新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2 作:ゆーじ(女神候補生推し)
G.C.2021年5月30日 日曜日。
ゴッデスファイト決勝トーナメント。
中央の塔ではネプギア達が圧倒的なタフネスを誇る、カオス化したブランこと、ネクストホワイト・カオスに圧され始めていた。
「おらおらおらぁ!! こんなモンじゃ、わたしは墜ちねぇぞ!!」
ブランが巨大な戦斧を振り回すだけで強烈な衝撃波が前衛のネプギアを襲う。
「くうっ! つ、強い……!?」
防御態勢で凌ぐネプギアだが2645ダメージを受けてHPゲージが三割以下になってしまう。
「マズイわ……右の塔は壊滅寸前、左の塔はカオス化したネプテューヌさんが頑張ってくれているけど時間の問題」
狙撃をしながら焦りの声を上げるユニに、「攻撃はたくさん当ててる筈なのに!」とロムも焦りを隠せない。
「お姉ちゃん、タフ過ぎよ!」
アイスハンマーを左手に構えながら、右手であごの汗を拭うラム。
「どうしようどうしよう……このままじゃプラエ達負けちゃう……」
泣きそうな声を出すプラエ。
「みんなの言う通り、このままじゃ負けちゃう……どこかで無茶をしないと!」
そう思うネプギアの耳に、「ネプギアさん、このままではいけません。ネプギアさん達が勝たないと戦況は好転しません」とイストワールの言葉が聞こえてくる。
「ギアシステムを使います。昂翼と合わせて一気に戦況を打開して下さい」
イストワールの言葉と共に、ネプギアの視界に【Guilty Erase Achievement Rational System】の文字が現れる。
同時にもの凄い戦術予測がネプギアの脳に直接流れ込んで来る。
「みんな! 勝負に出るよ! ギアシステムを使うからアークス【ARCUS】で連携して!!」とネプギアが叫ぶ。
ゲハバーンを大剣モードに変更するとプロセッサユニットのブースターを全開にして接近するネプギア。
「みんな! アークスから来るギアシステム……いえ、ネプギアの指示に従って!!」
ユニがそう言うと、「「「了解!!」」」とロムとラムをプラエが答える。
「来やがったか、ギアシステム! 勝負してやるぜ!! S-MAXホワイトパワー!!」
楽しそうに言うブラン。
ブランのその言葉と共にブランの全身が白く発光する。
「うおおおおおおおお!!」
もの凄いスピードで突進してくるブラン。
(避けられる! あんみつさんとの特訓のお陰だ!)
ネプギアはそう思うと、「見える! この未来を!!」と言い、ギアシステムの予測から最善と思った未来を選び行動する。
紙一重でブランの突進を避けるネプギア。
「意気軒昂っ!! 開けっ! 昂次元!!」
ネプギアが叫ぶと同時にネプギアの背中に光る薄紫色の翼【昂翼】が現れる。
「昂翼天翔!!」
昂翼を広げ回転しながら上昇するネプギア。
「ぐうっ!」
クリティカルヒット2254万のダメージを受けて上空に弾け飛ばされるブラン。
「ぐっ!? あんなギリギリで避けて反撃だと!? ギアシステム、予想上に手強いっ!」
驚きの声を上げるブランに、「ネプギアだけじゃないのよ!!」とスキーズブラズニルことサーフィンラムに乗ったラム高速でがブランの背後から接近する。
「ちっ……!?」
慌てて振り返ろうとするブランだが間に合わない。
「サーフィンラム最大船速!! メギンギョルズからのアイスカリバー、一文字斬りぃぃぃぃ!!」
もの凄いスピードとパワーでブランを斬り抜けるラム。
「ぐおっ!? S-MAXを使ったわたしがパワー負けしているだと!?」
攻撃とスピード特化の全力のラムの攻撃に圧されるブラン。
「があっ!?」
クリティカルヒット3215万の大ダメージを受けて吹き飛ばされてブラン。
「調子に乗るなあああああああああ!!」
怒りの形相でラムに向けて戦斧を振り下ろすブラン。
「計画通りっ! ラムちゃんを守って! ドラウプニル!」
ロムがそう言うと、既に射出済みだったバリアビット【ドラウプニル】がラムを守るように強固なバリアを張る。
ガキーーーーン!!
