新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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035雨乞いの儀式

翌日、G.C.2019年8月27日 火曜日。

 

 

 ネプギアの病室には、プラエとミクがネプギアに付き添ってた。

 

ネプギアは念の為三日間の入院で一足先に退院した他のメンバーはギャザリング城でクエストをしている。

 

 

「はい、ネギちゃん、あーん」

 

 

 ミクが満身の笑みで桃缶の桃をフォークに刺してネプギアの口元に持ってくる。

 

 

「ミクちゃん、恥ずかしいよ……それぐらい一人でできるから、プラエちゃんも見てるし……」

 

 

 ネプギアが恥ずかしそうに言うと、「ダメだよ。ネギちゃんは病人なんだから」とミクは笑顔で言う。

 

 

「ミクさん、プラエもネプギアお姉さんに食べさせてあげたい」

 

 

 プラエが上目遣いでミクに訴えると、「うん、じゃあ私の次ね」とミクが言う。

 

 

「もぅ……二人ともしょうがないな……」

 

 

 ネプギアはそう言うと、「あーん」と言って口を開く。

 

 

「はい、ネギちゃん」

 

 

 ミクが嬉しそうに桃をネプギアの口に入れると、もぐもぐとネプギアは桃を食べる。

 

 

「美味しい? ネギちゃん」

 

 

 食べ終わったネプギアに対してミクがそう尋ねると、「美味しいよ。ありがとうミクちゃん」とネプギアが笑顔で答える。

 

 

「ネプギアお姉さん、次はプラエの」

 

 

 プラエはそう言いながらネプギアに対して桃の刺さったフォークを突き出す。

 

すると、病室のドアが勢い良く開いて、「ネプギアネプギアーーー! 治ったって本当ーー!」とネプテューヌが病室に入って来る。

 

 

「あっ! お姉ちゃん!」

 

 

 ネプギアは嬉しそうにネプテューヌの方を向くが、プラエは不機嫌な顔で、「……おじゃま虫」と呟く。

 

 

「なになに? プラエちゃん、それ桃? わたし食べたーい!」

 

 

 ネプテューヌはそう言うと、プラエの返事も聞かずにフォークに刺さった桃をパクリと食べてしまう。

 

 

「う~~」

 

 

 涙目で頬をぷくーっと膨らますプラエ。

 

そこに神次元のイストワールがやってくる。

 

ネプテューヌと一緒にやって来たのだ。

 

 

「あれ? かわいーすんさんじゃないですか」

 

 

 ネプギアは彼女の来訪を不思議そうに言う。

 

神次元のイストワールは深々と頭を下げて、「この度はプルルートさんが大変なご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」と心底申し訳なさそうに言う。

 

 

「そんな! 頭を上げて下さい。私の方にも非があったと思いますし……」

 

 

 ネプギアがそこまで言うと、「ネプギアお姉さんは悪くないよ! 悪いのはあの人!」とプラエが割って入る。

 

 

「私は人間のルールとか、まだあんまり詳しくないけど、プラエちゃんの言う通りだと思う」

 

 

 ミクがそう言うと、「はい、私もアノネデスさん達から詳しい話を聞きました。本当に申し訳ございません」と神次元のイストワールは更に頭を下げる。

 

 

「何で本人が謝りに来ないんですか?」

 

 

 プラエが不機嫌そうに言う。

 

ネプギアが大好きな彼女には先日のプルルートの言動は到底許せるものではなかった。

 

 

「……そのことですが、ネプギアさんにお願いがあるのです」

 

 

 神次元のイストワールはそう言うと頭を上げた。

 

 

「お願いです。プルルートさんを止めて下さい」

 

 

 神次元のイストワールはそう言うと再び頭を下げる。

 

 

「プルルートさんを止めるって何があったんですか?」

 

 

 ネプギアが真剣な顔で質問すると、「きっかけは、二週間前にボークを無罪放免したことでした」と神次元のイストワールが説明を始める。

 

 

