【青学三次】それいけ!青資秘密学園!   作:土井中32

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A,金にならなくなるまで

どうせなら徹底的にやろうぜ!!
そんな話。




Q,ヨー◯ター、教えてくれ。俺たちはいつまで走り続ければいい?(by青学生)

 

 

 

青資秘密学園は色彩を、最終編を乗り越えあまねく奇跡の始発点へと到達した。

破滅の未来を乗り越えたことに安堵し、これでようやく自分たちの青春を始められる、などと彼女たちはのんきに考えていた。

 

 

「ヤバいの何とかなったし、これでお役御免だね。

じゃあ私たち引き籠るから、後はご勝手にー」

 

『そ れ で 済 む わ け な い だ ろ う が』

 

 

…秒も持たずにその考えは粉砕されたが。

各校に派遣されていたスパイたちの大多数は撤収、よほどの事情があるもの以外はいなくなり、さぞや健全な運営ができるようになっただろう、などと考えていたのは青学だけであった。

 

キヴォトスにおいて、優秀な生徒というのは大抵一癖も二癖もあるものである。

一長一短、帯に短したすきに長し。そんな連中をどうにかこうにか上手く動かして何とか回している、というのが学園の状況、これは3大校と言われる大学園すら例外ではない。

 

一方、青学スパイはというと能力は各校上位に敵わないものの一定以上の能力を持ち。

性格に難があるものは少なく、回された仕事はきちんとこなす。

その上周囲への気配りによってトラブルを抑止、人間関係の潤滑剤を買って出てくれることで全体の能率向上にすら寄与してくれる。

 

Q,そんな人材が多数いなくなりました。今まで通り学園を運営できますか?

 

A,できるわけないだろボケが!!

 

折しも対色彩というキヴォトス存亡をかけた戦いを終えたばかり、これから復興をという時期にそんなことをされて他の学園がスパイガイナクナッターヤッターなどと喜ぶわけもない。

 

スパイか、洗脳されて連れ去られたのか、そんなことはもはや問題ではなく。

各校の存亡に関わりかねないほどの人材の流出に、青学以外の学校はなりふり構わず連名で青学へ生徒の返還を要求。

今のところ連邦生徒会直属組織、シャーレが仲裁に入ることで全面的な学園間戦争には至っていないものの。

各校の対青学過激派(主に大切なお友達を奪われた、と主張する連中)と、青学生でありながらキレればゲヘナ生より手に負えないと言われる青学分校生の間で小競り合いが起きており。

色彩戦から間を置かず、新たな戦争が起きるのは時間の問題と思われた。

 

もっとも、新たなキヴォトスの危機は全く別方向からやってきたが。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

デカグラマトン。

 

元はとある自販機の釣り銭計算用人工知能でしかなかったもの。

しかし長い年月をかけた自問自答の末、自我を獲得したそれは自らを”神”と自称しキヴォトスへと挑戦してきた。が、先生と生徒たちの前に敗北。

神足りえなかった身を嘆き、自爆して湖の底へと消えた。

 

 

そのはずだった。

 

 

密かに仲間である預言者たちに回収されていたデカグラマトンは北の海にて戦力を整え、再びキヴォトスへと挑んできたのだ。

 

北の海での異変をいち早く察知したミレニアムサイエンススクールの特異現象捜査部部長、自称超天才清楚系病弱美少女ハッカーの明星 ヒマリは自身を含む即応可能な生徒たちを招集しこれに対応。

連邦捜査部顧問、シャーレの先生を指揮官とした有力な戦力による敵地侵攻作戦を発動した。

 

紆余曲折の果て、デカグラマトン側の主戦力である予言者たちの大半を撃破した先生たち。

しかし予言者たちとの戦闘によって時間を稼がれ、最後のデカグラマトンの預言者であるNo.10、マルクトの起動が目前に迫ってしまう。

更にマルクトを姉と慕う3体のアンドロイド、アイン・ソフ・オウルは倒された予言者たちのパーツを継ぎ接ぎして作った新たな予言者、No.11ダアトを投入。

圧倒的な巨体と火力を持つダアトの前に、いかに超人じみた力を持つとはいえ歩兵でしかない生徒たちではなすすべがないか、と思われた。

 

しかしミレニアム会長 調月 リオはこんなこともあろうかと、と用意していたネオアバンギャルド君を投入。

更にその場に集中していたエネルギーを利用することでネオアバンギャルド君を巨大化させ、ダアトに勝るとも劣らない巨大兵器を用意して見せた。

途中危ない場面はあったものの、ネオアバンギャルド君を操縦していた花岡 ユズの奮闘もあり見事ダアトを撃破。

敵戦力は壊滅、したかに見えた。

 