バリアに弾かれるブランの戦斧。
「くそっ!? なんて硬さだ!」
ブランが驚きの声を上げると同時に、【ズキューン! ズキューン! ズキューン!】と銃声がなる。
「今度はユニかっ!? くっ! なんて精度の高い連携だ! 休む暇がねぇ!!」
カキン! カキン! カキン!
ズキューン! ズキューン! ズキューン!
銃声と反射音と共にブランの四方八方からビームが命中する。
「くそがっ! 跳弾か! 全然読めねぇ!」
ブランが悔しそうに唸ると同時に、「この弾は特別よ!! 内臓破壊弾トロイ!!」とユニが特殊弾を装填して発射する。
「ぐおおお!?」
弾が命中したブランが苦しそうに悶えると、クリティカルヒットで2812万のダメージが当たる。
ジャラララララ!!
今度はブランの耳に鎖の音がする。
「まだあるのか!?」
驚きの声を上げるブラン。
同時に、「グレイプニル!!」とプラエの声がするとブランの体に巨大な鎖が絡まる。
「またこの鎖かっ!! 引きちぎって……ぐうううっ!?」
引きちぎろうとするブランだが度重なる連続攻撃でスタミナを消費し尽くして、すぐには引きちぎれない。
「みんな! 今だよ!!」
プラエの言葉に、ネプギア達四人が一斉に動く。
「行くよ! ロムちゃん!」
「うん! ラムちゃん!」
ラムとロムがそう言うと、「「双子の英雄カストールとポリュデウケースよ! 我らに力を!!!」」と魔法の詠唱を始める。
「「ディオスクーロイ!!」」
ロムとラムが叫ぶともの凄い熱風がブランを襲う。
ディオスクーロイはゼウスから授かった双子の英雄の合体魔法だ。
「行くわよ! ウィークネスバレット・エンプレス!!」
「私を狙ってください!! グラム!!」
ユニが脆弱化弾を撃つと同時に、ネプギアがオーディンから貰ったヘイトを大きく上げる剣のグラムでブランを斬り付ける。
「ぐあああああ!!」
脆弱化弾からの連続攻撃に1億以上のダメージを受けるブラン。
「くっそおおおおおおおおおお!!」
全力で鎖を引きちぎるブラン。
「くそがっ! くそがっ! くそがっ!!」
度重なる連続攻撃とネプギアのグラムによってヘイトを大きく上げられたブランが怒りの声を上げる。
(くっそぉ! ネプギアを狙っても埒が開かないのが分かっていながら、ネプギアしか狙えねぇ……見事なヘイトコントロールじゃねぇか)
ブランは頭で戦況を理解しながらも、ネプギアのヘイトコントロールによりネプギアしか狙えない状況になっていた。
「だったら、正面突破だああああああああああ!!! S-MAXホワイトパワー最大っ!!」
ブランが先程より更に巨大な白い流星になってネプギアに体当たりを仕掛ける。
それに対してネプギアは左手に巨大な銀色の盾を構えると、「アイギスの盾! 私を守って!!」と叫ぶ。
「そんなチンケな盾で受け止められるかよおおおお!!」
突っ込みながら叫ぶブランに、「みんな! 力を貸して!!」とネプギアが声を上げる。
すると、他のシスティーナ女神達がネプギアに向けて利き手を突き出すと、エネルギーがネプギアの右手の剣のゲハバーンに注がれる。
女神の魂を吸うゲハバーンの機能をネプギアがゴッドイーターの神機のリンクバーストからヒントを得て他の女神の力の外部供給で起動出来るようにしたものだ。
ゲハバーンからアイギスの盾にエネルギーが注がれる。
激しく発光するアイギスの盾。
「「はあああああああああああ!!」
アイギスの盾を構えたネプギアと白い流星になったブランが正面衝突する。
「くうううううっ!!」
苦しそうな表情のネプギア。
「うおおおおおおおお!!」
強気な表情のブラン。
(圧されてる!? こうなったら!!)