「ボークが無罪放免!? 何でですか!?」

 

 

 思わず驚きの声を上げるネプギア。

 

 

「プルルートさんが彼の事を気に入ったと言って、私達も止めましたが女神化して強引に牢屋から出してしまって……」

 

 

 神次元のイストワールがそう言うと、「気に入った? プルルートさんはボークことはあまり好きそうには見えなかったですけど?」とネプギアが質問する。

 

 

「そうなんです……突然のことで私達も混乱していて……」

 

 

 神次元のイストワールの言葉に、「他に何か変わったこととかありませんか?」とネプギアが質問する。

 

 

「変わったことと言えば、ボークの側には守護天使イクスと呼ばれるている私達と同じぐらいの大きさの鳥のような機械が常に居て、それが思いの他手強く、私やアレスター家の皆さんも迂闊に手出しできないんです」

 

 

 神次元のイストワールの説明に、「イクス!?」とネプギアが驚きの声を上げる。

 

神次元のイストワールが、「ご存じですか?」と聞くと、「私は会ったことはありませんが私の知り合いから忠告を受けたんです。【イクスは邪悪な存在で、あなたやあなたの大切な人たちを惑わしてくるでしょう】と」とネプギアが以前にVから言われたことを神次元のイストワールに話す。

 

 

「やはり、邪悪な存在でしたか……プルルートさんはイクスに惑わされてると思って良さそうですね」

 

 

 神次元のイストワールが確信を込めた声で言うと、「わかりました。私達がイクスを……うっ!」とネプギアが途中で言いかけて苦しそうに胸を押さえる。

 

 

「ネギちゃん、大丈夫!?」

 

 

 ミクが心配そうにネプギアの背中をさすると、「今は無理だよ。ネプギアお姉さん変身もできないんだし」とプラエも心配そうにネプギアの手を握る。

 

 

「はなひふぃはひひゃひへひぇもひゃひゃ、わひゃひにひゃひゃへへ」

 

 

 ネプテューヌが口いっぱいに何かを頬張りながら何かを言っている。

 

彼女が静かだったのは、黙々とネプギアのお見舞いの品を食べていたからだ。

 

 

「お姉ちゃん、喋るのはごっくんしてからにしようね」

 

 

 ネプギアは優しい声で言うが、「……ネプテューヌさん、意地汚い上にお行儀悪い……」とプラエの視線は冷たい。

 

 

「んぐんぐ、ごっくん……話は聞かせてもらった! ここはわたしに任せてよ!」

 

 

 食べ終わったネプテューヌが両手を腰に当てて自信満々に言い放つ。

 

 

「ネプテューヌさんがですか?」

 

 

 神次元のイストワールが不安そうに言うと、「えー? 何かなそのリアクションは?」とネプテューヌが不満そうに口を尖らせる。

 

 

「ネプテューヌさんでは止めるどころか進めてしまいそうです」

 

 

 神次元のイストワールが変わらず不安そうに言うが、「大丈夫。わたしだってTOPは弁えてるよ」と自信満々に言うが、「そこはTPOだよお姉ちゃん」とネプギアがやんわりツッコミを入れる。

 

 

「ネプギアお姉さん、TPOって?」

 

 

 プラエが質問すると、「TPOとはトータル、プレイヤー、オメガの意味で究極のプレイヤーのわたしに相応しい言葉だよ!」とネプテューヌが横ピースしながらウィンクしてポーズを決める。

 

 

「ネプテューヌさんには聞いてないよ」

 

 

 プラエが冷めた声で言う。

 

相変わらずネプテューヌへの好感度は低いようだ。

 

 

「えっと、TPOは、【Time(時)】、【Place(場所)】、【Occasion(場合)】の略で、【その時・場所・場面にふさわしい服装や言葉遣い、行動を選ぶ】って言う意味だよ」

 

 

 ネプギアがそう言って丁寧に説明すると、「流石はネプギアお姉さん」とプラエが柏手を打って嬉しそうに微笑む。

 

