新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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057プラネテューヌ戦争

 イストワール達が救出された翌日。

 

G.C.2021年2月4日 木曜日。

 

ギャザリング城の広間にネプギア達は集まっていた。

 

 

「そんな……お姉ちゃんが……」

 

 

 ネプギアにとっては二重のショックだった。

 

姉のネプテューヌがイストワール救出を妨害したこと、それにより大きいネプテューヌが自分を囮にして残ったこと。

 

 

「申し訳ありません、私を助ける為に……」

 

 

 イストワールが申し訳なさそうにネプギアに謝ると、「いーすんさんの所為じゃありません。やっぱり私が行って、ちゃんとお姉ちゃんと話せば……」とネプギアが顔を俯かせる。

 

 

「それは難しいと思うな。問答無用で攻撃してきたし」

 

 

 ファミ通がネプテューヌとプルルートに攻撃された時のことを思い出しながら言うと、「何の警告もなかったわ」とニトロプラスが続けて言う。

 

 

「責任なら、この作戦を立案した私にあります。どうか御自分を責められませんようお願いします」

 

 

 サンジェルマンが丁寧に頭を下げながら言う。

 

 

「責任の所在より、これからどうするかの方が重要じゃないのか?」

 

 

 エスーシャがそう言うと、「そうだね。一体ねぷねぷに何があったの?」とビーシャが続けて言う。

 

 

「ねぷねぷがおかしくなっちゃったです~」

 

 

 コンパが悲しそうに言うと、「きっとアイツ等がネプ子に何かしたのよ!」とアイエフが激昂する。

 

 

「アイツ等ってボークってヤツのこと?」

 

 

 日本一がそう言うと、「アイツだけじゃないわ。イクスってヤツもよ」とアイエフが答えた。

 

 

「私が神次元で彼等を放置していたのが原因です。申し訳ございません」

 

 

 神次元のイストワールが申し訳なさそうに頭を下げる。

 

すると、「そもそも、神次元の住人がどうして、超次元にいるんですの?」とがすとが神次元のイストワールに質問する。

 

 

「はい、ボークはイクスと共にプルルートさんの庇護の元で、どんどん仲間を増やしていき、いつの間にか私以上の発言力を持つようになってしまいました。そしてボークは仲間と共に、神次元と超次元はネプテューヌさんとプルルートさんによって治められるべきだという過激な思想を実行し始めたのです」

 

 

 神次元のイストワールの説明に、「それで、超次元に移動して来たの?」と日本一が神次元のイストワールに質問した。

 

 

「はい、まずは超次元のプラネテューヌを掌握する為だそうです」

 

 

 神次元のイストワールはそう言うと、「その際に、私はイクスに捕らえられてしまいました」と残念そうに言う。

 

 

「ここから先は私が説明しましょう」

 

 

 イストワールが神次元のイストワールから話を引き継ぐようにそう言うと、「超次元に来たボーク達はプルルートさんの仲介でネプテューヌさんに取り入り、私の知らぬ間に権力を伸ばしていきました」と続けて言う。

 

 

「それにしても、ネプテューヌもプルルートもどうしてボーク達なんかに簡単に権力を渡しちゃうんだい?」

 

 

 シーシャが不思議そうに言うと、「ネプテューヌさんにもプルルートさんにも、私達の諫言より、ボーク達の甘い誘惑の方が魅力的だったのでしょう」とイストワールが残念そうに言う。

 

 

「ボークは、プルルートさんに国政やクエストをせずに、一日中お昼寝や遊びだけをしていれば良いと吹き込んでいましたからね」

 

 

 神次元のイストワールも残念そうにそう言うと、「傀儡政権の佞臣のお手本みたいな奴等ね!」とユニが憤る。

 

 

「ねいしん?」

 

 

 ユニの言葉に首を傾げるロム。

 

更にラムが、「ねーしんってなに?」って質問をすると、「口先巧みに主君にへつらう、心のよこしまな臣下のことよ」とユニが答える。

 

 

「それにしたって、騙され過ぎじゃないかい? それにイストワール以外の人はどうしたんだい?」

 

 

 ファルコムが質問すると、「ボークの手際が巧妙だった?」とゴッドイーターが首を傾げる。

 

すると、イストワールは首を左右に振り、「ボークのやり方自体は稚拙でした。問題なのはイクスと彼等の持つカオスアニマです」と答える。

 

