新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2 作:ゆーじ(女神候補生推し)
翌日、G.C.2019年9月1日 日曜日
ネプギア達女神候補生とプラエは午前中にオリジナルの缶バッジを作った後に、午後はネプギアの部屋でゲームをして過ごしていた。
「やった、クリアだよ」
Nギアを持ったプラエが嬉しそうに言うと、同じくNギアを持ったロムも「やったね、プラエちゃん(にこにこ)」とニコニコと微笑む。
「ゲームって面白いね、ネギちゃん」
ミクが嬉しそうに言うと、「ミクちゃんに喜んで貰えてよかったよ」とネプギアが返す。
「緊急も終わったし、FSO2はこれぐらいにしましょ」
ユニが手に持ったNギアを机の上に置きながら言う。
【FSO2】とはプラネテューヌのオンラインARPGの【ファンタジックスターオンライン2】の略称である。
ARPGとはアクションロールプレイングゲームの略で、RPGの要素を取り入れたアクションゲームのこと、緊急とは特定の時間にだけ起きるクエストのことで、緊急でしか手に入らないレアアイテムがあるのだ。
その緊急クエストをクリアする為に六人はNギアを持って待機していたのだ。
女神候補生達はそれぞれ自分の国の携帯ゲーム機の他にも携帯ゲーム機を持っている。
普段持ち歩くのは自国のゲーム機だが、みんなと一緒に遊ぶ時は全員が、Nギア、U.N.I、2RMの三つのゲーム機を持って集まる。
プラエはNギアしか持つていなかったが、お小遣いを貯めて三つ揃えたのだ。
ミクにはネプギアが改造したものを渡している。
「はいはーい! わたし、ポシェモンやりたーい!」
ラムが右手でNギアを机の上に置くと、左手に自分の2RMを持って言うと「そうだね、ちょっとアクション疲れちゃったしね」と言いながら、ネプギアがNギアをしまって2RMを取り出すと「うん、わたしも少し疲れた(へとへと)」とロムもそれに続く。
「そうね、まったりトレーナーするのもいいわね」
ユニも賛成をすると同じように2RMを持ち、六人はゲームを起動する。
【ポシェモン】とはルウィーのRPGで、【ポシェットモンスター】の略称。
不思議な生き物のポシェモンのトレーナーになり、ポシェモンを収集し、育成を行い、他のトレーナーとの対戦や交換を行う。
可愛らしかったり、カッコよかったりする多種多様な魅力的なポシェモンと、収集、育成、対戦、交換の要素が人気を博し、ルウィーではマーリョシリーズと並ぶ人気ゲームとなっている。
「そう言えば、他のみんなは何してるの?」
ラムがゲーム操作しながら言うと、「アイエフさんとコンパさんはツーリングだって」とネプギアが答えると、ユニが、「この辺は広くて空気が美味しいから、気持ちいいでしょうね」と言う。
「ファルコムさんとゴッドイーターさんは、湖で釣りをしながらシェリリちゃんとお話してたよ」
ロムがそう言うと、「昨日はサンジェルマンさんの話に夢中であんまり釣れなかったからね」とネプギアが言うと、「そのサンジェルマンは何してるのかしら?」とユニが言う。
「がすとさんがお店のお手伝をしてもらう代わりに、ゲイムギョウ界の錬金術を教えるって言ってたよ」
ネプギアが、がすとから聞いた話を伝えると「そう言えば、錬金術が出来るって言ってたわね」とユニが頷く。
「日本一とビーシャは?」
ラムが質問すると、「二人とも、中庭でごついベルトしながら何かの練習してるの見たわ」とユニが答えると、「変身の練習かな?」とネプギアが首を傾げる。
「変身できるの?」
プラエが不思議そうに首を傾げると、「ポーズの練習だよ。ヒーローの変身ポーズの練習はファンの日課なんだよ」とネプギアが答える。
「ふーん」
ユニがあまり感心なさそうに返事すると、「で、イストワールさんは?」と質問する「いーすんさんは、ニトロプラスさんと一緒に会議で使う資料をまとめてるよ」とネプギアが答える。