 

『アイン・ソフ・オウル。よく頑張りました。

後はこの姉に任せなさい』

 

 

No.10マルクト、起動。

その戦闘力は圧倒的で、ダアトとの戦闘でボロボロだったとはいえ未だ巨大化中だったネオアバンギャルド君を一蹴してしまう。

パイロットの危険を察知し、遠隔で脱出装置を起動するリオ。

 

”聖典”通りなら、ユズは無事に脱出できるはずだった。

しかし、全てが台本通りに動くように、世界はできていない。

 

「…脱出装置が、作動しない!?」

 

原作よりもダメージが嵩んだのか、はたまたリモコン側の故障か。

一つだけ確かなのは、このままでは一人の少女の命が失われる、ということだけ。

 

「ユズ、なんでもいいからとにかく逃げて!!」

「足を動かして、とにかく避けて!?」

 

仲間の悲鳴じみた声に何とかネオアバンギャルド君を動かそうとするユズ、しかし。

 

「!?あいつ、まだ!」

「あんなにズタボロなのにまだ動くの!?」

 

その足を掴んで離さない、巨体一つ。

もはや立ち上がる力すらないダアト、しかしその質量はいまだ健在。

そんな超級の重しを引き摺ってでは、避けられるものも避けられない。

 

ネオアバンギャルド君の腕が、足が飛ぶ。

 

「アリスが行きます!アリスなら飛んでコクピットに取り付いて」

「あんな攻撃の嵐の中を飛んでいくつもり!?危険すぎるわ!」

「でも、このままじゃユズが!!」

 

飛び出そうとするアリスを、しかし止めざるを得ない仲間たち。

どの道もう、間に合わない。

 

ダアトが最後の力を振り絞り、顎を開く。

マルクトの放った独立攻撃端末が、コクピットをロックオンする。

 

 

 

 

 

(…ああ、もう、だめかな)

 

 

 

 

 

度重なる衝撃で朦朧とする意識の中、ひび割れたモニターに映るそれをぼんやりと見つめるユズ。

 

(アリスちゃん…モモイ、ミドリ…ケイちゃん…ヒマリ先輩…リオ会長…トキちゃん…エイミさん…先生)

 

ユズの脳裏をよぎる、大切な人たちの顔、そして。

 

(ロボっち…)

 

アトラ・ハシース以来、ネットでの接触すらできていない、名前も顔も知らずとも大切な友達。

…いや、恐らくはあの時、あの優しくも強い熱を秘めた言葉で背中を押してくれた、あの人。

 

 

(結局、私の作ったゲームを褒めてくれたこと…)

 

 

ダアトの口の中が、光り輝く。

 

 

「ありがとうって、言えなかったなぁ…」

 

 

独立攻撃端末に、光がともり――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なら、生きて自分で伝えなよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――撃ち出される寸前、何かに貫かれた。

 

「!?何が…!」

 

驚きながらも端末を破壊した攻撃の射点を、上を見るマルクト。

しかし、最強の予言者たる彼女の動体視力すら振り切って。

 

 

 

『いっけー!!必殺のォ、ハイパーミステリー斬りだぁァァァァァ!!』

落ちろよォォォォォォッ!!

 

 

 

唐竹に落ちてきた剣が、ダアトを叩き割った。

 

 

゛あれは…゛

 

突如として現れた巨人。

先生も、アリスも、ケイも、モモイとミドリも、ヒマリも、リオも。

アトラ・ハシース攻略戦に参加した者たちは皆、それに既視感を持った。

だが、違う。

それが、あの時の巨人よりも大きな力を秘めていることを、誰もが感じていた。

 

そして、ユズも。

 

「白い、騎士…?」

 

そこに彼女であることを示すものなど、何一つないというのに。

モニターに映るその金属質な背中に、ユズは彼女の面影を見た。

 

「…ロボっち…?」

 

くすみ一つない、純白の鎧を着こみ。

各部の関節から吐き出された排気が、陽炎としてその姿に幻想さを持たせる。

左手には女性の顔のレリーフが刻まれた盾を持ち。

右手に持った剣は、たった今強力な一撃を見舞ったばかりだというのに、刃こぼれ一つない。

一対の赤い目は光り輝き、敵対者を睨みつけ。

白い外翼と、その下に生えた薄い緑翅を全開に伸ばして空中に静止し。

 

