新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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051ダークドラゴン

 G.C.2020年3月5日 木曜日。

 

イストワールとアイエフの調査により、ロキがダークドラゴンの復活の儀式をしている場所を突き止めたネプギア達は今まで協力してくれた種族と共に、ダークドラゴンの復活を阻止する為にその場所を訪れていた。

 

ルートビルド計画の道からやや外れたところにある場所は、プラネテューヌとルウィーの国境沿いにある薄暗い森の中。

 

ネプギア達は目的の場所に向かいビィトリットやホルランドなどデミヒューマンを含む沢山の兵士が森を囲んでいた。

 

 

「こんなところで、復活の儀式をしてたなんて、全然気付かなかったね」

 

 

 ファミ通が森を眺めながら言う。

 

するとアイエフが、「結界を張って、その存在を巧みに隠していたのよ」と説明する。

 

更に、「しかし、私とアイエフさんが、ダークドラゴンの眷属やゴブリン達の動きを調査してここを割り出したのです」とイストワールが説明を続ける。

 

 

「あいちゃんもイストワール様も凄いです~」

 

 

 コンパがそう言って感心すると、「ここを落とせばダークドラゴンの復活を阻止できるんだね」とファルコムが意気込む。

 

 

「うん! これで、悪の秘密組織を壊滅できるんだ! やるぞー!」

 

 

 日本一の言葉に、「うー! わたしも燃えて来たー!」とビーシャが武者震いをする。

 

それを見ていたがすとは、「悪の秘密組織じゃないですの……」と呆れた声を出す。

 

 

「邪悪死すべし。改心しないゴブリンやダークドラゴンの眷属達に慈悲はないわ」

 

 

 ニトロプラスはそう言いながら、拳銃の動作をチェックして、「みんな、生きて帰ろう」とゴッドイーターが神機をメンテナンスしながら周りに呼びかける。

 

 

「ネプギア達は、ダークドラゴンの眷属とロキを狙いな」

 

 

 シーシャがネプギア達に向かってそう言うと、「ゴブリンやオーク等の雑魚は、私達が引き受ける」とエスーシャがそれに続く。

 

 

「ありがとうございます。頑張ります」

 

 

 ネプギアがシーシャ達にお礼を言うと、「腕が鳴るわね」とユニが指をポキポキと鳴らす。

 

 

「それじゃあ、突撃ー!」

 

 

 ラムがそう言うと、ネプギアを先頭に森の中に入って行った。

 

 

 

***

 

 

 

「なに? この場所が割れただと?」

 

 

 森の奥の祭壇で、ダークドラゴンの復活の儀式をしていたロキが焦りの声を出す。

 

 

「どうするんだよ、ロキの旦那!」

 

 

 下っ端も焦りの声を上げると、「マズいちゅ。マズいちゅよー」とワレチューも慌てだす。

 

 

「ええい、狼狽えるな。復活は目前だ! それまで時間を稼げ!」

 

 

 ロキがそう指示をすると、「本当なんですかい?」と下っ端が質問をする。

 

それに対して、「ああ、いざとなったら無理矢理にでも復活させる」とロキが答えると、「わかったちゅよ」とワレチューが渋々ながら承諾した。

 

 

***

 

 

 森の奥に入ったネプギア達。

 

ロムが辺りを見回しながら、「この森ちょっと怖い(ぷるぷる)」と身震いをすると、「うん、何だか不気味な感じがするよ」とプラエがそれに同意する。

 

 

「大丈夫よ。手を繋いでいれば怖くないわ」

 

 

 ラムがそう言いながら、ロムとプラエの手を握ると、「ありがとう、ラムちゃん」とロムが、「ありがとう、ラムさん」とプラエが順々にお礼を言った。

 

 

「ここは不思議な磁場が影響してて、ワープができねぇみたいだな」

 

 

 クロワールがそう言うと、「えー? クロちゃん使えないなー」と大きいネプテューヌが不満そうに言う。

 

 

「いつダークドラゴンが復活するか分からないわ。先を急ぎましょ」

 

 

 アイエフがそう言うと、ネプギアは、「はい」と頷き歩く速度を速める。

 

 

「おっと。ここから先は通行止めだぜ」

 

 

 そんなネプギア達の前に下っ端とワレチューが立ちはだかる。

 

ワレチューが、「ここから先は通さないちゅ」と言うと、「ネズミさん、もう悪いことは止めて下さい」とコンパが訴える。

 

 

「いくら、コンパちゃんの頼みでもそれは出来ないちゅよ」

 

 

 ワレチューがそう言うと、「やはりこの先でダークドラゴンの復活の儀式をしているのですね」とイストワールが指摘する。

 

 

「知らねぇなぁ。単にここはあたい達のテリトリーだ。出ていかねぇなら、ブチのめすまでだ」

 

 

 下っ端がそう言って白を切ると、「なら、その体に聞いてあげるわ」とニトロプラスが戦闘態勢を取る。

 

 

「野郎共、出て来い!」

 

 

 下っ端がそう叫ぶと、ゴブリンやオーク、それにダークドラゴンの眷属達が大量に現れる。

 

 

「この防衛網……やっぱりクロってことか」

 

 

 シーシャがそう言いながら戦闘の構えを取ると、「押し通らせてもらおうか」とエスーシャも戦闘の構えを取る。

 

 

「かかるちゅ!」

 

 

 ワレチューの指示と同時に、モンスター達がネプギアに達に襲い掛かる。

 

 

「これぐらいの敵にやられるアタシじゃないよ!」

 

 

 日本一がそう言いながら、ゴブリンに飛び蹴りを当てると、3821のダメージが当たりゴブリンが怯む。

 

 

「ナイス、日本一!」

 

 

 そのタイミングに合わせてビーシャがバズーカ砲を放ち、同じゴブリンに4120のダメージを与えると、ゴブリンが戦闘不能になる。

 

 

「フラムの乱れ撃ちですの~~」

 

 

 がすとがバックから大量のダイナマイトを取り出して、オークの群れに投げつけると、オーク達は3千以上のダメージを受ける。

 