「ダゴンとハイドラのこと?」
ロムが少し考えながら言うと「うん、邪神ついての報告と対策だって」とネプギアが答える。
「そろそろトレードしましょうよ」
ラムがそう言うと、「うん、しようしよう(わくわく)」とロムがそれに続く。
トレードとはポシェモンの交換機能で、お互いのポシェモンを交換することが出来る。
ポシェモンは同じソフトでも二種類のバージョンがあり、どちらかのバージョンでしか手に入らなかったり手に入れにくかったりするポシェモンがあるので、この機能を使わないとポシェモン図鑑のコンプリートは難しいのだ。
***
トレードが終わると、ネプギアが、「それじゃあ、少し休憩しようか」言うとロムとラムとプラエは素直に、「「「はーい」」」と声を揃えて言い、ユニも「そうね、ちゃんと休憩とらないと目や首に負担がかかるしね」と言う。
ネプギア達は広間に行くと、フィナンシェがテーブルを拭いていたが、ネプギア達に気付くと、「お茶をご用意しましょうか?」と尋ねてくる、ネプギアが、「お願いします」と言うと、フィナンシェはお茶を用意しにキッチンに向かう。
「お待たせしました」
フィナンシェとあんみつが、ワゴンでお茶とお菓子を運んで来ると、「ありがとうございます」とネプギアがお礼を言う。
フィナンシェは一人一人にお茶を淹れながら、「お仕事の方は順調ですか?」と尋ねてくる。
ラムがVサインをしながら、「バッチリ! 巡回交番ってヤツよ!」と言うと、ロムも、「犬のお巡りさん(わんわん)」と続く。
ユニが呆れながら、「何で警察が出てくるのよ……」と言うと、「順風満帆って言いたいんだよね」とネプギアが微笑む。
ラムが、「そーよ! それ!」と言うと、「まぁ、ラム様ったら」とフィナンシェがクスクスと笑う。
「フィナンシェさんとあんみつさんはどうですか?」
ネプギアがフィナンシェ達を見ながら尋ねると、フィナンシェは「私も順風満帆でしょうか。皆様の評判が良いので、いつも村の人達が新鮮な食材をお裾分けしてくれるんですよ。お陰で料理の腕のふるいがいがあります」と嬉しそうに答える。
フィナンシェは続けて、「エルフやドワーフの方が来られた時は流石にビックリしましたけど」と言うと苦笑いする。
「色々な人達と仲良くなれて嬉しい(うきうき)」
ロムが楽しそうに笑うと「うん! この調子でガンガン行くわよ」とラムも同じように楽しそうに笑う。
「私も、フィナンシェ共にメイド道を務めさせていただいておりますので、順風満帆と言えるでしょう」
あんみつがそう言うと、「そう言えば、あんみつとフィナンシェさんはいつからお友達なの?」とプラエが質問をする。
「小さい頃からの友達ですよ」
あんみつがそう答えると、「それ知ってるわ。ちくわの友って言うのよね」とラムが左手を上げながら言う。
「なに? その調味料みたいな名前は?」
ユニが呆れながら質問すると、「竹馬の友って言いたいんじゃないかな?」とネプギアが言う。
「そうそう、それそれ」
ラムが頷きながら言うと、「ちくばってなに?」とロムが首を傾げる。
「たけうまのことよ」
ユニがそう言うと、「たけうまやってみたーい!」とラムが言う。
すると、「じゃあ、今度作ってあげるね」とネプギアが微笑む。
「ホントに? プラエの分も?」
プラエが確認をとると、「うん、勿論だよ」とネプギアはプラエの頭をなでてあげる。
「休憩が終わったら、一狩り行きましょ」
ユニがそう言うと「そうだね、私も欲しい素材あるし」とネプギアが答える。
【一狩り】とはモンスターハングリーをプレイする時に使う言葉である。
女神候補生達は激しい対戦ゲームで燃え上がる四女神と違い、協力プレイをわいわいがやがやと楽しむのが好きなので、ゲームをする時はいつも今日のような感じなのである。
その後、女神候補生達はネプギアの部屋に戻りU.N.Iでモンスターハングリーを一通り協力プレイした後は、コンピューターゲームを休憩して、バンドの練習をして、その後はドンジャラやトランプ等のカードゲームを楽しんだ。