 

「あの人と話した人は、みんなおかしくなっちゃうです~」

 

 

 コンパが悲しそうに言うと、「おかしくなる?」とファミ通が聞き返す。

 

 

「思考がボーク寄りになり、過激な発言が目立つようになるのです」

 

 

 イストワールがそう説明すると、「洗脳か催眠の類だと思うんだけど、正体は掴めなかったわ」とアイエフが付け加える。

 

 

「カオスアニマは普段人が抑圧している負の感情を解放する物だって、Vさんが言っていました。多分そのせいです」

 

 

 ネプギアがそう説明すると、肩を落として、「……やっぱり、強引にでもプルルートさんからカオスアニマを取り上げておくべきでした」と神次元のイストワールが残念そうに言う。

 

 

「かわいーすんさんの所為じゃないです。私がもっと毅然とした態度で、お姉ちゃんやプルルートさんと話していれば」

 

 

 ネプギアがそう言うと、「……つまり、今のプラネテューヌがおかしいのは、イクスって人とボークって人が、ネプテューヌ様を操っているせい?」とデンゲキコが言うと、「そうだね。そうなるね」とファミ通が答える。

 

更に、「後は、カオスアニマに魅せられた人達の目も覚まさせてあげないとね」とユニが付け加える。

 

 

「それで、プラネテューヌがおかしくなった原因は分かったが、これからどうするんだ?」

 

 

 エスーシャがサンジェルマンに向けて質問をすると、「ネプギア様とイストワール様を中心にレジスタンスを開始するのです」とサンジェルマンが答える。

 

 

「れじすたんす?」

 

 

 ロムが首を傾げると、「なにをしまうの?」とラムが質問をする。

 

するとユニが、「そのタンスじゃないわよ。横暴な統治者とかに対する抵抗運動のことよ」と説明をする。

 

 

「……お姉ちゃんに対してレジスタンスなんて……」

 

 

 ネプギアがそう言って困った顔をすると、「しかし、穏便に済ませるには事が大きくなり過ぎてしました」とイストワールが言う。

 

 

「いーすんさんは賛成なんですか?!」

 

 

 ネプギアが驚いた声を上げると、「私としても、そのようなことはしたくないのですが、今のプラネテューヌを止めるにはそれしかありません」とイストワールが答える。

 

 

「そんな……」

 

 

 ネプギアはショックで俯いてしまう。

 

 

「残念だけど、こちらがプラネタワーに侵入して、イストワール達を救出したことは知られている。早急に何か手を打つべきだと思うわ」

 

 

 ニトロプラスがそう言うと、広間のドアが突然開かれる。

 

 

「大変です! プラネテューヌ本国から武装した兵が大勢!」

 

 

 フィナンシェが慌てながら言うと、「今、システィーナの街の入り口まで来ています!」とあんみつが続けて言う。

 

 

「やはり来ましたか……」

 

 

 イストワールが怪訝な表情を浮かべると、「とにかく、向かいましょう。案内して下さい」とネプギアがフィナンシェとあんみつに案内を頼む。

 

ネプギア達は車に乗ってシスティーナの街の入り口まで急ぐ。

 

衰弱していたイストワール達とアイエフとコンパは留守番だ。

 

 

***

 

 

 街の入り口は予想以上に荒れていた。

 

 

「貴様ー! ネプテューヌ様を愚弄するか!」

 

 

 プラネテューヌの兵士が銃床で男性を殴り倒す。

 

殴り倒された男性は、「そんなこと言ったって、このシスティーナはネプギア様のものだ!」と抵抗する。

 

 

「それが田舎者の勘違いだと言っているのだ。ネプギアなど愚妹中の愚妹! 信仰するにあたいせぬわ!」

 

 

 プラネテューヌの兵士がそう言うと、別のプラネテューヌの兵士が、「さあ! この絵を踏むんだ!」と男性の足元にネプギアの絵を落とす。

 

 

「ふ、踏めません!」

 

 

 男性が必死の顔で抵抗すると、「貴様~~! 逆らうか!」とプラネテューヌの兵士が男性に銃を向ける。

 

 

「乱暴は止めて下さい!」

 

 

 そこにネプギアが凛とした声を張り上げる。

 

 

「何者だ!?」

 

 

 振り向くプラネテューヌの兵士達。

 

 

「このシスティーナ地方を任されている、女神候補生ネプギアです!」

 

