新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2 作:ゆーじ(女神候補生推し)
伏姫から仁義八行の力を教わってから数日後。
G.C.2021年3月23日 火曜日。
再び、プラネテューヌ軍がシスティーナに侵攻してきた。
ネプギア達は直ちに出撃し、両軍は前回と同じ地点で睨み合っていた。
布陣も前回と同じく、レイ率いる先鋒の軍にネプギア達女神以外のメンバーが配置されていた。
「まさか、一ヶ月も経たない内に、また攻め込んでくるなんて……ネプ子は何を考えてるのかしら?」
システィーナ軍の駐屯地の天幕にいたアイエフが腕組みしながら考え込む。
コンパが、「プラネテューヌの兵士さんかわいそうです~」とそれに同調すると、「わたしも同情しちゃうなー。戦争なんて嫌だよねー」と大きいネプテューヌが言う。
「そうだね。プラネテューヌの兵士達も、疲れ切っているだろうね」
ファミ通が頷きながら言うと、「それなら今回も楽勝かもね」と日本一が言う。
「そうだね。システィーナ軍の士気は高いし、この前の戦いで降伏したプラネテューヌ兵も沢山仲間になったし」
ビーシャの言う通り、前回の戦いでボークについて行けないと言う兵が多数システィーナ軍の軍門に降っているのだ。
そのお陰でシスティーナ軍は以前より増強されている。
「でも、油断は禁物ですの」
がすとの言葉に、「そうね。まだまだ兵力差はあるわ」とニトロプラスが同意する。
ファルコムも、「ああ、慎重にいこう」と言う。
「プラネテューヌ軍が動いたよーーー! 出陣だ!」
そこにゴッドイーターが叫びながら天幕に入って来る。
「来たね。いっちょ、やってやろうか」
シーシャが指をポキポキと鳴らしながら立ち上がると、「降りかかる火の粉は払わなければな」とエスーシャも立ち上がった。
***
「よーし! やっちゃうよー!」
戦いが始まると、大きいネプテューヌが元気よく敵陣に斬り込んで行く。
「あー! 一番槍はあたしだよー!」
それを必死で追いかける日本一。
そんな二人を見て、「まるで子供ですの」と言って呆れる、がすと。
「ちぇいや! レイジングラッシュ!!」
大きいネプテューヌの双剣がプラネテューヌ兵を襲う。
カキンッ!
しかし、プラネテューヌ兵は手にした銃でネプテューヌの双剣を受け止める。
ドガガガガガガ!
反撃に銃を撃つプラネテューヌ兵。
「わわわっ!? 危ない!」
必死にそれを避ける大きいネプテューヌ。
「もう、ネプテューヌは何やってるのさ!」
日本一はそう言いながら、「ハリケーンキック!」と、飛び蹴りをプラネテューヌ兵に放つ。
カキンッ!
しかし、これもプラネテューヌ兵に受け止められてしまう。
ドガガガガガガ!
「うわわわわ!?」
プラネテューヌ兵の銃の反撃に逃げ惑う日本一。
「どういうこと? 前回より敵が強い!?」
ゴッドイーターが驚きの声を出す。
すると、「それ以前にこの軍服、プラネテューヌ兵じゃないわ!」とアイエフが言う。
「なんですって!?」
驚きの声を上げるニトロプラス。
「じゃあ、何処の軍なの?」
ファルコムの疑問に、「あの服と紋章は、神次元のラステイションのものよ!」とアイエフが答える。
「ええ~~!? どういうことですか~?」
大声で驚くコンパに、「じゃあ、あっちの別の軍服は!?」とビーシャが別の軍服を着た敵兵を指差す。
「あれは神次元のルウィー、それに神次元のリーンボックスの兵士までいるわ!?」
驚きの声で解説をするアイエフ。
それに対して、「神次元が攻めて来たって言うのかい!?」と質問するシーシャ。
「……ちっ……どういうことだ一体」
焦りの声を上げるエスーシャ。
そうこう話している間にも神次元の混合軍はシスティーナ軍を襲って来る。
神次元の混合軍は予想上に手強く、システィーナ軍をは劣勢を強いられていた。
「くっ……何故、急に手強く!?」
システィーナ軍を指揮していたアレスター家のレイが焦りの声を上げる。
「このままじゃ、負けてしまうですの~」
負傷兵を治療しながら、がすとが嘆く。
神次元の混合軍は戦車などの兵器を持ち出して、システィーナ軍を蹂躙しようとしてた。
ズキューーーーン!