 

「援護するよ!」

 

 

 更にゴッドイーターが神機を射撃形態に変形させて、オークの群れに向けて弾を連射する。

 

オーク達は、次々と4千近いダメージを受ける。

 

 

「ナイスアシスト!」

 

 

 次にファルコムがドラゴンスレイヤーを構えて突撃していく。

 

 

「てりゃ! 竜鳳烈破!」

 

 

 ファルコムの剣技がオーク達を切り刻むと、4125ダメージを受けてオークも戦闘不能になる。

 

更に、「レイジングラッシュ!」と大きいネプテューヌが双剣を使ったコンビネーションで残ったオーク達を攻める。

 

 

「くそっ! お前等、もうちょい気合入れろ!」

 

 

 下っ端がゴブリン達を りつけると、「ダークドラゴンの眷属行くっちゅ!」とワレチューがダークドラゴンの眷属達に指示を出す。

 

 

「ダークドラゴンの眷属が来るなら、私達が行きます!」

 

 

 ネプギアがそう言うと、女神候補生とプラエが素早く女神化をする。

 

 

「出でよ、グングニル!」

 

 

 ネプギアがグングニルを呼び出すと、ダークドラゴンの眷属に投げつける。

 

グングニルはダークドラゴンの眷属の一体を貫くと、892万のダメージが当たる。

 

 

「燃え尽きろ、レヴァテイン!」

 

 

 ユニがエクスマルチブラスターから火炎放射をすると、炎に焼かれたダークドラゴンの眷属達が700万以上のダメージを受けて炎の熱さでのたうち回る。

 

 

「吹っ飛びなさい! メギンギョルズ!」

 

 

 ラムが巨大化した100トンアイスハンマーを軽々と持ち上げると、コマのように回転してダークドラゴンの眷属達に突っ込む。

 

激しい回転をするラムに弾き飛ばされた、ダークドラゴンの眷属達は700万近いダメージを受けた。

 

 

「唸れ、グレイプニル!」

 

 

 プラエが伸ばした右手の鎖が巨大化すると、ダークドラゴンの眷属の一体を締め上げ、750ダメージを与えると、ダークドラゴンの眷属は次々と戦闘不能になる。

 

 

「シャーーー!」

 

 

 残ったダークドラゴンの眷属がネプギアに攻撃を仕掛けて来る。

 

しかし、ロムが、「やらせないよ。ドラウプニル!」と叫ぶとバリアビットであるドラウプニルがネプギアを守るように動き、ダークドラゴンの眷属の動きを妨害する。

 

ドラウプニルに妨害されて攻撃のチャンスを失ったダークドラゴンの眷属に、「出でよ、グングニル!」とネプギアがグングニルを飛ばし、892万のダメージを当てると、当たったダークドラゴンの眷属が戦闘不能になる。

 

 

「ガンガンいくわよ!」

 

 

 再びユニがエクスマルチブラスターからレヴァテインを放つと、更にラムがもう一度コマのように回転してダークドラゴンの眷属の群れに突っ込む。

 

 

「シャーーーーーーー!?」

 

 

 次々に戦闘不能になるダークドラゴンの眷属達。

 

 

「ウソだろ、ダークドラゴンの眷属がこうもアッサリ!?」

 

 

 驚きの声を上げる下っ端に、「時間稼ぎも出来ないちゅか~」とワレチューが絶望的な声を上げる。

 

 

「くそぉ! 逃げるぞ! 逃げだ逃げ!」

 

 

 下っ端がそう言って森の奥に逃げると、「待つちゅ~」とワレチューがその後を追う。

 

そんな二人を見て、「相変わらず逃げ足だけは早えなぁ~」とクロワールがからかうように言う。

 

 

「追うわよ!」

 

 

 ゴブリン達を蹴散らしながらアイエフが言うと、「了解です~」とコンパがそれに答えた。

 

 

 

「ダメだぁ! ロキの旦那! 突破されちまった!」

 

 

 下っ端が慌てながらロキの居る祭壇に駆け込んで来る。

 

更に、「もうダメっちゅ~!」とワレチューがそれに続く。

 

 

「ええい、もう突破されただと? だらしがない」

 

 

 ロキがそう言って下っ端達を りつけると、「そんなこと言ったって、あいつ等、またパワーアップしてるちゅ」とワレチューが言い訳をする。

 

 

「仕方がない。七割ほどしか儀式が終わってないが、無理矢理復活させる!」

 

 

 ロキがそう言って祭壇に向けて呪文を唱えると、森全体が大きく揺れ動いた。

 

 

***

 

 

「なに? この揺れは?」

 

 

 ファルコムが森の揺れを察知し辺りを見渡すと、「凄く揺れてるですの~」とがすとが慌てる。

 

 

「もしかして、ダークドラゴンが復活するの?」

 

 

 ニトロプラスがそう言って身構えると、「急ごう」とゴッドイーターが言う。

 

 

「ネプギアさん達は空から先行して下さい!」

 

 

 イストワールが指示を出すと、「はい」とネプギアは頷く。

 

同時に女神候補生とプラエが空に浮かび上がると、もの凄い速度で空を飛んでいく。

 

 

「なに? 空が歪んでる?」

 

 

 プラエが不思議そうに首を傾げる。

 

空を飛んでいたネプギア達の目の前には、空の一部が歪んで見えていた。

 

 

「あそこから、ダークドラゴンが復活するの?」

 

 

 ラムがそう言うと、「凄く邪悪な気配を感じる」とロムがそれに続く。

 

 

「急ぎましょう!」

 

 

 ユニが焦ったように言うと、「うん、手遅れになる前に!」とネプギアが言って、女神候補生とプラエは更に空を飛ぶ速度を速める。

 

 

***

 

 

 ネプギア達は空が歪んでいた地点に辿り着くと、そのまま地面に降下する。

 

 

「見つけたわよ。下っ端!」

 

 

 ラムが左手で指差しながら言うと、「もう追いつきてきやがった!」と下っ端が焦りを露にする。

 

