新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2 作:ゆーじ(女神候補生推し)
G.C.2021年5月30日 日曜日。
ゴッデスファイト決勝トーナメント。
準決勝前の休憩時間。
ブランもまた控室のベッドでうなされていた。
「うぅ……」
なんとかラステイションに追い付いたけど、文子様には遠く及ばないな
ハードの性能不足だよ。ラステイションやリーンボックスのゲームの方が画質や音質がダンチだね
威勢が良かったのは最初だけかよ? Uなんか全然売れてねーじゃん
ルウィーは子供向けだよねー、マーリョしかない感じ?
ホワイトハート。いつになったら昔のような隆盛を取り戻せるんだ?
ワシ等の頃はルウィー、一色だったぞ?
ルウィーの携帯ゲームは終わりだ。これからはソーシャルゲームの時代だし、ルウィーは据え置き機兼携帯機一本だ。妹達にもよく説明しておけよ。
「うるせええええええええええ!! わたしだってなぁ!」
目を開けるブラン。
目の前には心配そうな表情で見ている、ルウィーの教祖の西沢ミナが居た。
「ブラン様……お加減が悪いようですが。やはり棄権した方がよろしいのでは?」
ミナが控えめに言うが、「何度も言わせないで。わたしは優勝するわ」とブランが言う。
「つうっ……」
苦しそうに体を九の字折るブラン。
「ミナ……治癒魔法をお願い……」
ブランが苦しそうにミナに言うと、「わかりました。失礼します」とミナが癒しの魔法をブランにかける。
「こんな時、ロム様が居れば……」
ミナがそう呟くと、「あの子達の事は言わないでちょうだい」とブランが不機嫌そうに言う。
「しかし……」
ミナの呟きに、「あんな子に騙されているようじゃ、まだまだ二流よ」とブランが冷たい声で言う。
「ブラン様それは誤解だと……」
ミナがそこまで言いかけると、「わかってるんだよ! だが、気持ちが抑えられねぇんだ!!」とブランが苦しそうに胸元に手を置く。
そこにはカオス化の紋章がくっきり映っていた。
「ブラン様、やはりカオス化をシスティーナの皆様に相談しましょう」
ミナの提案に、「弱みを見せろっていうのか!!」とブランが激高する。
「違います! ブラン様の一大事はルウィー、ひいてはゲイムギョウ界全土に関わります!」
ミナが必死に言うが、「断る……今はあの子……ネプギアだけには頼りたくない……」と苦しそうに言う。
「ああ……こんな時、文子様がおられれば……」
苦しそうなブランを目の前に切なそうに呟くミナ。
***
ノワールとブランの様子を遠くで見ている者が居た。
イクスとニャルラトホテプとロキだ。
「お、完全にカオス化してるねー」
楽しそうに言うイクスに、「誰かさんのカオスエナジーだから、ネプギアに対する恨みが凄いね」とニャルラトホテプが楽しそうに言うと、ニャルラトホテプに黒い弾が飛んで来る。
「おっと、危ないじゃないか? イクス。何が不服なんだい?」
ニャルラトホテプが笑顔で言うと、「ふん! 口には気を付けな、ニャルラトホテプの旦那」とイクスが不機嫌そうに言う。
「ふん、騙していたつもりが騙されて不意打ち喰らってお陀仏とは間抜けな死に方だな」
ロキが鼻を【フン】と鳴らしながら笑うと、「テメェ等……どこでそれを」とイクスが不機嫌そうに言う。
「調べれば簡単に分かることさ、そのツギハギはその時の傷かな?」
ニャルラトホテプが楽しそうに言うと、「確かに油断ならない女みたいだな、ネプギアは」とロキも楽しそうに言う。
「ちっ……余計な知恵を付けやがって……」
イクスが不機嫌そうに言うと、「まぁ、今回は油断しないことだね」と言ってニャルラトホテプが姿を消して、「二度も同じヘマ踏むなよ」とロキも姿を消す。
「くそっ……嫌なこと思い出させやがって……それもこれもアイツのせいだ、ネプギアめぇ」
イクスは憎しみを込めてネプギアの名前を呼んだ。