同時に巨大なビームが神次元混合軍の戦車を吹き飛ばす。
「皆さん、諦めないで下さいっ!」
同時に変身した、ネプギアとロムとラムとプラエが急降下してくる。
ネプギアは、「孝の珠よ力を貸して」と叫ぶ。
ネプギアは伏姫に教えられたよう、孝の珠と同調すると、「M.P.B.Lエンペラー!」と言い、チェーンソー化したM.P.B.Lで戦車をバターのように引き裂いて行く。
「みんな、頑張って! ハイプリエスティス・サポート!」
ロムが補助魔法を使うと、システィーナ軍の攻撃力と防御力がアップする。
更に、「スロウ・ムーン!」とプラエが超能力を使うと、神次元の混合軍はスローモーションのように遅くなる。
二人ともネプギアと同じように、仁義八行の珠と同調しながらの援護なので、いつもより効果が上がっていた。
「よし! これなら!!」
ファルコムはそう叫ぶと反撃と言わんがばかりに神次元の混合軍に斬り込んで行く。
「あっちの戦車は、わたしが吹き飛ばすわ! 悌の珠よ、ハイエロファント・テンペストを使うわよ!!!」
ラムがネプギアが斬り込んでいる方面とは別の方向に向けて魔法を唱えると、巨大な緑色の竜巻が巻き起こり、神次元の混合軍の戦車を吹き飛ばして行く。
「ネプギア、どうしてココに?」
大きいネプテューヌが驚きの声を出すと、「ネプギアンダムで見ていたんです。戦況不利だと思ったから救援にきました」とネプギアが答える。
前回と同じく、ネプギアンダムRタイプで偵察していたところ、システィーナ軍の不利を悟り、急いで飛んできたのだ。
ズキューーーーン!
先程と同じ巨大なビームが神次元混合軍の戦車をまたも吹き飛ばす。
「じゃあ、あのビームはユニ様だね」
日本一がそう言うと、「正直、助かったよ」とビーシャが安堵の溜息を吐く。
「よし! 押し返そう!」
ゴッドイーターがそう言って斬り込むと、「おう!」とシーシャがそれに続き、「今までの借りを返してやる」とエスーシャもそれに続く。
ネプギア達の援軍により、一気に有利になったシスティーナ軍は神次元の混合軍を押し返し始めた。
「これなら……」
戦況がシスティーナ軍に傾いて来たことを見てネプギアが安心した声を出す。
ヒュンッ!
そんなネプギアに向けて黒い影が飛んでくる。
「えっ!?」
ネプギアが驚く間もなく、黒い影は、「これ以上はやらせないわ!」と叫ぶ。
「あうっ!?」
ネプギアは黒い影の持った剣で攻撃を受けると、2235のダメージを受けて吹き飛ぶ。
ネプギアのHPゲージが三割程減少する。
「……っ!?」
慌てて空中でバランスを取るネプギア。
黒い影は更にネプギアを追撃してくる。
カキンッ!