 

「ダークドラゴンの復活なんてさせません!」

 

 

 ネプギアが凛とした声で言うが、「勇ましいな。だが、少々遅かったようだな」とロキが嘲笑する。

 

同時に歪んだ空が更に激しく歪む。

 

 

「間に合わなかったの?」

 

 

 ユニが悔しそうに言うと、「そんな!」とロムが叫ぶ。

 

 

「何か出て来る!?」

 

 

 プラエの言葉通り、歪んだ空から巨大な物体が現れようとしていた。

 

 

「グルルルルル……」

 

 

 低い唸り声と共に、歪んだ空から全長三十メートル以上はある三つの首の黒い竜が四つん這いで現れる。

 

 

「あれがダークドラゴン……」

 

 

 呆然と眺めるロム。

 

 

「大きすぎるわ。あんなのとどう戦えばいいの!?」

 

 

 流石のラムも気圧されてしまう。

 

 

「グアアアアアア!!」

 

 

 ダークドラゴンが口から黒い光線をネプギア達に向けて放ってくる。

 

 

「回避!」

 

 

 ネプギアの叫びと共に、女神候補生とプラエは散開して黒い光線を空中に飛んで避ける。

 

 

「こうなったら、やるしかないわ!」

 

 

 ユニがそう言ってエクスマルチブラスターを構えると、「シュート!」と言ってビームを放つ。

 

ダークドラゴンに10万以上のダメージが当たるが、ダークドラゴンは意にも介していないようだ。

 

 

「効いてない!?」

 

 

 驚きの声を上げるユニ。

 

 

「諦めちゃダメだよ! 攻撃し続けよう」

 

 

 ネプギアは仲間達を励ますと、M.P.B.Lのビームを連射し、ダークドラゴンを牽制する。

 

ダークドラゴンは前足を動かして、牽制するネプギアを攻撃する。

 

しかし、ネプギアは華麗にそれを避けて攻撃を続ける。

 

 

「そうよ! 諦めたりしないわ! 行くわよロムちゃん!」

 

 

 ラムがそう言うと、「うん、ラムちゃん」とロムが頷く。

 

ロムとラムはネプギアが牽制している隙に魔法の詠唱をすると、「「……風の聖剣よ……その必殺の一撃で敵を切り裂け……エックスキャリバー!!」」と合体魔法を放つ。

 

ダークドラゴンに巨大なX字の風の刃が命中すると、ダークドラゴンにクリティカルヒットで72万のダメージが当たる。

 

 

「ネプギアお姉さん、援護するよ」

 

 

 プラエが超能力を使ってダークドラゴンの時間を遅くし、ネプギアの回避を援護すると、「ありがとう、プラエちゃん!」とネプギアがプラエにお礼を言う。

 

 

「ちっ、まだ抵抗を続けるか」

 

 

 いつの間にかダークドラゴンの真ん中の頭部に乗っていたロキが苦々しく言うと、「ゲイムギョウ界の為に諦めることなんて出来ません」とネプギアが言い返しながら、ロキに向けてM.P.B.Lのビームを連射する。

 

しかし、ロキの居る部分にはバリアが張られており、M.P.B.Lのビームがかき消されてしまう。

 

 

「その強がりがいつまで持つかな! 行け、ダークドラゴン!」

 

 

 ロキが指示を出すと、ダークドラゴンの口に黒い光が溜まる。

 

 

「来る!」

 

 

 ネプギアに狙いを付けるダークドラゴンに対して、回避の準備をするネプギア。

 

 

「ガアアアアアア!」

 

 

 ダークドラゴンが黒い光線を放つ。

 

 

「……っ!?」

 

 

 間一髪で回避するネプギア。

 

しかし、同時に頭に乗っていたロキが黒い魔法の弾を放ってきており、その弾には当たってしまう。

 

 

「きゃっ!?」

 

 

 空中でバランスを崩すネプギア。

 

 

「今だ、捕まえろ。ダークドラゴン」

 

 

 ロキがそう言うと、ダークドラゴンはバランスを崩したネプギアを右の首で捕まえようと口を開く。

 

 

「やらせないわ! レヴァテイン!!」

 

 

 ダークドラゴンがネプギアを捉えようとする瞬間、ユニはレヴァテインを放って妨害する。

 

 

「グルルルルル!」

 

 

 700万のダメージ受けて、思わず首を引っ込めるダークドラゴン。

 

 

「ネプギア、立て直して!」

 

 

 ユニの叫びに呼応し、ネプギアはバランスを取って再び浮かび上がる。

 

ネプギアはユニの方を見ると、「ありがとう、ユニちゃん」とお礼を言う。

 

 

「油断しないで、次来るわよ」

 

 

 ユニがそう返すと、「うん」とネプギアが頷いた。

 

 

「くっ、間に合わなかったか!」

 

 

 遅れて到着したシーシャが悔しそうに言うと、「この大きさダークメガミといい勝負だな」とエスーシャが言う。

 

 

「呑気に解説してる場合じゃないよ!」

 

 

 ビーシャがそう言って怒ると、「でも、実際のところ、このデカブツにどう対抗するの?」と大きいネプテューヌが質問する。

 

 

「真正面から迎え撃つべし! ヒーローたるもの常に正々堂々と!」

 

 

 日本一が目を輝かせて言うが、「それで倒せる相手とは思えないわね」とニトロプラスが冷静に言い返す。

 

 

「とにかく、ネプギア達が戦ってるんだ。私達も出来るだけ援護しよう」

 

 

 ゴッドイーターはそう言いながら、神機を銃モードにしてダークドラゴンに射撃攻撃を放つ。

 

 

「そうだね。あたし達でやれることをやろう!」

 

 

 ファルコムはゴッドイーターの言葉に頷くと、ドラゴンスレイヤーを構える。

 

 

「みなさん、疑似プロセッサユニットを装着して下さい」

 

 

 イストワールの言葉に全員が疑似プロセッサユニットとゴールドフォームに変身する。

 

 

「みんな!」

 

 