***
G.C.2019年9月3日 火曜日
クエストと配給を済ませたネプギア達女神候補生達はギャザリング城の広間で談笑をしていた。
「ギアシステムとユニバース・キャンセラーが使えなくなった?」
ユニが不思議そうに首を傾げる。
すると、「うん、ここ数日の戦闘で分かったんだけど、いくら呼びかけても反応がないの」とネプギアが困ったような声で答える。
「えー? あれ便利だったのにー」
ラムが残念そうに言うと、「しょんぼり……(しゅん)」とロムも同じく残念そうに言う。
「やっぱり、ゲハバーンを使ってオーバーロードした反動かしら?」
ユニが腕組みしながら考え込むと、「多分そうだと思う」とネプギアが言う。
「大変です! ルートビルド計画の工事現場が襲われました!」
そこにイストワールが、血相を変えて飛び込んで来る。
「「「「ええっ!?」」」」
驚きの声を上げる女神候補生達。
「襲われたって、誰に?」
ユニが質問をすると、「オークとゴブリンの集団らしいです」とイストワールが答える。
続けて、「まさか白昼堂々と襲って来るとも思わず。対応が遅れてしまいました」とイストワールは困り顔で言う。
「ケガ人は?」
ネプギアは真っ先にケガ人のことを聞いて来る。
「ホルランドさんが奮戦したこともあり、死傷者はありません」
イストワールが答えると、「よかった……」とネプギアが胸をなでおろす。
続いて、「ひとまず安心ね」とユニが言うと、「おじいちゃん強いもんね」とラムが、「筋肉ムキムキ」とロムがホルランドのことを自慢するように言う。
「とりあえず、現場に行きましょう」
ネプギアが現場を見に行くことを提案すると、「そうですね。ファミ通さん、車の用意をお願いします」とイストワールがファミ通に言う。
すると、「オッケーだよ」とファミ通が言う。
こうして女神候補生達は工事現場のお見舞いに向かうのだった。
***
「みなさん、大丈夫ですか」
工事現場に着くとネプギアは車から降りて作業員に声を掛ける。
「はい、大丈夫っす。親方のおかげっす」
「流石は親方強いっす」
工事現場の若者達は怪我がないようでホルランドの雄姿を称える。
「そのホルランドはどこ?」
ユニが質問すると、「今はテントで治療を受けてるっす」と工事現場の若者が答える。
「ええっ? 怪我しちゃったの~」
「しんぱい(おろおろ)」
ロムとラムはそう言いながらテントに行くと、ネプギアとユニもその後ろに付いて行く。
「これで大丈夫よ。年なんだからあんまり無理はしないでね」
「わかっとるわい」
テントを開けるとホルランドにそれを治療しているビィトリットが居た。
「老骨に鞭打つのも程々にしておきなさい」
あと一人、どこかで見たような女性が居た。
「あれ? ルルドさん?」
ネプギアがその女性に声を掛ける。
見た目はルルドそのものであったが、下半身が人間のような二本足になっているのである。
「ネプギア、あなた達も来たの?」
ルルドはネプギアに答える。
「ルルド、どうして足があるの?」
ラムが率直に質問すると、「長く生きて力を持った人魚は足を人間のように変えることが出来るのよ」とルルドが答える。
「ルルドさん長生きなの?」
今度はロムが質問すると、「おう! こう見えてコイツはかなりのババアじゃぞ」とホルランドが話に割り込んで来る。
「あなたに言われたくないわ。老いぼれジジイ」
ルルドも負けずに返す。
「心配して損したわ」
ルルドは踵を返すとテントから出て行こうとする。
「ミスリルの価値も分からん奴に心配されたくもないわ」
ホルランドが言うと、「なによ、オリハルコンの方が優れているのよ」とルルドがそれに返す。
すると、「まぁまぁ、二人とも」とビィトリットが仲裁に入る。
「フン」
ルルドはその間にテントから出て行く。
「ワシは仕事に行くぞ」