M.P.B.Lのブレード部分と黒い影が持った剣がぶつかり合い火花を散らす。
それにより、黒い影の人物と顔を合わせることになるネプギア。
その人物は白い髪をツインテールして灰色のプロセッサユニットを装備していた。
「ノワールさん!?」
ネプギアは驚きの声を出す。
するとノワールと呼ばれた人物は、「久しぶりね、ネプギア。少しはやるようになったじゃない」と不敵に笑う。
同時にノワールの右蹴りがネプギアの腹部にヒットする。
ネプギアは2354のダメージを受けて、HPゲージが半分以下になると、またも吹き飛ばされる。
再びネプギアは空中で受け身を取り、ノワールと対峙する。
「神次元のノワールさんが何で……?」
驚きを隠せないネプギア。
神次元は超次元と似ており、神次元のラステイションを治めるのは超次元と同じくノワールと言う名前の女性だ。
彼女がそのノワールなのである。
「あなたが、プルルートの邪魔をするからよ!」
神次元のノワールはプロセッサユニットのブースターを全開にしてネプギアに攻め寄る。
神次元のノワールの持った両手剣が激しい攻撃を見せる。
「くっ、手強い……」
あまり激しい攻撃に苦悶の表情を浮かべるネプギア。
「だけど!」
ネプギアはそう言って気合を入れると、孝の珠と同調する。
「孝の珠よ!」
ネプギアはM.P.B.Lのブレード部分で神次元のノワールの両手剣を弾くと、先程のお返しと言わんがばかりに、「ギアナックル!」とノワールの左頬にストレートパンチを食らわせる。
「ぐっ……」
25万のダメージと共に吹き飛ばされる神次元のノワール。
その間に、「ハイヒール!」と魔法を唱えて、ネプギアは減少したHPを満タンまで回復する。
「やるじゃない、ちょこまかと」
ギアナックルで殴られた部分を左手でさすりながら、「でも、それぐらいじゃないと面白くないわ」と神次元のノワールが不敵に笑う。
「もう止めて下さい。プルルートさんはカオスアニマの所為でおかしくなっちゃってるんです!」
ネプギアは声を張り上げて訴えるが、「プルルートとあなた、私がどっちの言い分を信じると思うの!」と神次元のノワールが再びプロセッサユニットのブースターを全開にして、ネプギアに襲い掛かる。
「親友のプルルートの方に決まってるでしょ!!」
そう言いながら攻撃を仕掛けてくる神次元のノワール。
鋭い蹴りがネプギアを襲う。
「アメジストの力よ!」
回避が無理と悟ったネプギアは素早く左手の防御の魔方陣を呼び出す。
更にアメジストの力で防御力をアップさせる。
「くっ……」
ネプギアに721のダメージが当たり、HPゲージが一割減少する。
神次元のノワールは思った以上のダメージの少なさに、「ちっ……」と舌打ちをすると、「随分、防御力が上がったわね」と言う。
「聞いて下さい、ノワールさん!」
必死に訴えるネプギアだが、「聞く耳持たないわ! プルルートの敵は私の敵よ!!」と再び斬り込んで来る神次元のノワール。
***
「きゃああああああ!?」
ラムの悲鳴が響き渡る。
ラムは吹き飛ばされると、2351のダメージを受けて放物線を描いて地面に落下する。
HPゲージは残り二割以下だ。
「ラムちゃん!」
「ラムさん!」
心配の声を上げるロムとプラエ。
「どうした! こんなモンか!」
水色の髪をして、白と赤のプロセッサユニットを装備した女神が仁王立ちで、ロムとプラエ立ち塞がる。
「……ブランさん、どうして?」
プラエが悲しそうな声を出す。
すると、「この人はお姉ちゃんだけど、お姉ちゃんじゃない」とロムが言う。
「どういうこと?」
プラエの疑問に、「神次元のブランさんよ」とユニの声が聞こえて来る。
その声に、「ユニちゃん、来てくれたの」とロムが喜びの声を出す。
「ええ、後方で狙撃って状況じゃないみたいだからね」
ユニは神次元のブランとに睨み合いながら前に出る。
今まで狙撃をしていたが、神次元のブランがロム達を襲い劣勢になっているのを見て急いで駆け付けたのだ。