 

 ネプギアがそれに答えるように答えると、プラネテューヌの兵士達は、「ちっ、愚妹が来たか……」と蔑んだ視線を向ける。

 

しかし、システィーナの街の人々は、「おお! ネプギア様だー!」と歓声を漏らす。

 

 

「ええい! 黙れ田舎者! 貴様等が信仰すべきは愚妹ではなく、姉のネプテューヌ様だ!」

 

 

 プラネテューヌの兵士がそう言って怒鳴り散らすと、「何よ、横暴ね。信仰なんて自由でしょ」とユニがネプギアを庇うように前に出る。

 

更にラムが、「そーよそーよ! 乱暴者~!」と言うと、「乱暴な人キライ」とロムが言う。

 

それに乗ったシスティーナの住人も、「カエレー! カエレー!」とプラネテューヌの兵士に帰れコールを始めた。

 

 

「くっ……住人の教育がなってない。やはり愚妹だな」

 

 

 プラネテューヌの兵士がそう言って更に蔑むと、「私のことはどう言っても構いません。ですが、街の人を悪く言うことは、このシスティーナを預かる者として許せません」とネプギアが言う。

 

 

「貴様には、もうその権利はない」

 

 

 プラネテューヌの兵士がそう言うと、ネプギアは、「え?」と言って固まってしまう。

 

 

「貴様のシスティーナの地方での任はネプテューヌ様によって解かれた! もはや貴様はシスティーナの領主でも何でもない!」

 

 

 プラネテューヌの兵士が勝ち誇ったように言うと、「更に貴様には、政治犯を匿った罪で出頭命令も出ている。大人しく縛につけ」と別のプラネテューヌの兵士が言う。

 

それを聞いたネプギアは、「そんな……お姉ちゃんが……」と言ってショックを受けてしまう。

 

 

「ふざけないでよ。そんなの従える訳ないでしょ!」

 

 

 ネプギアに代わってユニがそう言って激昂すると、「システィーナはネプギアお姉さんのものだよ!」とプラエも抵抗する。

 

更にラムが、「バーカ! バーカ! システィーナはわたし達のものよ」と言い、ロムが、「キライ! 帰って!」と言うと、再びシスティーナの住人から兵士に向けて帰れコールが沸き上がる。

 

 

「ええい! 黙れ! ネプテューヌ様はゲイムギョウ界の唯一絶対の神。そのお方の決定に逆らうなど万死に値する!」

 

 

 プラネテューヌの兵士達が銃を構えて撃とうとすると、それより早くユニの射撃がプラネテューヌの兵士達の銃を叩き落とす。

 

 

「貴様っ!」

 

 

 プラネテューヌの兵士達がユニを睨む。

 

するとユニが、「自国民を撃とうとするなんてサイテーね」と蔑むように言う。

 

 

「ネプテューヌ様を信仰せぬ輩など、プラネテューヌ国民ではない! 逆賊だ! よって粛清する!」

 

 

 プラネテューヌの兵士がそう言うと、後ろで控えていた大勢の兵士が銃を構えて戦闘態勢を取る。

 

更に後方には戦車や装甲車までもが控えていた。

 

 

「あれだけの兵士と兵器に攻め込まれては、守り切れない! ここで食い止めないと!」

 

 

 ファルコムがドラゴンスレイヤーを抜きながら戦闘態勢を取り、「正当防衛ですの!」とがすとが構えを取る。

 

 

「でも、プラネテューヌの……お姉ちゃんの兵と戦うなんて……」

 

 

 ネプギアがそう言って二の足を踏むと、「しっかりしなさい! アンタが守らないで誰がこのシスティーナを守るのよ!」とユニが叫ぶ。

 

ユニの発言に、「はっ!」と目を見開くネプギア。

 

その目には、兵士達に怯えているシスティーナの人々が映っていた。

 

 

「……っ! システィーナの人々を傷つけることは許しません!」

 

 

 そう言うとネプギアは女神化をする。

 

その言葉を聞いたラムは、「それでこそネプギアよ!」と言いながら変身し、「わたしも一緒に頑張る」とロムも変身する。

 

 

「行くわよ! ネプギア!」

 

 

 ユニがそう言って変身すると、「行こう、ネプギアお姉さん!」とプラエも変身をする。

 

 

「戦車や装甲車は私達がなんとかします。ファルコムさん達は兵士を止めて下さい!」

 

