私
ライフ19000
手札1
エネ3
スペル発動数1
魔力の霧
マジックゴーレム
パワー3000 被ダメージー1000
有栖川さん
ライフ20000
手札0
エネ2
エレガント・ストーン
パワー1000 被ダメージー3000
土の精霊
パワー1000 被ダメージー2000
「……単刀直入にいいますわ。あなた、雨宮君が好きですの?」
突然有栖川さんがそんなことを聞いてきた。
「えっ?」
私は思わず動揺する。……確かに、雨宮君のことは気になっているけれど、それは恋愛的な意味じゃなくて、同じカードバトラーとしてだ。
「好きは好きだけれど、有栖川さんが想像しているよな好きじゃないよ」
「おお、そうですか。それならば、私と雨宮君の恋愛を応援してくださるかしら?」
有栖川さんは、躊躇もせずそんなことを言ってきた。
……冗談で言っているのだろうか? 本気で言っているのなら色々と問題あると思うのだけれど。
「それは出来ないよ。だって、有栖川さんからは強い打算を感じるもん」
彼女からは、雨宮君を利用しようとしている匂いがする。そんな人に彼を任せられるわけがない。
「ふふふっ、お見通しでしたのね。……ですが、雨宮君は私の事を嫌っていませんわ」
「でも、だからって……」
有栖川さんに反論しようとした瞬間、彼女は不敵に微笑んだ。
「……お願いは聞いてもらえないようですわね。さあ、カードバトルを続けましょう」
そう言って有栖川さんは、ドローしてから1枚エネチャージをした。
「0コストスペル『採掘チャンス』を発動ですわ! 効果により、手札を1枚捨て、山札から1枚ドロー。ですが、既に私の手札は0枚なのでドローだけ行いますわ」
採掘チャンス
スペル コスト0 地
①手札を1枚捨て、山札から1枚ドローする
②このターン、自分の場に①の効果で手札に加わったモンスターがいるときに発動する。そのモンスターに2000のダメージをX回与え、与えた回数分山札からカードを1枚引く(X=そのモンスターの元々のコスト)(最大3回まで)
③3枚のカードを②の効果で引いたときに発動できる。このターンのみ使用可能なエネを1精製する
デメリットを上手く回避して、0コストでドロースペルを発動する有栖川さん。いい動きだね。
「3コストを支払い、『アースウィッチ』を召喚ですわ」
アースウィッチ
コスト3 パワー1000 被ダメージー2000 地
①このモンスターが通常召喚に成功したとき、自分の場の被ダメージ軽減を持つモンスター全てのパワーを1000上昇させる。
②自分フィールド上のモンスター1体のパワーを1000上昇させる
「これで、私のモンスターは全てパワーアップ」
エレガント・ストーン
パワー1000→2000
土の精霊
パワー1000→2000
アースウィッチ
パワー1000→2000
「さらに、土の精霊のパワーを1000上昇」
土の精霊
パワー2000→3000
「さらに、剥ぎ取りチャンスの②の効果を発動。アースウィッチは3コスト。よって2000ダメージを3回受ける」
アースウィッチ
パワー2000→2000
アースウィッチ
パワー2000→2000
アースウィッチ
パワー2000→2000
「3回ダメージ効果が発動したため、私は3枚ドロー」
有栖川さん
手札0→3
「3枚ドローしたことによって、③の効果を発動。このターン使用可能なエネを1増やしますわ」
有栖川さん
使用可能エネ0→1
「1エネを使って『土の小妖精』を召喚。召喚時効果で自身を手札に戻して土の精霊のパワーを1000上昇させます」
土の精霊
パワー3000→4000
「そして、エレガントストーンと土の精霊で直接攻撃! 合計6000ダメージですわ」
私
ライフ19000→13000
……強い、強すぎるよ。激しい攻めに、堅い守り。有栖川さんの本気は、予想以上だ。
でも、私だって!