 

「とにかく! ぷるるんのことなら、わたしに任せておいて、ぷるるん検定10級のわたしにぷるるんの分からないことなんてないよ」

 

 

 ネプテューヌが両手を腰に当てて自信満々に言い放つが、「お姉ちゃん、検定の級は数字が少ない方が上なんだよ。だからプルルートさん検定1級とかじゃないかな?」とネプギアが丁寧にツッコミをする。

 

 

「そうだっけ? とにかくネプギアも色々と大変でしょ? ルートビルド計画も途中だし! お姉ちゃんに任せなさい!」

 

 

 ネプテューヌがそう言って胸を叩くと、「ネプギアはお姉ちゃんの言うこと聞いてればいいんだよ」と続けて言う。

 

その瞬間、「……っ!?」とプラエの顔が青くなる。

 

 

「確かに、私もネプギアさんに頼り過ぎていたのかもしれません。それではネプテューヌさんお願いできますか?」

 

 

 神次元のイストワールがそう言うと、「だーいじょうぶ! まーかせて!」とネプテューヌが両手を腰に当てる。

 

 

「じゃ、早速ぷるるんのところに行こうか、じゃーね、ネプギア」

 

 

 ネプテューヌはそう言うと、神次元のイストワールと一緒に病室を足早に出て行こうとする。

 

 

「いってらっしゃい」

 

 

 ネプギアは笑顔でそれを見送るが、プラエは真っ青な顔をしながらネプギアの手を握っている。

 

 

「プラエちゃん、どうしたの? 顔色悪いよ?」

 

 

 それに気づいたネプギアが尋ねると、「ネプテューヌさんの心の色が……眩しいくらいに光ってた心に黒い闇が……」とプラエが呟く。

 

以前にも少し触れたがプラエの超能力は人の本質を色で見ることが出来る。

 

 

「闇? お姉ちゃんが?」

 

 

 ネプギアはそう言うと、ダゴンとの戦いでダゴンを捕らえた時、ネプテューヌに怒られた時のことを思い出していた。

 

 

(……でも、あの時は私が悪かったかもしれないし、お姉ちゃんなら大丈夫だよね)

 

 

 ネプギアはそう思って自分を納得させることにした。

 

 

***

 

 

 

 G.C.2019年8月28日 水曜日。

 

ネプギアは無事に退院して他のメンバーと共には人魚の浜辺を訪れていた。

 

 

「それじゃあ、始めるわ」

 

 

 ビィトリットがそう言いながら設置された祭壇に上ると「私達もいつでもいいわよ」と海の中からルルド達人魚が手を上げる。

 

 

「私達もオッケーです」

 

 

 ネプギア達も以前の地鎮祭の羽衣を纏っていた。

 

全員のOKを確認すると辺りに居たプラエとエルフの音楽隊が楽器を奏でミクがエルフ語の歌を歌い始める。

 

そして、祭壇に上ったビィトリットがエルフ語で祈祷を始めるとルルド達人魚は海上を輪になって飛び魚のように舞い踊る。

 

ネプギア達女神候補生達は地鎮祭で見せた舞を踊り始めた。

 

 

「いいねー、女神様にエルフに人魚の共同の作業。これは良い記事になるよー」

 

 

 ファミ通が嬉しそうにメモを取りながら写真を撮る。

 

 

「ネプギア達も一緒に踊って雨乞いをするか。ファミ通も良いアイデア出したじゃない」

 

 

 アイエフが嬉しそうに言うと、「幻想的です~」とコンパもそれに続く。

 

ネプギア達の活躍により、ルルドを始めとする人魚達はネプギア達を信用し、雨乞いを快く引き受けてくれた。

 

普段はエルフと人魚だけで行う雨乞いだが、ファミ通の提案によりネプギア達女神も地鎮祭で見せた舞を一緒に踊ることになったのだ。

 

 

「これなら大豪雨間違い無しだよ」

 

 

