新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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115強襲

 G.C.2021年5月30日 日曜日。

 

ゴッデスファイト決勝トーナメント。

 

 

「第1波と第2波は防衛側が見事に迎撃しましたー!」

 

 

 デンゲキコの嬉しそうな実況に、「塔は無傷ですね。これはかなり優勢なのでは?」とファミ通も嬉しそうにイストワールに質問すると、「いえ、本番はここからです。恐らく第3波から、ノワールさんとブランさんが出て来るでしょう。そこからが本当の勝負です。彼女達の圧倒的な強さと多数の軍勢。それをどう防ぎきるか。防衛側の戦略が問われます」とイストワールが真剣な声で答える。

 

 

「なに? この凄く強い感じ……ビリビリする……」

 

 

 ピーシェの言葉に、「奴等が出て来るぞ。気を抜くな」と神次元のマジェコンヌが答える。

 

 

「カオス化したノワールさんとブランさん……どちらか一方だけでも私達が抑えなければ……」

 

 

 キセイジョウ・レイがそう言うと、「ああ。その為に私達が遊撃隊の最高戦力としているのだ」と神次元のマジェコンヌが言う。

 

 

「ぴぃ、凄くワクワクしてきたー!」

 

 

 強敵との戦いに胸を躍らせるピーシェに、「あんまり無理はしないで。みんなと協力して時間を稼げばいいんだから」とキセイジョウ・レイが言うと、「でも、倒しちゃってもいいんだよね?」とピーシェが言うが、「そういうフラグ的な言い方は止めろ。まぁ、そんなフラグは私が折ってみせるがな」と神次元のマジェコンヌが答える。

 

 

「残念だけど、フラグ通りよ。あなた達は私に蹂躙されるの」

 

 

 上空から声がする。

 

 

「誰だ!」

 

 

 マジェコンヌが上を見上げると、カオス化したノワールこと、ネクストブラック・カオスが堂々と腕組みして浮いていた。

 

 

「マジェコンヌにピーシェにキセイジョウ・レイ……神次元のボスが雁首揃えてお出ましとはね」

 

 

 楽しそうに言うノワールに、「でも、所詮は時代遅れの遺物ね。わたしの敵じゃないわ」とノワールが鼻を【フン】と鳴らして言う。

 

 

「そう言うことはこれを受けてから言ってみろぉ! 行くぞお前等!」

 

 

 神次元のマジェコンヌがそう言うと同時に、背中の羽根ビットを展開すると、「倒れて下さい!」とキセイジョウ・レイが赤黒い弾を連射し、「行くよーーーー!! よーい、ドンっ!」とピーシェがノワールに飛び掛かる。

 

 

「意気込みは良いけど、相手の実力を見誤らない方がいいわよ」

 

 

 ノワールはそう言うと、神次元のマジェコンヌのビットの攻撃を避けながらビットを撃墜しつつ、キセイジョウ・レイの弾も全弾回避する。

 

 

「もらったーーー! ぴぃキーーーック!!」

 

 

 ピーシェが元気よく上空からノワールに向けて飛び蹴りをするが、「遅い」とノワールが言うと左手一本でピーシェの蹴りを受け止める。

 

 

「そんな!? ぴぃの必殺のキックが!」

 

 

 驚きの声を上げるピーシェに、「必殺? これが? 笑わせないでよ」とノワールが言ってピーシェを左手一本でキセイジョウ・レイに向けて放り投げる。

 

 

「「きゃーーーー!?」

 

 

 衝突して悲鳴を上げるピーシェとキセイジョウ・レイ。

 

 

「はぁ……つまらない相手ね。予想以下。全然燃えないわ」

 

 

 ノワールは溜息を吐いてそう言うと、つまらなそうに左手で髪をかき上げる。

 

 

「これが本気だと思うなよ!!」

 

 

 神次元のマジェコンヌが残ったビットを全部射出して、両剣を振り回してノワールに向かって行く。

 

 

「ふん、ネプテューヌに嚙みつくことしか能のない三下が……実力の違いも分からないの?」 

 

 

 ノワールはそう言うと、悠々と右手の剣で神次元のマジェコンヌの激しい攻撃を受け止めつつ、ビットも全て破壊する。

 