それは、ネオアバンギャルド君を守るように、マルクトの前に立ち塞がっていた。

 

 

『ユズ、無事かい?』

 

 

ネオアバンギャルド君のコクピット内。

辛うじて生きていた無線機のスピーカーから聞こえてきた声は、あの時。

アトラ・ハシースの多次元バリアを破った、ロボットのパイロットのもので。

そしてアリスとケイにまつわる問題で迷いの中にいた自分の背中を押してくれた、あの力強くも優しい声だった。

 

「ロボっち!」

『ありゃ、バレてたか。まあいいか、もう隠す必要もないだろ』

 

そう言って軽く笑った彼女は、しかしすぐに真面目な声色に戻り。

 

『ユズ、動けるならすぐに脱出を。時間はこっちで稼ぐ。

調月会長、マルクトはこっちで抑える。ユズの回収よろしく』

「あ、わ、分かったわ!ユズ、今から言う通りの手順で脱出装置を起動させて!」

「は、はい!」

 

後ろのやり取りを聞き流しながら、巨人は、それを操縦するロボ部部長はマルクトへと目を向ける。

 

「…何者ですか」

『サー〇イン。と、名乗ったところでわかりゃせんか。

そうだな…女王陛下のナイトを、気取らせてもらおうか』

 

…後ろで何かが致命的に壊れた音がしたが、マルクトもロボ部部長も全く気にしなかった。

 

『まあ今の返しはともかく、察しはついてんだろ?』

「どういうつもりですか、青学とは不干渉条約を結んでいたはずです…!」

 

マルクトのその言葉にヒマリやリオ等が驚愕するが、ロボ部部長がそれを気にすることはない。

 

『色彩との戦いを乗り越えた後でもあの約束は有効だ、それは間違いない。

だがな、お前たちがもたらすものがキヴォトスの破滅だというなら話は別だ』

「この世界において誰よりも救いを欲していたのはあなたたちでしょう?

我なら、私たちなら救えます。このキヴォトスを、あなたたちも!!」

『じゃあ救世主の先達として、1つ教授してやろう』

 

『相手の話も聞かず押しつける善意は、救いとは言わねぇのよ…!』

 

その言葉と共に。

剣を構えた純白の騎士が、マルクトへと突撃する。

 

『マルクト及びデカグラマトンを紛争幇助者と認定。

サー〇イン、ロボ部部長、これより目標を駆逐する!!』

『結局最後までネタまみれかこの女郎!!』

 

青学AIのツッコミに答えるものは、いなかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

○ サー〇イン

 

ミステリーバトラー開発計画の一環で建造された機体。

 

最終編を乗り越えたことでとうとう各委員会からの突き上げを躱しきれなくなり、七武は聖典への影響を建前に止めていたいくつかの事業・計画を承認せざるを得なくなった。

ミステリーバトラー開発計画もその一つで、自治区開発委員会から青学保護区に生息する主個体への対抗装備として以前から計画書が提出されていたものである。

 

ロボ部を中心とした機械科系生徒たちによってダン〇インをベースに生産性・整備性・操縦性に重点を置いた量産機が現在開発中であるが、それとは別に「現行技術における最高性能の追求」をコンセプトとして開発されたのがサー〇インである。

 

ひたすらにハイスペックのみを追及して開発されただけあってその性能はデカグラマトンの預言者を一蹴するレベルであり、単機で3大校と戦争が可能、とロボ部部員に言わしめるほど。

反面その操縦難度も最高レベルであり、ロボの操縦に慣れたロボ部部員でも歩かせるだけで一苦労な有様。

戦闘機動となれば部長にしかできず、実質彼女の専用機と化している。

整備性も最悪で、1回の出撃ごとにオーバーホールが必要なため、「気軽に乗り回せないのが唯一の難点」とはロボ部部長の言葉である。

 

武装は神秘技術を導入して格段に強度と切れ味が上がった実体剣。

また新たに盾が追加された。この盾はアビドスへの留学生派遣(なお留学させられる生徒は引き渡されるまで何も知らなかった。誰か、は言うまでもない)の見返りとして解析されたアイアンホルスのデータが活用されており、サー〇インに搭載されている最新型のミステリーコンバーターの出力と相まって都市破壊級の攻撃すら計算上は防ぎきれる。

