新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2 作:ゆーじ(女神候補生推し)
G.C.2021年5月30日 日曜日。
ゴッデスファイト決勝トーナメント。
準決勝前の休憩時間。
ノワールは控室のベッドでうなされていた。
「うぅ……」
やっぱりラステイションは初代様だよなー
あの頃は楽しかったよなソフトも安くて多いし
二代目様までは良かったんだけどね
三代目はなにやってるのさ
値段が高いんだよ三代目!
転売対策が全然出来てねーんだよ。使えねぇな三代目。
売り上げが落ちてるぞ三代目!!
もう本部からラステイションのソフトは出さん! 自分達で何とかしろ!
U.N.Iは打ち切りだ。これからはゲームはスマホの時代だ。妹より自分の身を心配したらどうだ?
「うるさいっっっ!!! 私だって必死にっ!!!」
声を上げて目を開けるノワール。
目の前には心配そうな顔をしているラステイション教祖の神宮寺ケイがいた。
「大丈夫かい? ノワール」
ケイが心配そうに水の入ったコップを差し出すと、「ありがとう」と言ってノワールはそれを一気に飲み干す。
「つうっ……」
苦しそうな表情になるノワール。
「痛むのかい?」
ケイが尋ねると、「ケイ、鎮痛剤を……」とノワールが苦しそうに言う。
「……ノワール、棄権しよう。何回鎮痛剤を打ったと思うんだい?」
ケイが心配そうな表情で注射を取り出すと、「足りないなら至急で取り寄せて。私は必ず勝つわ」とノワールが歯を食いしばって言う。
「わかったよ。もう少しだけ様子を見よう」
ケイはそう言ってノワールの腕に鎮痛剤を注射する。
「腹部の紋章も大分濃くなっている。危険だよノワール」
ケイがそう言ってノワールの腹部を見るとカオス化の紋章がくっきりと浮かび上がっていた。
「ジュウ=ヤクのエロオヤジが何でこんな力を私に入れたのか知らないけど、今は使わせて貰うわ」
ノワールが苦々しい言うと、「それも僕の方で調べているけど、なかなか尻尾が掴めない」とケイが答える。
「いいわよ、理由なんて。ネプテューヌやプルルートと違って私はこの力をコントロールしているわ。これさえあれば意志を保ったままS-MAXの長時間使用も可能だわ」
ノワールが自信満々に言うと、「その考え方は危険だよ。現に鎮痛剤を何本打ったと思うんだい?」とケイが答える。
「いいのよ、それぐらい。このゴッデスファイトで勝たなきゃ一生ユニは帰って来ない気がするの。あの女に騙されたまま」
ノワールがそう言うと腹部の紋章が青黒い気を放つ。
「ノワール……それは誤解だと何度も言っているじゃ……」
ケイがそこまで言うと、「じゃあ、何でユニは帰ってこないのよ!!」とノワールが激高する。
「ああっ!! わかってる! わかってるけど自分じゃ抑えられないの!! 助けてケイっ!!」
ノワールはそう言うと頭を抱えてしまう。
腹部の紋章からは更に怪しい気を放っている。
「ノワール!!」
思わずケイはノワールを抱きしめる。
「ああ……ありがとうケイ。あなただけよ……私を分かってくれるのは……」
安心した表情でケイを抱き返すノワール。
(分かってあげられても、どうにも出来ない……このままではノワールが壊れてしまう。僕はどうしたらいいんだ)
真剣な顔で苦悩するケイだった。