「私のターン。引いた2枚をエネチャージ。そして、1コストで『魔法の記憶』発動」
魔法の記憶
コスト1 スペル 光
①手札を1枚捨て、山札から2枚カードをドローする
②①の効果で引いたスペルのコストを全てー1する
③ターン終了時①の効果で手札に加えたカードがある場合、全て墓地へ送る
「魔法の記憶は、1枚捨てて2枚ドローするカード。だけど今の私は手札が0枚だから、カードを捨てずにドローだけするよ」
私
手札0→2
使用可能
エネ5→4
「そして、スペルを使用したから魔力の霧の効果発動。土の精霊のパワーを500下げるね」
土の精霊
パワー4000→3500
「ループデッキの恐ろしさ、教えてあげる。……コスト軽減により、2コストで『魔力共鳴』発動」
魔力共鳴
コスト3 光
1枚ドローする
この試合中、スペル発動後1枚ドローする
「効果で1枚ドローするよ。そして、魔力の霧の効果発動。土の精霊のパワーを1000減らすね」
土の精霊
パワー3500→2500
「コスト0で『マナチャージ』を発動。山札から1枚エネゾーンに送るよ。そして、魔力共鳴の効果で1枚ドロー。さらに、魔力の霧の効果を土の精霊に与えるね」
最大エネ
5→6
手札
2→1→2
残りエネ
2→2
土の精霊
パワー2500→2000
マナチャージ
コスト1 光
山札から1枚エネルギーに送る。この試合中スペル使用回数5回以上の時追加でもう一枚をエネルギーに送る。このカードの効果で増やしたエネルギーはこのターン使用不可能
「続けて、0コストで『極限瞑想』を発動」
極限瞑想
コスト0 光 スペル
手札を全て墓地へ送り、このターンのみ使用可能なエネを3精製する。
「極限瞑想は、手札を全て失う代わりに一時的なエネを獲得するカード。これで、このターン使用可能なエネルギーが5になったよ」
使用可能エネ
2→5
手札
2→0
「魔力共鳴の効果で1枚ドロー。さらに、魔力の霧の効果発動」
手札
0→1
土の精霊
パワー2000→1500
「1コストでマジックドロー発動。山札から1枚引くよ」
手札
1→0→1
使用可能エネ
5→4
マジックドロー
コスト1 光
山札から1枚引く
「魔力共鳴と魔力の霧の効果発動。山札から1枚引き、土の精霊のパワーをー500する」
手札
1→2
土の精霊
パワー1500→1000
「マジックゴーレムで土の精霊に攻撃。撃破だよ」
マジックゴーレム
パワー3000→3000
土の精霊
パワー1000→0
「そして再び『マナチャージ』を発動。山札から1枚エネゾーンに。そして、スペル発動回数が5以上だから追加でもう一枚山札をエネゾーンへ」
使用可能エネ
4→3
最大エネ
6→8
「魔力共鳴と魔力の霧の効果発動。山札から1枚引いて、アースウィッチのパワーをー500」
手札
2→1→2
アースウィッチ
パワー2000→1500
「最後に、3コストで『防御態勢』を発動」
防御態勢
コスト3 スペル 地
①スペル発動数4回以上の時、自身のライフを3000プラスする
②次のターン自身が5000以上のダメージを受ける時、1度だけそのダメージを5000に抑える
③ガードゴーレムを1体デッキ外から特殊召喚する。自身が後攻かつスペル発動数が4回以上の時、追加でもう1体召喚する
ガードゴーレム
コスト3 パワー1000 被ダメージー1000
ガード 地
このモンスターは、複数を対象にするスペルやモンスターの効果を受けない
「防御態勢は、次のターンを凌ぐのに特化したスペル。まずは私のライフを3000プラスするよ」
ライフ
13000→16000
「そして、ガードゴーレムをデッキ外から特殊召喚。条件を満たしているから2体召喚だよ」
私の場
魔力の霧
マジックゴーレム
パワー3000 被ダメージー1000
ガードゴーレム×2
パワー1000 被ダメージー1000
「さらに、次のターン被ダメージをー1000して、5000以上のダメージを半減」
「……随分とやりたい放題ですわね」
「まあね。……スペルを使用したから、魔力共鳴と魔力の霧の効果発動。山札から1枚引いて、エレガントストーンのパワーをー1000。これでターン終了」
手札
2→1→2
エレガントストーン
パワー2000→1000
私
ライフ16000
手札2
エネ8
スペル発動数7
魔力の霧
マジックゴーレム
パワー3000 被ダメージー1000
ガードゴーレム×2
パワー1000 被ダメージー1000
有栖川さん
ライフ20000
手札3
エネ3
エレガント・ストーン
パワー1000 被ダメージー3000
アースウィッチ
パワー1500 被ダメージー2000
「随分とお強くなりましたのね。なかなかの動きでしたわ」
有栖川さんは、そう言って微笑んだ。
「雨宮君との戦いがあったからだよ。彼と戦っていると、色々と成長出来るの。彼のカードへの熱意が私を刺激して、私の潜在能力を引き上げるんだ」
私は、そう言って微笑んだ。
「それは素晴らしいですわ……ですが、その程度の力で私に勝てると思われては困りますわ! 私のターン! 引いた2枚のカードをエネにチャージします」
有栖川さん
エネ3→5
有栖川さんは、余裕そうな笑みを見せながらカードを動かす。