 

「なんだと!?」

 

 

 驚きの声を上げる神次元のマジェコンヌに、「これが実力の差よ」とノワールが神次元のマジェコンヌの腹に蹴りを入れる。

 

 

「ぐふうっ!?」

 

 

 体をくの字に折って吹き飛ばされた神次元のマジェコンヌが地面に叩きつけられる。

 

 

「そんな……私達が手も足も出ないなんて……」

 

 

 絶望的な顔をするキセイジョウ・レイに、「ダメだよ、ママ。ぴぃ達まだ負けてない!」とピーシェが言うと、「ぴぃが行くから。援護してママ!」とピーシェがノワールにプロセッサユニットのブースターを全開にして接近する。

 

 

「くっ! 当たって!!」

 

 

 赤黒い魔法の誘導弾を大量に発射するキセイジョウ・レイとノワールに向かって突っ込んで行くピーシェ。

 

逃げ道は無いと思われたが、ノワールは微動だにしない。

 

 

「はあああっ!!」

 

 

 ノワールの気合の叫びと共に周囲に激しい衝撃波が起こる。

 

同時にピーシェが衝撃波に吹き飛ばされて、誘導弾も全て破壊されてしまう。

 

 

「もう終わり? 本当に期待外れだわ」

 

 

 心底つまらなそうに言うノワール。

 

 

「予想を遥かに超えている! お前等は下がってネプテューヌ達と合流しろ、私達だけでは倒せん!」

 

 

 神次元のマジェコンヌがそう言うと、「今頃分かったの? でも、ネプテューヌ達が居てもどうにもならないわよ」とノワールが左手で髪をかき上げながら言う。

 

 

「マジェコンヌさんは!?」

 

 

 キセイジョウ・レイがそう言うと、「私はコイツを足止めする! つべこべ言わずに早くしろ!」とマジェコンヌが叫ぶ。

 

 

「行きましょう、ピーシェちゃん」

 

 

 キセイジョウ・レイの言葉に、「ママ? でも、おばさんが……」とピーシェが戸惑う。

 

 

「ネプテューヌさん達が居ないと勝てないわ。お願いママの言う事聞いて!」

 

 

 キセイジョウ・レイの必死の説得に、「うん! 待ってておばさん、ねぷてぬ達と助けにくるからっ!」とピーシェが言うと、キセイジョウ・レイとピーシェがネプテューヌ達の居る左の塔へ後退していく。

 

 

「勝負だーーーー!!」

 

 

 神次元のマジェコンヌがビットを全射出してノワールに向かって行くが、「その顔もう見飽きたわ。インフィニット・スラッシュ!!」とノワール神次元のマジェコンヌを斬り抜けると、無数の斬撃と共に神次元のマジェコンヌが撃破されビットも全て破壊される。

 

 

「ぐあああああ!!?」

 

 

 悲鳴と共に墜落していく神次元のマジェコンヌ。

 

 

「さて……勝負をつけてやろうじゃないの。ネプテューヌ」

 

 

 ノワールはそう言うと楽しそうに笑う。

 

 

***

 

 

 右の塔では神次元の女神達が押し寄せる敵に苦戦を強いられていた。

 

 

「くそっ!! 何なんだアイツ! 攻撃が出来ねぇぞ!」

 

 

 神次元のブランが焦りの声を上げると、「あれがネプギア達の言っていた『ムコー』ね」と神次元のノワールが言うと、「じゃあ。アレが暗黒司祭カーネフと言う事ですわね」と神次元のベールが言う。

 

 

「ヒッヒッヒ……ムコーがある限りワシは無敵じゃ……」

 

 

 金の刺繍が緑色のローブとフードを被って飛竜に乗った狡猾そうな老司祭、カーネフがいやらしい笑みを浮かべる。

 

 

「あのジジイは無視して、塔に近づく敵だけを叩け!」

 

 

 神次元のブランがそう言うと、「それしかないわね。ベール今時間はどれぐらい?」と神次元のノワールが神次元のベールに尋ねると、「始まってから20分程度ですわ」と神次元のベールが答える。

 

 

「最低でも10分は凌がなきゃいけないのね。厳しいわね」

 

 

