新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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106星の輝きから銀河の輝きへ

 G.C.2021年5月30日 日曜日。

 

ゴッデスファイト決勝トーナメント。

 

ネプギア達の控室。

 

 

「ううっ……」

 

 

 かってルウィーの女神候補生であった音子が目を開ける。

 

 

「音子様、気づかれましたか?」

 

 

 同じくかってのルウィーの女神であった蝶子が安堵の声を上げる。

 

 

「そうだ……確かロキに……そうだ! ねーちゃん!」

 

 

 声を上げる音子に対して、蝶子は首を左右に振り、「申し訳ございません。ロキにさらわれました」と心底申し訳なさそうに言う。

 

 

「くそっ! アイツめ!!」

 

 

 怒って起き上がる音子だが、「ダメです。ムコーの魔法がある限り、ロキとカーネフは倒せません!」と蝶子が手と声で音子を止める。

 

 

「でも……! そうだ! スターライトスーパーノヴァの魔導書!!」

 

 

 音子は急いで携帯ゲーム機を操作すると、「よかった……こっちは無事だ」と言って右手に魔導書を呼び出す。

 

 

「おい、ブラン! こいつを強化……」

 

 

 音子がそこまで言うと、「申し訳ございません。ブラン様も敵の手中に落ちてしまいました」と申し訳なさそうに、ルウィーの教祖の西沢ミナが言う。

 

 

「じゃあ、どうするんだよ? どうやってロキや暗黒竜を……」

 

 

 音子はそこまで言うと、さっきとは別の部屋に居ることに気付く。

 

 

「どこだここ?」

 

 

 音子の質問に、「ここは新興国システィーナの女神様達の控室です。最早我々は彼女達に全てを託すほかありません」とミナが言う。

 

 

「じゃあ、誰でもいい! このスターライトスーパーノヴァを強化してくれ!!」

 

 

 音子の言葉にいち早く反応したのがネプギアだ。

 

 

「えっと……具体的にどんな強化をすればいいんですか?」

 

 

 ネプギアの言葉に、「えっと……」と音子は言葉に詰まってしまう。

 

強化するのは必要だが具体的な方法は文子しかしらなかった。

 

 

「私が説明します」

 

 

 そこにミナが助け舟を出す。

 

 

「スターライトスーパーノヴァとは、初代のファイターエムブレムにおいて、暗黒司祭カーネフの使う全ての攻撃を無効する、『ムコー』に対する唯一の対抗手段でした。それが……」

 

 

 ミナがそこまで言うと、「もしかして、破られたんですか?」とネプギアが言う。

 

 

「はい……魔法の天才の文子様ですら対抗策を見出さないまま、さらわれてしまいました」

 

 

 ミナが落ち込んだ声で言うと、「つまり火力とか速度じゃなくて、そのムコーと言う魔法に対抗できるようにするんですね?」とネプギアが言う。

 

 

「出来るでしょうか?」

 

 

 ミナがすがるような声で言うと、「分かりません。だけど、出来る限りのことはします」とネプギアが言う。

 

 

「それじゃ、ダメなんだ、ルウィーがゲイムギョウ界が滅んじゃうんだ!!」

 

 

 音子が必死に言うが、「お前の気持ちは分かるが、ぎあっちも魔法の専門家じゃないんだ」とうずめが言う。

 

 

「はーい! 専門家でーす!」

 

 

 ラムが元気よく左手を上げると、「わたしも少しわかるよ(もじもじ)」とロムも小さく右手を上げる。

 

 

「私、オーディンさんやゼウスさんにも声かけてくるね」

 

 

 ネプギアがそう言うと部屋を出て行く。

 

 

「その魔導書ちょっと見せてよ」

 

 

 ラムがそう言うと、「お前は?」と音子が少し警戒気味に言う。

 

 

「私は元ルウィーの女神候補生で今はシスティーナの守護女神のラムよ」

 

 

 ラムがそう言うと、「同じく、姉のロムです」とロムが自己紹介をする。

 

 

「そうか、お前等がブランの妹か!」

 

 

 音子はそう言うと、床にスターライトスーパーノヴァの開くと、ロムとラムが真剣に内容を読む。

 

 

「なにこれ! すごーーーい!」

 

 

 ラムが大声を上げると、「凄く複雑な魔法(どきどき)」とロムも興奮する。

 

 

「これのどこがいけないの?」

 

 

 ラムが心底不思議そうに言うと、「わたしもどこが悪いのかわからない?」とロムも首を傾げる。

 

 

「悪くはねーんだ! 未完成でもねぇ。でも、ムコーを破れないんだ」

 

 

 音子の言葉に、「ラムちゃん。この辺のことじゃないかな?」とロムが魔導書の一部を指差すと、「ああ! そういうこと!」とラムが納得する。

 

 

「何かわかったのか!」

 

 

 嬉しそうな音子に対して、「わかったけど、これ以上は合体魔法じゃないと無理よ」とラムが言う。

 

 

「がったいまほう?」

 

 

 首を傾げる音子に、「二人以上が同時に詠唱して発動する魔法のことだよ」とロムが丁寧に説明をする。

 

 

そこにオーディンとゼウスを連れたネプギアが戻って来る。

 

 

「どうかな?」

 

 

 ネプギアが尋ねると、「合体魔法なら何とかなりそうだけど……」とラムが言いかけると、「ロキが関わっていると聞いた。すまんが早急に見せてくれ」とオーディンがいつにもなく真剣な顔で魔導書の側に飛んでいく。

 

 

「おじーちゃん?」

 

 

 いつもと様子が違うオーディンに不思議そうに言うラム。

 