 日本一が自信満々に言うと「普通に降ればいいですの。日本一は大袈裟ですの」といつも通り日本一にツッコミをするがすと。

 

 

「おっ、また動物達が出て来たよ」

 

 

 ファルコムがそう言うと地鎮祭と同じように、動物達がネプギア達の舞を見る為に森から出て来ていた。

 

 

「あれはイルカでしょうか?」

 

 

 イストワールが海を指差すとそこにはイルカの群れが人魚達に加わっていた。

 

それを見たコンパは、「イルカさんかわいいです~!」と嬉しそうに言う。

 

 

「うわー! すごいすごい。わたしこんなの初めてみたよ」

 

 

 ビーシャは驚きと感動の目で動物達を見回す。

 

 

「いいねいいね! これで雨が降れば最高の記事になるよ!」

 

 

 ファミ通がテンションを上げながらその光景を写真に撮るが、「そこまで上手く行くかしら?」とニトロプラスが首を捻る。

 

 

「見て下さい! 海が光ってます~」

 

 

 コンパが海を指差すと海が蒼い輝きを放っていた。

 

 

「それに、なんか湯気みたいなものが浮かび上がってるよ」

 

 

 日本一が海面に湯気がわ湧き上がるのを確認すると、「上昇気流ですの」とがすとがその現象に答える。

 

 

「もしかして、これが雲になり雨を降らせると言うことでしょうか?」

 

 

 イストワールが雨乞いの原理を分析すると、「どうやらそうみたいだね。ほら凄い雲だよ」とファルコムが空を指差すとそれまで雲一つ無かった空に巨大な入道雲が出来ていた。

 

ネプギア達が一時間ほど雨乞いを続けると空は黒い雨雲に包まれていた。

 

 

ポッ……ポッ……

 

 

 そして小雨が降り始める。

 

 

「雨だよ!」

 

 

 ゴッドイーターが嬉しそうに言うと「本当だ!」とプラエも喜びの声を上げると「まさか本当に降るとはね……」とニトロプラスは素直に感心をする。

 

 

「流石は女神様とエルフと人魚のコラボレーションだね」

 

 

 日本一が嬉しそうに言うと、「この原理を上手く錬金術に取り入れたら大儲けできそうですの」とがすとが思案顔を浮かべ、「がすとはそればっかりだね……」とファルコムはそんながすとに飽きれる。

 

 

「これで水不足が解消されます」

 

 

 イストワールも嬉しそうに言う。

 

雨を確認したビィトリットが静かに祭壇を降りる。

 

すると音楽は止み、ネプギア達も人魚達も踊りを止める。

 

 

「ビィトリットさん、ルルドさん、ありがとうございます!」

 

 

 ネプギアはビィトリットとルルドに深々とお礼をする。

 

 

「この結果はあなた達が勝ち得たものよ。私達はその少しだけその手伝いをしただけ」

 

 

 ビィトリットがネプギアに答えると、「そうよ、本来の雨乞いではここまでの結果は出ないわ。私達人魚とエルフがあなた達の想いに応えようとして普段以上の力を出せたからよ」とルルドも続けて答える。

 

 

「やったわね、ネプギア」

 

 

 ユニはビィトリットとルルドの二人に認められたことに喜びネプギアに手のひらを向ける。

 

 

「うん!」

 

 

 ネプギアはユニとタッチを交わすと、「わたし、ネプギアちゃんなら出来るって信じてた」とロムもネプギアを見つめながら手のひら出す。

 

 

「ありがとうロムちゃん」

 

 

 ネプギアはロムともタッチをすると、「わたし達のリーダーなんだからこれくらい当然よ」そしてラムは手のひらを出す。

 

 

「これからも頑張るね」

 

 

 ラムともタッチをするネプギア。

 

 

「……いいなぁ……友達かぁ……」

 

 

 シェリリがその光景を羨ましそうに見る。

 

 

「ネプギア、ぶしつけなお願いなんだけどあなた達の城にシェリリを連れて行ってはくれないかしら?」

 