ホルランドも続けて出て行ってしまう。
「もしかして、あの二人仲が悪い?」
出て行く二人を見たユニが言う。
「今はね」
ビィトリットがその質問に答えると、「今はってことは、昔は良かったんですか?」とネプギアがビィトリットに質問する。
「ええ、元恋人同士よ」
ビィトリットが重要なことをさらりと答える。
「えええっ!? そうなの?」
ラムが驚きの声を上げ、「何で今は仲が悪いの? ケンカしたの?」とロムが質問する。
「ええ、些細なことよ。ドワーフが採掘するミスリルと人魚が海底から採ってくるオリハルコンのどちらが優れているかでケンカになったの」
ビィトリットは素直に答える。
「ミスリルとオリハルコンって、さっきも言ってたわね」
ユニが思い出したように言う。
「ミスリルは鋼より硬い上に軽くて加工が容易で糸にも出来るわ。私のこの服もミスリルで作った糸から出来ているのよ」
ビィトリットが自分の服を指でつまんでみせる。
「服なのに凄く硬い」
ロムが服を触りながら言うと、「それに伸縮性もあるんですね」とネプギアが付け加えて言う。
「対してオリハルコンはミスリル以上に硬いけど、加工が難しいわ。このナイフはオリハルコン製よ」
ビィトリットが腰に付けた短剣を鞘から抜いてみせる。
「切れ味を見せてあげるわ。何か要らないアイテムはあるかしら?」
ビィトリットがそう言うと、「じゃあ、この鉄くずを」とネプギアがNギアを操作して鉄くずを出す。
「はっ!」
ビィトリットが鉄くずを斬り付けると鉄くずは綺麗に真っ二つになる。
「わー! 凄い切れ味!」
ラムが感心をすると、「刃こぼれ一つしてないわね」とユニも関心をする。
「柔のミスリルと剛のオリハルコンってところですね」
ネプギアが二つを比べた感想を言う。
「そう、どちらも優れた金属よ。それをあの二人はどちらが上かで何年も言い争っているわ」
ビィトリットは溜息交じりに言う。
「あの……聞いておいて何なんですけど、こんなプライベートなこと話しちゃってよかったんですか?」
ネプギアが不安顔で言う。
「本当は人に話すようなことじゃないんだけど、あなた達なら何とかしてくれそうな気がしてね」
ビィトリットは涼し気な顔で言う。
「うーん……男女関係をどうこうって言うのはアタシ達じゃ……」
ユニが腕を組んで難しい顔をする。
しかし、「出来るだけ頑張ってみます」とネプギアは素直に返事をしてしまう。
「ありがとう、期待してるわ。じゃ、私はルルドを馬車で海まで送っていくからこれで」
ビィトリットはそう言うとテントから出て行く。
「……まったく、また安請け合いして……」
ユニはネプギアを見ながら呆れた声で言う。
「でも、仲直り出来るならした方がいいと思うし。ルルドさんだって海からここまで来たんだから、ホルランドさんのこと少なからず想ってると思うんだよ」
ネプギアはユニにそう答えると、「仲良しが一番(にこにこ)」とロムが、「わたしも協力するわよ」とラムが素直にネプギアに同意する。
「はいはい……こうやってアタシも巻き込まれていくのよね……」
ユニは呆れながら言うが、表情は柔らかかった。
***
その日の夕方。
夕食を済ませたネプギア達はギャザリング城の広間で談笑していた。
「ミスリルとオリハルコンに甲乙つけるのは難しいですの」
がすとがネプギアに対して言う。
「やっぱりそうですよね」
ネプギアがそれに答える。
ビィトリットに聞いた話が気になったネプギアは、仲間達にミスリルとオリハルコンのことを聞いていた。
「軽装備ならミスリル、重装備ならオリハルコンじゃダメかな?」
ファルコムが意見を言うと、「私もそれを考えたんですけど、もう一工夫欲しいなって」とネプギアがファルコムに答える。
「二つを混ぜちゃダメですか~」
今度はコンパが意見を言う。
「ミスリルとオリハルコンを合成すれば、レアメタルプレートになるかな?」
今度は紅茶を運んできたサンジェルマンが答える。
