魔法少女みつ restart   作:紀野感無

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☆プフレ

ゲームに飛ばされたと同時にマジカルフォンに届いた『3人以上のパーティを作れ』というミッション、次のメンテ時までにできなかったらペナルティがあるという。

最初の魔法少女育成計画・改の説明も併せて考えるに、ゲームマスターとしては一応、私たちに協力させたいのだろう。

しかし現存する人数的に……

「ふむ レプリカがどう出るか警戒しておくか。まずは護やマスクド・ワンダーと合流だな」


9話 新しいミッション

☆ネル(百花みつ)

 

「またここから…?」

 

日付が変わると同時に一瞬意識が落ちて、目が覚めた瞬間には荒野にいた。

 

確かに前回は荒野の街で終わったけど、せめて草原の街とか、ペチカさん達とパーティ組んでたんだから一緒にしておいて欲しかった……

 

若干愚痴を言いながら進んでいると懐からいきなりピコンと音が鳴り、マジカルフォンの存在をすっかり忘れていた私はものの見事に驚きずっこけてしまった。

 

「痛ぁ…。なにもう…」

 

鼻をさすりながら画面を見ると『新たなミッションです。3人以上のパーティを組んでください』と表示されていた。

 

3人…?

 

「えーと…私とペチカさんと、那子さんとクランテイルさんとリオネッタさんだから…」

 

あれ?1人足りない。えーと、この場合ってどうするんだろう…

 

色々考えながらひとまず荒野の街に向かって(スケルトンと戦いたくないの一心で)走る。

とりあえずみんなと考えよう…

 

 

 

 

 

 

「ファル、パーティ上限は4人だがこれは動かせないのか?」

『はい。4人が最大人数となるぽん』

「ペナルティとありますが、具体的にいつまでに3人パーティになればいいんですの?」

『書いてある通り、メンテナンス時までにぽん。より詳しく言うなら日没のタイミングまでぽん』

「ワタシが魔法で仲良くなったオトモダチ、ダメですカー?」

『ダメぽん。魔法少女同時でパーティを組んでくださいぽん』

 

荒野の街で無事に合流できた後、案の定ミッションをどうするかという話になった。今は私とペチカさんそっちのけで、3人ともファルに質問責めしている。

 

そもそも--現在は下半身が馬の首から下になっている--クランテイルさん、洋風のお人形さんみたいなリオネッタさん、巫女風の衣装でカタコトな日本語を喋る御世方那子さんの3人は、出会った直後にパーティを組んでしまっていたらしく、残りは私とペチカさんパーティに後1人、という状況みたいだった。

 

どうしたら…

 

「現在の魔法少女達の正確な数と名前を教えてくれないか?」

『承知しました。少々お待ちくださいぽん』

 

と、マジカルフォンに出てきたのは私たちを含めた18人の名前のリスト。

……あれ?

 

「すいませんファルさん。この、『マジカルデイジー』さんと『マスクド・ワンダー』さんの名前が黒いのは?」

 

『そちらは残念ながらゲームオーバーになってしまった魔法少女となります。その為この世界からはログアウトしておりますぽん』

 

ゲームオーバー。つまりゲームの世界で死を迎えた人。

想像してしまうだけで震えが止まらなかった。

 

「じゃあ、こっちの黄色や緑のたちは…」

 

『黄色や緑は既にパーティを作っている人たちを示していますぽん。ついでに説明をしますと、白色が現在単独、黄色は2人以下、緑は3人以上のパーティを組めている事を示しております。他に質問はあるぽん?』

 

特に無いみたいで、ファルはマジカルフォンの中に消えていった。

 

えーと、黄色い名前の人は私とペチカさんだけで…。白い名前の人……

 

「「えっ……」」

「レプリカとアカネか……。くそっ、どっちも引き入れたくないな」

 

18人の内、白の名前はレプリカさんとアカネさんだった。

レプリカさんがあの銀色の魔法少女だとして、アカネさんは初日に出会った、音楽家と呟きながら剣を振っていた人だろう。

 

だ、どっちも嫌だ…。

 

「デモ、ペチカさんたち見捨てる、ノーですヨ!」

「分かってる。だが…」

「ひとまず草原の街に向かいながら考えましょう。その途中でアカネ、もしくはレプリカと出会ったら、その時はその時に」

 

ひとまずはリオネッタさんの言うとおり、草原の街に向かう事になった。

ああ…気が滅入っちゃうな……。

 

 

 

 

 

 

〜10分前〜

 

1人の魔法少女が倒れていた。

 

その魔法少女は銀色のセーラー服を纏っており、顔の部分は巨大な廃ビルに押しつぶされていた。

 

「えーと……」

 

その死体を見つけてしまっていた1人の魔法少女。まるで小学生低学年くらいの幼い容姿で、メイド服のような格好をしていた。名前は『のっこちゃん』。パーティメンバーと合流する為に荒野の街に移動していた最中、とてつもない轟音が響き、それに驚いて様子を見にきたら先ほどの光景を見つけてしまった。

 

「ど、どうしよう。この事教えた方が……。でもこのまま……ッ⁉︎」

 

このまま放っておくのも…と考えた瞬間、のっこちゃんは大きく距離を取る。

 

「…………」

「な、なんで…」

 

その理由は単純で、銀色のセーラー服の魔法少女が、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ひいっ⁉︎」

 

首の断面がまるでグチュグチュと音を立てているような、断面が波打ったり、血を吹き出したりしているのを見て、まるでバケモノを見たかのように怯えた声を出し、のっこちゃんはその場を離れた。




キャラクター紹介

・@娘々
読み方は『あっとまーくにゃんにゃん』
〜アルという語尾をしている、緑色の中華拳法の服に、頭にポンポンを二つつけている魔法少女。
明るい性格でノリも良く、夢ノ島ジェノサイ子も同じような性格のためすぐに意気投合していた
ただしレプリカに対しては嫌悪しており…?

使える魔法は『お札の中にものをとじこめられるよ』


・夢ノ島ジェノサイ子
地球防衛軍のようなピッチリスーツに猫耳がついたヘルメットをつけている魔法少女
@娘々とは気が合い、また本人の性格もポジティブな為、初対面であっても遠慮なく話し、盛り上げれるコミュ力の持ち主

ただしレプリカに対してはマジカルデイジーの件で敵視している。

使える魔法は『魔法のスーツでどんな攻撃でもへいきだよ』
ヘルメットのバイザーを下げればマグマの中すらへっちゃらとのこと。


・のっこちゃん
小学生低学年くらいの見た目でメイド服を着ており、箒を持った魔法少女。
上記の2人とパーティを組んでいて、戦いは苦手だからと基本は後ろで応援している。
マジカルデイジーのことは、しょうがないと思っている節もあり…?

使える魔法は『まわりの人の気分を変えられるよ』
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