「神次元は超次元と似てるって言ったけど、ここまでソックリだなんて」
驚きの声を上げるプラエ。
「ごほっごほっ……どうして、神次元のお姉ちゃんが邪魔するのよ」
杖を使って立ち上がりながら、ラムが言う。
それを聞いた神次元のブランは、「お前等が、プルルートの邪魔をするからだ」と答える。
「プルルートさんの邪魔をするから? 今のプルルートさんは正気じゃないんですよ」
ユニはそう言うが、「そんな戯言に騙されねぇ。プルルートはわたしの恩人なんだ、プルルートを泣かせることは絶対に許さねぇぞ!」と神次元のブランは手に持った戦斧で襲い掛かってくる。
「三人とも下がって!」
ユニがそう言って、テコンドーの構えを取りながら前に出る。
「お前がわたしに接近戦を挑もうって言うのか! 笑わせるな!」
豪快に戦斧を振るう神次元のブラン。
ユニは華麗なバク転で、それを避ける。
「トリコロールオーダー!」
神次元のブランの攻撃の隙に、ユニは素早い蹴りの連続を浴びせる。
更に、「アイスコフィン!」とラムの氷属性の攻撃魔法が炸裂する。
神次元のブランは合計で、50万以上のダメージを受けるが、「効かねぇ!」と言って再びユニに向けて戦斧を振り下ろす。
「くっ!」
ユニはプロセッサユニットのスラスターを吹かした横移動で避ける。
「エンプレスダンス!!!」
再び、その隙を狙った蹴りの連続が神次元のブランを襲う。
またも、「エターナルフォースブリザード!!」とラムの援護攻撃が入り、合計で60万のダメージが当たる。
「やるじゃねぇか、ちょこまかと。回避率だけは高ぇみたいだな……」
神次元のブランがそう言うと、「ブラン、いつまで遊んでますの」と上空から声がする。
そこには緑の髪をして黒いプロセッサユニットを装備した女神がいた。
「ちっ……ベールか黙ってろ」
神次元のブランがそう言うと、「そういう訳にはいきませんわ。ピーシェちゃんの頼みですもの」と緑色の髪の女性が答えた。
「ベール? と、言うことはあの人が神次元のベールさん」とプラエが言う。
それを聞いたユニは、「くっ……まさかベールさんまで出て来るなんて……」と言って唇を噛む。
「手早く片付けさせてもらいますわ!」
神次元のベールは槍を一回転させると、ユニに突撃してくる。
「マズい。ベールさんのスピードは避けきれない!」
そう言いながらも身構えるユニ。
「逃げないのは褒めて差し上げますわ。ですがっ! レイニーナトナビュラ!!」
神次元のベールの連続突きがユニを襲う。
「きゃああああああ!」
ユニは2231のダメージを受ける。
更に、「ちっ、礼は言わねぇぞ!」と神次元のブランが更にユニを追撃する。
「ゲッターラヴィーネ!!!」
神次元のブランの戦斧がユニを切り裂き、ユニに、1835のダメージが当たる。
「ぐはっ!?」
そのまま地面に叩きつけられるユニ。
HPゲージは残り一割以下になっていた。
「「ユニちゃん!!」」
悲鳴を上げる、ロムとラム。
「ちっ、仕留め損なったか」
舌打ちをする神次元のブラン。
神次元のブランはユニにトドメを刺すべく、うつ伏せに倒れたユニに近づいていく。
「ユニお姉さん!」
プラエは鎖を伸ばして神次元のブランを攻撃する。
18万のダメージが当たるが、「こんな玩具、効かねぇよ」とブランは歩みを止めない。
「だったら、コイツはどうだーーーーーーーー!!!」
その声と同時に、神次元のブランの元に白い影が落ちて来る。
白い影の持った戦斧が神次元のブランに襲い掛かる。
「テメェは!?」
神次元のブランはそう叫ぶと、戦斧を使ってそれをガードする。
「ブラン!」
すかさず、神次元のブランの援護に向かおうとするベールだが、「あなたの相手はわたくしですわ」と声がする。
それと同時に緑色の影と共に素早い突きの連続が神次元のベールを襲う。
「くっ……あなたは!?」
身をよじらせて、突きの連続を避ける神次元のベール。