 

 ネプギアはそう言って、戦車と装甲車に突っ込んで行く。

 

ユニ達もその後に続く。

 

 

「よーし! 行くよ!」

 

 

 シーシャがそう言って兵士達に向かって行くと、「システィーナの人達を守ってみせる!」とゴッドイーターも兵士達に立ち向かって行く。

 

 

***

 

 

「退け! 退けーーーー!」

 

 

 プラネテューヌの兵士が号令をかける。

 

戦いはすぐに決着がついた。

 

ネプギア達、女神が兵器を破壊すると、ファルコム達熟練の戦士が兵士達をあっという間に蹴散らしたのだ。

 

 

「こらー! 待てー!」

 

 

 日本一が兵士を追うが、「深追いはしないで下さい」とネプギアはが言うと諦める。

 

 

 プラネテューヌの兵士達を蹴散らしたネプギア達。

 

念の為、ファルコム達をシスティーナの入り口に見張りとして残して、ネプギア達はギャザリング城に戻って来ていた。

 

ネプギア達はギャザリング城の広間でイストワール達と会議をしていた。

 

 

「そうですか……やはり戦いになってしまいましたか」

 

 

 イストワールが残念そうに肩を落とす。

 

それを見たネプギアも肩を落とすと、「ごめんなさい……止められませんでした」と謝る。

 

 

「ネプギアは悪くないわ。悪いのはあの兵士達よ!」

 

 

 ラムがそう言うと、「ネプギアちゃんは悪くない」とロムがそれに続き、「プラエもネプギアお姉さんは悪くないと思う」とプラエも言う。

 

 

「一番悪いのは、その大本に居るボーク達でしょうけどね」

 

 

 ユニが腕組みしながらそう言うと、「こうなったからには、レジスタンスの結成を急がなくてはいけませんね」とサンジェルマンが言う。

 

 

「何とかお姉ちゃんを説得できないでしょうか?」

 

 

 ネプギアの言葉に、サンジェルマンが力なく首を左右に振ると、「難しいでしょうな。聞けばネプギア様のシスティーナでの任を解かれたのはネプテューヌ様本人と言うではありませんか」と言う。

 

それを聞いたイストワールが、「……残念ながらサンジェルマンさんの言う通りです。例え話し合いに行っても途中で捕まるのがオチでしょう」と言うと、「そうですか……」とネプギアは力なくうなだれる。

 

 

「話を進めましょう。それで、レジスタンスってどう結成するの?」

 

 

 ユニがそう言うと、「まずはシスティーナ地方の村長やデミヒューマンの族長を集めて事情を説明し、協力を要請するのです」とサンジェルマンが説明を始める。

 

 

「……協力してくれるでしょうか?」

 

 

 ネプギアが心配そうに言うと、「今日の惨状やプラネテューヌからの無茶な要求を事細かに説明するのです。システィーナ地方の人々はネプギア様を慕っています。必ずや協力してくれるでしょう」とサンジェルマンが答える。

 

 

「でも、人間同士の争いにデミヒューマンの人達を巻き込むなんて、気が引けます」

 

 

 ネプギアの言葉にイストワールが首を横に振ると、「お気持ちは分かります。ですが、ネプギアさんをシスティーナ地方の任から解こうとした時点で、彼等は抵抗運動を起こすでしょう」と言う。

 

更にサンジェルマンが、「それなら、各個で抵抗運動を起こすより、ネプギア様の元に一つにまとめた方が安全かつ効率的です」と付け加える。

 

 

「私も、今のネプ子のやり方に反対している組織を幾つか知ってるわ。そっち方面にも協力を要請しましょう」

 

 

 アイエフの言葉に、「わたしも、今のねぷねぷには付いて行けないって人知ってますから声を掛けてみるです~」とコンパが続く。

 

 

「更には、ラステイション、ルウィー、リーンボックスの各国にも協力の書状を送ります」

 

 

 サンジェルマンが話を続けると、「他の国も巻き込むんですか!?」とネプギアは驚きの声を上げる。

 

 

「残念ですが、サンジェルマンさんの言うことが正しいです。システィーナ地方だけの戦力では、プラネテューヌに対抗することはできません」

 

 

 イストワールがそう言うと、「えー? お姉ちゃん頼るの~」とラムが不満そうに言い、「連れ戻されたりしないかな(おろおろ)」とロムが不安そうにする。

 