 疑似プロセッサユニットを装備して浮かび上がって来た仲間達を歓迎するようにラムが言うと、「助けに来たわよ」とアイエフが言い、「助太刀するです~」とコンパがそれに続く。

 

 

「みなさん、口から吐く光線と、それに頭上に乗ってるロキの魔法に気を付けて下さい」

 

 

 ネプギアが仲間達に注意を飛ばすと、「了解。任せておきな」とシーシャがサムズアップをした。

 

 

「ちっ、ザコがワラワラと……」

 

 

 ロキが舌打ちする。

 

 

「ネプギアさん、これは強敵です。私とリンクしてギアシステムを起動して下さい」

 

 

 ネプギアに近づいていたイストワールがそう言うと、「はい」とネプギアは素直に頷く。

 

 

「ギアシステム起動!!」

 

 

 ネプギアはギアシステムを起動させると、「鶴翼の陣形で迎え撃ちます! 私達、女神候補生の第一部隊が正面に立ちます。第二部隊と第三部隊は、ダークドラゴンの左右に回って挟撃して下さい! ミクちゃんは攻撃力アップの歌を歌って!」と全員に指示を出す。

 

 

「了解ー!」

 

 

 大きいネプテューヌが疑似プロセッサユニットのブースターを操って、ダークドラゴンの左側に回り込むと、他のメンバーもそれに続いて左右に分かれる。

 

瞬く間に、ダークドラゴンをVの字で囲む陣形が出来上がった。

 

 

【第一部隊】

ネプギア(前衛:タンク)

ユニ(後衛:スナイパー)

ロム(後衛:ヒーラー)

ラム(後衛:アタッカー)

プラエ(後衛:サポーター)

初音ミク(後衛:サポーター)

 

【第二部隊】

ファルコム(前衛:タンク)

イストワール(後衛:アタッカー&ヒーラー)

アイエフ(前衛:アタッカー)

コンパ(後衛:ヒーラー)

ゴッドイーター(前衛:タンク)

ニトロプラス(前衛:アタッカー)

あんみつ(前衛:アタッカー)

 

【第三部隊】

シーシャ(前衛:アタッカー)

エスーシャ(前衛:タンク)

ビーシャ(後衛:アタッカー)

日本一(前衛:アタッカー)

がすと(後衛:ヒーラー)

ファミ通(前衛:タンク)

大ネプテューヌ(前衛:アタッカー)

 

 

「ふん、そんなことをしても無駄だ。行け、ダークドラゴン!」

 

 

 ロキが指示を出すとダークドラゴンは正面のネプギアに前足で襲い掛かる。

 

 

「そうです! もっと私のところに来て下さい!」

 

 

 ネプギアがダークドラゴンを引き付けるように回避運動をする。

 

その間に、左右に分かれた仲間達はダークドラゴンを集中攻撃していた。

 

 

「撃って撃って撃ちまくるよー!」

 

 

 ビーシャが空を飛びながらバズーカ砲を連射する。

 

 

「ドラゴンスレイヤーの名の通り、竜を倒してみせる!」

 

 

 疑似プロセッサユニットを装着したファルコムがドラゴンスレイヤーでダークドラゴンを切り裂く。

 

 

「いい感じね。このまま攻撃を続けましょう!」

 

 

 それを見ていたアイエフは行けるという感触を掴んだらしい。

 

ダメージは一人当たり2万後半から3万程度だが、確実にダメージを与えていた。

 

コンパもそれに感化されてか、「わたしも攻めるですよー!」と注射器から液体を放つ。

 

 

「ちいっ、ちょこまかと……」

 

 

 ロキが忌々しそうに、左右から攻撃してくるアイエフ達を見ると、「おい、ダークドラゴン。雑魚を一網打尽にする方法はないのか?」とダークドラゴンに問いかける。

 

ダークドラゴンは、「ガアアアアアア!」と答えると、ネプギアへの攻撃を一旦止めて、力を溜める素振りをする。

 

 

「あの行動は……ギアシステム! 分析して!」

 

 

 ネプギアがギアシステムに指示を出すと、ネプギアの脳裏に大量の黒い稲妻が落ちる光景が見える。

 

 

「みんな! 攻撃を止めて回避運動に移って!」

 

 

 ネプギアが大声で叫ぶと、アイエフ達は一旦攻撃を止める。

 

それと同時に、ネプギアが見たと同じように、ダークドラゴンの周囲に黒い稲妻が大量に落ちて来る。

 

 

「おおっと、危ない!」

 

 

 回避運動を取っていた大きいネプテューヌは華麗に稲妻を避け、他のメンバーもそれに倣って稲妻を避ける。

 

 

「あいたっ!」

 

 

 しかし、数が多いので完璧とは行かず、ゴッドイーターが直撃を受けて、1351のダメージを受けるとHPゲージが半分近く減ってしまう。

 

 

「がすとが治しますの!」

 

 

 だが、がすとが錬金術のアイテムを使って素早くゴッドイーターのHPを回復する。

 

 

「ナイスフォローです!」

 

 

 ネプギアが、がすとの回復を称賛すると、「わたしも回復できますから、当たったらわたしのところに来て下さい~」とコンパがヒーラーをアピールする。

 

 

「よしっ! 乗ってきたわね」

 

 

 ユニが嬉しそうに左手でガッツポーズをする。

 

すると、ネプギアが、「うん、みんなのお陰だよ」と答えた。

 

仲間達が来て、ギアシステムによって、それに合わせた戦術を取ることで勝利への光明が見えて来たようだ。

 

 

***

 

 

 ネプギア達はダークドラゴンとの戦いを一時間近く続けていた。

 

 

「もう! なかなか倒せないわね!」

 

 

 ラムが攻撃魔法を放ちながら、不満そうに言う。

 

 

「エネミーの最大HPは約2億。現在の総ダメージは1億3万5219です」

 

 

 ネプギアの耳にNギアからのダークドラゴンの解析結果が知らされる。

 

ダゴン以上の強敵で、パワーアップしたネプギア達でも一時間近く戦い続けてようやく半分まできたところだ。

 