「久しぶりじゃねぇか、神次元のわたし!」
白い影が神次元のブランに向けて言う。
神次元のブランのことをわたしと言う彼女は、変身したブランであった。
「やりますわね。流石はわたくし」
緑色の影が神次元のベールに向けて言う。
神次元のベールをわたくしと呼ぶ彼女は、変身したベールであった。
「お姉ちゃん! それにベールさん!」
予想外の援軍に喜びの声を上げるラム。
「ネプテューヌとプルルートと戦うつもりが、予想外の獲物が出て来たな」
首を、【コキッ、コキッ】と左右に鳴らしながらブランが言うと、「まさか、神次元のわたくしと戦うことになるなんて予想しませんでしたわ」とベールが言う。
「テメェ等なんかにプルルートはやらせねぇぞ」
神次元のブランが戦斧を構えながらブランを睨む。
合わせて、「丁度いい機会ですわ。どちらが上かハッキリさせましょう」と神次元のベールがベールに向けて言う。
「……お姉ちゃん、大丈夫なの?」
不安そうに尋ねるロムに、「誰に向かって言ってるんだ。わたしを信じろ。それよりお前等はHPを回復して兵士達を援護しろ」とブランが答える。
続けてベールが、「あなた達が苦戦している間に、システィーナ軍は劣勢に立たされていますわ」と言うと、「お姉ちゃんもベールさんも、ありがとう」とラムがお礼を言う。
ロムがユニとラムのHPを回復すると、ユニ達はプロセッサユニットのブースターを全開にしてシスティーナ軍の援護に向かった。
***
ユニ達とは別の場所で、神次元のノワールと戦っていたネプギアも新たな局面を迎えていた。
「まさか、超次元の私と戦うことになるなんてね」
神次元のノワールが不敵に笑う。
彼女と鍔迫り合いをしているのは、変身したノワールだった。
「それは、こっちのセリフよ。まだプルルートに尻尾振ってたのね」
ノワールの台詞に、「なんですって!」と激昂する神次元のノワール。
「あなたみたいな、ボッチに私とプルルートの友情が分ってたまるものですか!!」
神次元のノワールはそう叫ぶと、鍔迫り合いに打ち勝ち、ノワールに鋭い蹴りを食らわせる。
1965のダメージを受けて吹き飛ぶノワール。
「ノワールさん!」
少し離れた場所で戦いを見ていたネプギアが心配そうな声を出しながら、ノワールの側に行く。
神次元のノワールに苦戦したのか、身体中傷だらけであった。
「大丈夫よ。それより、あなたはシスティーナ軍を援護しなさい。システィーナが負けたら終わりよ」
ノワールの言葉に、「でも、ノワールさんは……」と心配そうな声を出す。
「心配は無用よ。私が負けると思ってるの?」
ノワールはそう言うと再び神次元のノワールに立ち向かって行く。
「ありがとうございます!」
ネプギアはノワールに向けてお礼を言うと、プロセッサユニットのブースターを全開にしてシスティーナ軍の援護に向かう。
***
ユニ達と合流したネプギア。
ユニは、「ネプギア、無事だったのね」と安心した声を出す。
「うん、ノワールさんが助けてくれたの」
ネプギアがそう答えると、「こっちも、ブランさんとベールさんに助けられたわ」とユニが言う。
「ネプギアお姉さん、システィーナ軍を助けよう!」
プラエがそう言うと、「うん!」とネプギアが頷いた。
システィーナ軍は、ネプギア達が神次元の女神に苦戦している間に再び劣勢に立たされていた。
「私達がシスティーナを守らなきゃ!」
ロムがそう言うと、「ここから逆転よ!」とラムがそれに続く。
***
システィーナ軍は劣勢だった。
ギャザリング城のメンバーも、疑似プロセッサユニットを装備したり、ゴールドフォームに変身したりしていたが、それでも戦況は変わらなかった。
「コイツは厳しいね……」
シーシャがあごの汗を右手で拭いながら言うと、「手強い上に、後から後からわいてくる~」とビーシャがそれに続く。
「確かに厳しいが、こんなところで倒れる訳にはいかない」