 

 ルルドがネプギアに言うと、「え?」とシェリリが困惑の顔を浮かべる。

 

 

「この子は人魚の中でも特に若くて同年代の子がいないし、人間の世界に憧れがあるの。あなた達なら任せられる……いいえ、友達になってもらえると思うの」

 

 

 ルルドがネプギア達に説明をする。

 

 

「族長……」

 

 

 シェリリが嬉しそうにルルドを見る。

 

 

「こちらこそ大歓迎です」

 

 

 ネプギアは笑顔で答えると、「ギャザリング城には綺麗な湖があるから、そこに住むといいわ」とルルドがシェリリに言う。

 

 

「はい! ありがとうございます! 族長!」

 

 

 シェリリがルルドに頭を下げると、「よろしくね、シェリリちゃんと」ネプギアが、「よろしくね、シェリリ」とユニが、「よろしくね」とロムが、「よろしくっ!」とラムがそれぞれ挨拶をする。

 

 

「シェリリを預けるなんて大胆なことをするわね」

 

 

 ビィトリットがルルドに言うと、「……私も信じてみたくなったの、あの子達の可能性を」とルルドはそう言いながら、和気あいあいと会話をするネプギア達とシェリリを眺めていた。

 

 

***

 

 

 その日の夜。

 

ギャザリング城に戻ったネプギア達は、人魚達に貰った海の幸でお寿司パーティを開いていた。

 

コンパ、あんみつ、フィナンシェが作ったお寿司に皆が舌鼓を打っていた。

 

そんな中に、ネプギアが板場に立って一つのお寿司を作るとユニに差し出す。

 

 

「はい、ユニちゃんにプレゼント」

 

 

 ユニは不思議そうに、「アタシに?」と言うと、「うん、youにー」とネプギアが微笑みながら言う。

 

 

「がくっ……」

 

 

 言葉通り、ガクリと膝を折って脱力するユニ。

 

 

「しかも、ウニ!」

 

 

 更にドヤ顔でネプギアが言うと、「ユニちゃんがウニちゃん食べたー(くすくす)」とロムが笑い、「共食いよー」とラムも笑う。

 

 

「何が共食いよ!」

 

 

 ユニがそう言うと、「くすくす、ネプギアお姉さん楽しい」とプラエが笑う。

 

 

「プラエちゃんは何か欲しいお寿司はあるかな?」

 

 

 ネプギアがそう言うと、「……えっと、じゃあ、イクラ」とプラエが言う。

 

すると、ネプギアはイクラの寿司を作り、「ほら、イクラのお寿司だよー」とプラエに手渡す。

 

 

「わーい」

 

 

 素直に喜ぶプラエ。

 

そこにネプギアは、「どうぞ、魚卵ください!」とドヤ顔を決め込む。

 

 

「え?」

 

 

 首を傾げるプラエに、「今のダジャレー?」と質問するラム。

 

 

「そうだよー。イクラは魚の卵で、魚の卵のことを魚卵って言うの」

 

 

 ネプギアが説明をすると、「他にはなにがあるの(どきどき)」とロムが言う。

 

 

「イクラのお寿司はおいくらですか?」

 

 

 ネプギアがそう言うと、「「「おおー」」」とロム、ラム、プラエが歓声を上げる。

 

 

「他には? 他にはー!」

 

 

 ラムがそうねだると、「もっと教えて欲しい」とロムが言い、「プラエも知りたいな」とプラエも興味津々にネプギアを見つめる。

 

するとネプギアは、微笑みながら、「いいよ。それじゃあ、ネプギア特性のダジャレ寿司!」とネプギアがドヤ顔で宣言する。

 

 

「ネプギアのダジャレ連発だから、苦手な人は読み飛ばしていいわよ」

 

 

 ユニがそう言うと、「ユニちゃん、ヒドイ」とネプギアが目をバッテンにさせる。

 

それを見たラムが、「ユニちゃん、邪魔しないでよー」と不満そうに言い、「ネプギアちゃん早く早く(わくわく)」とロムがせがむ。

 