 

「みんな! あと半分だよ。頑張って!」

 

 

 ネプギアが仲間達を鼓舞する。

 

 

「まだ半分ですの~」

 

 

 がすとがウンザリしたように言うと、「まだまだ、これからじゃないか。頑張ろうよ、がすと」と日本一が、がすとを励ます。

 

 

「ここまでは順調だったけど、そろそろダークドラゴンもガッツが発動するわね」

 

 

 ユニが思案顔で言う。

 

ボスモンスターのHPの減少はガッツの発動も意味しており、それによる能力アップを懸念しているようだ。

 

 

「ネプギアちゃん、大丈夫?」

 

 

 タンクとして攻撃を捌き続けているネプギアに対して、ロムが心配そうに言うと、「大丈夫」とネプギアは微笑み、「もしもの時は回復よろしくね」と付け足す。

 

 

「ガアアアアアア!!!」

 

 

 HPが減ってきて怒り状態になったダークドラゴンが前足でネプギアに襲い掛かる。

 

怒りとガッツの効果が乗ったその攻撃の速度は速く、ネプギアは僅かに反応が遅れていた。

 

 

「しまった!」

 

 

 思わず叫ぶネプギア。

 

 

「ネプギアお姉さん!」

 

 

 プラエが素早く超能力でダークドラゴンの動きを遅くすると、「ドラウプニル! ネプギアちゃんを守って!」とロムがドラウプニルのバリアビットでネプギアを庇う。

 

 

ガキーーン!!

 

 

 ダークドラゴンの爪と、ドラウプニルのバリアビットがぶつかり合い激しい火花を散らす。

 

 

パリーーーン

 

 

 やがてドラウプニルのバリアビットは破られてしまうが、その間にネプギアの退避は済んでおり、ネプギアへのダメージはゼロだった。

 

 

「ありがとう、ロムちゃん、プラエちゃん」

 

 

 ロムとプラエにお礼を言うネプギア。

 

ラムが、「大丈夫? ネプギア」と心配そうに尋ね、「あんまり油断してるんじゃないわよ」とユニが喝を入れてくる。

 

 

「大丈夫だよ。油断しないようにするね」

 

 

 ネプギアはそう返すと、再びダークドラゴンの正面に立った。

 

 

「ガアアアアアア!!」

 

 

 いきり立つダークドラゴン。

 

目の前で回復と攻撃を繰り返すネプギアはダークドラゴンのヘイトを一身に集めていた。

 

ダークドラゴンの三つの口に黒い光が溜まる。

 

 

「来る!」

 

 

 ギアシステムによりネプギアは強烈な黒い光線が来ると予想し、身構える。

 

 

「くそっ! しつこい奴等だ!」

 

 

 ダークドラゴンの頭部にいるロキが牽制弾を放ってくると、ネプギアは最小限の動きで、それを避ける。

 

 

「グオオオオオオン!」

 

 

 ダークドラゴンの口から巨大な黒い光線が放たれる。

 

ガッツと怒りの相乗効果で、その飛翔速度は今までの倍近い速さだった。

 

 

(避けられない! なら!)

 

 

 ネプギアはそう思うと、Gビットを呼び出してバリアを張る。

 

 

「ジャストガード!」

 

 

 ネプギアは叫びながら両手を突き出して防御の魔方陣を張る。

 

ダークドラゴンの光線が、Gビットのバリアと防御の魔方陣に命中し競り合う。

 

 

「くうううううううう!!!」

 

 

 必死に耐えるネプギアだが、ダークドラゴンの光線がGビットのバリアと防御の魔方陣を貫通し、ネプギアに命中する。

 

 

「あうっ!!」

 

 

 防御して減衰していたとは言え、ダークドラゴンの攻撃は強烈で、ネプギアは3321のダメージを受けてHPゲージが半分以上減って片膝を付いて動きが止まってしまう。

 

 

「ネプギアちゃん!」

 

 

 悲痛な叫びを上げるロム。

 

 

「よし! 今だ畳みかけろ!」

 

 

 ロキがネプギアに向けて魔法の弾を放ちながらダークドラゴンに指示を出す。

 

 

「そうはさせないわ!」

 

 

 ラムがそんなロキを妨害するように、無数の氷の槍をロキに向けて飛ばす。

 

 

「この! 邪魔をするな!」

 

 

 ラムの妨害で手数の減るロキ。

 

 

「しっかりしなさい!」

 

 

 その隙にユニがネプギアの手を取り退避させる。

 

その直後、ネプギアが居た場所にはダークドラゴンの爪が通過しており、まさに危機一髪と言ったところだった。

 

 

「ごめんね。ちょっと油断しちゃった……」

 

 

 ユニに抱かれながらネプギアが謝ると、「ネプギアお姉さん、ヒールドリンクだよ」とプラエがネプギアにHP回復アイテムを鎖で渡す。

 

ネプギアは素早くヒールドリンクを飲んでHPを回復させる。

 

 

「ガッツが発動してから、かなり手強いわね。ネプギアが攻撃を捌ききれないなんて」

 

 

 ユニがそう言って難しい顔をすると、「大丈夫、もう一度頑張ってみるよ」とネプギアが真剣な顔で言う。

 

しかし、ユニは心配そうに、「そんなこと言っても、まだダークドラゴンのHPは残っているんでしょ」と質問する。

 

 

「うん、それでも私がやらなきゃ。タンクは私の役目だから」

 

 

 ネプギアが力強い声で言うと、「信じてるわよ」と言ってユニはネプギアを放す。

 

 

「私は、まだやられてませんよ!」

 

 

 ネプギアは真っすぐにダークドラゴンに向かうと、「無駄だ。ガッツが発動したダークドラゴンの攻撃を貴様は避けきれまい」とロキが息巻く。

 

 

「まだ手はあります!」

 

 

 ネプギアはそう言って目を閉じると、「意気軒昂!!! 開け昂次元!」と叫ぶ。

 

するとネプギアの背に薄紫色の光の翼が生えてくる。

 