ネプギアはそう言うと、「NG粒子最大濃度散布、シェアトランスミッション制限解除! ギアチェンジトップギア!」とネプギアが叫ぶ。
カオス化したネプテューヌの時と同様に、シェアエネルギーの効率化に使ったものを強化に転用してリミッターを解除して、爆発的にシェアエネルギーを高めたのだ。
ネプギアの昂翼が虹色に輝き巨大化する。
「はあああああああ!!」
一気に押し返すネプギア。
「チャンス!! 捕らえてメデューサ!!」
アイギスの盾から端から無数の蛇型のロボットアームが出てブ来てブランを捕らえる。
「しまった!?」
焦りの声を上げるブラン。
「いっけーーー! パイルバンカー!!」
盾の中央に魔法陣が現れると、そこからパイルバンカーが召喚される。
メデューサに捕らわれたブランは動くことが出来ない。
【ガァーン! ガァーン!】という銃声と共にパイルバンカーが何度もブランに突き刺さる。
「ぐあああああ!!? くそがっ! 見た目に反してエグイ武器使いやがる!?」
4534万のダメージを受け、パイルバンカーの反動で吹き飛ばされるブラン。
「マズイ!? このままじゃやられる! こいつ等を甘く見過ぎてた!!」
焦りの声を上げてブランは慌てて距離を取る。
「試合に勝って勝負に負けた感じで癪だが、手段を選んでる場合じゃねぇ!!」
ブランがそう言うと、空から白くて青黒い模様の入った超巨大な砲台を上空から召喚する。
ネクストフォームのブランが使うブラスターコントローラーがカオス化で変化したものだ。
「いけない!! 塔ごとまとめて吹き飛ばすつもりだよ!!」
ギアシステムの予測でブランが塔ごと吹き飛ばすのが見えたネプギアが焦りの声を上げる。
「もう遅ぇ!! 全部まとめて吹っ飛ばしてやる!!」
ブランはそう言うと、超巨大なブラスターコントローラーを構えて照準を塔に合わせる。
「どうする? どうするの? ネプギア!!」
焦りの声を上げるラム。
その間にも、ギアシステムで何度も予測を繰り返すネプギア。
「これしかないっ! プラエちゃん力を貸して!!」
「え? プラエ??」
ネプギアの言葉に焦りの声を上げるプラエ。
「何か考えてるか知らねぇが、コイツを止めるのは無理だ!! 吹き飛ばせ!! ブラスターコントローラー・カオス!!」
ブランの叫びと共に巨大な銃口からエネルギーの奔流が流れ出す。
「サイコリフレクト!!」
プラエが飛び道具反射の超能力を使うと、「バカにしてんか!? 豆鉄砲跳ね返すのと訳が違うんだよ!!」とブランが叫ぶ。
エネルギーの奔流がプラエに迫る。
「終わりだな。最後の最後でバカなことしやがって」
ブランがそう言うと、同時にエネルギーの奔流が塔を破壊したかに見えた。
しかし、塔は健在だった。
エネルギーの奔流が塔を避けるように進んでいるのだ。
その中心にはネプギアに背中を抱かれたプラエがいた。
「くうううううっ!!」
苦しそうな表情のプラエに、「頑張ってプラエちゃん! 私の力を分けてあげるから!!」とネプギアが言う。
「く、くそっ!? ブラスターコントローラー出力アップだ!!」
ブランがそう言うと、ブラスターコントローラー・カオスがスパーク上げて、エネルギーの奔流が倍以上になる。
「うっ……!!」
更に苦しそうな表情のプラエに、「プラエちゃん!!」とネプギアが言うと虹色になった昂翼がプラエを守るように優しく包み込む。
同時にバリアが光り輝く。
「バカな!? 返される!? カオス化したブラスターコントローラーが!?」
ブランの言葉と同時に【キィィィィン】と甲高い反射音と共にブラスターコントローラーのエネルギーの奔流がブランに跳ね返ってくる。
「うああああああああああああああああああ!?」
絶叫を上げるブラン。
ブランは24億以上のダメージを受けて、オーバーキル×3の文字と共に膝を付いた。