その他に射撃武装としてレールガンが搭載された。

腰裏にマウントされた、オーソドックスなライフル形状のこの装備は出力の調整が可能となっており。

自壊覚悟のオーバーチャージで放てば「サテライ○キャノンとタメを張れる」らしい。

なお原作準拠のオー○ショットならぬミステリーショットが搭載されなかったのは、どうやっても威力と破壊範囲が戦術核クラス以下にならなかったからであり。

さすがにそんなものを標準装備する許可は下りなかったからである。

 

「そんなとこまで原作再現するんじゃない!!」by七武

 

キヴォトスでも1、2を争う超兵器として完成したが、あまりに過剰過ぎる威力の武装群や超絶的な操縦難易度の高さの他に、F-22 ラプターを鼻で笑うレベルの開発・運用費から出撃の許可が出る可能性は極めて低い。

 

…はずであった。

 

 

◯ ロボ部部長

 

V〇Bによる弾道軌道でカッ飛んできた。タイミングは完全に偶然。

作中では一見冷静に見えるが、よりにもよって七武から全力戦闘の許可が出てるため、最高にハイな状態で我が世の春を謳歌しちゃっているロボキチの極み。

この後鋼鉄大陸を叩き割る勢いで大暴れした。

…4分の1ぐらい本当に叩き割った。マルクト姉妹にとってトラウマの権化。見ただけで泣く。

 

なお、自分がキチガイであるという自覚があり、そんな自分を愛する者など現れないだろうと考えているあたり、やっぱりこいつも青学生である。

 

 

○ 花岡 ユズ

 

ロボ部部長の被害者。

TSCを褒められたことで1回焼かれているのに、まさかの追い脳焼きを食らってしまった可哀想な女の子。

自分の感情が憧憬なのか恋なのかすら分からず悩んでいたところに命を救われた上、自分の騎士を名乗るという特大の一撃を食らってしまった。

しかも最悪なことに、これだけやっておきながらロボ部部長にユズへの恋愛感情は皆無である。

彼女の明日はどっちだ。

 

 

○ ゲーム開発部

 

あまりに完璧な絵とシチュエーションを見せつけられたせいでしばらく部活動に影響が出た。なんてことしてくれたんだあの女郎。

それはそれとして大切な部長の脳をこんがり焼いてくれた落とし前は必ずつけさせる予定。

 

 

○ 調月 リオ

 

ロボ部部長の被害者その2。

ダン◯インに対抗するためにアバンギャルド君を作り続け、ついにネオまで至ったというのに。

それを歯牙にもかけないバケモノをあっさりお出しされて彼女の脳は丸焦げである。

もはや意地でアバンギャルド君を改良し続けるだろう。

 

「次はドリルを増やしましょう。10本ぐらいに」

 

おい馬鹿やめろ。それじゃ天才とバカは紙一重というか完全に向こう岸になってしまうぞ。

 

 

○ アバンギャルド君

 

めちゃめちゃ頑張ったのに一瞬で話題を搔っ攫われた可哀想な子。

しかも次はさらなるゲテモノになることが決まってしまった。

泣くことができたらきっと号泣している。

胸を張れ、アバンギャルド君。君はユズを守り切ったのだから。

 

 

◯ 明星 ヒマリ

 

デカグラマトン編終了後、ロボ部部長との交渉によりマルクト姉妹の身柄は(本人たちの希望もあり)ミレニアム側で受け入れることができたものの、残された鋼鉄大陸の所有・調査は青学側が独占することを認めさせられてしまった。

その際、精鋭だがただの一生徒だと思っていたロボ部部長が自分とリオが警戒していたダン◯インの開発者であり、自分と交渉ができるほどに頭と口が回ることを知り、そんな人材を一部活の部長程度に置いておける青学の層の厚さに驚愕した。

…だからって対抗するために思いついたのがユズを全面バックアップしてのハニトラってのはどうなのよ、ヒマリおばあちゃん。

 

 

◯ 和泉元 エイミ

 

ハニトラは青学の専売特許だし、ユズの焼け具合的にむしろダブルスパイやっちゃうのでは?と思っているが、それはそれとしてユズを応援してやりたい気持ちもあるので黙っている。

おばあちゃん、その策はこの間試したでしょ。

 

 

◯ 飛鳥馬 トキ

 

完璧なまでにカッコいいシーンを見れなかったことを地団駄踏んで悔しがったネルにマウント取って煽ったら、模擬戦と称してボコられた。解せぬ。

 

 

○ マルクト

 

