新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2 作:ゆーじ(女神候補生推し)
G.C.2021年5月30日 日曜日。
ゴッデスファイト決勝トーナメント前。
「まぁ! そんな羨ましいイベントがあったなんて、一生一度の不覚ですわ!」
「あと数分早く来て居れば、ネプギアちゃんにあんなことやこんなことを!? く、悔しいですわ!」
ベールと神次元のベールが同時に悔しそうにハンカチを噛む。
彼女達が言っているのは数分前にネプギアがシスティーナの仲間達にもみくちゃにされた事だ。
「うわ……二人共、いい大人がそれでガチ泣きってどうなんですか?」
ユニが呆れ顔でそう言うと、「あ、危なかった……もう少し遅かったら、本当にお嫁に行けなくなるところだったよ……」とネプギアが安堵の溜息を吐く。
「あー……生きてる? ネプテューヌ?」
「これは、ミンチより酷いわね」
神次元のノワールと神次元のブランが、ほぼミイラ化したネプテューヌを棒でつつきながら言う。
「へ、ヘルプぅ~~……ぷるるんの性欲がここまで強いと思わなかったんだよ~~」
ネプテューヌが声を絞り出すと、「この状態で喋るのは流石ね」と神次元のノワールが言うと、「ギャグマンガ補正って凄いわね」と神次元のブランがそれに続く。
ちなみにプルルートは満足顔でお昼寝していた。
「すまんが、その辺りは適当に流してくれ。本気で時間がない」
エフーシャが右手で頭を抱えながら言うと、「流したら死んじゃうって……頼むから助けて~」とネプテューヌが懇願する。
「お姉ちゃん、しっかりして。ほら、ジョッキプリンだよ」
ネプギアがどこからか取り出したジョッキに入ったプリンをネプテューヌの口に流し込む。
すると、「みなぎるぅぅぅ!!」と言ってネプテューヌが復活する。
「普通あの状態から復活する? しかも秒で」
「一度解明してみたいわね。ネプテューヌのギャグマンガ補正」
神次元のノワールと神次元のブランが呆れながら言うと、「そろそろ、進めていいか?」とエフーシャ本当に不機嫌そうに言う。
「ご、ごめんなさい! お姉ちゃんがあまりにも心配で」
ネプギアが平謝りすると、「えーと、防衛戦のことですよね?」とユニが言う。
「そうだ。三本の塔を守りつつ、ノワールとブラン及び恐らく出てくるであろう、イクス達を迎撃する」
エフーシャが真面目な顔で言うと、「まず決めるのはチーム分けですよね」とネプギアが答える。
「ああ、統率を取るのは第一条件だ。そして第二の条件にムコーに対して、戦闘中に完成予定のギャラクシーシャイン・スーパーノヴァをぶつけることにより、システィーナの女神は固まっている必要がある」
エフーシャの説明に、「でも、防衛戦ってアレでしょ? いきなり最前線に言って無双して終わりって奴じゃないの? そんでレアアイテムがっぽがっぽでしょ?」とネプテューヌが気楽そうに言うと、「バカを言うな。数人でネクストフォームでカオス化したノワールとブランを倒せるものか。無駄に戦力を消費するだけだ。しかも、下手に刺激して冒頭からムコーを使われたら、こちらは手も足も出ない」とエフーシャが答える。
「結局のところどうしたらいいの?」
ラムの質問に、「まずはチーム分けをして、塔をギリギリのところで防衛するの。それでギャラクシーシャイン・スーパーノヴァが完成してムコーを破り次第可能な限り攻勢に移る。ですよね? エフーシャさん」とネプギアが言う。
「ああ、簡単に言うとそうだ。相変わらず姉と違って賢いな」
エフーシャの言葉に、「えーー!? 面倒くさいなー。そういう縛りプレイはクレームがいっぱい来るって運営さんに伝えておいた方がいいよ?」とネプテューヌが両手を後頭部に当てながら気楽そうに言う。
「まずはチーム分けだ。時間がないから簡単に分けるぞ。うずめとシスティーナの女神は中央の塔。超次元の女神は左の塔。神次元の女神は右の塔。他は中央の塔の左右に位置して遊撃だ。それと、ムコーを破るギャラクシーシャイン・スーパーノヴァを使うにはシスティーナの女神が必須だ。他の者は戦闘不能になっても構わんが、システィーナの女神が一人でも欠けた時点で負けだ」
エフーシャがそう言うと、「なかなか勝利条件が厳しいですわね」とベールが言う。
「大丈夫かな(おろおろ)」
ロムが不安そうに言うと、「プラエも怖い……」とプラエも不安そうに言う。
「最初は耐えるしかないわね。オーディンとゼウスが早く魔法を完成させることが出来ればいいんだけど」
ユニがそう言うと、「でも、完成したての魔法をぶっつけ本番で使えるの? しかも五人の合体魔法って言うじゃない?」と神次元のノワールが心配そうに言うと、「それだけ大規模だと詠唱時間も長いでしょ?」と神次元のブランも心配そうに言う。
「その辺は大丈夫です。私達はアークス【ARCUS】で連携できますから」
ネプギアの説明に、「この次元のラインフォルト社の技術ですわね」と神次元のベールが言う。
「はい、詠唱速度を最善に保ちつつ、呪文に間違いなく詠唱できると思います」
ネプギアの言葉に、「ええ、アークスで連携すれば問題ないわ」とユニが答える。
「問題はその間の防備だな。正直なところ、うずめだけでは足りん」
エフーシャがそう言うと、「そうですわね。可能な限り遊撃隊と左右の塔からも援軍を出す必要がありますわね」とベールが言う。
「移動力の高い、わたくし達やネプテューヌが適任ですわ」
神次元のベールの言葉に、「えー? 忙しいの嫌だなー。出来れば寄生プレイ希望」とネプテューヌが言うと、「バカなこと言わないで。ゲイムギョウ界全ての危機なのよ」と神次元のノワールが言うと、「もう少し危機感を持ってちょうだい」と神次元のブランも言う。
「冗談。冗談だってばー」
ネプテューヌが気楽そうに言うと、「ネプテューヌが言うと冗談に聞こえないんですわ。ノワールもブランも共に超次元を治める女神の仲間。確実に救い出しますわよ」とベールが真剣な顔で言う。
「そうだね。絶対に救わないとね」
ネプテューヌはいつになく真剣な顔でそう言うとベールと力強く握手をした。