ネプギアは気を取り直すと、素早くマグロのお寿司を作り、ラムに差し出す。

 

 

「マグロのお寿司がぐちゃぐちゃー、まぁ、グロい」

 

 

 ラムは、「あははは、面白ーい」と言いながらマグロのお寿司を美味しそうに食べる。

 

次に、タコのお寿司を作ると、ロムに差し出して、「タコのお寿司はいかがですかー? また、今度」と言うと、続けて、「あそこのおばあちゃんはタコが好きですねー? イタコらしいですよ」と言う。

 

 

「タコさんのダジャレ面白い(にこにこ)」

 

 

 ロムがそう言って微笑むと、ネプギアは今度はイカのお寿司を作ってプラエに差し出す。

 

 

「イカのお寿司を食べて、いいんかい?」

 

「イカのお寿司は猫にあげちゃイカん」

 

 

 ネプギアが立て続けに、そう言うと、「くすくす……ネプギアお姉さんったら」とプラエが笑う。

 

今度は、カンパチのお寿司を作り、「カンパチが食べたいなー、じゃあカンパちてあげよう」と言いながら、ラムにそれを差し出す。

 

ラムが、「カンパって?」と質問すると、「寄付の意味だよ」としっかり説明をするネプギア。

 

 

「エンガワを縁側で食べよう」

 

 

 そう言いながら、エンガワのお寿司をロムに差し出すネプギア。

 

ロムはそれを食べながら、「ネプギアちゃん楽しい」と笑う。

 

 

「このエビのお寿司のお皿は何で出来立てますか? 塩ビです。じゃあ、こっちのかっぱ寿司のお皿は? カッパーです」

 

 

 ネプギアはそう言うと、今度はエビとかっぱのお寿司をユニに差し出す。

 

ユニは呆れながらも、「よくそんなに下らないこと思いつくわね」と言いながらも、お寿司を食べる。

 

 

「大トロ探しに遠くにいきましたが、何も見つけられませんでした! オー徒労!」

 

 

 そう言いながら、プラエに大トロのお寿司を差し出すネプギア。

 

プラエは美味しそうにそれを食べながら、「ネプギアお姉さん、面白い」と微笑む。 

 

 

「ホタテのお寿司はいくらですか? 500クレジットです。ほー高けぇな」

 

 

 ネプギアはそう言いながら、ホタテのお寿司をラムに差し出すと、「ほー高けぇー」とラムがネプギアの真似をしながらお寿司を食べる。

 

今度は真鯛のお寿司を握ると、「真鯛のお寿司はいつできますか? まだだい」と言いながら、ロムに差し出す。

 

 

「まだだい~!」

 

 

 ロムもラムと同じようにネプギアの真似をすると、美味しそうにお寿司を食べる。

 

更に次はイワシのお寿司を握り、「このイワシの飾り付けは綺麗だねー。いい和紙ですから」と言いながら、プラエに差し出す。

 

 

「ネプギアお姉さん凄いね。面白いことも言えるし、お寿司も握れる」

 

 

 プラエは真面目にネプギアに感心しながら、イワシのお寿司を食べる。

 

ネプギアは今度は、シャコのお寿司を握ると、「シャコのお寿司は最後に頼むのが、社交辞令だ」と言ってユニに差し出す。

 

 

「アンタも無駄に頑張るわね……」

 

 

 ユニは呆れ半分感心半分の顔をそれを受け取ると、口に運ぶ。

 

 

「お寿司のダジャレはこれが限界だよー」

 

 

 ネプギアが少し疲れたようにそう言うと、「えー? そうなのー」とラムが残念そうに言う。

 

すると、「お寿司なだけにネタ切れです」とネプギアが微笑みながら言うと、「おもしろーい(ぱちぱち)」とロムが拍手をする。

 

 

「お後がよろしいようで」

 

 

 ネプギアはそう言うと可愛らしくウインクをした。

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