昂次元の展開によるパワーアップで対抗しようと言うのだ。

 

 

「やった! 昂次元よ!」

 

 

 ラムが嬉しそうにネプギアのパワーアップを褒めると、「ネプギアちゃん、頑張って」とロムがネプギアを応援する。

 

 

「まだ、そんな隠し玉があったのか……」

 

 

 ロキが警戒するように言うと、「ガアアアアアア!」とダークドラゴンが前足でネプギアに襲い掛かる。

 

ネプギアはM.P.B.Lのブレード部分でダークドラゴンの爪を受け止めると、「くうううううううう!!!」と鍔迫り合いを始める。

 

 

「なに? ダークドラゴンのパワーと互角だと!」

 

 

 驚きを隠せないロキに、「ネプギアちゃん、とびでるよ!」とロムが攻撃力アップの魔法を使う。

 

 

「はあああああああ!!!」

 

 

 ロムの攻撃力アップの魔法で勢いに乗ったネプギアはダークドラゴンの前足を押し返すと、そのままダークドラゴンの前足を弾き飛ばす。

 

 

「出でよ、グングニル!」

 

 

 その隙に、グングニルを呼び出しダークドラゴンの頭部に投げつけると、1253万のダメージが当たる。

 

更に、「行くわよ。メギンギョルズ!」とラムがダークドラゴンの頭部にアイスハンマーを食らわせると、901万のダメージが当たり。

 

続いて、「燃えよ、レヴァテイン!」とユニがレヴァテインの炎でダークドラゴンを焼くと、851万のダメージが当たる。

 

最後に、「グレイプニル!」とプラエが巨大な鎖でダークドラゴンの頭部を締め上げる、720万のダメージが当たる。

 

 

「シャアアアアアアア!?」

 

 

 大ダメージに悲鳴を上げるダークドラゴン。

 

その隙にネプギアはダークドラゴンの頭部に接近して、「ロムちゃん!」と声を掛ける。

 

ロムは、「うん!」と頷くと、ピンポイントエンチャント魔法を使い、「「マルチプライドシャインエッジ!」」とアークスを利用した合体技をダークドラゴンに食らわせる。

 

ダークドラゴンは、103万のダメージを受けると、「グオオオオ!!!」と更に悲鳴を上げる。

 

 

「ガアアアアアア!!!」

 

 

 怒り狂ったダークドラゴンは口に黒い光を溜める。

 

 

「ネプギア!」

 

 

 ユニが心配そうにネプギアに声を掛ける。

 

 

「大丈夫。任せて!」

 

 

 ネプギアはそう言って昂次元展開で生えた翼を、自分の身を守るように折りたたみ身構える。

 

次の瞬間、ダークドラゴンの口から黒い光線が放たれる。

 

ネプギアを守る、昂次元の翼は黒い光線を受け止める。

 

 

「昂翼天翔!」

 

 

 ネプギアが回転しながら舞い上がる。

 

すると、ネプギアに生えた光の翼がダークドラゴンの光線を打ち消し、parryの文字が表示される。

 

更にその翼がダークドラゴンの顔を切り裂くと、987万のダメージが当たる。

 

 

「馬鹿な! 弾き返しただと!?」

 

 

 ロキが驚愕の表情を浮かべる。

 

 

「この昂次元の力があれば負けません!」

 

 

 ネプギアは凛とした声でロキに向かって言い放つ。

 

 

「ガアアアアアア!」

 

 

 ダークドラゴンが周囲に黒い稲妻を放つ。

 

 

「くっ! ガッツが発動している所為か速い……」

 

 

 エスーシャが苦しそうな顔で稲妻を避ける。

 

ダークドラゴンのガッツが発動したことにより、稲妻の落下速度が速くなっているのだ。

 

エスーシャは何とか回避したが、シーシャは、「しまった!」と言って稲妻の直撃を受けてしまう。

 

シーシャは1812のダメージを受けるとHPゲージが九割近く減ってしまう。

 

 

「シーシャ!?」

 

 

 エスーシャがシーシャを心配して声を上げる。

 

ビーシャも、「大丈夫、シーシャ!」と心配をした。

 

 

「ドジった。コンパ、回復を頼むよ」

 

 

 シーシャが苦しそうな顔で、コンパに回復を要求する。

 

コンパは急いでシーシャの元に向かうと、「はいですー!」と言って手当を始めた。

 

 

「昂次元を発動したネプギアはダークドラゴンと互角以上だけど、私達はそうはいかないわね」

 

 

 アイエフがダークドラゴンを攻撃しながら、悔しそうに呟く。

 

アイエフのカタールの攻撃は当たるには当たるが、ガッツで防御力の上がったダークドラゴンにはダメージが1万前後まで低下していた。

 

 

「あいちゃん、諦めちゃダメだよ。わたし達でも出来ることをしようよ」

 

 

 大きいネプテューヌがそう言ってアイエフを励ますと、「そうね。大きいネプ子の言う通りだわ、少しでもダメージを与えなきゃね」とアイエフが気を取り直す。

 

 

「アイエフ達は苦戦しているみたいね」

 

 

 ユニが苦戦する仲間達を見ながら呟く。

 

それを聞いたラムは、「わたし達が、サッサとやっつけちゃえばいいのよ」と自信満々に言い放つが、「でも、まだまだHPあるみたいだよ」とロムが言う。

 

 

「はあああああああ!!!」

 

 

 ネプギアはダークドラゴンと正面から激しい打ち合いを繰り広げていた。

 

ダークドラゴンの三つの首と前足がネプギアのM.P.B.Lや昂次元の翼が火花を散らす。

 

 

「ええい! ダークドラゴン、そいつに構っていても埒があかん! まずは周囲の雑魚どもから蹴散らすのだ!」

 

 

 ロキがそう指示をすると、ダークドラゴンは黒い稲妻の準備に力を溜める。

 

 

「くっ! 撃たせません!」

 

 

 ネプギアは攻撃を激しく行うことで、黒い稲妻の発動を阻止しようとするが、ダークドラゴンはそれに怯まず黒い稲妻を発動させる。

 