更に、ユニも、「お姉ちゃんや効率第一のケイが協力してくれるかしら?」と言う。

 

三人とも、まだ姉妹喧嘩が尾を引いているようだ。

 

 

「協力せざるを得ないでしょう。現在のプラネテューヌは女神カースト制度という思想を全ゲイムギョウ界に公表しています」

 

 

 サンジェルマンの言葉に、「あの、ネプ子とプル子がゲイムギョウ界の唯一絶対の神で、それ以外は下位の女神で信仰にあたいしないってヤツね」とアイエフが苦々しく言う。

 

 

「私も、アレは他国との軋轢になると必死に止めたのですが、止められませんでした」

 

 

 イストワールが残念そうに言うと、「その女神カースト制度を止めさせる為に協力してくれるわけね」とユニが納得をする。

 

 

「大変です! テレビを点けて下さい!」

 

 

 話の最中、フィナンシェとあんみつが慌てて広間に入って来る。

 

アイエフが、「今度はなに?」と問いただすと、「とにかく、テレビを!」とあんみつが言う。

 

コンパがテレビを点けると、そこには変身したネプテューヌが映る。

 

 

「お姉ちゃん!?」

 

 

 驚くネプギア。

 

 

「……と、言うことでシスティーナ地方は、魔女ネプギアと共にプラネテューヌに反旗を翻しました」

 

 

 ネプテューヌの隣に座っていたボークが喋る。

 

その言葉には怒気が込められていた。

 

 

「散々プラネテューヌの世話になっておきながら、都合が悪いと裏切る。この後足で砂をかけるような行為、プラネテューヌの教祖として断じて許すことはできません!」

 

 

 マイクを片手に熱弁をするボーク。

 

ネプテューヌはその隣で静かに佇んでいた。更にその隣には変身したプルルートが足を組んで座っていた。

 

 

「今後、システィーナや魔女ネプギアに関わるものは国賊として扱い、断固たる対応を取って行くつもりです! 我々はネプテューヌ様とプルルート様を目指す理想の世界の為に努力を惜しみません!」

 

 

 ボークはそこまで喋ると、敬礼をして、「ジーク! ネプル!」と叫ぶ。

 

続けてネプテューヌがマイクを握ると、「今、ボークが言ったことは本当よ。ネプギアに味方する者は国賊として、わたしが斬るわ」と言う。

 

今度はプルルートがネプテューヌからマイクを取り上げると、「斬るなんて、もったいないわ~。わたしがた~~っぷり可愛がって、あ・げ・る」と妖艶な声で言う。

 

 

「これはプラネテューヌからの宣戦布告ですな」

 

 

 サンジェルマンがそう言うと、「こちらも早く対応を取らないといけませんね」とイストワールがそれに答える。

 

 

「…………」

 

 

 ネプギアは、その話を俯きながらその話を聞いていた。

 

その様子を見たプラエが、「ネプギアお姉さん?」と問いかけると、「いつの間にかお姉ちゃんと戦う話が進んでる……私、こんなことしたくないのに……」とネプギアは目に涙を溜める。

 

 

「ネプギア……」

 

 

 心配そうにネプギアを眺めるユニ。

 

更にロムも、「ネプギアちゃん……」と、ラムも「ネプギア……」とユニと同じように心配そうにネプギアを眺める。

 

 

「気持ちは分かるわ。シスコンのアンタがネプテューヌさんと戦いたくないって気持ちは」

 

 

 ユニはそう言うと、「でもね。今のシスティーナを守って、ネプテューヌさんの目を覚まさせてあげられるのはアンタだけなのよ」と続けて言う。

 

 

「うん……そうだね。そうだよね。ユニちゃん、心配してくれてありがとう」

 

 

 ネプギアは左手で涙を拭いながら、右手をユニに差し出す。

 

ユニはネプギアの右手をがっちり握ると、「大丈夫よ。アタシが支えてあげるから」と力強く言う。

 

 

「わたしも支えるわ」

 

 

 ラムがそう言いながら、ネプギアとユニの握手した手の上に手のひらを置く。

 

更に、「わたしも」とロムがラムの手の上に手のひらを置くと、「プラエも」とプラエがロムの手の上に手のひらを置く。

 

 

「ありがとうみんな」

 

 

ネプギアは仲間達の顔を見渡しながらお礼を言った。

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