オーディンに続いてゼウスも魔導書を読む。

 

 

「ふむふむふむ……そうか、うむ。良い魔法じゃ、だがこれだけでは足りん。ロキの奴なら、ここの隙を突いて……」

 

 

 オーディンが真剣に悩むと、「このオーディンの、のめり込み具合誰かに似てるわね」とユニが言うと、「機械のこととかになったネプギアお姉さん?」とプラエが首を傾げる。

 

 

「そうだ! 何かネプギアっぽいわ!」

 

 

 ラムが思いついた風に言うと、「うん、ネプギアちゃんっぽい」とロムが言い、「そうだな、集中してる、ぎあっちってこんな感じだよな」とうずめも言う。

 

 

「ここまで集中してるかな私?」

 

 

 ネプギアが首を傾げると、「わかったぞい! 確かにロキの悪知恵があれば、この魔法も簡単に破れるじゃろう」とオーディンがそう言うと、「それで? 何か対策はあるの?」とユニが質問をする。

 

 

「向こうの魔導書が分かれば一番いんじゃが……」

 

 

 ゼウスの言葉に、「ロキのことじゃそう易々とはいくまいて。想像の上の上の更に上の魔法を作るしかあるまい」とオーディンが言う。

 

 

「出来るのかそんなこと?」

 

 

 うずめの言葉に、「出来るが三人から四人の術者が必要じゃろう」とオーディンが言うと、「ダメよ。ゴッデスファイトは2対2じゃないと」とラムが言いかけると、「その心配はない」とエフーシャが部屋に入って来る。

 

 

「エフーシャさん?」

 

 

 首を傾げるネプギアに、「ステマックスとアフィモウジャスとアノネデスの調べで、大体ことは分かっているつもりだ。ルウィーのムコーの魔法に対する手段だな?」とエフーシャが言う。

 

 

「げ……あのオカマも加わってるし……」

 

 

 ユニが心底嫌そうな顔をすると、「でも、その三人ならかなり信頼できる情報だと思うよ」とネプギアが言うが、「そりゃそうなんだけど、心理的にね……」とユニが右手で頭を押さえる。

 

 

「決勝戦は特別なサバイバル戦にする予定だ。何か注文があれば受け付ける」

 

 

 エフーシャの言葉に、「いいんですか?」とネプギアが心配そうに言う。

 

 

「問題ない。上の奴らは一任と言ったし、先にルールを変えたのは向こうだ」

 

 

 エフーシャの言葉に、「少なくとも4人の術者は居る」とゼウスが言うと、「いや、5人じゃ。ロキの奴はそれすら読んでいるだろう」とオーディンが言う。

 

 

「では、6対2ぐらいにすればいいか?」

 

 

 エフーシャが事もなげに言うと、「でも、それって出来るんですか?」とネプギアが言うと、「今のあの二人の力を甘く見ない方が良い。あの三人の調べだけでも前回のネプテューヌとプルルートの数倍以上の力がある。2対2では絶対に勝てん。10対2でも危ないぐらいだ」とエフーシャが言う真剣な声で言う。

 

 

「確かに、前回はネプテューヌさんはある程度自我を保って手加減してくれてたところもあるしね」

 

 

 ユニがそう言うと、「5人も魔法が得意な奴いるか? 言っとくが俺は魔法は回復以外全然ダメだぞ」とうずめが言う。

 

 

「はーい、わたし魔法大得意ー!」

 

 

 ラムが嬉しそうに左手を上げると、「わたしも出来るよ(もじもじ)」とロムが小さく手を上げる。

 

 

「私も少しは使えます」

 

 

 ネプギアがそう言うと、「アタシも得意とは言えないけど、少しなら」とユニが言う。

 

 

「プラエも少しできるよ」

 

 

 プラエが言うと、「意外とアッサリ決まったな」とうずめがポカーンとする。

 

 

「基本的にシスティーナの女神は文武両道だからね」

 

 

 ユニが少しドヤ顔っぽく言うと、「よっしゃ! 五人が魔法使うなら、俺は足止めをする」とうずめが言う。

 

 

「お願いします。うすめさん」

 

 

 ネプギアの言葉に、「任せろ。ぎあっち」とうずめが嬉しそうにサムズアップする。

 

 

「それで、その魔法はいつできる?」

 

 

 エフーシャの言葉に、「3時間……いや、1時間で何とかしよう。出来るなゼウス?」とオーディンが言うと、「女の子の為じゃワシも力を尽くそう」とゼウスが力強く言う。

 

 

「よし、あと30分ぐらいなら何とか伸ばせる。後の30分は試合の時間を伸ばすしかない」

 

 

 エフーシャがそう言うと、「30分も伸ばせるの?」とユニが言うと、「ギリギリだがな」とエフーシャが真剣な声で言う。

 

 

「あと、戦闘中の30分はどうする?」

 

 

 うずめの言葉に、「そっちも、私に任せてくれ」とエフーシャが言う。

 

 

「なにするつもり?」

 

 

 ユニの質問に、「ゲイムギョウ界全土の危機だ。全てを巻き込む」とエフーシャが言う。

 

 

「ところで、その魔法って名前決まってるの?」

 

 

 ラムの言葉に、「元の名前がスターライト・スーパーノヴァなら。これはギャラクシーシャイン・スーパーノヴァじゃ」とオーディンが言う。

 

 

「一人一人は小さな星でも五人合わせれば銀河になるってことですね」

【挿絵表示】

 

 

 

 ネプギアの言葉に、「そう言う事じゃ。やるぞ、ゼウス」とオーディンが言うと、「任せておけ」とゼウスも頷く。

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