が記憶を辿っていると後ろの席から小さな話声が聞こえた。

 

「妹と同じように、こいつも問題児じゃねえか。」

「ざまぁねえぜ、そのまま退学にでもなっちまえばいいのに。」

 

先日、手毬の件で怒って以降、俺のことを目の仇にする奴がちょこちょこ現れた。いい迷惑だが元々周りと仲良くする気はないので気にしない。

待てよ…?退学?…あ

 

『この1ヶ月でこの3人をアイドルにすることができなければ、あなたはこの学校を退学』

 

…退学処分には十分なやらかしだな。これは腹を括るしかなさそうだ。

 

 

昼ごはんは喉を通りそうになかったので少し早いが学園長の元へ向かう。

 

重厚な扉を前にして思わず体が震える。下手な言動をすれば即退学もありうる、言葉選びは慎重にしよう。

大きく深呼吸をし、覚悟を決めて扉を叩く。

 

「プロデューサー科一年、月村陽向です。」

「うむ、入りたまえ。」

「…失礼します。」

 

扉を開け部屋に入ると、窓から入る逆光に目が眩むが中には2つの人影があった。

俺はそのうちの一人を見て思わず驚きの声が漏れる

 

「入学前面談以来かの、月村くん。待っていたぞ。」

「え、ええ…学園長。あの、なぜここに……十王社長が?」

 

そう、もう一人の影の正体それは、100プロの社長、学園長の息子で現『一番星』の父

十王龍正その人だった。

 

「驚かせてしまったか、君を呼び出したのは私だ。少し話をしたくてね。」

「…そう、ですか。それで話とは?」

 

心を必死に落ち着かせ平静を保つ。社長自ら学園に来るとは…退学なんてちっぽけな話ではなさそうだ。

 

「ああ、君の担当の賀陽燐羽さんについてだ。あの子の現状は複雑でね、君ならわかっているとは思うが。」

「ええ、中等部での実績を買われて3組、つまり100プロに移籍…表ではそうなっていますが実際は、やる気のない彼女をどうにか繋ぎ止めている苦肉の策でしょう?。」

「ふふ、君はすごい。そこまで知っているのか。そうだ、彼女は素晴らしいアイドルだ、それゆえ今失うには惜しいと思った私の独断だ。」

 

十王社長は参ったなとでもいうように苦しく笑う。しかし、その声と目には一切の焦りもない。有り余る余裕さえ感じた。

 

「しかし、そんな彼女が君の担当になった。初めてだよ3組の生徒を担当にしてしまったのは。」

「…それで何か不都合でも。」

「いや、初星学園では生徒たちの意思が最重要だ。100プロより君を選んだその理由を知りたくてね。けど今のでわかったよ。」

 

十王社長から笑みが溢れる。

 

「私の腹を探ろうと果敢に挑んできただろう。なるほど、その勝ち気と根性か彼女を落としたのは。」

 

なぜか勝手に勝負をして勝手に理解されたらしい。前に学園長と話して思ったが、この家族相当おかしいな。

 

「…それこそ、100プロから有望株を奪ったから退学、とでも言われるのかと思いましたよ。」

「そこまでワシも息子も理不尽じゃないわ。しかし、やはり君は面白いな。龍正が会いたいのも頷ける。」

「君なら賀陽燐羽を任せても大丈夫そうだ。黒井にも連絡しないとな。」

 

十王社長から発せられた名前に思わず耳を疑った

 

「え?黒井って961プロの…?どうしてです。」

「ああ、これは極秘だがね。このまま賀陽燐羽がアイドルに復帰しなければ、極月学園に転入させる。そう黒井社長と契約していたんだ。まあ、もう極秘である必要もなくなったが。」

 

極月学園…961プロ…

 

「…君には少し酷な事実だったかな?」

「いえ、最善策ですよ。俺がいなければ…の話ですが。」

 

その後はこれからのプロデュースプランを軽く話し雑談をして終わった。気づけばもうレッスンの時間だ、早く向かわなければ…

 

 

 

 

 

「…と、いうわけだ。すまないね黒井。」

「ふん、少し予定が狂ったがまあいい。この借りは返してもらうぞ。」

「君にしては珍しく焦っているね、そんなに予想外だったかい?」

「まあな、貴様から話を聞く限り、ほぼ確実に手に入ると思っていたが…どこの誰だ私の邪魔をしたのは。」

「驚くと思うよ。そのプロデューサーの名は…月村陽向。」

「な!?月村が…忌々しい。ふん、まあいい次会うときは…」

 

 

「私の’教え子’としてみっちり教育してやろう!」

 




皆さんHIFは終わりましたか?
私はガラクタ手毬を無事にお迎えでき、一番星も取れました。担当がこれからの人は頑張って下さい。

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