 

「またアレが来るの!?」

 

 

 ゴッドイーターが戦々恐々として空を見上げる。

 

すると大量の稲妻がアイエフ達に降り注ぐ。

 

 

「これを避けるのは難儀ですの~」

 

 

 がすとは慌てて稲妻を避けるが、「くあああああ!!」とニトロプラスが稲妻を受けてしまう。

 

続けて、「いたーーーー!?」と日本一もダメージを受ける。

 

二人とも1800近いダメージを受けて、HPが九割近く減少してしまう。

 

 

「回復回復~!?」

 

 

 慌ててコンパが回復に向かうが、慌てた所為か、「きゃああああ!?」とコンパも稲妻を受けてしまう。

 

1395のダメージを受けてコンパのHPも九割以上減少してしまう。

 

 

「コンパさん!」

 

 

 イストワールは慌てて、「天の恵み!」と回復魔法を使ってコンパを回復する。

 

更にアイエフが、「グリーンノア!」と回復魔法を使う。

 

ヒーラーではない二人の回復だが、二人同時の回復によりコンパのHPが全快する。

 

 

「マズいね。敵がこっちに狙いを絞ってきたよ」

 

 

 ファルコムが神妙な顔をしながら言うと、「あの指示を出してるロキが厄介だね」とファミ通が言う。

 

 

「そら、もう一度だ。ダークドラゴン!」

 

 

 勢いづいたロキが再びダークドラゴンに黒い稲妻の指示を出す。

 

再び、溜め動作に入るダークドラゴン。

 

 

「ユニちゃん、ウィークネスバレット! 集中攻撃でダークドラゴンに止めを刺そう!」

 

 

 ネプギアが叫ぶと同時に、「了解!」とユニがダークドラゴンの頭部にウィークネスバレットを当てる。

 

 

「行け! グングニル!」

 

 

 ネプギアが叫ぶと同時にグングニルを頭部に投げつけると、2297万のダメージが当たる。

 

続けて、「ラムちゃん、とびでるよ!」とロムがラムに攻撃力アップの魔法を使い、ラムが、「とりゃーーー! メギンギョルズ!」とラムがアイスハンマーをダークドラゴンの頭部に振り下ろすと、1851万のダメージが当たる。

 

更に、「レヴァテイン!」とユニが火炎放射をダークドラゴンの頭部に当てると1782万のダメージが当たる。

 

最後にプラエが、「これで止まって、グレイプニル!」と巨大な鎖で頭部に追撃をし、1425万ダメージを当てる。

 

 

「グワアアアアア!」

 

 

 悲鳴を上げるダークドラゴン。

 

 

「倒した!?」

 

 

 ネプギアが期待を籠めた声で言う。

 

ダークドラゴンのHPゲージは既にゼロになっていた。

 

 

「このままで終われるか! 俺様の力を貸してやる! 甦れダークドラゴン!!」

 

 

 ロキがそう言うとロキがダークドラゴンの頭部と融合する。

 

 

「グオオオオオオン!」

 

 

 ダークドラゴンが雄叫びを上げるとダークドラゴンの頭部に金色のたてがみが生えて来る。

 

鱗も黒だったのが青黒い色になっていた。

 

 

「これは第二形態って奴かな? ボスのお約束だね」

 

 

 ファルコムがそう言うと、「呑気に言ってる場合じゃないわよ。これはマズいわ」とアイエフが舌打ちをする。

 

 

「ハハハハハ!! 力がみなぎるぞ! くらえ!!」

 

 

 ダークドラゴンと融合したロキがそう叫ぶと、同時に何本もの黒い稲妻が降り注ぐ。

 

 

「くわああああ!?」

 

 

 稲妻が当たったファミ通が悲鳴を上げる。

 

 

「きゃああああ!?」

 

 

 ゴッドイーターも稲妻に当たってしまう。

 

二人ともHP2800近いダメージ受けてHPがゼロになって戦闘不能になってしまう。

 

 

「そ、蘇生ですのー!」

 

 

 慌てて、がすとが蘇生の準備をするが、未だに降り続ける稲妻の所為でそれが出来ない。

 

 

「何て威力なんだ、タンクの二人が一発なんて、アタシ達じゃ耐えられない」

 

 

 シーシャが驚きの声を上げると、「これはマズいな……」とエスーシャも焦りの声を上げる。

 

その間も、ダークドラゴンと融合したロキの稲妻攻撃は続く。

 

 

「このままでは壊滅してしまいます」

 

 

 稲妻を避けながら、イストワールが焦りの声を上げる。

 

 

「どうしよう! みんなを守らなきゃ!」

 

 

 ネプギアは焦って仲間達を助けに行こうとするが、「範囲が広すぎてどうしようもないわ! アンタは自分の役目を果たしなさい!」とユニが稲妻を避けながら、ネプギアにタンクに集中するよう喝を入れる。

 

 

「くっ……せめてダークメガミみたいにシェアリングフィールドで弱体化できれば!」

 

 

 ネプギアが悔しそうに言う。

 

以前に戦った同じ巨体のダークメガミは、シェアリングフィールドという空間に閉じ込めて弱体化させることで安全に戦うことが出来た。

 

 

「そう! そうだよ! シェアリングフィールドだよ! 何で今まで気が付かなかったんだろう!」

 

 

 ネプギアが思いついたように明るい声で言う。

 

 

「ギアシステム! シェアリングフィールドを参考にダークドラゴンを弱体化する方法を探して!」

 

 

 ネプギアがそう言うと、ギアシステムがもの凄い速さで計算を始める。

 

海男から貰ったシェアリングフィールドの資料を参考にシェアリングフィールドに似た現象でダークメガミと同じようにダークドラゴンを弱体化しようというのだ。

 

 

「何を企もうとダークドラゴンと融合した俺様を止めることはできん!」

 

 

 ダークドラゴンと融合したロキが口から黒い光線を放つ。

 

ネプギアはそれを回避して、ギアシステムの計算する情報を処理し始める。

 

 