 神次元のノワールがそう言うと、「遊撃隊は何やってるんだ?」と神次元のブランが言うと、「全員交戦中ですわ。これでも大分数は減っている筈ですわ」と神次元のベールが答える。

 

 

「シャレにならねぇな……10分持つのか?」

 

 

 神次元のブランがそう言うと、「持たせるしかありませんわ!」と神次元のベールが答える。

 

 

 

***

 

 

 

 中央の塔ではネプギア達がカオス化したブランの強襲を受けていた。

 

 

「ブランさん! 目を覚まして下さい!!」

 

 

 必死に訴えるネプギアに、「うるせえよ! ウチの妹を返せ! このスケコマシが!!」とカオス化してイクスに操られているブランが叫ぶ。

 

 

「コケシだかコマシだか知らないけど、目を覚ますのはお姉ちゃんの方よ!! メギンギョルズからのアイスハンマー!!」

 

 

 ラムがそう言って、ネプギアの作ってくれたブランの隙に対して、ブランの背後からアイスハンマーを振り下ろす。

 

アイスハンマーの直撃を受けるブラン。

 

 

「くそっ!! やるじゃねぇか!!」

 

 

 ブランは、1125万のダメージを受けるが、まだ平然としている。

 

 

「簡単にたぶらかされやがって!!」

 

 

 ブランは怒りの形相でラムの方を向くが既にラムの姿は無く、目の前にはネプギアが立ちはだかっていた。

 

スピードの速いラムは一撃離脱で速攻でブランから離れたのだ。

 

 

「あぶらだか、かたぶらだか知らないけど、わたし達は自分の意志でシスティーナに、ネプギアの側に居るのよ! ね! ロムちゃん!」

 

 

 ラムの言葉に、「元に戻ってお姉ちゃん!」とロムも訴える。

 

 

「わたしは正常だ!!」

 

 

 叫ぶブランに対して【ズキューン! ズキューン! ズキューン!】と援護射撃が飛んで来てブランに命中する。

 

 

「気持ちは分かるけど、今は戦いに集中して! 右の塔がムコーで苦戦してるの! アタシ達は早くブランさんを倒さないと!!」

 

 

 ユニがロムとラムにそう言うと、「わたしを倒すだと! 笑わせるな!!」とブランが戦斧を振り上げると、ブランの全身に巨大な鎖が絡まる。

 

 

「みんな! 今だよ!」

 

 

 鎖はプラエがグレイプニルで巨大化させてブランを拘束させたのだ。

 

 

「くそがっ!! 連携が強いっ!?」

 

 

 悔しそうに言うブランに、「ごめんなさい!!」とネプギアがゲハバーンを構え、「お姉ちゃんが正気に戻らないなら、わたしが!!」とラムがアイスカリバーを構えて飛び掛かる、ラムの後ろではロムが魔法の詠唱を始めている。

 

 

「ケーリュケイオン!!」

 

 

 ロムが補助魔法を発動すると、ネプギア達の方全員の素早さ、命中、回避、クリティカル率がアップする。

 

 

「はあああっ!! 紫昂剣・天覇封神剣!!」

 

「ぶった切れ! アイスカリバー!!」

 

 

 ネプギアの激しい連続剣技と、ラムの一撃必殺の剣技がブランに命中して合計で5千万以上のダメージが当たるが、「まだまだぁ!!」とブランがプラエの鎖を引きちぎる。

 

 

「はあああああああ!!」

 

 

 ブランが気合と共に黒紫色の衝撃波を発する。

 

ネプギアは範囲内に居るロムとラムをすぐさま庇う。

 

 

「くうっ!?」

 

 

 苦しそうな表情のネプギア。

 

3654のダメージを受けてHPゲージが三割程減少してしまう。

 

 

「ネプギア! 無理はしないで! ファルコムさんの言葉を思い出して! ブランさんの苦手な距離で地道に行きましょう!!」

 

 

 ユニがそう言うと、「うん、分った」とネプギアが答え、ネプギアはブランと距離を置く。

 

 

「ちっ、やりにくい距離を選びやがる……だが、それだけでわたしを倒せると思うなよ」

 

 

 ブランが憎々し気に言うと、「私達は負けません」とネプギアがゲハバーンを銃剣モードにして構える。

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