「そうなんですけど……試しにレアメタルプレートをお二人に見せたのですが、ホルランドさんはこれではミスリルの長所をオリハルコンが殺している、ルルドさんはオリハルコンの長所をミスリルが殺していると言うんです」
ネプギアが残念そうに答える。
「レアメタルプレートは優秀な素材だけど、二つの最大平均より上なだけだからね」
ユニが溜息をつくと、「どういうこと?」とロムが質問をする。
「レアメタルプレートはミスリルより硬いけど、オリハルコンより硬くないし、オリハルコンより軽くて柔軟性があって魔法伝導率も高いけど、ミスリル程じゃないってことだよ。悪い言い方をすれば中途半端なの」
ネプギアが説明をすると、「つまり、オリハルコンより硬くて、ミスリルより軽くて柔軟性もあって魔法伝導率が高い素材を作ればいいんでしょ。簡単じゃない」とラムが気楽に言う。
「簡単に出来れば今頃他の誰かが作ってるわよ。今の技術じゃレアメタルプレートを作るのが精一杯なのよ」
ユニが呆れたように言うと、「でも、諦めないで何か方法を探していこう」とネプギアが元気よく皆を鼓舞するように言う。
「頑張って下さい。お料理も色々な試行錯誤で完成するものですから」
フィナンシェがサンジェルマンと一緒に紅茶を並べながら励ましてくる。
「私達も力になるわ」
アイエフが同意する。
「みなさん、お話し中のところ申し訳ありませんが今日工事現場を襲ったオークとゴブリンの件でお話があります」
イストワールが話を変えてくると、「私とイストワール様の調べでは、オークとゴブリンは大規模な軍勢でルートビルド計画を妨害してきたみたいなんだ」とファミ通が説明を始める。
「ホルランドさん達が追い払ったのはごく一部で、まだまだ襲われる可能性があります」
イストワールが続けて言うと、「わかった! 悪の本拠地に乗り込んで一網打尽にするんだね!」と日本一が立ち上がって言う。
「日本一の作戦は単純ですの……」
がすとが呆れ顔で言うが、「あながち間違ってはいませんが、数が数です慎重に攻めましょう」とイストワールは考え込みながら言う。
「私はここに来て、オークとゴブリンが協力していることが気になるな」
ファミ通が意見を言うと、「オークとゴブリンが協力してると何かあるの?」とプラエが質問をする。
「彼等は基本的に邪悪で野蛮、本能の赴くままに行動します。それが協力して大規模な群れをなしていると言うことは何か裏があると思うんです」
イストワールが説明をすると、「裏で糸を引いている奴がいるってことかな?」とゴッドイーターが答える。
すると、「ありえるわね」とニトロプラスも頷く。
「もしかしたら闇の軍勢【ダークネスフォース】の復活の兆候かもしれません」
イストワールが厳しい顔つきで言う。
「「だーくねすふぉーす?」」
ロムとラムが首を傾げると、「おとぎ話にある様々な種族の力を借りた勇者の【ライジングフォース】に倒されたっていうあの?」とネプギアが質問をする。
「おとぎ話ですが、実在の話を元にしているんです」
イストワールがネプギアの質問に答える。
「じゃあ、ダークドラゴンも?」
「怖いです~」
話を読んだことのあるアイエフとコンパが感想を言う。
ダークドラゴンは闇の軍勢が復活させた古の邪竜で世界を滅ぼす力があったと言われている。
「なになに? どんな話なの? 聞かせて、聞かせて~」
ラムがそう言うと、「聞きたい」とロムが、「プラエも知りたいな」とプラエが言い、三人とも興味津々のようだ。
「じゃあ、今晩寝る時に聞かせてあげるね」
ネプギアは三人に優しく言うと、「「「わーい!」」」とロムとラムとプラエは三人で万歳をして喜ぶ。
「……」
それに対して複雑な顔のユニ。
「ユニちゃんも聞く?」
そんなユニの様子を察したネプギアはユニに質問してくる。
「あ、アタシは別に……でも、敵の情報は少しでも欲しいから……その……聞いておくわ」
ユニは少し照れながら答えた。