ニトロプラスが目の前の兵士を刀で切り裂きながら言う。
「いい加減、諦めなさい」
アイエフの声が響く。
「あいちゃん、何を言ってるですか~? 諦めちゃダメですよー」
アイエフの言葉にコンパが怒るが、「私、何も言ってないわ」とアイエフが言う。
「でも、今の声アイエフだったよ」
ゴッドイーターがそう言うと、「だから、私じゃないって……」とアイエフが困った顔をする。
「何処を見ているの? 私はこっちよ」
その言葉に全員が声の主に振り向く。
そこには、もう一人アイエフが居た。
その隣は、コンパもいる。
「アイエフとコンパが二人いる?」
二人のアイエフとコンパを見比べて驚きの声を上げるファルコム。
「なに? あいちゃんとこんぱ双子だったの?」
同じように驚く大きいネプテューヌ。
アイエフはそんな大きいネプテューヌに対して、「そんな訳ないでしょ。あれは神次元の私とコンパよ」と言う。
「プルルート様に逆らうなんてバカなことをしたものね。今すぐ降伏しなさい」
神次元のアイエフがそう言って指差しをすると、「そうは行きませんの。敵だと分かったからには容赦しませんの!」とがすとが神次元のアイエフ向けてフラムを投げる。
「ふっ……無駄な抵抗を」
avoid。素早い回避でフラムを避ける神次元のアイエフ。
「流石私ね。出来るわ」
アイエフがそう言って感心するが、「感心してる場合じゃないよ」とファミ通が注意する。
「降伏しないなら、捕らえるまでね。かかりなさい!!」
神次元のアイエフの号令と共に神次元の混合軍がシスティーナ軍に襲い掛かる。
次々と戦闘不能になるシスティーナ兵。
「これは、いよいよもってマズいね」
シーシャがそう言うと同時に、「もらった!」と神次元のアイエフがカタールでシーシャを斬りつける。
「しまった!?」
クリティカルヒットで2031のダメージを受けるとシーシャは戦闘不能になる。
「シーシャ!?」
叫ぶエスーシャ。
しかし、一瞬でエスーシャの懐まで踏み込んで来た神次元のアイエフが今度はエスーシャを斬りつける。
「くそっ……こんなところで……」
又もクリティカルヒットで1835のダメージで戦闘不能になるエスーシャ。
「これ以上やらせない!」
ゴッドイーターが神次元のアイエフに斬りかかる。
「動きにキレがないわね」
avoid。神次元のアイエフは素早く左右にステップを踏むとゴッドイーターの攻撃を回避する。
神次元のアイエフは同時にゴッドイーターにカウンター攻撃を入れて、1025のダメージを与えると、ゴッドイーターを戦闘不能にする。
「くっそー……消耗してなければ……」
悔しそうな声を出す日本一。
「ネプギアなんかの肩を持つからこんなことになるのよ。プルルート様に従いなさい」
あっという間に三人を戦闘不能にした神次元のアイエフが迫力のある声で言い放つ。
「赤ん坊の頃、散々ネプギアの世話になったクセに何言ってるのよ」
アイエフがそう言うと、「子供の頃の話は関係ないわ。それに子供の世話なんてネプギアの仕事だって、プルルート様も言ってたわ」と冷たく言い放つ神次元のアイエフ。
「育ててもらった恩を忘れるなんてサイテーね」
アイエフはそう言うと、神次元のアイエフに立ち向かって行く。
「そんなボロボロの体で何が出来るの。プルルート様とネプギアでは格が違うのよ、思い知りなさい!」
神次元のアイエフはそう言うと、カタールでアイエフを切り裂く。
カキンッ!
しかし、アイエフも負けじとカタールで斬りつけて、二人のカタールがぶつかり合う。
「「ぐぐぐぐぐぐ」」
鍔迫り合いになる二人のアイエフ。
しかし、消耗しているアイエフの方が不利で徐々に押されていく。
「ていっ!」
神次元のアイエフの気合の声と共に、「あうっ!」と吹き飛ばされるアイエフ。
「もらった!」
倒れたアイエフに対して、神次元のアイエフがカタールで斬りつけようとする。
カタールの刃がアイエフに迫る。
ズキューーーーン!
バキーーーン!