「こっちの3、4倍はデカいくせにレーダーロックすらスピードだけで振り切るし、一切減速なしで180度連続方向転換するし、鋼鉄大陸を気軽に叩き割る剣をブンブン振り回してくるし、遮蔽物に隠れたらレールガンでそれごとぶち抜きに来るし、苦労して攻撃当てたら分身だったり無傷で爆炎を割いて突っ込んでくるしで凄い怖かった。

二度と戦いたくない」

 

…デカグラマトンに乗っ取られた際、サー〇インへの攻撃が苛烈だった理由は定かではない。

 

 

○ アイン・ソフ・オウル

 

「お姉さまをボコボコにした絶対許せないヤツ。

それはそれとして二度と会いたくない」

 

 

○デカグラマトン

 

ぽっと出のモブキャラ()に鋼鉄大陸を半壊させられた挙句、満を持して出撃したら――

 

「神という全能者を気取り世界を救えると豪語しながら、救う相手は気分で選ぶか。

○ツの穴のちっさい奴だ、器が知れんぞ」

 

――と盛大に煽られた。なんだかんだで結局先生と生徒たちにまた負けた。

現在はキヴォトス某所の自販機として潜伏中、リベンジの策を練っている。

次は必ず勝つ。それはそれとして全てをご破算にしてくれたあの煽り女はいつか必ず泣かす。

…最近の悩みは、同類のようで違う公衆電話からの勧誘がしつこいこと。

 

 

○ 七武

 

スパイを回収したためにデカグラマトン編のスタートに気づくのが遅れた。

しかも予言者たちとの交流で青学産技術が多数渡っていることから先生側の不利が予想され、なのに他校との睨み合いのせいで主力部隊が動かせないという自縄自縛に陥っていた(自業自得と言われればそれまでなのだが)。

苦肉の策としてワンマンアーミー級戦力と若干名の元ミレニアムスパイを送り込んで援護することに決定。選定リスト(ランカーの名前が並んでる時点でお察し)の中でも比較的マシなロボ部部長を先行として送り出した。

…事後報告で頭を抱える羽目になったが。マジでどうしようこれ(鋼鉄大陸)。

 

 






聖典の更新が出来たか否かはあえてぼかす方向で。
まあどっちに転んでも青学は今までのツケを払うことになるでしょうが。

Q,どうして私がアビドスに留学することになってるんですか!?
青学生は姉妹の絆で結ばれてるんじゃなかったんですか!!

A,お前がいきなり連絡絶ったから、アビドス組がカチコミかけようとしてたんだよ!
なし崩しでキヴォトス大戦に発展したらどーする!?
いっぺんちゃんと話してこい!!

なお、アイアンホルスの解析なんていう交換条件が付いたのは、無償で留学させようとしたら銃を向けられるレベルで怪しまれたからである。


○ 最低の解決方法(IF)

ロボ部部長「デカグラマトン、お前がいかに神と嘯こうとAIである限り、このプログラムに勝つことはできない!」
デカグラマトン「面白い、人の作ったプログラム程度、1ピコ秒もかからず攻略して見せるわ!」
ロボ部部長「喰らえ対AI最終兵器、ウイルスプログラム『爆発パッチ』!!」
デカグラマトン「バカめ、ウイルスごときで我は倒せん!逆にその経路をたどってそのロボットを乗っ取って――」



『プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。コギ○ル。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ。プル○ギ』



デカグラマトン「????????????」

デカグラマトン は こんらん している!

ロボ部部長「隙あり」メキョッ


最低、というか最悪の解決方法。
不条理系ギャグマンガ詰め合わせを強制的にダウンロードさせる、というもの。
恐らくシンギュラリティに達していようと人間の感情について理解できていなければ延々と訳のわからないデータをぶつけられ続けるため、真面目なAIであればあるほどその意味を理解しようと真剣に考えこみすぎてフリーズする。
逆に感情を理解できるほど人間に近いAIなら視界に常にギャグマンガが映り込んでいるようなもので、非常に鬱陶しい。
どっちに転んでも思考リソースに多大な負荷がかかるため、AIが圧倒的不利になるのは避けられない。
テスト相手としてこれを食らったビナーは丸3日フリーズし、強制リセットを何度も繰り返してウイルスパージが終わるまで行動不能となった。

なお、青学に所属するとあるアンドロイドが誤ってこれを起動してしまったが、

「全く意味が分からないのに、とにかく笑いが止まらない」

程度で済んだらしい。



とりあえずロボ部部長のお話は打ち止めです。
後二人ぐらいネタがあるんですが、このままだと掲示板要素がないんだよな…。
どうすっか…。

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