「出来た! ユニちゃん、ロムちゃん、ラムちゃん、プラエちゃん、私の指示通りに動いて!」

 

 

 ネプギアはアークスを通じて、ユニ達に指示を送る。

 

 

「これは!」

 

 

 ユニが驚きの声を上げる。

 

それに合わせて、「わかった! 流石はネプギアね!」とラムがネプギアを称賛する。

 

 

「がんばるよ!」

 

 

 ロムがそう言ってガッツポーズをしながら動き始める。

 

プラエも動きながら、「プラエの超能力で援護するね」とダークドラゴンと融合したロキの動きを遅くする。

 

ネプギア達は、ネプギアを頂点とした四角錐形のピラミッドを作り、それでダークドラゴンと融合したロキを囲うように配置する。

 

 

「みんな、声を揃えて心を一つにして!」

 

 

 ネプギアがそう叫ぶと、ユニ達は力強く頷く。

 

 

「「「「「邪悪なる者に討ち克つ力を! 破邪顕正! セイクリッド・ディメンション・ジオメトリー!!」」」」」

 

 

 ネプギア達が叫ぶと、薄紫色の光の線がネプギア達を繋ぐ。

 

 

「ぐおおおおおおお!?」

 

 

 薄紫色の光のピラミッドに拘束されたダークドラゴンと融合したロキは苦しそうな叫びを上げる。

 

 

「くそっ!? なんだ力が抜けて行く……」

 

 

 焦りの声を上げるロキ。

 

 

「あなたは、私達九花の空間、【セイクリッド・ディメンション・ジオメトリー】で捕らえました! もうあの黒い稲妻を使うことは出来ません!」

 

 

 ネプギアが凛とした声で言うと、「セイクリッド・ディメンション・ジオメトリーだと!?」とロキが歯ぎしりしながら言う。

 

 

「シェアリングフィールドを参考に、昂次元と九花の力を拘束に使ったものです。この空間に閉じ込められた相手は本来の力を出せません!」

 

 

 ネプギアの説明に、「そんな筈があるか!」とロキが叫ぶが、黒い稲妻は止まってしまう。

 

 

「これで決めます!」

 

 

 ネプギアがそう叫びながら、ダークドラゴンと融合したロキに接近すると、ユニ達女神候補生とプラエも攻撃を始める。

 

 

「イストワール様、私達も行きましょう!」

 

 

 アイエフがそう言うと、「そうですね! 蘇生の完了した人達は攻撃に加わって下さい!」とイストワールが指示を出す。

 

コンパとがすとはダメージを負った者の回復に集中し、回復が済んだ者はダークドラゴンと融合したロキへの攻撃に加わって行った。

 

 

***

 

 

「エネミーの最大HPは約5億。現在の総ダメージは4億23万5318です」

 

 

 セイクリッド・ディメンション・ジオメトリーでパワーダウンしたダークドラゴンと融合したロキは、ネプギア達女神候補生とプラエやアイエフ達によりHPが残り僅かになっていた。

 

 

「くそおおおおおおおおおお!?」

 

 

 怒り狂ってネプギアに黒い光線を吐くダークドラゴンと融合したロキ。

 

しかし、ネプギアは、「効きません!」と言うと、parryの表示が出る。

 

昂次元の翼を盾にし攻撃を受け流したのだ。

 

 

「もう少しで倒せる!」

 

 

 ネプギアがそう叫ぶと、ネプギアの脳裏に一本の剣が浮かび上がる。

 

ギアシステムからの指示である。

 

 

「ゲハバーン!」

 

 

 ネプギアは迷わずギアシステムの指示に従って、その剣、ゲハバーンを呼び出す。

 

 

「ネプギア!?」

 

 

 驚きの声を上げるユニだが、ネプギアは小さく微笑むと、「前みたいな無理はしないよ」と言う。

 

ネプギアはゲハバーンの柄を握り高く掲げると、「みんな! 私に力を貸して!」と叫ぶ。

 

その声を聞いた仲間達は、ネプギアに向けて利き手を突き出すと、ネプギアに対してシェアエネルギーを送るよう念じる。

 

 

「来る! みんなの願いの力が! 動いてゲハバーン! みんなの想いに、私の想いに応えて!」

 

 

 ネプギアがそう叫ぶと、「ゲハバーン、起動率235%」とネプギアの耳にNギアからのアナウンスが流れる。

 

同時にネプギアの脳裏に両断されたダークドラゴンと融合したロキの姿が映る。

 

 

「行ける!」 

 

 

 ネプギアはプロセッサユニットのブースターを全開にするとダークドラゴンと融合したロキに向けて突撃する。

 

 

「紫昂剣、一文字斬り!」

 

 

 ネプギアが一文字にダークドラゴンと融合したロキを斬り抜けると、1億3254万のダメージと共に真っ二つに切り裂かれる。

 

 

「そんな! そんな馬鹿なぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 断末魔の叫びと共に、ダークドラゴンと融合したロキが消滅して行った。

 

 

「勝った! 勝ったわ!」

 

 

 ラムが喜びの声と共に飛び跳ねる。

 

 

「やったね、ラムちゃん」

 

 

 ロムはそう言うと、ラムに向けて手を突き出して、ラムとタッチを交わす。

 

更に、プラエともタッチを交わすロムとラム。

 

 

「やるじゃない、ネプギア」

 

 

 ユニがネプギアに対して、拳を突き出すと、ネプギアはそれに拳を合わせてグータッチして、「みんなのおかげだよ」と答えた。

 

見れば、アイエフ達も互いに勝利を喜びあっていた。

 

すると、ネプギアの前にオーディンが飛んで来る。

 

 

「ロキを倒したか……」

 

 

 オーディンがそう言うと、「はい、これもオーディンさんのくれた、アーティファクトのおかげです」とネプギアが笑顔で答える。

 

 

「うむ、ネプギアちゃん達ならやってくれると信じておったわ」

 

 

 オーディンは笑顔で言うが、(これでロキが死んだとは思えん……油断はしない方がいいじゃろう)と考えていた。

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