次の瞬間、銃声と共に神次元のアイエフのカタールの刃が折れる。
「なに!?」
動揺する神次元のアイエフ。
そこに、「みなさん、助けに来ました!」とM.P.B.Lを構えたネプギアが現れる。
その後ろには、ユニもロムもラムもプラエも居た。
「くっ……ノワール様達にやられたんじゃないの?」
悔しそうに唇を噛む神次元のアイエフ。
神次元のノワール達に襲われたネプギアが戻ってくるとは思っていなかったようだ。
「そんな簡単にやられないわよー!」
ラムがそう言ってベロベロバーをすると、「これ以上好きにさせないわ」とユニが言う。
「みんな、生き返って!」
ロムが蘇生魔法を唱えると、戦闘不能になったシーシャやシスティーナ兵が、むくりと立ち上がる。
「これ以上立て直させないわ! かかりなさい!」
神次元のアイエフがそう言って神次元の混合軍に攻撃の指示を出す。
しかし、「スロウ・ムーン!」とプラエが超能力を使うと、混合軍の動きがスローモーションのように遅くなる。
「これなら行ける!」
その隙に踏み込むファルコム。
他の仲間やシスティーナ兵もそれに続く。
次々と戦闘不能になる神次元の混合軍。
「くっ……あそこから逆転されるなんて!」
悔しそうな声を出す神次元のアイエフ。
「ごめんなさい!」
ネプギアが一瞬で神次元のアイエフと間合いを詰める。
「考の珠よ!」
ネプギアは仁義八行の珠と同調すると、「M.P.B.Lエンペラー!」と言ってチェーンソー化したM.P.B.Lで神次元のアイエフを切り裂く
「きゃあっ!?」
神次元のアイエフは、735万のダメージを受けると、一撃で戦闘不能になる。
「やったわ! 流石ネプギア!」
喜びの声を上げるラム。
「あああっ!? あいちゃんが」
オロオロと慌てる神次元のコンパ。
「コンパさん、大人しく降伏して下さい。悪いようにはしません」
ネプギアはそう言うと、「はいですぅ、わかりました」と神次元のコンパは降伏をする。
「この隙に攻め込むわよ!」
アイエフがそう声を張り上げると、「「「おおおおおお!!」」」とシスティーナ兵が勢いづいた。
***
その頃、ブランと神次元のブランは互いの戦斧で激しい打ち合いをしていた。
「へっ……どうやら戦局はシスティーナに傾いて来てるみてぇだな」
ブランがそう言うと、「それがどうした? どうせネプギアじゃプルルートに敵わねぇよ」と神次元のブランが言う。
「似てるのは見た目だけみてーだな。プルルートの駒どころか、ネプギアの力も見抜けねーとは、とんだ節穴だぜ」
ブランの言葉に、「なんだと! プルルートとわたしは親友だ。それをバカにするなら、ぶっ殺すぞ。そっちこそ、あんな地味で弱気なガキに肩入れとか、目ぇ腐ってるんじゃねーか!」と神次元のブランが叫ぶ。
「ふん、洗脳済みって奴か。ウチの妹達が何でアイツを慕ってるか考えたこともないんだろうな」
ブランはそう言ってニヤリと笑う。
***
ノワールと神次元のノワールは互いの武器をぶつけ合い、激しい鍔迫り合いをしていた。
「無駄に頑張るわね。どうせネプギアじゃプルルートに勝てないのに」
神次元のノワールがそう言うと、「似てるのは見た目だけね。あんな変態に尻尾振るだけじゃなくて、ネプギアの実力まで見誤るなんて!」とノワールが言う。
「尻尾なんて振ってないわ。親友を手助けするのは当然のことよ。それにネプギアなんて、 ネプテューヌの金魚の糞じゃない!」
神次元のノワールが顔を真っ赤にして否定すると、ノワールは落ち着いた顔で、「盲信って怖いわね。その様子じゃ、ユニがあの子を親友と認めてる理由も分からないでしょうね」と言った。
***
ベールと神次元のベールは華麗な高速戦闘で争ってた。
「あなたのせいで、ネプギアちゃんがなかなかわたくしに心を開いてくれませんわ!」
ベールがそう言いながら連続突きを繰り出すと、「それは、わたくしのせいではなく、あなたのアプローチの仕方が悪いのではなくて」と言って神次元のベールがそれを捌く。
「流石はわたくし、言ってくれますわね。ですが、ネプギアちゃんを裏切った報いは受けてもらいますわ」
ベールはそう言うと一旦距離を取る。
すると、「裏切ったなんて人聞きの悪い。あまり入れ込むとお互い別れが辛くなるから、身を引いただけですわ」と神次元のベールが言う。
「その程度で諦めるようでは、ネプギアちゃんの真の力も見抜いてないんでしょうね」
ベールの言葉に、「真の力? 確かに綺麗で可愛らしい上に気も利きますけど、実力は大したことないんではなくて? ピーシェちゃんの方が上ですわ」と神次元のベールが返す。
「観察眼はわたくしの方が上のようですわね。それとも、プルルートとピーシェちゃんに惑わされたのかしら?」
ベールはそう言うと、再び神次元のベールに向かって高速で移動した。